円安の中、日本人がハワイに行った時に直面する課題は物価の高さ。

旅行でお金がかかる3要素(宿泊、食事、移動)のうち、宿泊費や食費を抑える方法は色んな方が紹介しています。
例えば宿泊費であればコンドミニアムを借りるとか、宿泊予約サイトのセールを狙うとかです。
食費だと大型のスーパーマーケット(Target、Safewayとか)の会員になって割引の惣菜を買うとか、レストランのハッピーアワーを利用するとかです。


一方、移動費の抑え方については情報が限定的です。
正確には情報はあるけど利用可能なエリアが限定されていたり、ひどくめんどくさい方法だったりが多いです。
例えば、有名なレアレアトロリーとかピンクラインは条件さえ満たせば無料で利用可能ですが、行ける範囲が限定的。しかも混む。

何処でも行けるThe Busは安いが複雑な乗り換えが多く停留所も多いため移動に時間がかかる問題があります。

何処でも行けて移動時間も短い手段としてレンタカーは有力な候補です。
一方、空港で借りると滞在中ずっと借りることになり、ワイキキでのパーキング代も嵩むため、料金が高額になりがちです。
レンタカーが必要な日だけ借りたいですよね。
また、そもそも英語が話せずガソリンスタンドでの給油方法が分からなかったりと、レンタカーを借りた後の不自由もあると思います。
今回はワイキキで安価に安全にレンタカーを借りる方法と、レンタカーを借りた時に付随する課題(給油など)の解決方法を紹介します。
ワイキキでコスパ良く安全にレンタカーを借りる方法

オアフ旅行の際、何日、何処でレンタカーを借りるかによって最適な借り方は変わります。
実は滞在中、レンタカーを利用しつづける方よりも1日〜2日、カイルアやハレイワなどへのお出かけ時のみ利用する方が多数です。
その場合、空港よりもワイキキで借りた方が効率的ですが、ワイキキはレンタカー料金が高額になりがちという課題があります。
特に日系の日本語対応が可能なレンタカーショップでは1日のレンタカー料金が乗用車で150ドルを超えることもザラです(免責料金込み)。
4月にワイキキにて不自由なく約68ドル(免責料金込み)でレンタカーを借りられました。

また、日本人のスタッフがいるワイキキのガソリンスタンドも発見しました。
予約方法からガソリン満タン返しでの返却方法まで、詳しく共有します。
<レンタカーの概要>
- ショップ名:Budgetレンタカー
- 場所:ワイキキ中心
- 時間:丸一日
- 費用:68ドル(免責込み)
レンタカーショップ
オアフ島には、様々な国から観光客が訪れるため、各国のレンタカーショップが揃っています。

特に日本人の場合、ハワイに着いてから1年以内なら日本の運転免許証で運転できるため、日本人向け(日系)のレンタカーショップは多いです。
例えば、下記3社があり日本語での予約やレンタル/返却の手続きが可能です。
一方、欧米人向け(米系)のレンタカーショップも充実しています。日本語が通じないですが、ショップ数が多く、各社の競争により料金は安めです。
日系、米系のレンタカーショップそれぞれにメリットとデメリットがありますが、個人的には米系が良いと思います。
理由は2点。料金が安いことと、カタコトの英語しか喋れなくても意外と借りるのに不自由しないことです。
特に今回利用したBudgetレンタカーは日本国内でも老舗のレンタカーショップです。
昭和60年に参入以来、130店舗を展開するなど日本人にとって使いやすい米系レンタカーショップです。
そのため日本語サイトがあり、ハワイで利用する場合も日本語で予約可能です。
また、店舗も空港とワイキキの中心地であるインターナショナル・マーケットプレイス(以下インタマと記載)にあるため、立地の点でも優れています。

ワイキキ滞在中に1日〜2日だけレンタカーを借りるならインタマが便利です。
繁忙期や閑散期など時期によって料金は異なりますが、乗用車+車輌保険(LDW)、対人・対物(TPL:上限30万ドル)込みで80〜120ドル/日くらいで借りられます。
ガソリンは満タン返しです。
*ちなみにハワイの対人・対物保険は日本とは異なり無制限ではなく30万ドルを上限とする場合が多いです。人身事故を起こしたら全然足りなくなるので特に慎重な運転を心がけましょう。
我々は4月に訪問しましたが、インタマで借りたところ、レンタカー代と保険込みで68ドル/日でした。

予約完了時にメールが届くので、ブックマークなどで当日まで保存しておきます。
メールに記載の予約ナンバーを当日受付で見せる必要があるからです。
場所
インタマはモアナサーフライダーやアウトリガーホテルの近くです。
カラカウア通りとクヒオ通りに跨った施設のため、ワイキキのホテルなら基本的に何処からでもアクセスが良いです。
レンタカーの借り方
基本的に日本でレンタカーを借りるのと変わらないですが、細かなところは日本よりも雑です。
例えば借りる時は自分でレンタカーを探しに行ったり、返却時は傷のチェックなくレンタカーの鍵をポストに放り込むなどアメリカらしい。
具体的な借り方から返却の仕方まで述べます。
まずインタマにあるBudgetレンタカーの店舗へ向かいます。1階フードコートの近くです。

スタッフに予約完了時のメールを見せると、パスポート(現地ではidと言われます)、免許証、予約に使用したクレジットカードの提示を求められます。

免許証は国際免許証か日本の免許証か聞かれますが、どっちでも問題ないです。日本の免許証ならJapanese driver’s licenseと言えば良いです。
その後、紙を渡されるので、そこに日本の住所や氏名などの情報を記入します。これで借りるための手続き完了です。
レンタカーの鍵と駐車券、契約書を渡され、駐車場へ向かい自分の車を探すように言われます。
駐車場は5階にあり、すぐ近くのエレベーターに乗れば着きます。

右奥に向かうと、Avis/Budgetと書かれた看板があり、そこでレンタカーの鍵に付いている解錠ボタンを押せば自分の車のランプが点灯します。

車に乗り込み、出口で駐車券を機械に挿入すれば外へ出られます。クヒオ通りに出るので左がアラモアナ方面、右がカピオラニ公園方面です。


ちなみにカーナビは付いていませんでした。スマホのグーグルマップを使えば日本語で案内してくれるので、そちらの方が便利。

ただし「200フィート先、右折です」のように距離や速度をアメリカ基準の単位で伝えてくるので、基本的なアメリカ基準の単位は覚えておいた方が良いです。
ガソリンの入れ方
ハワイのレンタカーも日本と同様にガソリン満タン返しが基本。返却時に給油の必要があります。
とはいえ、英語が喋れない上に給油の仕方も分からないと不安になります。日本語が喋れるガソリンスタンドがあれば便利ですよね。
実はワイキキの近くにあります。「ヤジマ・サービス・ステーション」です。

公式で”日本語でどうぞ”と案内しており、実際にすべて日本語で対応してくれます。給油の仕方から料金の払い方まで日本と同じようにできます。

レンタカーの返却方法
ガソリンを満タンにしたらカラカウア通り経由でクヒオ通りにあるインタマの駐車場入り口へ向かいます。

*混雑時はクヒオ通りの1本北にある運河沿いの通り(アラ・ワイ・ブールバード)からクヒオ通りに入った方が早いです。
右折レーンに寄ってインタマに入り、駐車場のチケットを受け取ります。これは無くすと60$の罰金が必要です。
借りた時と同じ5階の駐車場へ車を戻し、手続き時に渡された契約書に走行距離などを記入します。

最後に以下を返却すれば完了です。
- レンタルジャケット(契約書が入ったカバー)と契約書
- インタマの駐車券
- レンタカーの鍵
*走行距離と燃料残量、返却日時をレンタルジャケットへ記入してから返却する必要があります。

鍵の返し方はレンタカーの営業時間内か営業時間外かに応じて2通りあります。
営業時間内(〜15:30)の場合、契約手続きをした1階の窓口で鍵を返却できます。
とはいえ、営業時間が短いので、現実的には営業時間外の返却になる場合が多いと思います。
営業時間外(15:30〜)の場合、鍵を返却ボックスに入れる必要があります。
ここが唯一の難点です。
返却ボックスが分かりづらすぎるんです。
まず、5階の駐車場からエレベーターを使い3階のGland Lanaiへ。
次にHerringboneの横にある「Management & Security」のサインに従い、インタマのオフィス内へ。
エレベータに乗り4階に向かい、ドアを開けて進むと返却ボックスに着きます。
受付カウンターに返却ボックスまでの道案内があるので、写真を撮っておいた方が良いです(PDF版はこちら)。

まとめ
オアフ島でレンタカーを借りる場合の課題は「価格」と「言語」。
日系のレンタカーショップは「日本語」で予約と契約手続きが可能だが「価格」が非常に高い(免責込み150$/日〜)。
一方、米系のレンタカーショップは「基本的に英語」で予約も契約手続きをする必要があるが「価格」が安い(免責込み60$/日〜)。
日系レンタカーショップの「価格」を下げることは難しい(割引があまり無い)が、米系レンタカーショップの「英語」は実はどうにかなる。
日本で営業している米系のレンタカーショップ(バジェットレンタカー、ハーツレンタカー)であれば、少なくともオンライン予約は「日本語」で可能。
現地での契約・鍵の受け渡し時、スタッフはほぼ「英語」しか喋れません。
しかし、受付カウンターに日本語で手続きをサポートする紙が置かれている場合が多く「英語」が喋れなくても手続きしやすいです(インタマのBudgetレンタカーはそうでした)。
オアフ島には多くの日本人が訪れるので、レンタカーに限らず飲食などでも日本語のサポートがある場合が多いです。
日本で営業している米系のレンタカーショップで借りるのが「価格」的にも「言語」的にもコスパ良いと思います。
特にBudgetレンタカーは日本でも老舗のレンタカーショップということで、日本語のサポートが厚めで価格も安いためおすすめです。
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