この記事では「銀山温泉へ実際に訪問し、観光スポットを詳しく紹介」します。
内容は
- レトロとモダンが融合した温泉街
- 銀山温泉のルーツ「延沢銀山 跡地」
- 参考)落差22m「白銀の滝」
です。
久々に東北地方に旅行したくなり、未だ行ったことのない新潟県と山形県を訪問することにしました。
大阪から新潟空港へ向かい、そこからレンタカーで3時間半かけて、銀山温泉へ向かいました。
✔︎新潟観光もするために、山形空港ではなく、新潟空港に降りました。山形のみ観光する場合なら山形空港に降りた方がいいです。
関西では知名度は高くないですが、おススメの温泉として、銀山温泉の魅力を紹介します。
大阪から銀山温泉へ行ってきた!風情ある温泉街と名湯がマニアに人気
⇒参考)昼間に撮影した温泉街の動画
銀山温泉は温泉街はあるものの、比較的こじんまりとした温泉です。
規模のイメージとしては、有馬温泉や城崎温泉、草津温泉よりも全然小さく、登別温泉や黒川温泉、山中温泉くらいの大きさです。
小さな温泉、山形の尾花沢というアクセスも良くない土地に、著名な温泉地ができたのには、歴史があります。
元々、江戸時代初期に「延沢銀山」という大銀山があり、その採掘跡地から高温多量の温泉が湧出したため、立派な温泉地になったそうです。
銀山温泉へ行くと、今も銀山の採掘跡が残されていて、内部を観光することができます。(無料)
小さな温泉の割に温泉街も充実しており、観光スポットもあるため、個人的にはお気に入りの温泉になりました。
今回は、銀山温泉の「温泉街」と「延沢 銀山跡地」を主に紹介します。
レトロとモダンが融合した温泉街
足湯、お土産屋、飲食店、日帰り入浴場など、温泉街に要求される機能は、ほぼ網羅しています。
以下のチャートは温泉街の代表的な設備に対する銀山温泉の評価を纏めたものです。評価基準は管理人の独断と偏見です。
地獄谷こそ無いが、銀山温泉は割と設備が充実しています。それぞれについて、以下で簡単に紹介します。
宿
銀山温泉には、全12の宿があります。
- 一番、客室が多いのは「仙峡の宿 銀山荘」(40室)
- 一番、高級なのは「藤屋」(8室)
です。
⇒その他の宿は「銀山温泉 公式サイト」から確認できます。
今回の旅で宿泊したのは「銀山荘」ですが、大型の旅館だけあって、ダイニングは個室、浴場には露天寝湯、ロビーには無料のコーヒーなど、設備やサービス面が優れていました。2021年8月:露天寝湯は改修のため使用不可。代わりに岩盤浴が無料利用可能。
⇒参考)「仙峡の宿 銀山荘」の設備やサービスを徹底解明!食事が美味しい大型旅館。
一方、「藤屋」は2006年に建て直した小さな高級宿です。建築デザイナーの隈研吾がデザインしただけあって、オシャレな外観です。
立地が温泉街の中心にあること、館内の設備には5つの貸し切り風呂があることから、予約が困難な宿となっています。
銀山温泉の人気シーズンの冬場は全然空室がないですが、夏場は未だ空きが確認できます。「藤屋」に泊まってみたい場合は夏場が、おススメ。
※参考)夏場の銀山温泉に行く場合には2つ注意点があります。
- 暑さ対策:山形の夏は関西よりも暑いです。歩いていると汗がどぼどぼ出ます。タオルなど、汗拭きグッズが必要です。
- 虫対策:夏場は虫が多いです。白銀の滝や銀山跡などを観光する場合は、虫除けスプレーを持って行った方が良いです。
外湯
外湯が利用可能な宿が8つと、共同浴場が1つあります。
宿/共同浴場 | 設備の名前 | 料金(円/人) |
宿 | 旅館 松本 | 500 |
御宿 やなだ屋 | 500 | |
滝見館 | 1000 | |
旅館 永澤平八(○) | 500 | |
昭和館 | 500 | |
藤屋(○) | 1500 | |
古勢起屋別館 | 700 | |
銀山荘 | 1000 | |
共同浴場 | しろがね湯 | 500 |
✔設備の名前のリンクから、どんな温泉か確認できますが、なぜか旅館のサイトは動画を多用しています。パケットを消費しない環境下での閲覧をオススメします。
夏場だったので、外湯は利用していませんが、現地で見た旅館の様子と後から調べた情報から、良さそうな旅館には「○」をつけています。
○旅館 永澤平八
○藤屋
宿泊した銀山荘は、浴場自体は良かったですが、浴場が山側のため、夏場は虫の飛び込みが多いです。苦手な方は日帰り入浴で利用しない方がいいかもです。
お土産屋
八木橋商店、江戸屋、伊豆こけし工房の3店舗が、お土産屋です。
お土産屋ではありながら、江戸屋、八木橋商店などは「食べ歩き」用の食事やお酒を提供しています。
銀山温泉で食べるべきは「スイカ」と「日本酒」です。スイカは尾花沢が名産地、日本酒は山形県自体が名産地だからです。
スイカは水気があり、かつ糖度が高いため暑い中食べると最高。
日本酒は、八木橋商店で飲んだ今月のおすすめ山形日本酒「山川豚男」と「山川羊男」が最高に美味しかったです。店主と管理人は羊男(ラムオ)の方が好み。後味すっきり。
お土産屋の営業時間は大体9時~18時です。夏場にお土産屋に行くなら、日中の暑い時間を避けて、宿泊翌日の午前(9時~)に行くのがおススメです。
飲食店
伊豆の華
銀山温泉には7つの飲食店があります。
ただ、夕食として、これらレストランが活躍することは、ほぼ無いと思います。理由は銀山温泉にある全ての宿が「夕食付き」プランしか出していないからです。
伊豆の華などは22時まで営業しているので、夕食として利用してみたいと思っていたのですが、残念でした。
「夕食無し」プランを作ってほしいです。(要望)
伊豆の華に飾ってあったスイカ。腹立つ顔してます。
後で美味しくいただきました。嘘です。ホテルで出てきた尾花沢スイカです。
足湯
銀山温泉の足湯は1カ所のみです。
温泉街の入り口近くにあり、無料で利用できます。足拭きタオルなどは無いので持参した方がいいです。(足拭き用タオルを用意してくれてる宿もあります)
夏場は暑すぎて入っている人は、ほとんどいませんでしたが、冬場は人気なようです。
銀山温泉のルーツ「延沢銀山 跡地」
元々、銀を掘りまくっていた「延沢銀山 跡地」を整備して観光地化したものです。
ここは見応えあるので行った方が良いです。
✔︎せっかく銀山温泉に行くなら、そのルーツにも触れておいた方がいいという想いもあります。
行き方と内部の様子を簡単に紹介します。
行き方:銀山温泉の最奥に白銀公園という場所があります。
分岐があり、右に曲がると下述の「白銀の滝」に、左の階段を上ると「述沢銀山 跡地」へと続きます。
こっち。
道中、何カ所か分岐がありますが、標識に行き先が書いてあるので、迷うことはありません。
白銀公園からの距離は徒歩10分くらい、登りが続くため夏場は汗だくになります。汗拭きグッズを持って行った方がいいです。
✔道中には冷たい風が出てくる風穴があり、天然のクーラーになっています。涼むのに最高です。
内部の様子:「延沢銀山 跡地」は無料で中に入ることができますが、綺麗に整備されています。
しかし、奥の方に行くとコウモリが普通に生息していて、びびります。(びびりました)
10分もあれば中を見終わると思います。
✔白銀公園から「延沢銀山 跡地」までの道中は明かりが無いため、日が暮れる前に訪れた方がいいです。
参考)落差22m「白銀の滝」
温泉街の最奥にある白銀公園の側に、落差22mの「白銀の滝」があります。温泉街の橋の上からの景色と並んで、インスタスポットになっています。
白銀の滝自体は、そんなに大きな滝では無いですが、水が綺麗なため、周辺の水辺と一緒に撮影すると映えます。
個人的には、時間があれば行っても良いかなという感じでした。見て感動するほどでは無かったです。
まとめ
銀山温泉を訪れた感想は、一言で言うと「落ち着いた雰囲気が好きな方にオススメの温泉」です。
少し温泉街を散策して、カフェして、お土産買って旅館でのんびりするような感じです。
冬場は結構な人数が押しかけるようなので「癒やし旅行で湯治する」という目的なら夏場は狙い目だと思います。
以上が「大阪から夏の銀山温泉へ行ってきた!風情ある温泉街と名湯がマニアに人気」でした。
本ブログでは、銀山温泉以外の山形の観光スポットやグルメも紹介しています。参考まで。
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