旅行で必要となる費用の内、大きな出費となるのが宿泊費と移動費です。
宿泊費は一度に大きな費用を払うので目立ちますが移動費は小まめに費用を払うことが多く、目立ちませんが実は積み重ねると旅行の費用全体の半分以上が移動費だったということもよくあります。
移動費を下げれば、その分の費用を宿のグレードを上げたり、貯蓄に回すことができます。ただ、移動に時間のかかる方法で移動費を下げたのでは意味がありません。
なぜなら、旅行先での滞在時間はお金と同価値だからです。旅行先で楽しむためにお金払ってますからね。
つまり、移動の質を下げずに移動費を抑えるのが重要です。大分県では、旅行者向けに県内の移動を安くするサービスを提供しています。
具体的にどんなサービスがあるのかを紹介します。
大分県でお得に移動できる割引クーポンを使おう!
大分市
九州新幹線で大分にアクセスした場合、到着は大分市になります。大分市内の観光スポットやグルメなどを巡りたい場合には、とてもお得な観光チケットがあります。
大分キャンバス
大分市の街中を走る循環バスが1日フリーで乗車可能なチケットです。通常、乗車一回あたり100円で利用可能ですが、大分キャンバスの1日フリー乗車券なら、200円で何回乗車しても無料です。
また、土日祝なら大人1人あたり子供3人まで無料で乗車できる特典付きなので家族で旅行するときにとても便利です。
さらに、大分県立美術館や大分市美術館、アートプラザでの展覧会の割引特典も付いていますので大分市で観光するなら買っておきたいチケットです。
おもてなしクーポン大分
2020年以降も継続するかについてはおもてなしクーポン大分を確認
移動費が安くなるわけではないですが、大分市外から来訪した人のみ利用可能なクーポンでホテルや飲食店、観光地などでさまざまな割引や特典が受けられます。
クーポンは、市内中心部の大分市観光協会加盟ホテル、大分市観光案内所に設置してあります。
宿泊費が10%オフになったり、飲食店ではドリンク一杯サービスなど、大きく安くなるクーポンではないですが無料なので貰っておいたほうがいいです。
別府市&由布市
ぐるすぱ
別府温泉で有名な別府市、大分市から電車で12分と実はめちゃくちゃ近いです。
別府市では別府市内(別府市内/内成棚田/城島高原エリア)を循環するバス「亀の井バス」を1日フリーで利用可能な「ミニフリー乗車券」があります。(900円、2日フリーだと1500円)
別府に集中して観光、別府温泉に泊まる場合にとっても便利なチケットですが、せっかく別府まで来たのなら、由布院の温泉にも行くのをオススメします。
「ミニフリー乗車券」は別府市内のみ利用可能ですが、別府市から由布市まで利用可能な「ワイドフリー乗車券」というものがあります。
別府市から由布市は快速バスで繋がっており、この快速バスや由布市内の移動もフリーで利用することができます。(別府市内/内成棚田/城島高原/湯布院/アフリカンサファリエリア)
料金は1日フリーで1600円、2日フリーで2400円ですが、2日フリー券を購入すれば別府市と由布市の移動費が合計2400円で済むことになります。
初日に別府市を観光して温泉宿に宿泊→2日目に由布市へ移動し観光して温泉宿に宿泊という利用の仕方をすればとてもお得てす。
別府市と由布市は快速バスだと1時間足らずで着きますが電車を使うと大分経由で遠回りするので、1時間半くらいかかってしまうので時間効率的にもベターです。
国東市〜別府市&山口県
フェリー&レンタカーでめぐる国東半島・別府
とても特殊な割引チケットですが、利用の仕方によっては、めちゃくちゃお得です。
それは山口と大分の両方を観光したい場合です。なんと、山口は徳山港から大分は竹島港(国東市:空港がある市)までの往復フェリーと48時間のレンタカー代込みで軽クラスなら1人あたり8520円〜11490円で利用できるというものです。
とても変な割引切符に見えますが、実はよく考えられています。本州から電車で大分に行こうとすると、一旦福岡まで出て、そこから特急に乗り継いで東に向かうルートになるため、めちゃくちゃ遠回りになるんです。
新幹線でも乗り継ぎ含めると2時間以上かかるし、移動費だけで往復17020円かかります。
ところが、「フェリー&レンタカーでめぐる国東半島・別府」だと船で瀬戸内海を突っ切って山口⇄大分を直線で移動できるので、めちゃくちゃ近くなるんです(約50km)
大分⇄山口の往復フェリー代と48時間のレンタカー代込みで8520円(4人の場合)〜11490円(2人の場合)なので、新幹線を使って移動するのがアホらしくなるくらい安いです。
移動時間も新幹線と同じか短くなりますから、なおさらです。山口県に住んでいる人や山口で観光してから大分でも別府や由布院、福岡などを観光する場合には使いたい割引チケットです。
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