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【標高1,000m以上】関西からアクセスしやすく景色が良い、山登り初心者にオススメな山5選

この記事では「関西からアクセスが良く、山登り初心者にもおススメな標高1000m以上の山」を5つ紹介します。

内容は

  1. 富士山(富士宮口ルート)
  2. 槍ヶ岳(上高地ルート)
  3. 立山「雄山」
  4. 伊吹山
  5. 御在所岳

です。

関西にはアクセスが良く、山頂からの景観が良い山が少ないです。

例えば、奈良南部には大台ヶ原や大峰山など、比較的標高の高い山はありますが、アクセスが悪い上に山頂からの景観も良くないです。

また、人気が少なく登山道が整備されていない山も多いため、道迷いしやすい問題もあります。

そこで今回、アクセスが良いことは勿論、以下の点でも優れた標高1000m以上の山を紹介します。

  • 山頂からの見晴らしが良い
  • 登山道が整備されており、比較的安全に登山できる

関西からアクセスが良く、山登り初心者にオススメな山5選!

初心者でも安全に登山可能な山を選んでいます。その中で、関西からアクセスの良い順に紹介します。

アクセスの良さは、大阪(大阪駅)から登山道までかかる時間の短さを基準にしました。

第1位:御在所山(標高:1,212m)

所要時間は、車:1時間42分、電車:2時間28分(湯ノ山温泉駅)です。

特徴は、登山道の多さ。初心者でも登れる登山道が3つあります(中道、裏道、表道)。

ゆっくり登っても3時間あれば山頂に着きます。

御在所山の山頂
御在所山の山頂

山頂からの見晴らしが良く、他の鈴鹿セブンマウンテンの山並みを眺めることができます。

御在所山の山頂から見た鈴鹿セブンマウンテン方面
御在所山の山頂から見た鈴鹿セブンマウンテン方面

一方、登山している最中の景色は良くないのが難点です(回りは樹木だらけ)。

個人的に御在所山は初心者に、とてもオススメです。登山道が安全で、かつ3時間で登れる手軽さに加え、登山道のすぐそばに温泉(湯ノ山温泉)があるからです。

1泊2日の旅行気分で、初めての登山を楽しい思い出にできます(いきなり石鎚山とか、白山日帰りなどをすると、登山がしんどい思い出になる可能性あり)。

御在所山は、登山をしないファミリー層も、湯の山温泉が湧いている、ロープウェイで山頂まで行けるなどの理由から観光目的で訪れているなど、観光要素の強い山です。

仕事の関係で3年間、愛知県に住んでいましたが、御在所山には何度もお世話になりました。お気に入りの山。

御在所山のバリエーションルートから見たロープウェイ
御在所山のバリエーションルートから見たロープウェイ

参考)御在所山の場所(グーグルマップ )

第2位:伊吹山 (標高:1,377m)

所要時間は、車:2時間24分、電車:2時間9分(近江長岡駅+登山道までバス)です。

特徴は、充実した設備と琵琶湖を一望できる絶景。

設備は、例えば、山頂まで続くドライブウェイと、整備された登山道(自動販売機、トイレ、売店や飲食店)があります。

山頂に近づくにつれ、琵琶湖の全体像が見えるようになり、登山中の景観の良さの点でも優れています。

伊吹山の登山道から見た琵琶湖
伊吹山の登山道から見た琵琶湖

一方、景色が良い=樹木が無いため、夏場の日差しは相当きついです。日焼け止めを塗った方が良いです。

また、3合目がパラグライダーの体験場となるくらい、傾斜が急な場所があるので、登りは結構疲れます。

山頂に着けば、ドライブウェイを使って車で来た方々と合流するので、登山ぽさは消えます。

琵琶湖、白山などの北陸の山を眺めながら、売店で買ったアイスを食べたり、飲食店で名物の伊吹蕎麦を食べたりと、観光地気分になります。

下山時には汗だくになりますが、近くに薬草風呂があるので、ひとっ風呂浴びてから帰宅するのがオススメ(伊吹薬草の里文化センター)。

参考)伊吹山の場所(グーグルマップ )

余談)春や夏だけで無く、冬も楽しい山です。伊吹山がある米原近辺は豪雪地帯で知られています。

12月下旬から3月中頃までは、例年、雪が積もっています。

冬の伊吹山
冬の伊吹山

雪山に興味があって、関西在住なら、冬山デビューに一番オススメです。見晴らしが良いので遭難のリスクは低く、崖も無いので滑落リスクも低いです。

一方、積雪量は多いので、アイゼンまでは不要ですが、雪よけのゲーターは必要です。

冬の伊吹山(アイゼン履いていきましたが不要でした)
冬の伊吹山(アイゼン履いていきましたが不要でした)

第3位:富士山(富士宮口) (標高:3,776m)

所要時間は、車:4時間33分、電車:4時間16分(富士宮駅+登山道までバス)です。

山の特徴は、日本一標高が高いこと。富士宮ルートの特徴は、4つの登山道(吉田、須走、御殿場、富士宮)の中で、最も山頂までの距離が短いことです。

ヤマケイによると、登り:5時間45分、下り:3時間50分で登山可能なため、人によっては日帰り可能です。

管理人は、初めての登山が富士山で8:30 登山開始 ⇒ 12:45 山頂 ⇒ 15:15 下山 ⇒ 19時には京都で飲み会に参加していました。

管理人が特段、健脚な訳では無く、有休を取って平日に登山。混雑を回避して登山できたためだと思います。

富士宮口の登山道
富士宮口の登山道

富士山を登山初心者にオススメする理由は以下。

  • 道迷いしにくい(夏なら)
  • 水や食料が一合登るごとに売っている
  • トイレがこまめに設置されている
  • 登山道が整備されていて歩きやすい
  • 高山病になりやすい体質かどうかの判断材料になる(勿論体調によって多少変わる)

富士山ほど、登山道の安全性と快適性が担保された山は無いと思います。

ロープなどで常に登山道の範囲を示してくれるし、こまめに売店付きの山小屋があるので、飲み物や食事、トイレにも困りません。

⇒参考)実際に登山初心者の妻と富士山に登った記事

参考)富士山の場所(グーグルマップ )

第4位:立山雄山

所要時間は、車:5時間17分、電車:4時間41分(立山駅まで)です。

特徴は、2つ。

2,450m付近に「ホテル」があること、そこから楽に山頂(3,015m)まで登山できること。

✔︎乗鞍岳も2,702mから山頂の3,026mまで楽に登山できますが「ホテル」はありません。

山頂からは北アルプスの山々が見渡せる絶景です。

✔︎GWに「雄山」の山頂から撮影した景色

登山が楽な理由は、麓の立山駅からケーブルカーと高原バスで一気に2500mまで行けるからです。

実質の標高差は500mなので体力的には東京なら高尾山、京都なら大文字山に登るのと変わりません。

立山をオススメする、もう一つの理由は標高2,500m地点にホテルがあるからです(ホテル立山)。

山小屋では無くて、街中にあるような、ちゃんとしたホテルなので家族連れやカップルでも利用しやすいです。

⇒参考)GWにホテル立山へ宿泊した記事

関西からは約5時間でアクセス可能。例)新大阪から立山駅までのルートは以下。

  1. 新大阪⇒金沢:2時間半(サンダーバード)
  2. 金沢⇒富山:20分(北陸新幹線)
  3. 富山⇒立山:1時間(富山電鉄)
  4. 立山⇒室堂:1時間(ケーブルカーと高原バス)

参考)立山の場所(グーグルマップ )

第5位:槍ヶ岳

所要時間は、車+バス:6時間2分、電車:5時間18分(新島々駅+上高地までバス)です。

アクセスに時間はかかりますが、山頂にある槍の穂先に登らなければ、危険も少なく絶景を楽しめます。

北アルプスデビューするなら、まず最初におススメする山です。

高原リゾート(上高地)から半日で山頂まで登山できます。

登山途中には横尾山荘、槍沢ロッジ、槍ヶ岳山荘などの宿泊施設があり、登山道も整備されているため、初心者でも安心して登山できます。

✔︎上高地には帝国ホテルなどの立派なホテルもあり、観光と登山を兼ねることができるのもオススメする点です。

⇒参考)上高地「帝国ホテル」に宿泊した記事

アクセスは、関西からだと高速バスまたは夜行バスで6時間程度です。

京都や大阪から直行バス(発車オーライネットWILLERから予約可能)が出ていますが、人気路線で満席になることも多いです。

⇒参考)満席でもWILLERはネットからキャンセル待ちできます。

仕事上がりに、夜行バスに乗って翌朝に上高地入りする経路が最もおススメですが、時間に余裕があれば飛行機(FDAかJAL)で行くのもあり。

⇒参考)飛行機で松本までアクセスした記事

参考)槍ヶ岳の場所(グーグルマップ )

体力に自信があるなら1泊2日(上高地→槍ヶ岳山荘泊→上高地)でも時間的に十分。

体力に自信が無いなら2泊3日(上高地→槍沢ロッジ泊→槍ヶ岳山荘泊→上高地)がおススメ。

生きてることを実感するような光景、日常の嫌なことがちっぽけに見えてくる光景など非日常を体験できます。

以上が「関西からアクセスが良く、山登り初心者におススメな山5選!」です。

以下では、1つの山の山頂を目指すのではなく、色んな山を跨いで歩いていく縦走について参考までに紹介します。

参考)有峰〜新穂高温泉(中級:健脚、三点支持ができる)

リュックにテント、自炊セット、服を詰め込んで山を歩く。

涼しく、空気がきれいな環境の中、絶景を見ながら飲むコーヒーを目的に縦走。

今までの縦走経験の中でも”日本のへそ”と呼ばれる雲の平(楽園)を経由地にした縦走は最高でした。

仕事上がりに終電のサンダーバードで金沢駅に行き、北陸新幹線で富山駅へ。

富山地鉄ホテルで一泊。

翌朝、富山電鉄で有峰口→登山バスで登山口へ。登山バスは人気すぎて予約開始直後から電話が繋がらず焦った思い出。

樹林帯をひたすら登ること2時間、見晴らしが良くなります。

しばらく木道を歩くと、太郎小屋へ到着します。到着時刻は14時。少しガスってた。

寝るには早いですが、この先雲ノ平までテント場が無いので、寝床を作ることにしました。小屋には泊まらずテント場(薬師峠キャンプ場)へ。平らな場所が少なく、岩が多かった。。。

翌朝は5時に起床し、薬師沢小屋までひたすら降りました。登山の途中で降るのは一度稼いだ標高を取られるみたいで嫌いです。

周囲が暑くなってきて、標高が下がっているのを実感します。

薬師沢小屋に到着。(7:50)冷たいCCレモンで暑さを紛らわします。(500円)

川沿いに歩いて行くと、高天原と雲ノ平への分岐に到着。雲ノ平の分岐の看板には「直登」と書いています。(ビビりました)

実際に登ると直登ではなく、急登でしたが2時間くらい景観が悪い中をひたすら登り続けるので体力的にも精神的にも辛いです。

登りきると、樹林帯の沼地に木道がありました。そこを抜けると景色が晴れて、桃源郷がありました。

帰りも含めて、全て紹介すると長くなるので別記事にしました。

⇒参考)関西から雲ノ平へ最短で行った記事

要約すると、黒部川の源流→三俣蓮華→双六→新穂高温泉ルートで帰りました。

以下宣伝ですか、縦走装備を整えるなら好日山荘がオススメです。一通り、縦走に必要な装備が一つの店で揃えることができるからです。

店員さんに自分に合った装備のアドバイスを貰えるのも理由の一つです。

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