この記事は「京都市のディープなグルメを味わう旅行記」です。
20年以上、京都に住んでいましたが「当時よく通っていたお店」「当時は無かったが口コミで人気のお店」「最近知ってお気に入りになったお店」を巡りました。
本当は教えたくないお店ばかりですが、自信を持って美味しいと言えるお店です。
具体的なグルメは以下。
宿泊先)デュシタニ京都を纏めた記事と動画は以下。
⇒参考記事)【宿泊記】デュシタニ京都は市内観光に便利なラグジュアリーホテル|温水プールとサウナ付き
⇒参考動画)以下
秋の京都で観光せずに隠れ家的グルメを堪能する1泊2日
タイの高級ホテルが京都駅の近くにできたという話を聞き、宿泊するために京都を訪れました。
そこで古巣の京都で、懐かしのグルメ、京都を去ってから新しくできたグルメを巡ることにしました。
元々の土地勘と地元ネットワークを駆使して、かなりディープな京都グルメを旅行形式で紹介します。
いいちょ(ラーメン):北大路駅
12:30 北大路駅へ到着。
北大路駅の南口から東へ歩き、いいちょへ向かいます。
道中、洋食の名店(グリル&コーヒーはせがわ)の行列を横目に、北大路橋を渡ります。
北大路駅から徒歩約10分でいいちょに到着。
1998年創業の老舗ラーメン屋で、メインの豚骨醤油系ラーメンとチャーハンが人気。
創業当時から行列の絶えない名店ですが、運良く並び無しで入店できました。
4人掛けのテーブル席2つと、カウンター8席の小さな店内で店主がせっせとラーメンを作っています。
カウンター席に着席。昔と変わっていないかメニュー表を眺めますが、当時(20年以上前)のままでした。
メインはラーメン、塩ラーメン、みそラーメンですが、ラーメンが一番人気(とんこつ醤油)。
やきめし(並)も大変美味しく、ラーメンとセット(100円引きになる)で注文するのがセオリーですが、晩御飯が入らなくなりそうなので我慢。
悔しいですがラーメン(並)のみ注文します。
卓上の調味料(紅生姜、たくあん、にんにくみそ、らーめんタレ、一味、酢)を眺めながらラーメンの到着を待ちます。
約5分後、ラーメンが到着。
具材は薄めのチャーシュー、メンマ、多めのネギ。
豚骨醤油にうっすら背脂が乗ったスープはあっさりとした味ながら旨みたっぷりで満足感があります。
麺はもちもちとした卵麺。薄めにカットされた具材が、あっさりとしたスープによく絡み、もちもちの麺と一緒に食べると絶品です。
懐かしの味に舌鼓を打ちながら完食。当時に比べると舌が肥えましたが、やっぱりいいちょは美味しかったです!
電車でのアクセスは駅から徒歩10分とあまり良くないですが、いいちょの駐車場もあるため車でのアクセスは良いです。
ぜひ、一度食べてみてください!
酒処てらやま(和食):四条河原町
18:30 四条河原町に到着。
宿泊先のホテル「デュシタニ京都」へチェックインし、スパやフィットネスジムで運動した後に訪問です。
⇒参考記事)【宿泊記】デュシタニ京都は市内観光に便利なラグジュアリーホテル|温水プールとサウナ付き
お店の位置は地図アプリで確認していますが、どういうわけか見つからない。
下のマップを拡大してみると分かりますが、店が道路と道路の間に埋まっているように見えます。
周辺をうろうろしていると、意識しないと認識できないほど狭い小径を発見!
奥へ進んでいくと「酒処てらやま」を発見しました。
こんなん絶対分からんわ。。。
「酒処てらやま」は元々、2017年に開業した木屋町の人気和食屋です。
京都屈指の予約困難店「食堂おがわ」で修業した店主の仕入れ&調理レベルが高く木屋町でも人気でしたが、2019年に、この場所へ移転しました。
店内は畏まらずアットホームな居酒屋のような雰囲気。1階はカウンター席とテーブル席、2階にも座敷席があります。
今回は1階のカウンター席で食事しました。
まずは飲み物を選びます。日本酒、焼酎、サワー、ワインなど色んなメニューがありますが、とりあえず生ビールで乾杯。
グラスには店のロゴが入っており、オシャレなデザイン。
ここのビールはどういうわけか非常に美味しい。きめ細やかな泡が美味しく、ビールが進みます。
食事のメニューは30品ほどありますが、口コミや店内の注文状況から定番メニューだと「手羽先の唐揚げ」「和牛炭焼サンドイッチ」「だしまき」が特に人気そう。
加えて「菊菜となめこ胡麻和え」「あん肝煮」と季節物の魚「焼き物:ぐじ」を注文しました。
菊菜となめこ胡麻和えと手羽先の唐揚げが到着。
胡麻和えはさっぱりとした味わいながら、しっかりと胡麻の風味が立っており、最初の酒の肴として最高。
口の中をさっぱりさせた後に手羽先の唐揚げを頂きます。皮目はパリッと、中はジュワッとした完璧な唐揚げです。
唐揚げですが衣は無く、味付けも粗挽きの塩胡椒のみのため、ダイレクトに鶏の旨みを楽しめます。
また、手羽先を半分に折りやすい工夫がされており食べやすい。味や食べやすさにうるさくなった大人も満足できる食事です。
続けて「あん肝煮」と「だしまき」が到着し、日本酒「ずいかん」とともに頂きます。
あん肝煮は、濃厚クリーミーですが全く生臭さを感じません。薬味などでの臭み消しが上手いのでは無く、あん肝自体の臭みが無いです。
日本酒と合わせても、口の中に生臭さが広がらず、日本酒とあん肝煮の旨みだけが広がって最高でした。
だしまきは、ジューシー系。ふわふわと柔らかく、箸を入れると中から出汁が染み出してきます。
味わいも優しく、まるで高級割烹のよう。今まで旅先なども含めて美味いだしまきを食べてきましたが、これは絶品です。
続けて、ぐじの焼き物と和牛サンドイッチがきました。
ぐじの焼き物は、鱗も食べられるように仕上がっています(立たせて焼かれている)。
鱗と皮目のパリッとした食感と、ぐじの身のふわっとした食感が最高。
大根おろしとカボスが添えられていますが、何も付けずに食べるのがオススメ。
この完璧な焼き具合は、長野の居酒屋(厨 十兵衛)で食べた銀鱈の塩焼きを思い出しました。
和牛炭焼サンドイッチは、酒処てらやまの人気メニュー。炭火でじっくりとレア気味に焼かれた和牛は、炭が香り高く、柔らかジューシーに仕上がっています。
薄く塗られたケチャップと和牛の相性も最高。既にかなりの量を食べていますが、これは別腹。〆の一品として非常に優秀です。
パンの耳も付いているので、他の料理の余ったスープに浸して食べるのもアリ。
まだまだ食べたかったですが、流石にお腹いっぱい。次回の予約を入れた後、次のお店へ向かいます。
※酒処てらやまは2023年12月30日から1ヶ月程度、店内リフォームのため閉店します。その間は先斗町のお店(以前のお店)で営業するとのこと。
20:50 お腹はいっぱいなのでバーへ向かうことに。
四条河原町の界隈には馴染みの店が数軒ありますが、まずはアイリッシュコーヒーが美味しい「自家焙煎 王田珈琲専門店」へ向かいます。
オールドウイスキーを格安で飲めるバーとしてお気に入りですが、寒くなってくるとアイリッシュコーヒーが飲みたくなる。
細い路地に佇む小さなバー。店内に入りマスターに空席を確認すると、残念ながら満席。。。
※王田コーヒーは本当に美味しいお酒と素敵な雰囲気を提供してくれます。
一方、マスターのキャラが独特なためグルメサイトでの評価は低め。私はお酒が美味しければ何でも良いので通っています。
次の候補として「NOILLY’s coffee & spirits」をチョイス。四条木屋町の細い路地にある、小さなビルに入っている隠れ家的バー。
NOILLY’s coffee & spirits:四条河原町
21:05 外観は全く派手さのない雰囲気ですが、出してくれるウイスキーは一級品。
カウンター5席の小さなバーながら珍しいスコッチウイスキーを数多く、格安でラインナップしています。
まずは「CARN MOR 2013年の限定ボトル」から頂きます。酒屋で運良く見つけたとしても1本あたり1万円を超えることが多いウイスキーです。
アイラウイスキーの特徴であるピーティーな香りが強く、食事の後の一杯として個人的には最高のお酒。
続けて「アイラジャーニー」。これもピーティーな香りが楽しめる逸品。
その他「CARN MOR 2013年クライゲラヒ」やブレンデッドウイスキー「CAMPBELTOWN」のハイボールを頂きました。
妻はアイリッシュコーヒーなどを注文。
妻と合わせて計7杯頂きましたが、合計7,000円と非常に安価。久々にしっかり飲みました。
これからホテルへ戻ります。タクシーだと5分くらい、徒歩だと約25分かかりますが、酔い覚ましのために、敢えて徒歩で帰宅します。
夜に輝く京都タワーを目印に京都の裏路地を歩いていきます。この界隈は学生時代に歩き尽くしたので、地図を見なくても、なんとなく分かります。
通りが変わるたびに、それぞれの通りで思い出される記憶に浸りながらホテルへ歩いて行きました。
23:50 約20分歩いてホテルに到着。
部屋に戻って熟睡しました。
参考)吟醸らーめん久保田
12:10 ホテルをチェックアウト後、ホテル近くにあるグルメサイトでの口コミが良いラーメン屋へ向かいます(口コミの評価★3.74:2023年10月時点)。
第4回大つけ麺博覧会で関西代表として決勝に進出した百名店。吟醸した味噌のつけ麺が食べられる珍しいラーメン屋です。
昼時に訪問したせいか行列ができています。並んでいる方を観察すると海外からの観光客が多い。
「ラーメン高倉二条」と並んで、海外の京都グルメマップで推されているラーメン屋だからだそうです。
13:10 食券を購入して列に並ぶこと約1時間、やっと入店できました。
メニューはつけ麺(味噌)、肉味噌ラーメン、鶏醤油ラーメンがラインナップされていますが、一番人気のつけ麺(味噌)を注文しました。
店主がせっせと調理している様子を眺めること15分、つけ麺(味噌)が到着しました。さて、食べましょう。
スープは煮干しと鶏ガラベースのピリリと辛い肉味噌ダレで、3種の味噌をブレンドしています。
濃厚な肉味噌ダレの旨味と甘味、唐辛子の辛味が合わさって、上品ながらパンチのあるスープ。
麺は、上鳥羽の有名製麺所「麺屋棣鄂」に特注したオーダーメイドで、キラキラと輝く讃岐うどんのような四角の麺です。
柔らかさと弾力を兼ね備えた極上の麺で、濃厚なスープと適度に絡むため「つけ麺特有の食べ進めるとしつこく感じることが無かった」です。
京都のラーメンらしく無かったですが、珍味。今まで食べてきたどんなつけ麺とも異なる味わいでした。
ラーメン好きなら味の学習のために、一度は食べておくべきだと思います。
14:00 完食!
ここから京都駅まで徒歩10分。キャリーケースを引きずって京都駅へ向かい、帰宅しました。
以上が「【旅行記】秋の京都で観光せずに隠れ家的グルメを堪能する1泊2日|酒処てらやま、いいちょなど」でした。
京都のその他観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
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