この記事では「妙高高原リゾートの赤倉観光ホテルの設備とサービスを詳しく」紹介します。
赤倉観光ホテルの「設備」「部屋」「食事」「風呂」「価格」について、良かった点と悪かった点をレビューします。
今回は、以前から目を付けていた新潟の超高級宿「赤倉観光ホテル」のスイートルームに空きがあったので妻と宿泊してきました。
スイートルームの宿泊料の定価は大卒の初任給くらいしますが、30%割引クーポンを手に入れたため、比較的安価に宿泊できました。
100近くの高級宿に泊まった経験から、突っ込んだ目線で赤倉観光ホテルの良し悪しを紹介していきます。
⇒参考動画)赤倉観光ホテル(館内散策・部屋・食事)
【概要】赤倉観光ホテル
「絶景を独占するために、目に見える範囲の土地を買い上げた(100万坪)」、超高級ホテルです。
妙高山の中腹、標高1,000mにある高原リゾートで、広大な私有地は、夏場は避暑地、冬場はスキー場として利用されています。
ホテルから日本海側を見下ろす景色は絶景で、運が良ければ山々に浮かぶ雲海も見れます。
最寄りの駅は、北陸新幹線の駅(上越妙高)から、地方鉄道で30分ほど南下した妙高高原駅です。
妙高高原駅からは、赤倉観光ホテルの送迎バスがあり、関東・関西からのアクセスが良いです。
まずは、部屋から紹介していきます。
部屋(温泉露天風呂付きテラスルームP4)
赤倉観光ホテルの客室は全76室あり、スパ&スイート棟とプレミアム棟の一部の部屋に客室露天風呂があります。
今回宿泊した部屋は赤倉観光ホテルの客室の中で1番広い部屋です(2室のみ)。
温泉露天風呂付きテラスルームP4の特徴は、広さと景色の良さです。
部屋の広さは143m2あり、リビング、露天風呂、ベッドルームが2つあります。2人で使うには広すぎる部屋でした。
窓から見える景色は標高1,000mから、大自然を見下ろせる絶景です。目に見える範囲の土地を全て買い上げたホテルというだけあって、人工物が殆ど見えません。
リビング
特徴はリビング一面が開閉可能なガラス窓になっており、室内からはっきりと見える絶景です。ガラス窓は全開放でき、露天風呂と直結しています。
リビングには暖炉、4人掛けのソファー、テーブルなどがあります。
空調はエアコンの他、床暖房も入っており、ソファーやテーブルに座っていても、足が冷えない工夫がありました。
冷蔵庫の中には大量の飲み物が入っており、全て無料で利用できます。
寝室
寝室(それぞれベッド2つ)が2室あります。
比較的固めのシモンズ社製ベッドを使用、寝室とリビングを隔てる間仕切りがあり、寝やすいです(朝日で目が覚めない)。枕元には、コンセントがありスマホなど充電できます。
夫婦やカップル利用時は、リビング中央側のベッドルームで寝るのがオススメ。リビングの冷蔵庫側にあるベッドルームは壁側に窓があり、朝日が入ってきて目が覚めやすいからです。
部屋風呂
温泉露天風呂付きテラスルームP4 の客室の良さは、部屋風呂に凝縮されています。
赤倉観光ホテルには、山側(妙高山側)と、野尻湖側(麓側)の客室がありますが、景色を見下ろせる野尻湖側の方が良い景色です。
部屋風呂周りの設備は、露天風呂、洗い場、洗面所があります。
露天風呂
野尻湖側の客室は、いくつかありますが、 温泉露天風呂付きテラスルームP4 のテラスが最も広いです。
露天風呂や休憩スペースから、麓側をほぼ180度見渡せます。
露天風呂の泉質は、硫酸塩泉・炭酸水素塩泉の2つの成分を併せ持っており、源泉掛け流しです(循環・加水なし)。
湯ノ花が露天風呂内に舞っており、微かな硫黄臭が漂う、心地よい温泉です。
露天風呂の奥側には水深115cmの温水プールが付いており、テラスぎりぎりまで身を乗り出せます。露天風呂で体が火照ったときに、便利(冬場は37℃くらいの温水)。
洗い場
露天風呂と、ガラス窓で仕切られている洗い場です。シャワーのみですが、身体を洗うためのアメニティーが優れています。
赤倉観光ホテルのスパ「アーススパ」オリジナルのアメニティーです。髪の毛がサラサラになりました(家ではジョ○マスターのシャンプーを使用)。
ホテルショップで販売されており、シャンプーが250mlで2035円と高級品(オンラインショップでも購入可能)。
洗面所
洗面台が2つあり、ドライヤー(パナソニック製)や歯磨きのときに、順番待ちしなくて良いです。
ひげそり、歯ブラシ、歯磨き粉(システマ)、アーススパのアメニティー(サンプル)、ヘアゴム、綿棒など、基本的な用品は全て揃っています。
⇒参考動画)【超高級】赤倉観光ホテル「143m2:客室温泉露天付テラスルームP4」の室内を大公開!
設備
総客室数76と中規模のホテルながら、設備とサービスも充実しています。
ロビーラウンジ、カフェテラス、バー(アクアバー)、スパ(アーススパ)、ホテルショップ、史料室(ギャラリー)、フィットネスジム、ライブラリーがあります。
✔︎加えて冬場はスキー場、冬場以外はゴルフ場、テニスコートなどのアクティビティもあります。
以下で、それぞれの設備とサービスを紹介します。
ロビーラウンジ
14時~17時の間、飲み物やお菓子を無料で飲食できます(飲み物、食べ物の種類は以下)。
- コーヒー
- 紅茶
- ビール(風味爽快ニシテ)
- ワイン(赤・白・ロゼ・スパークリング)
- ハイボール(デュワーズ)
- ホテルメイドカクテル(苺とグアバ、桃の白ワインワクテル)
- お菓子(柿の種など)
部屋への案内は15時からですが、14時くらいにフロントでチェックイン手続きを済ませて、ロビーラウンジで寛ぐのがオススメ。
客数に対して、席数が少ないので早めに確保した方が良いです。特に新潟を一望できる窓際の席は人気で直ぐ埋まっていました。
フロントの階段を上がった場所にあります。
カフェテラス
小腹が空いてるなら利用価値ありですが、ロビーラウンジが飲食無料なので、利用する機会は少ないと思います。
名物の豆乳パン、サンドウィッチ、ケーキセットなどの軽食があります。
✔ランチしたい場合は、プレミアム棟のアクアダイニングが利用可能。3,080円~6,160円で、サラダ、パスタ、魚・肉料理などのコース料理が食べられます(L.O:13時半)。
バー(アクアバー)
スパ&スイート棟にある、カウンター8席の小さなバーです。
17時~19時半の間は、飲み物が安くなるハッピーアワーになります。生ビール660円、ジントニック550円など、街中の居酒屋と変わらない価格で飲めます。
雰囲気は高級バー、カウンター席の窓は麓側に面しており絶景という点から、コスパの良いバーです。
✔妙高山の湧き水を磨いた氷(赤倉の純氷)を使用。
スパ(アーススパ)
ワールドラグジュアリースパアワード2020年を受賞した高級スパです。日本のトップ10スパや婦人画報などの女性誌で大賞を獲得しています。
ロビーラウンジでお酒を飲んでいたら、アーススパの方が「癒やしのハンド体験」の招待券とアロマ入浴剤をプレゼントしてくれたので、行ってきました。
妻が体験した感想は「手がすべすべになって、全然違う」でした。
スパはモダンな雰囲気で、スパの施術に使用するオイルやジェル、シャンプーなどが販売されています。
ソファ席の中央には、竹の形そのままを維持した竹炭があり、珍しかったです。
ホテルショップ
新潟県、妙高高原の名産品と赤倉観光ホテルのオリジナルグッズを販売しています。
購入している方は少なかったですが、アーススパのアメニティーを購入している方はいました(オンラインで購入すると送料がかかる)。
史料室(ギャラリー)
1937年に創業してから、現在までの歴史を展示しています。
クラシックホテルあるあるですが、皇室の方がよく利用しているそうで、当時の写真などが飾ってあります(皇太子時代の上皇陛下など)。
創業当時からスキー場も経営していたため、当時のスキー用品(木製のスキー板とストック)なども展示されています。
フィットネスジム
7時~20時まで利用可能な小さなジムです。バランスボールやランニングマシーンなどがありましたが、利用している方は居なかったです。
夏場は妙高山のトレッキングやゴルフ、テニス、冬場はスキーなど、館外で運動できる環境が整っているので、ジムの必要性を感じませんでした。
ライブラリー
ロビーラウンジの1階上にあります。新潟や妙高の歴史や観光に関する書籍が多かったです。
ロビーラウンジの席が満席の場合、部屋の案内待ちにライブラリーの席を使えます(殆ど利用者は居ませんでした)。
風呂(大浴場と家族風呂)
男女別に分かれている大浴場と、カップルや家族向けの家族風呂があります。
大浴場は、内湯、露天風呂、サウナがあり、内湯と露天風呂は源泉掛け流しです(循環・加水なし)。
サウナは一面ガラス張りになっており、温度は低めに感じました。ガラス張りなので、万が一、中で倒れても危険は低そう。
家族風呂は、無料で利用できます。一回の予約で50分間、利用できます。家族風呂の前に置いてある予約台帳に各自が名前を記入して予約します。
実際に利用しましたが、露天風呂付き客室の風呂よりも浴槽が小さく、景観も良くなかったですが、無料で利用できるのは良心的だと思いました。
⇒参考動画)【超高級】赤倉観光ホテルの館内を歩き回ってみた!
食事
ディナーと朝食を紹介します。ディナーは追加で、グレードアッププランなどもありますが、今回は追加無しのプランです。
食事は、ディナー、朝食ともにフレンチ(ソルビエ)、グローバル洋食(アクアダイニング)、和食(旬菜ダイニング白樺)の3種類から選べます。
今回はプレミアム棟にあるアクアダイニングでグローバル洋食を食べました。
ディナー
アクアダイニングは、2016年に建設されたプレミアム棟にあります。
前菜2種、ホテル自家製パン、パスタ、肉料理、デザートの構成でした。追加料金を払えば肉のグレードアップや品数の追加が可能です。
18時にダイニングへ入りましたが、冬場だったので窓から見える景色は真っ暗でした。景色を楽しむなら日が暮れる前の方がオススメ。
料理の味は、絶品とまでは言えないですが、美味しかったです(自家製パンは美味かった)。
⇒参考資料(PDF))【全部】赤倉観光ホテルのディナー
食事のボリュームは多めでした。品数が少なめでしたが、お腹いっぱいになりました。
食べきれず、後から部屋にデザートと食後のコーヒーを持ってきてもらいました。
朝食
サラダ、パン、卵料理(目玉焼き、スクランブルエッグ、オムレツから選ぶ)とウインナー&ベーコン、デザートで安田ヨーグルトとフルーツのミックスでした。
✔食後のコーヒーサービスあり、おかわり自由。
卵料理のオムレツ、安田ヨーグルトが絶品でした。
価格
「温泉露天風呂付きテラスルームP4」で64,680円/人でした(平日泊)。公式や他の宿泊予約サイトと比較するとおよそ35,000円/人程度安く宿泊できました。
今回は「Relux」の30%オフクーポンが利用できたので、公式や他の宿泊予約サイトと比較して、かなり節約できました。
加えて、Reluxのポイントバックが3,880円/人(6%)とPontaポイントが647円分(1%)還元あるので実質60,153円/人でした。
上記の割引方法は以下の参考記事に記載しています。
公式だと平日料金は1人あたり92,400〜107,800円でした。
「赤倉観光ホテル」は宿泊予約サイト経由で予約した方が安かったです。
予約するタイミングによって、価格が安い宿泊予約サイトは異なります。
以下に代表的な宿泊予約サイトのリンクを記載しています。価格比較に活用ください。
まとめ
- ホテルからの絶景が最高でした。元々、絶景のために目に見える範囲の土地を全て買い上げただけあります。今まで宿泊した宿の中で1番の絶景でした。
- ホテルがクラシカルな雰囲気だったので落ち着けました。インターコンチネンタルやコンラッドのような華やかさは無いですが、力を抜いてくつろげました。
- 無料や割安のサービスが多く、お客からお金を取ってやろう感が無い、宿でした(ロビーラウンジのお菓子・ドリンクの無料サービス、バーのハッピーアワー、家族風呂など)。
以上「【超高級】新潟の高原リゾート「赤倉観光ホテル」の設備とサービスを徹底解明!」でした。
その他の新潟県の観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
⇒参考)新潟の観光記事まとめ
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