この記事では「月洸樹の設備とサービスを詳しく」紹介します。
月洸樹の「設備」「部屋」「食事」「風呂」「価格」について、良かった点と悪かった点をレビューします。
本ブログの管理人は月一くらいのペースで国内の高級宿へ安価に宿泊しています。
あそ・熊本空港から車で1時間半くらいの距離にある秘湯「黒川温泉」。
そこに2016年10月にオープンした高級宿「月洸樹」があります。
元々、黒川温泉が大好きだった月洸樹のオーナーが、いつか黒川温泉に最高の宿を作りたいという夢を叶え「月洸樹」がオープンしたそうです。
100近くの高級宿に泊まった経験から、突っ込んだ目線で月洸樹の良し悪しを紹介します。
⇒参考動画)黒川温泉御処 月光樹「弓張」(館内散策・部屋・食事)
黒川温泉の最高級宿「月洸樹」の部屋と設備を紹介(実際に宿泊)
黒川温泉は江戸時代から続く温泉ですが、全国的な知名度は、別府温泉や湯布院温泉などと比べると低いです。
一方、温泉の泉質は素晴らしく、温泉街も情緒があるため「温泉街を含めた温泉地としての質」が非常に高いです。
以前から黒川温泉に興味があり、あそ・熊本空港でレンタカーを借りて、黒川温泉へ向かいました。
黒川温泉へ到着、小道にオシャレなカフェやレストランなどが並んでおり、まるで小京都のような温泉街でした。
⇒参考)【旅行記】関西から黒川温泉の「奥の湯」と「月光樹」に宿泊する2泊3日の旅
早く「月洸樹」にはいりたかったので14時頃に到着。チェックイン(15時)前だったので門が閉まっていました。
立ち往生していても仕方ない。月洸樹のフロントに電話して開門してもらいました。
門を通るとスタッフ一同が、お出迎え。車の鍵を渡すとスタッフが車庫入れ、荷物も部屋まで運んでくれました。
✔︎車で宿へ向かわない場合、黒川温泉内なら、宿へ電話すれば送迎してもらえます。
駐車場にはフェラーリ、ポルシェ、AMGなどの中、管理人のレンタカー(軽自動車)が横並びで停まっています。
今度から高級宿に行くときはレンタカーのランクも考えよう。。。
そんなことを考えながら、館内へ入っていきました。
設備
月洸樹は共通の設備が少なく、レストランくらいしかないです。
レストラン(夜はバー)
フロントを通ってエレベーターで2階に上がり、チェックインのてつづきのためにレストランへ。
ソフトバンクの「pepper」君がお出迎えしてくれます。
めっちゃガン見してきます。
pepper君の熱い視線を浴びながら、お茶菓子を食べていると、貸切露天風呂(天空風呂)について、説明がありました。
宿泊者は無料で利用可能。宿に到着した後「のみ」予約可能(先着順)。
1番乗りだったので、他人が入る前の1番風呂を頂くことにしました。予約して、とりあえず部屋へ。
部屋「弓張」
月洸樹は全8室のみ、全ての客室の広さが100平米近く、源泉掛け流しの露天風呂が備わっています。
✔︎全8室:「天心」「有明」「宵待」「弓張」「風待」「夢見」「十六夜」「佳月」
一方、部屋の作りは全て異なっており「洞窟風呂がある部屋」「メゾネットになっている部屋」など様々です。
ほとんどの部屋が「月」の季語、時刻、満ち欠けに関わっています。今回は、上下弦の月を表す「弓張」という部屋に宿泊しました。
部屋は、リビング、囲炉裏、寝室、テラス(洞窟露天風呂)、内湯の構成です。
リビングから紹介します。木と畳を基調とした和風の部屋です。
部屋の中心に和室があり、テレビ、冷蔵庫、座椅子などがあります。
テレビはNetflixと繋がっており映画は見放題、冷蔵庫の中には、無料の飲み物が入っています。
冬場に訪問しましたが、床暖房が付いており、木の部分を歩いても床が冷たくなかったです。
細かな所まで気を遣っている所が嬉しい。
また、部屋の端に温泉の足湯があり、室内で暖まりたいときは炬燵代わりになります。
足湯は外のテラスと繋がっており、遊び心を感じました。
寝室へ。
ベッドは、福岡県の大川家具(Typhoon)製です。高級感を出す為に柔らすぎる海外製のマットレスを使っている宿が多い中、ちょうど良い硬さです。
個人差がありますが、腰も痛くならなかったし、寝やすかったです。
続いて囲炉裏のある部屋へ。
掘り炬燵になっており、コーヒーやお茶を楽しむ為の、いわゆる団欒部屋。
豆から挽くコーヒーセットがあります。仲居さんに頼めば挽いてくれたと思いますが、自分では面倒臭くて利用せず。
年末に訪問したので、食べ切れなかった夕食のデザートや夜食用のおにぎりを食べながら囲炉裏の部屋で年賀状を書いていました。
続いて、お風呂周り。洗面所、内湯、洞窟露天風呂の順に紹介します。
まずは洗面所から。
アメニティーが充実しており、歯ブラシやシェービング、アイマスクや耳栓、ソーイングセットまで防水仕様のオシャレな袋の中に入っていました(下の写真右奥の緑と赤の袋)。
洗面所からテラス方面へ向かうと、内湯があります。
内湯は檜風呂で、源泉掛け流しです。
テラスにある洞窟露天風呂は、洗い場が無いので、ここで身体を洗います。
身体を洗う用のお風呂のため、シャンプーやトリートメント、ボディウォッシュとシャワーがあります。
我が家では高すぎて買えない「John masters organics」(約1500円/本)
内湯を通ってテラスに出ると、洞窟露天風呂があります。
大浴場かと思うくらい大きく、10人くらい余裕で入れます。勿論、循環・加水なしの源泉掛け流しです。
個室露天風呂のメリットは、プライベートに何でもできることです。泳ぐ、本を読む、お酒を飲むのも自由。
岩の間にビール瓶を固定して飲みながら風呂に入っていました。
のぼせそうになったら、テラスの休憩スペースで、タバコを吸いながら、キンキンに冷やした日本酒を飲んでいました。
続いて、貸切露天風呂を紹介します。
貸切露天風呂(天空露天風呂)
「天空露天風呂」は黒川を見渡せる絶景風呂です。
月洸樹の最も高い場所にあります(客室「佳月」の真横)。
2階建になっており、1階の脱衣所を通って2階の天空露天風呂へ向かいます。
脱衣所にはウォーターサーバーやバスタオルなどの準備があり、部屋から何も持って行かず利用可能です。
衣類を脱いで、階段を上って天空露天へ向かいます。照明が無いので、夜に利用する場合は足下注意。
上った先に天空露天。10人以上入れそうな大きな浴槽から黒川の絶景を独り占めできます。お湯は勿論、源泉掛け流しです。
身体が温まり、夕食まで時間があったので温泉街へ向かいました。既にお酒を飲んでいるので、フロントに電話して温泉街へ車で送迎してもらいました。
黒川温泉は夕暮れ時になると、川のライトアップや外湯など、昼間とは違った顔が見えます。本記事では詳細を割愛しますが、以下の記事に纏めています。
⇒参考)【旅行記】関西から黒川温泉の「奥の湯」と「月光樹」に宿泊する2泊3日の旅
温泉街から宿へ帰って食事にしました。
食事
月洸樹では、部屋食かレストラン食か、選択できます。
好みで選べば良いですが、レストラン食にしました。部屋まで運んでもらうと、その間に少し冷えてしまう可能性があると考えたからです。
献立は、季節に依って変わりますが、基本的に「熊本県の食材をふんだんに使用」しています。
和食のコースになっており、温物と焼物はそれぞれ2種類のメニューの中から選択できます。
2人以上で食事をする場合は、違う物を注文すれば、全メニュー食べられます(プリフィックス可能)。
肥後黒豚も美味しかったですが、個人的には天草大王の方が好き。鶏肉とは思えないほど旨味が強い。
続いて焼き物(山女魚)です。唐揚げと塩焼きを両方食べましたが、塩焼きの方が好き。
続いて強肴は、 肥後赤牛(熊本)と豊後牛(大分)のステーキの食べ比べ。
食べ比べしましたが、肥後赤牛(熊本)の方が赤身が多いわりにジューシーで好き。
豊後牛は大阪で行きつけの美味しいお店「こだわり米」があるせいか、味に慣れてしまっています。
最後に食事(ご飯と味噌汁)。ご飯は熊本県産のコシヒカリ「小国米」、土鍋で1組ずつ炊いているそう。
焼き肉スタイルで、強肴のステーキをおかずに、小国米を食べると最高に美味かったです。
デザートがありますが、お腹いっぱいになりました。。。結構、食事の量が多いです。
余ったご飯はおにぎりにして、デザート・コーヒーと共に部屋に持ってきてもらいました。(以下は部屋内)
ちなみに、朝食は夕食ほど量が多くなく、食べ切れました。
朝ごはんは、8時または8時半のどちらかを選択可能。
参考)チェックアウト時のお持たせ
チェックアウトは11時です。朝食後からチェックアウトの時間までが1番ダラダラできる時間。
その間に天空露天風呂を予約する宿泊客も多いそうですが、個人的に洞窟風呂が気に入りすぎて、ずっと浸かっていました。
チェックアウト時に、お昼ご飯用の赤牛バーガーを持たせてくれたので、あそ・熊本空港のラウンジで食べて関西へ帰りました。
価格
月洸樹のような超高級宿は、人気の為、割引プランは無い場合が多いです。
実際、公式の割引プランは無いし、宿泊予約サイトのセール対象になったのを見たことがありません。
定価だと2人で10万円以上しますが、宿泊予約サイトのクーポンを利用すれば多少安くできるしポイントも貯まります。
宿泊予約サイトによっては、宿を限定しない30〜50%割引のクーポンや地方自治体と連携した10,000円引クーポンなどを期間限定で発行していることがあります。
元々の価格が高い超高級宿は「%」で割引できると大きくコストダウンできます。
10万円の宿なら10%安くなると10,000円安くなりちょっと良い居酒屋へ2人で行けます。
色々な宿泊予約サイトを見比べた方が良いです。
本ブログでは、超高級旅館やホテルを割引する方法、旅行の移動費や旅行先での飲食費をコストダウンする記事なども紹介しています。
⇒参考)宿泊費を安くする方法
⇒参考)その他の旅行記事
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