この記事では「雲仙観光ホテルの設備とサービスを詳しく」紹介します。
「設備」「部屋」「食事」「風呂」「価格」について、良かった点と悪かった点をレビューします。
本ブログの管理人は妻と月一くらいのペースで国内の高級宿へ安価に宿泊しており、今回は、長崎県へ2泊3日で旅行してきました。
宿泊予約サイトの30,000円オフクーポンを手に入れたため、1泊2食付きが2名で約10万円の日本9大クラシックホテル「雲仙観光ホテル」に宿泊できました。
100近くの高級宿に泊まった経験から、突っ込んだ目線で雲仙観光ホテルの良し悪しを紹介していきます。
⇒参考動画)雲仙観光ホテル(館内散策・部屋・食事)
【超高級】長崎「雲仙観光ホテル」の設備とサービスを徹底解明!
雲仙観光ホテルの特徴は、良くメンテナンスされた設備と、スタッフのフレンドリーさです。
1932年に海外の観光客誘致を目的として、リゾートホテルを各地へ建てる国策が推進されていました。
当時、雲仙は海外の観光客から避暑地として人気がありました。
大阪の堂島で商船業として実績を上げていた株式会社堂島ビルヂングに「雲仙にホテルを作らないか?」と声がかかり、1935年に建てられたのが雲仙観光ホテルです。
✔︎参考)同時期に国策で、建てられたホテルとして上高地帝国ホテルがあり、外観がとても似ています。
当時は、修学旅行や会社の旅行など、日本人の団体が和室に好んで宿泊していましたが、時代の流れとともに減っていき、客室としての和室は無くしたそうです(雲仙観光ホテル:佐藤コンシェルジュ談)。
建築から100年近く経つホテルですが、柱や扉などの構造部材から椅子やテーブルなどの備品まで、設備はメンテナンスされており、綺麗な状態でした。
また、リゾートホテルの位置付けであり、ホテルスタッフはフレンドリーだったので、自宅のようにくつろげました。
まずは、設備から紹介していきます。
設備
バー、ホテルショップ、ビリヤード、図書室、映写室があります。
バー
1935年の創業当時からある、老舗バーです。
特徴は、2種のオリジナルカクテルが美味しいこと。
- シャシャンボカクテル:ホテルの木に実った一本の木の実を使ったカクテル(売り切れ御免)
- フラッシュバック:ホテル創業の年にできたリキュールを使ったカクテル
シャシャンボカクテルは甘みの中に少しの苦味と酸味を感じるショートカクテルでした。
フラッシュバックはリキュールに薬草のお酒(イェーガーマイスター)を使っており、すっきりとした味わいのロングカクテルでした。
個人的には薬草のお酒を使ったフラッシュバックが好みでした。アルコール感が薬草の匂いにかき消されて、延々と飲めそうでした。
席数は少なく、2人がけのテーブル席3つと、4人がけのテーブル席1つ、バーカウンター席4つのみです。
営業時間は19:00〜22:00ですが、19時ごろに訪問したときはスタッフ不在でした。
どうやら夕食が混み合う19時ごろはバーのスタッフがレストランに駆り出されているようでした。
✔︎雲仙観光ホテルの裏情報:少ない人数でホテルを運営している。
21時ごろ再訪したときはスタッフが居り、オリジナルカクテルを飲めました。
レトロな内装と照明がオシャレで、お酒も美味しいのでオススメです。
ホテルショップ
ホテルのオリジナルスイーツ(ゴルゴンゾーラベイクドチーズケーキ、パウンドケーキ、ホテルのお菓子詰め合わせなど)やグッズ、お土産などが販売されています。
ホテルで購入しなくても、オンラインで購入可能です。特にゴルゴンゾーラベイクドチーズケーキは、味が忘れられず、お取り寄せする方が多いそうです。
なお、ゴルゴンゾーラベイクドチーズケーキとクラシックホテルの秘密という本を購入しようとしましたが、スタッフ不在のため購入できませんでした。
ホテルショップを奥に進むと、ビリヤード室、映写室、図書室があります。
撞球室(ビリヤード室)
海外の観光客をもてなすホテルのためか、ビリヤード室があります。
特徴は部屋の雰囲気がレトロでオシャレなことです。剣と盾をモチーフにしたオリジナルのステンドグラスや赤い絨毯が美しい。
予約制で10:00〜22:00まで利用可能(無料)。
ラシャを破きそうな予感がしたので利用せず。
映写室
ソファと50インチくらいのテレビが置いてあります。部屋のテレビは小さい(20インチくらい)のため、もしホテルで映画を見たいなら利用可能です。
映画のDVDは図書室内にあります。
予約制で10:00〜22:00まで利用可能(無料)。
ホテル自体が、お気に入りすぎて映画に時間を使うのは勿体無かったため利用せず。
図書室
1,500冊以上の蔵書があります。
家庭画報などの日用雑誌、九州王国などの旅行雑誌から現代日本美術全集のような専門的な本まで揃っていました。
部屋自体は好みでしたが、ホテル自体が、お気に入りすぎて読書に時間を使うのは勿体無かったため利用せず。
⇒参考動画)【館内散策】雲仙観光ホテルの設備を徹底解明!
部屋(プレミアムツインルーム)
プレミアムツインルームは全3室で、寝室とリビング、部屋風呂の構成です。
特徴は部屋からの景観が良いことと、内装がレトロおしゃれなことです。
プレミアムツインルームはホテルの最上階(3階)にあり、温泉街側に窓があるため景観が素晴らしいです。
特に宿泊した306号室は、ホテル入り口の真上のため景観が最高でした。
内装は、部屋ごとに紹介します。
寝室
ベッド2台と化粧台がある、20平米ほどの部屋です。
特徴は、レトロな装飾と家具です。ベッドはSIMMONSですが、部屋の照明や化粧台は創業当時のものを使用しています。
古いホテルにありがちな、コンセントが枕元に無いなど、寝室の使い勝手の悪さもなく、快適に過ごせました。
寝室の奥には、リビングがあります。
リビング
寝室と同じく20平米ほどの部屋です。
特徴は、窓から見える景色の良さです。
冒頭にも書きましたが、プレミアムツインルームはホテルの最上階にあり、かつホテル入口の真上のため、部屋から雲仙の温泉街を見渡せます。門からホテルへ入ってくるときに、306号室が真正面に見えます。
⇒参考動画)車で雲仙観光ホテルに入る時のワクワク感が凄い!
部屋の設備は、冷蔵庫、ソファ、テレビ(20インチくらい)、ヒーターがあります。
冷蔵庫は基本的に有料ですが、価格設定は良心的です。
特に、雲仙温泉レモネードは土産屋で購入すると250円しますが、冷蔵庫内のものは200円と、外よりも安いです。
ミネラルウォーターは冷蔵庫内の物を購入せずとも、無料の物があります。
その他、地酒などを部屋飲みしたい場合は、温泉街の土産屋で販売しています。オススメは、ANA国際線のファーストクラスで提供されている「長崎美人(日本酒)」。甘口ですが、美味い。
部屋風呂
10平米くらいの浴室です。
特徴は、猫足の可愛いバスタブがあることです。部屋風呂は温泉ではなく、沸かし湯のため浴槽には浸からなかったですが、見た目を楽しめました。
シャンプー、石鹸などのアメニティーのブランドは、イタリアのアンヌ・セモナンです。東京のパレスホテル等でも使用されている高級品です。
ボディタオルや、髭剃り、歯ブラシなどはホテルオリジナルの袋に入っています(持ち帰り可能)。
部屋風呂は沸かし湯ですが、大浴場は温泉です。以下で紹介します。
⇒参考動画)【超高級】雲仙観光ホテルの部屋(プレミアムツインルーム)を大公開!
風呂(大浴場)
自家源泉の温度が高く(94℃)、加水して大浴場の浴槽(内風呂1つ、露天風呂1つ)に流しています。
特徴は、泉質が非常に肌へ良いことです(含硫化水素、酸性・含鉄・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩泉:pH2.0)。
妻の肌はアトピーが酷いのですが、浸かった翌日は肌質が改善したと言ってました。
雲仙観光ホテルの近くにあり、泉質がほぼ同じな日帰り温泉「よか湯」の湯の花と「よか湯」の温泉水を持ち帰り自宅で使用していますが、肌の調子が改善しているのが分かるそうです。
同じ硫黄泉の登別温泉や草津温泉などでは逆に刺激で肌荒れを起こしていましたが、雲仙観光ホテルの源泉は逆に、肌に合っているようです。
難点は、大浴場の場所が分かりにくいことです。1階のホテルショップや撞球場の奥にある扉を開けると地下へ降りる階段があります。その奥に大浴場があります。
湯上がりスペースにある棚がオシャレ。
食事(ディナーと朝食)
200畳あるクラシカルなレストランが1つだけあります。雲仙観光ホテルは、基本的に1泊2食付きの宿泊プランのみで、ディナー・朝食ともに、このレストランで食べます。
雲仙の温泉街などは夕食できる居酒屋などは無く、車で移動しない限り、ホテルで食事する必要があります。
✓唯一、温泉街にデイリーヤマザキがあり、カップラーメンなどは購入可能。
ディナー
フレンチのフルコースでした。雲仙で採れた野菜をはじめ、長崎県産の素材を使った料理が多かったです。
特徴は、料理の見た目、味、香りなどのレベルが別格に高いことです。
ミシュランのレストランや、超高級ホテル(アマン京都など)で食事してきましたが、遜色ないレベルで美味しかったです。
朝食
アメリカンの朝食でした。
味はディナーと同じくハイレベル。内容はサラダ、ヨーグルト、パン、カブのポタージュ、卵料理(目玉焼き、スクランブルエッグ、オムレツ、フレンチトースト)でした。
サラダに使っている野菜は地元産の野菜で新鮮、卵料理はオムレツを頼みましたが外はフワフワ、中はトロトロで美味しかったです。妻はフレンチトーストを頼みましたが、味は美味しいが量が多すぎたそうです。
⇒参考ブログ記事)ミシュラン含むグルメレビュー
⇒参考動画)アマン京都のランチ動画
価格
雲仙観光ホテルは、公式よりも宿泊予約サイトのクーポンで割引した方が安かったです。
実際、「プレミアムツインルーム」に宿泊で、73,265円/2名でした(祝日泊)。公式や他の宿泊予約サイトの1月の宿泊料金は、103,400円/2人でした。
今回は宿泊予約サイト「Relux」の30,000円オフクーポンが利用できたので、公式や他の宿泊予約サイトと比較して、かなり節約できました。
加えて、Reluxのポイントバックが2,197円分(3%)とPontaポイントが733円分(1%)還元あるので実質70,335円/2人でした。
上記の割引方法の紹介は以下。
今回はReluxが最安値でしたが、予約するタイミングによって、価格が安い宿泊予約サイトは異なります。
以下に代表的な宿泊予約サイトのリンクを記載していますので、価格比較に利用してください。
総合評価
今まで数々の宿に泊まった経験から、独断と偏見で雲仙観光ホテルを評価しました。
評価の観点は宿泊料金、食事、お風呂、客室、接客&サービス、アクセスです。
評価は5段階で、評価が悪い順に1,2,3,4,5点です。
食事は美味すぎ、風呂(温泉)は泉質最高、客室はレトロだが良く手入れされていて快適。
接客とサービスも充実していて心地良く楽しめる。
一方、宿泊料金は高め(美味い食事付きだから仕方無いが食事有無の選択肢が欲しい)で、アクセスは微妙。送迎はないが、雲仙温泉が観光地のため、各所からの路線バスが多いのでマシ。
以上が「【超高級】長崎のクラシックホテル「雲仙観光ホテル」の設備とサービスを徹底解明!」でした。
その他、長崎県の観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
⇒参考)長崎県の観光記事まとめ
前日宿泊した宿と、旅行全体を纏めた記事は以下。
⇒参考記事)【カジュアル】稲佐山観光ホテルの設備とサービスを徹底解明!
⇒参考記事)【旅行記】世界三大夜景の長崎市と、雲仙の超高級ホテル宿泊の旅2泊3日!
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