この記事では1873年創業の最古のリゾートホテル「日光金谷ホテルの設備とサービスを詳しく」紹介します。
日光金谷ホテルの「設備」「部屋」「食事」「風呂」「価格」について、良かった点と悪かった点をレビューします。
本ブログの管理人は妻と月一くらいのペースで国内の高級宿へ安価に宿泊しています。
丁度、2月の連休の計画が無く、またクラシックホテルマラソンの日光金谷ホテルが未だ行けていなかったので、クラシックホテルパスポートのスタンプを埋めに行きました。
宿泊価格はクラシックホテルの中で最安値、2人で14,500円の割に館内は綺麗で部屋も広い、コスパの良い宿でした。
100近くの高級宿に泊まった経験から、突っ込んだ目線で日光金谷ホテルの良し悪しを紹介していきます。
⇒参考動画)日光金谷ホテル(館内散策・部屋)
コスパ最高!「日光金谷ホテル」の設備とサービスを徹底解明!
日光金谷ホテルの特徴は、価格はクラシックホテルの中でも安価でありながら、創業当時から良くメンテナンスされた設備の綺麗さと、日光東照宮まで車で5分の距離にある立地の良さです。
1873年に日光東照宮の楽師をしていた金谷善一郎が、ローマ字(ヘボン式)を考案した博士の知恵を借りて、自宅の一部を海外客向けの宿泊施設にしたのが日光金谷ホテルの始まりです。
その5年後、1878年に箱根のクラシックホテル「富士屋ホテル」が創業しましたが、両者の一部の建物の設計者が同じ、という共通点があります。
実は、日光金谷ホテルの創業者の息子2人の内、兄が日光金谷ホテルを継ぎ、弟が富士屋ホテルへ婿入りした背景があり、同じ設計者へ建築を依頼したそうです。
日光金谷ホテルは、歴史あるホテルですが、リゾートホテルの位置付けなので、砕けた雰囲気で寛げるホテルです。
まず、設備から紹介します。
設備
ホテルショップ、バー、ラウンジ、ビリヤード、プール(冬場はスケートリンク)があります。
ホテルショップ
お酒やお菓子、お土産などが販売されています。日光金谷ホテルの近くにはコンビニが無いので、重宝します。
少し高いですが、日光金谷ホテル独自のビールなどもあります。
バー(デイサイト)
オリジナルカクテルが豊富(7種)です。
創業当時から営業しているバーです。内装がレトロでジャズが流れており、クラシックな雰囲気です。
オリジナルカクテルの価格は全て1,600円で統一(2022年)されていますが、600円/人のチャージが必要です。
宿泊客以外も利用可能ですが、月曜日と木曜日は定休日なので、平日に行く場合は注意。
また営業時間も17:00〜22:30(L.O)と早めな為、訪問は早めの時間に(予約して行った方が良い)。
ラウンジ(クラフトラウンジ)
創業当時から営業しているラウンジで、拘りのあるメニューが多いです。
大正時代に金谷ホテルで出していたレシピを再現したオリジナルカレーやホテルのパティシエ特製のデザート、ドイツのロンネフェルト社の最高級紅茶、ビールなどアラカルトで軽食を食べたい場合に便利。
定休日は無いですが、営業時間が9:30〜17:00と短いです。
ビリヤード
ロビーの奥にビリヤード台が1台あります。日本で最初に普及した遊び方「キャロムビリヤード:4つの玉を使う」が採用されています。
ビリヤード台の周囲には過去に日光金谷ホテルを訪問したイギリス王室のヘンリー王子などの世界の著名人達の紹介があります。
利用料金は1,000円/1時間です。
プール
大正時代に建設された竜宮という建屋の屋上にあるプールで、冬場は天然のスケートリンクになります。
当時の天皇皇后両陛下が、このスケートリンクで滑ったこともあります。
2022年の2月に訪問してしましたが、プールは凍っていたものの新型コロナウイルス感染拡大対策で閉鎖されていました。
部屋(宿泊はスタンダードAタイプ)
本館、別館、新館、第二新館の4つの棟があり、客室数は全部で71室と中規模のホテルです。
それぞれ、1873年、1901年、1935年、1961年に建てられ改築されていますが、歴史ある建物です。
部屋は全部で7タイプあり、スタンダードA、スタンダードB、デラックスタイプ、コーナーツインルーム、シャワー付き客室、N35、Orange Suiteです。
これらの内、Orange Suiteは宿泊予約サイト「一休」からのみしか受付できません(ホテルに問い合わせてもダメ)。
予約しようと思いましたが、空きが無くスタンダードAタイプの客室に宿泊しました。
スタンダードAタイプの客室は29平米の広さで寝室と部屋風呂があります。
29平米は狭いかなと思いましたが、意外と広くて快適でした。
寝室
ベッドが2台と化粧台、冷蔵庫、テーブルがあります。
ベッドは硬めでしたが寝心地は良かったです。一方、枕元にコンセントが無いため、スマホを充電しながら使えないなどの不便があります。
化粧台には、コンセントがありドライヤーやヘアアイロンなどできます。
冷蔵庫の中は空ですが、最低限の飲み物(ケトルとお茶、ミネラルウォーター)はあります。
テーブルには、金谷ホテル直営のベーカリーの茶菓子がありました。
✔︎日光金谷ホテルは室内、館内共通のWi-Fiがありますが、非常に通信速度が高速なので利用をオススメ。ベッドのサイドテーブルに説明書きがあります。
部屋風呂
ユニットバスタイプの浴室かつ沸かし湯と残念ですが、浴室自体は広いため快適です。
浴槽も広く、180cmくらいの身長までは足を伸ばして漬かれます。
アメニティーは、フィード社製のヴェーダロッソ。2020年の始めまでは皇室御用達(雅子様などが使用しているらしい)の「サンナホル」社製らしかったのですが変わったようです。
普段はJohn Master Organicなど海外産を使っていますが、国産のヴェーダロッソの方が髪や肌への馴染みが良い気がしました。
風呂(大浴場)
大浴場は無し。空いていれば、無料で使える家族風呂はあります。
日光金谷ホテルに温泉は無く、全て沸かし湯ですが、系列の中禅寺金谷ホテルに温泉があり、格安で利用可能です(定価1,300円→割引価格500円)。
日光金谷ホテルから中禅寺金谷ホテルまで無料の連絡バスが出ていますが片道40分かかるのが難点。
食事(メインダイニング、ダイニング)
利用可能なダイニングルームは2つあります。
本館に近いのがメインダイニング、第2新館から近いのがダイニングです。
窓際の席から日光を見渡せるためメインダイニングの方が景色が良いです。
メインダイニングとダイニングは中で繋がっており、本館から第2新館へ移動するための連絡通路として便利。
それぞれ朝食(アメリカン)、夕食(フレンチ)時に利用可能(ランチもある)。
夕食、朝食ともに軽食が良かったため、メインダイニング、ダイニングは利用していません。
夕食はホテルから徒歩2分の所にあるステーキハウス(みはし)、朝食は日光金谷ホテル直営のベーカリーを利用しました。
夕食
朝食
✔︎小食堂というダイニングもありますが普段は利用不可。17時からの館内見学時のみ入室可能。
⇒参考)日光金谷ホテルの客室と館内散策を大公開
価格
「スタンダードAタイプ」で7,260円/人でした(祝日泊)。公式や他の宿泊予約サイトと比較すると968円/人程度安く宿泊できました。
✔︎公式では同時期の祝日に素泊まりのプラン設定が無かったため平日の公式価格を参考にしています。
今回は「Relux」の20%オフクーポンが利用できたので、公式や他の宿泊予約サイトと比較して、少し節約できました。
加えて、Reluxのポイントバックが428円分(6%)とPontaポイントが73円分(1%)還元あるので実質6761円/人でした。
上記の割引方法は以下の参考記事に記載しています。
「日光金谷ホテル」は宿泊予約サイト経由で予約した方が安かったです。
予約するタイミングによって、価格が安い宿泊予約サイトは異なります。
以下に代表的な宿泊予約サイトのリンクを記載していますので、価格比較に利用してください。
総合評価
今まで数々の宿に泊まった経験から、独断と偏見で日光金谷を評価しました。
評価の観点は宿泊料金、食事、お風呂、客室、接客&サービス、アクセスです。
評価は5段階で、評価が悪い順に1,2,3,4,5点です。
宿泊料金は極めて安価。
食事は直営レストランのハンバーグが美味かった。
風呂は大浴場無しの沸かし湯なので微妙。
客室は少し広めで調度品のレベルが高い。
アクセスは送迎バスがあるが、本数が少ない。
以上が「日本最古のリゾートホテル「日光金谷ホテル」の設備とサービスを徹底解明!」でした。
その他の栃木県の観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
⇒参考)栃木の観光記事まとめ
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