「妻の地元の高知へ4泊5日の帰省がてら、観光とグルメを楽しむ旅行記」。
約9ヶ月帰省していない間に、沢山の新名所・観光地ができており、ゴールデンウィークに大阪から高知へ帰省したタイミングで新名所・観光地を巡りました。
<スケジュール>
- 1日目
- 海鮮が美味い「大黒堂」でディナー
- 2日目
- ドラマで有名「牧野植物園」でランチ/観光
- 看板の無いイタリアン「アンナータ」でディナー
- 3日目
- 4日目
- 高知新港の新ビアホール「SOUTH HORIZON BREWING」でカフェ
- 日本一のジェノベーゼ「バール・バッフォーネ」でディナー
- 土佐あかうしとワインが美味しい「ワインプティヴェール」でディナー(2軒目)
- 5日目
- 高知名物の鍋焼ラーメン「千秋」でランチ
- 日曜市の限定トマト(徳谷52番)などを購入
「新しい高知」をテーマに観光地とグルメを巡り、最新の高知をお届けします。
※本記事は、何度か高知を訪問したことがある方むけです。高知訪問が初めての方むけの記事は以下。
⇒参考記事)初めての高知訪問で行きたい観光地の記事
⇒参考動画)【旅行記】高知の新名所と穴場な観光地、グルメを巡る4泊5日|牧野植物園、ジローのおうち、夢許など
【旅行記】高知の新名所と穴場な観光地、グルメを巡る4泊5日
高知は2018年頃から観光地化が進み、市内では「高知駅の案内所とさてらす」、「オーテピア」や「道の駅とさのさと」など次々と新しい施設が建っています。
宿泊先では2022年に足摺パシフィックホテル花椿をリノベーションした「The Mana Villege」や星野リゾートの「OMO7高知」などのホテルも増え、観光地として注目が集まっています。
2023年には植物学者「牧野富太郎」の人生をテーマにしたNHKドラマ「らんまん」が放映され、牧野植物園は、過去最高の観光客数を記録しました。
1日目(大黒堂で晩御飯)
仕事あがりに高知入り。関西からであれば夜行ではなく高速バスで当日中に高知入りできるのが良いところ。
18:24 三ノ宮の神姫バス乗り場から高速バスに乗り、高知のはりまや橋へ向かいます。
約4時間半の長旅のため、快適な3列独立シート+トイレ付きを予約。
道中、2箇所の休憩を挟んで高知へ到着。
大黒堂(ディナー)
22:34 定刻通り「はりまや橋」へ到着。高知に着くと反射的にお腹が減ります。
高知は飲酒費用が全国No.1という呑んべえ御用達の県。遅くまで営業する居酒屋も多く、この時間からでも食事の選択肢は多い。
まずは、鰹のタタキを塩で食べるのがミッション。帰省の目的の半分がこれを食べるためです。
高知民ネットワークで知った、遅い時間でも美味い鰹のタタキを出すお店「大黒堂」へ向かいます。
はりまや橋から徒歩5分と近く、ウツボ、アオサのり、四万十エビ、どろめなどの高知料理が勢揃い。
漁れたての新鮮な魚介を提供するため、メニューに書いてあっても入荷が無い場合があります。
まずは鰹のタタキ(塩)を注文。5月は脂身が少ない春鰹ですが、あっさりしていて美味い。
わさびとニンニク、塩を載せて食べるのが高知流。
身体に沁みる美味さ。。。こういうのでいい。
土佐清水で獲れる清水サバの刺身も注文しようとしましたが生憎と売り切れ。本日の魚介からシマアジの刺身を選びました。
プリプリの身と程よい脂、グッとくる旨みが堪らない。大黒堂オリジナルの日本酒「瀧嵐 蔵出し生酒」との組み合わせが最高。
メヒカリの塩焼きも注文。高知沖の底引き網漁で引っかかる深海魚ですが、淡白な白身とふんわりとした食感が特徴の美味い魚です。
ちょっと天ぷらも食べたくなったので、四万十川で採れたアオサのり天。サクサクの衣にふんわりとしたアオサの食感が日本酒とよく合う。
高知定番の居酒屋メニューです。
〆に大黒堂で人気の幻の焼飯を食べて、ごちそうさま。
23:30 路面電車「とさでん」は23時には終電を迎えるのでタクシーで妻の実家へ向かい就寝。
2日目(高知市内の観光と食事)
本日はドラマで新しくなった「牧野植物園」でランチ・観光後、看板の無いイタリアン「アンナータ」でディナー予定。
牧野植物園(ランチと観光)
13:00 妻と妻の母と一緒に高知市内(五台山)の山頂にある牧野植物園へ車で向かいます。
牧野植物園は、高知県出身の植物学者である牧野富太郎博士の業績を記念して開設されました。
8haもある園内は全長約2kmの広大な鑑賞コースがあり、四季折々に咲く3,000種類以上の植物が並んでいます。
牧野植物園に到着し、無料のパーキングへ駐車します。
2023年5月にリノベーションされており、現代的な外観になっています。
ドラマ「らんまん」の放映開始が2023年4月なので、集客アップを狙ってのリノベーションか?と邪推してしまいます。
実際、平日にも関わらず観光バスが何台も来ており、沢山の観光客が来園していました。
園内マップを見ると入口は正門と中門があります。まずランチが食べたいので、レストランがある中門から入園します。
※入園料は730円(高校生以下と65歳以上は無料)ですが、JAF会員や龍馬パスポートを持っていると100円引きになります。
また、リノベーションされてからクレジットカードや、その他の電子決済でも支払いできるようになっています。
龍馬パスポートを提示して100円引きで入園し、レストラン(C.L.Garden)へ向かいます。
C.L.Gardenはハンバーグやパスタなどを提供する洋食レストランですが、高知の野菜や海鮮などを使った料理も多く、人気も高いです。
実際、来店は平日でしたが満席でした。事前予約は不可なのでタブレットに氏名を記入して座席が空くのを待ちます。
レストランの横にある博物館のショップ(サクラ)で時間を潰します。
カツオの加工品、クボタのアイスなど高知名物が並びますが、特筆すべきは牧野植物園オリジナルのクラフトジン。
牧野博士が妻の名前から命名したスエコザサを使用し、高知県産のグアバ、ブシュカンやショウガ、ハーブなど全12種類を司牡丹の焼酎に漬け込んで蒸溜しています。
5,000円と高級ですが、某メーカーの高級ジャパニーズクラフトジンよりも美味しい。
店内を約30分物色しているとレストランから案内が入りました。待ち時間を潰せるショップがあるのは良いですね。
レストランは壁側がガラス張りで、植物園全体を高台から見渡せる造りになっています。
サラダがセットになった四万十豚と牛肉のボロネーゼのパスタを注文しましたが、味はそれなりでした。
横の席の人が食べていた「ふもとの市場で仕入れたお魚ランチ」の方が美味そう。そっちを注文すれば良かったと少し後悔。
気を取り直して園内を見ていきます。
暑かったので、ショップで購入した高知で有名なクボタのアイスクリンを食べながら植物を鑑賞していきます。
先ずは温室へ。
温室は、国内外から集めた貴重な植物や色鮮やかな熱帯花木、熱帯果樹など一年を通して楽しめる施設。
乾燥地、湿地、ジャングルなどのエリアが人工的に再現されており、各場所で育つ植物を鑑賞できます。
入口は、大木の洞窟をイメージした中空の高さ9mの「みどりの塔」。壁面にはアコウ、リュウビンタイ、ディクソニア、シッサスなどの植物が栽培されています。
インスタグラムなどのSNSで良く見かける場所です。
乾燥地にはサボテン、アロエなどのトゲトゲ系の植物やバオバブなどのつるつる系の植物が育っています。
湿地は、滝を中心にシンメトリーに配置された柱が神殿を思わせる、開放的な水辺の空間。マングローブ類や熱帯スイレン、プルメリアなどが植栽されています。
ジャングルは、大きなシダやヒカゲヘゴや高木類が育っておりダイナミックな景色。
展望デッキから見渡すのがオススメ。
温室を出て、園内を散策していると5月なのに紅葉している、もみじを発見。
オオモミジという日本固有の品種で古くから存在し、一年中紅葉しているらしい。
これを寺や神社に植えれば一年中、夜間ライトアップとかの紅葉イベントできそう。
コースを歩いていると、高さ10m以上もある蔦っぽい植物を発見。
紫色の実を付けており近づいてみると、危険マークが目に入りました。
トビカズラという天然記念物に登録されている植物ですが、紫色の実の表面に無数のトゲがあるらしい。
触れるとトゲが折れてヒリヒリとした痛みがしばらく続く危険な植物。あぶねぇ。。。
こういう危険な植物も手に触れる距離に展示しているのが良い意味で高知っぽいです(昭和感)。
更に進むと「ふむふむ広場」がありました。
ふむふむ広場は「土佐の畑」「まなびの野原」「ふれあいの庭」のエリアに分かれ、高知に関わりの深い果樹や野菜、ハーブ類を触ったり、ちぎったりできます。
特にハーブ類を揉んだり、ちぎったりして匂いを嗅げる「ふれあいの庭」が楽しい。
ローズマリー、コウスイボク、レモングラスなど料理に使用するハーブが育っており、スーパーで売っているものよりも香りが強いです。
ここのローズマリーでシチュー作ったら美味そう。
最後に展示館へ。牧野富太郎の生涯とその業績を、植物図や著書、観察会の記録や写真などで紹介しています。
館内設備は県内で活躍している家具・工芸作家の作品を使用しており、落ち着いた雰囲気が良い。
牧野博士の写真を見ましたが、個人的にはイケメンと思います。
展示館は牧野博士スゴいみたいな雰囲気でしたが、昔から高知に住んでいる妻の母は微妙に浮かない顔。
理由を尋ねると牧野博士の功績は素晴らしいが、女性関係がだらしなかったらしい。。。
アンナータ(ディナー)
18:00 完全予約制の看板の無いイタリアンでディナーします。
兵庫にあるミシュラン三つ星のイタリアン「カセント」の技術を受け継いだシェフの料理が食べられます。
価格はカセントの40%程度ということもあり、食通の間では密かな人気です。
今回、運良く予約できたので訪問させて頂きました。
場所は、はりまや橋の交差点にあるパチンコ屋(123)の裏手にあるソフィア法務事務所の2階です。
店内はテーブル席が1つ、カウンター席5つと少人数制で1回転のみ。
シェフが調理・盛り付けから料理の提供まで全て一人でこなしているからです。
オススメの席はテーブル席。目算20畳ほどのガラス張りの厨房でシェフが真剣に調理している様子を鑑賞できます。
一人で調理しているとは思えないほどの手際の良さで続々と料理が運ばれてきますが、信じられないくらい美味い!
調理の様子を見ていましたが、手際の良さは下拵えをしっかりしていること、美味さは特に火入れの技術が特筆して高いからだと思われます。
食事後にシェフと少し昔のお話をしました。
元々、高知の知寄町でレストランを経営していたがカセントの味に感銘を受けて、高知から兵庫まで夜行バスで修行に行っていたそうです。
自分のお店も経営しながら休みの週2日をカセントでの修行に充てていたとのこと。
火入れの技術から何から何までレベルが違って驚いたが技術を習得し高知のはりまや橋で新店舗を開いたとのこと。
私見ですがシェフは商売っけがない職人気質で非常に好感が持てました。
20:30 とさでんに乗って妻の実家で就寝。
3日目(安芸市の観光と高知の名店巡り)
本日の昼は安芸市にある「土佐ジロー専門店で食事」。
その後、高知市内へ戻り、「海鮮が最高の居酒屋」と「美丈夫直営の日本酒バー」を訪問しました。
土佐ジロー専門店(ジローのおうち)
天然記念物の「土佐地鶏」と在来種の「ロードアイランドレッド」を掛け合わせた高知限定の地鶏(土佐ジロー)を食べにいきます。
高知県が商標登録している「土佐ジロー」は県内の認定生産者が飼育条件をクリアし、県内のみで生産・販売をしています。
また、一代種のため高知県畜産試験場のみが種卵を生産しているため県外では出回りません。
土佐ジローが食べられるのは高知市内の料理屋6店と、土佐ジローを飼育しているジローのおうちのみ。
最も新鮮な土佐ジローが食べたくて、高知市内から車で1時間の距離にあるジローのおうち(安芸市)へ行ってきました。
11:00 高速道路に乗って芸西西ICで降りました。高知市から東の高速道路は一部の区間が完成していないので無料で通行できます。
安芸中央インターから山中を約20km北上します。この先に飲食店があるのか疑わしくなるほど細く蛇行した山道です。
ところどころ、ジローのおうちまで○○kmと書かれた看板があり、ほっとします。
看板を信じて進むと急に開けた場所に出ました。ジローのおうちと書かれた綺麗な外観の一軒家があり、駐車場へ車を停めます。
店内は綺麗な民宿っぽい雰囲気です。女将さんに案内され席へ向かいますが、ジローのおうちは飲食だけでなく宿泊もできるとのこと。
宿泊客は国内よりも海外の方が多く、特にスペイン、イタリアなど欧州の方が多いそうです。
飲食だけの場合は電話かWEBで事前予約の必要があります。WEBは「ジローのおうちの公式サイト」から予約できます。
事前予約していた親子丼のセットを待つ間、飲み物を注文。運転があるのでノンアルコールビールにしました。
土佐ジローと書かれたおしぼりが可愛い。
くつろいでいると、料理が到着。付きだしは柚子胡椒と鶏皮の和えもの、卵焼き、たたきキュウリとささみでした。
一見、普通の付きだしですが、鶏と卵が濃厚で歯ごたえもあり美味い。全て土佐ジローを使っているそうです。
舌鼓を打っていると、メイン料理(土佐ジローの親子丼と唐揚げ)が到着。
この親子丼は大阪なら3千円は取れるくらい美味いです。
卵と鶏肉自体の旨味が強く、味付けは薄味なのに満足いく味わい。玉ねぎなども地野菜を使用しており香りが非常に良い。
唐揚げも脂肪分が少ないのにジューシーで濃厚。
私の場合、唐揚げは2~3個で飽きてしまうことが多いですがこれは別。
脂も味付けもしつこく無いのに美味いものだから平らげてしまいました。
満腹になったので、これから安芸市内へ向かいます。
安芸駅の「ぢばさん市場」と「かっぱ市」で高知の日持ちする名産品を購入して一旦、帰宅です。
海鮮最高の居酒屋(すごろく)
18:30 はりまや橋の近くにある地元民に人気の居酒屋でディナーします。
高知の新鮮な魚を毎日仕入れて提供するため、刺身が最高に美味しいことで有名です。
店内でスタッフからメニューの説明を受けます。
定番メニュー以外に日替わりのお魚メニューがあり、特に「ビリ」と書かれた魚の刺身がオススメとのこと。
ビリとは死後硬直する前の超新鮮な魚のことを指す方言です。
余談かつ個人的な感覚の話ですが、都会の超新鮮と、高知の超新鮮の意味は全然違うと思います。
都会は、魚を釣り上げてから1日くらい経過したものでも超新鮮と言いますが、高知の場合は半日から当日くらいの範囲です。
(消費期限半日のメジカの新子とかあります)
前置き長くなりましたが、高知ではとにかく新鮮な魚を食べるのがオススメ。
本日入荷の「カツオのビリ」と「メバチマグロのビリ」の刺身を注文。
ビリの刺身は、刺身のイメージが覆ると思います。全く生臭くなく、モチモチした食感で旨味も強い。
醤油に浸けて食べたら勿体ないと思う美味さ。塩とわさびを少し付けて食べれば最高です。
刺身メインで頂くのでお酒は高知の日本酒。「大吟醸 しずく酒(高木酒造)」「純米大吟醸 安結 南(年間1,000本限定)」などをいただきました。
特にしずく酒は袋掛で絞った大吟醸のしずくを瓶詰めした貴重品で、日本酒らしさとフルーティーさを兼ね備えた逸品でした。
すごろくの料理は全国レベルでみてもレベルが高いですが、やはり「ビリが別格」でした。
続けて、すごろくの近くにある高知の銘酒「美丈夫」の直営バーへ向かいます(美丈夫は濱川商店が製造/販売)。
道中には有名な屋台ラーメン「松ちゃん」の店舗が開業していました。
元々の屋台がどうなったのか、屋台通りを見に行くと松ちゃんを含め、全ての屋台が無くなっていました。。。
妻の母に話を聞くと、道路交通法に定めた許可が無いまま営業していたらしく、最近は近隣住民からの苦情で立ち退きすることになったそう。
過去には小泉元総理や松坂大輔さんも訪れていた名店が並んでいただけに、時代の変化とはいえ、個人的には非常に惜しく感じます。
美丈夫直営のバー(夢許)
21:00 濱川商店が手がける日本酒「美丈夫」のバー(夢許)に到着。
美丈夫を軸とした蔵元直営の日本酒バーで、2024年1月末に開店。
店内はカウンター席とテーブル席があり、和モダンな感じです。
カウンター奥には美丈夫の酒造りの様子などがプロジェクターから投影されており視覚的にも楽しめます。
通常のバーとは異なり、照明が明るく和気藹々とした雰囲気で日本酒を頂けます。家族連れや友人同士での団欒にも使える感じです。
バーにしては価格も良心的。日本酒がグラスで600~1,200円程度で、ビールもマスターズドリームが700円です。
おつまみ類も豊富なので軽食を食べたいときにも使えます。
マスターは気さくな方で色々な裏話も聞かせてくれました。
例えば、ダバダ火振と美丈夫がコラボしたお酒がありましたが、これはダバダの社長と美丈夫の社長が個人的に仲が良く、お喋りの中で作られたお酒とのこと。
個人的には「美丈夫 純米大吟醸 鄙」が最高に美味しかったです。「鄙」とは田舎を表す古語で、美しい自然やゆったりとした大らかさを連想される言葉。
美丈夫の蔵がある田野町は、海、山、川と豊かな自然に囲まれた土地であり、そこに人の技が加わった日本酒とのこと。
ストーリーを聞きながら飲む日本酒は格別に美味しいですね。
その他、秘蔵のお酒をマスターに色々出して頂きました。
もし行かれることがあれば「秘蔵のお酒」を飲んでみたいと言えば出してくれると思います。
酔い冷ましに歩いて帰宅し、就寝。
4日目(絶景ビアホール,日本一ジェノベーゼ,土佐あかうし専門店)
本日は高知で新しくオープンしたカフェ、イタリアンで食事後、土佐あかうし専門店で〆ます。
絶景ビアホール(SOUTH HORIZON BREWING)
15:00 高知の海の玄関口(高知新港)の高台にあるビアホールへ向かいます。2023年7月に開業し、世界各国のビールや自家醸造のビールの他、コーヒーも頂けます。
高知新港の高台へ車で上っていくと、和モダンな外観の建物がありました。
店内は数十種類の缶ビールや、コーヒー豆などのショップと、レストランが併設されています。
ビールは高知産の大麦やホップを使用して醸造しているため飲みたかったですが、運転があるのでコーヒーを頂くことにします。
併設の自家焙煎所で焙煎された水出しアイスコーヒーを注文しましたが香りがたっていて美味しい。
店内で飲むのも良いですが、テラス席で頂くと景色の良さと芝生の香りが混じって格別です。
今度はビールも飲みたいです。
日本一のジェノベーゼ「バール・バッフォーネ」
18:00 2023年12月に移転/リニューアルしたイタリアン「バール・バッフォーネ」へ向かいます。
雑誌(カーサ・ブルータス)の中で日本一のジェノベーゼと紹介されており、高知への帰省時は必ず食べに行っています。
⇒参考記事)【高知グルメ】高知市で日本一美味しいジェノベーゼを食べるならバールバッフォーネ
移転後も前店舗と同じく、外と店内が繋がったオープンな造り。
一方、座席数は約50席と前の店舗の3倍くらいの規模になっています。
新店舗ではコース料理を推奨していますが、後ほど土佐あかうしを食べに行くのでアラカルトで食事します。
アラカルトを注文する場合は、割高ですが前菜を注文する必要があります。四万十鶏のハム、きびなごのカルピオーネなど相変わらず手が込んだ料理で美味しい。
マルゲリータと名物「日本一のジェノベーゼ」も追加で注文。このジェノベーゼは必ず食べるべき。
腹八分目で次のお店(土佐あかうし専門店)へ向かいます。
土佐あかうしとワインが美味しい「ワインプティヴェール」
19:30 ひろめ市場へ高知特産の土佐あかうしを食べに行きます。
土佐あかうしは赤身とサシのバランスが良く熟成させることで旨味が増す牛で、超高級レストランでもステーキとして提供されることがあります。
ひろめ市場のレストラン(ワインプティヴェール)ですが、土佐あかうしのステーキをクオリティ高く安価に頂けることで地元民に有名。
初訪問でしたが、オーナーシェフが気さくな方で雰囲気が良い。某有名レストランなどで腕を振るっていた方です。
ビールはブラウマイスター、地野菜を毎日仕入れて提供しており職人魂を感じます。
名物の土佐あかうしの塊ステーキは、うで肉、もも肉、フィレ肉と3種のラインナップがあります。オススメを伺うと旨味が強い「うで肉」とのことです。
単価が高いフィレ肉を勧めない感じが商売っけが無くて好き。
既に腹八分目なので、土佐元気野菜のバーニャカウダ、つなぎ未使用のハンバーガー、8時間煮込んだ土佐あかうしのワイン煮込みを頂きます。
バーニャカウダの野菜は、野菜自体の味が濃くて美味しく、ハンバーガーも肉々しい味わいで美味い。
しかし、本日のMVPは土佐あかうしのワイン煮です。これは既に満腹だろうが箸が止まらない。
とろとろに煮込まれた土佐あかうしが柔らかく、味付けもあっさりで美味しい。余ったスープにバゲットを浸けて食べても最高。
今度は、土佐あかうしのワイン煮と、ステーキを食べに来ます。
5日目(鍋焼ラーメン千秋、日曜市)
最終日は2023年12月オープンの人気急上昇のパン屋(其日花摘)で買物をして、近くの鍋焼ラーメン千秋でランチします。
最後に日曜市限定の野菜を購入してから関西へ帰宅予定。
其日花摘
毎日食べたいと高知県民の間で人気のパン屋。開店と同時にあっという間に売り切れてしまうほどの人気を誇っています。
店主は神戸のパン店で長年修行し、厳選した国産の小麦粉と自家製酵母に拘っています。自家製酵母はリンゴから作られており無添加です。
おすすめ商品は「あん塩バター(216円)」や「たまごサンド(237円)」です。
なお、来店は「お店のインスタグラム」の営業日時を確認した方が良いです。。。営業しているだろうと思って来店すると休みでした。
近くの鍋焼ラーメン千秋でランチします。
高知名物の鍋焼ラーメン「千秋」
高知名物の鍋焼きラーメンは、熱々の土鍋で提供され、甘めで濃いめの醤油味のスープが特徴。
黄色いストレート麺は歯切れが良く、親鳥のコリコリした食感を楽しめます。
須崎市の「橋本食堂」が有名ですが、妻の母的には千秋もオススメとのことで来店しました。
店内は昭和の個人のラーメン屋といった雰囲気ですが、実は愛媛へ2020年に2店舗目を出店した人気店です。
メニューは鍋焼ラーメンと、ご飯、チャンジャのみとシンプル。
鍋焼ラーメンは麺の量が少ないがスープは多めなので、麺を食べ終わるタイミングでご飯を注文して雑炊にするのが高知流。
鍋焼きラーメンが到着。
具材はネギ、ちくわ、卵と鶏肉とヘルシー。スープは鳥出汁醤油であっさりとした味わいで美味いです。
黄色の卵麺とスープが合っていて一瞬で食べ終え、ご飯を注文。
鍋焼ラーメンは土鍋で提供されるので、麺を食べ終えてもスープは熱々。ご飯をスープに入れて雑炊にすると絶品でした。
日曜市
12:00 日曜の午前限定で開催されており、観光客にも人気の市場です。
他の地域と異なるのは、地元民もガッツリ利用しているところです。
高知の日曜市は本当にここでしか購入できない野菜・果物があったり、安価な食材も並んでいます。
地元の農家が出店しており、JA非経由で限定の野菜・果物を販売しています。
サイズ不揃いのため安価な物も多く、例えばショウガが大量に入って50円などで入手できます。
特に1~6月は糖度が13度以上と甘く旨味も凝縮されている「徳谷トマト」がオススメ。
その中でもフルーツショップオザキの「徳谷トマト(52番)」がオススメ。
農薬8割減で収穫に150日かかるため生産量が極小で、かじった瞬間にしっかりとした甘さが広がり、格別の逸品。
味に自信があるため、氷でキンキンに冷えた徳谷トマト(52番)を100円で、その場で頂くことができます。
日曜市は玉石混淆ですが、本当に良い品が格安で手に入れられる場でもあります。
特に、旅行からの帰宅が日曜であれば、是非訪問してみてください。
以上「【旅行記】高知の新名所と穴場な観光地、グルメを巡る4泊5日|牧野植物園、ジローのおうち、夢許など」でした。
以下は、宿泊費を削減する方法の詳細(記事)。
⇒参考記事)宿泊料金を安くする手段:年収が高くなくても、高級ホテルに安く宿泊する方法!
⇒参考記事)クーポンとポイントで宿泊費用が安くなる宿泊予約サイト【ランキング】
高知のその他観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
⇒参考)高知の観光記事まとめ
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