この記事では「リニューアル後の万平ホテルの設備とサービスを詳しくレビュー」します。
<レビューの観点は以下>
- 客室
- 設備・サービス
- 風呂(大浴場)
- 食事
- 価格
- アクセス
リニューアル後の大きな変更点は2つ。
1つは温泉付の客室ができたこと。
もう1つはブライダル関連の設備ができたことです。
その他、価格が上がった、史料室が無くなったなど、リニューアル前からの変更点を中心に紹介します。
参考動画)リニューアル後の万平ホテル
※リニューアル前の万平ホテルについて纏めた記事と動画は以下。
⇒参考)軽井沢「万平ホテル」はジョン・レノンが愛したクラシックホテル|1894年創業【超高級】
⇒参考動画)リニューアル前の万平ホテル(館内&客室)
【宿泊記】愛宕館プレミア(温泉・テラス付)に宿泊|館内をリニューアル前後で比較レビュー
万平ホテルは軽井沢にある1894年開業のクラシックホテルです。
かつてはジョン・レノン氏やオノヨーコ氏が毎年滞在していたり、日米政治家の会談が行われていたなどの歴史があります。
開業から100年以上も経っているため設備の老朽化が進んでいましたが2023年から2024年10月にかけて大規模改修を実施し綺麗に生まれ変わりました。
客室
リニューアル後は「温泉」付の客室ができました。
万平ホテルは3つの宿泊棟があり、それぞれアルプス館、愛宕館、碓氷館です。
その内、愛宕館のみに温泉付き客室があります。
愛宕館の客室は5タイプあり、全て温泉付きです。
愛宕館は、今回のリニューアルで万平ホテルが一番力を入れた場所と仰っていました。
それぞれの客室タイプの違いは部屋の広さとテラスの有無のみです。
今回は愛宕館プレミア(温泉・テラス付)に宿泊しました。
愛宕館プレミア(温泉・テラス付)の客室は45平米の広さであり、ベッドルーム、バスルーム、テラスがあります。
ベッドルーム
“万平ホテルのDNAを受け継ぐクラシックモダン”をコンセプトに生まれ変わった室内は素晴らしいの一言。
リニューアル前は”クラシック”な印象でしたが、リニューアル後は”モダン”な高級ホテルの客室に”クラシック”な要素(照明など)が加わった印象です。
ただ単にモダンな高級ホテルチェーンの真似事をするのではなく万平ホテルの独自要素を加えているのが素敵でした。
ベッドルームの設備はベッド、テレビ、キャビネット、ソファーテーブルです。
ベッドはシモンズ社の厚みのあるマットレス。
ベッドサイドにはターンダウン機能も付いた最新の照明制御装置とタイプCでの給電も可能なコンセント。
テレビはREGZAの最先端モデル。Amazonプライム、ネットフリックス、ディズニープラスなど計12ものWEB配信サービスに対応しています。
また、テレビを左右に角度調整できるためベッドに横たわりながらの視聴可能です。
キャビネットにはお酒、コーヒー/紅茶、お菓子などが収納されています。
お酒とお菓子は有料ですが、軽井沢ビールが500円で販売されているなどホテルにしては良心的な価格設定だと思います。
コーヒー/紅茶は無料にも関わらず良いものを使用しており、特に紅茶はTWGというシンガポールの高級茶葉ブランドです。
キャビネット自体も桜柄があしらわれていて可愛いです。
ソファーテーブルは照明の光がテーブルにフォーカスされ快適に読書やお茶ができます。
照明はリニューアル前の万平ホテルで使用されていたもので、モダンな客室にクラシカルな雰囲気を与えています。
クローゼットにはガウン、パジャマ、スリッパなどの備品の他、万平ホテルのオリジナル紙袋や便箋などが入っています。
紙袋や便箋は持ち帰り可能です。デザインが可愛いので是非探してみてください。
バスルーム
ベッドルームと同じく”モダン”が基調ですが、壁や床などに”クラシカル”さを残すオシャレなバスルームです。
脱衣所と浴室は独立しており、脱衣所には洗面台とトイレがあります。
洗面台にはRefaのドライヤー、モルトンブラウンのハンドソープなど上質なアメニティーが揃っています。
トイレはTOTOの上位モデルであり、当然ウォシュレット機能も搭載されています。
浴室は塩沢温泉から運んできた温泉が24時間循環する浴槽と洗い場があります。
石造りの浴槽は背中部分が傾斜構造になっており、寝そべるように入浴できます。
温泉の給湯温度は43℃と高めの設定となっていますが、加水バルブで温度調整可能。
洗い場にはレインシャワーとモルトンブラウンのシャンプー、ボディーソープ、コンディショナーがあります。
素敵な浴室ですが一緒に泊まる方との関係性によっては問題があるかもしれません。
トイレと浴室が繋がっているため、友人や付き合いたてのカップルなどの関係では、相手がお風呂に入っている時は恥ずかしくてトイレが使いづらいかもです。
テラス
ベッドルームの窓の奥に広さ10平米ほどの小さなスペースがあります。
小さな椅子とテーブルが置かれており、森林浴をしながらお茶を楽しむと最高です。
設備・サービス
リニューアル後の万平ホテルは史料室が無くなり、以下の設備があります。
- メインダイニングルーム
- カフェテラス
- 売店
- 中庭
- バー
- ブライダル関連(バンケット,KAEDE,KEYAKI)
バーはリニューアル前のままですが、バー以外の設備は変化があります。
リニューアル後の変化のみ記載します。リニューアル前の設備・サービスは以下の記事をご覧ください。
⇒参考)軽井沢「万平ホテル」はジョン・レノンが愛したクラシックホテル|1894年創業【超高級】
メインダイニングルーム
リニューアル後は天井のシャンデリアの照明が無くなっており、すっきりした印象。
テラスサイドの席はリニューアル前のまま。
また、ブライダルでの両家の会食に使用される個室も新設されていました。
カフェテラス
ほぼリニューアル前と同じですが、リニューアル後は植木の高さが低くなりオープンになりました。
カフェテラスは名物のロイヤルミルクティーとアップルパイを求めて日帰りで利用する方も多いです。宿泊者でも予約不可で並ぶ必要があります。
以前は外からカフェテラスの様子が分からなく、中からも外の景色が見えなかったのですが、見通しが良くなりました。
売店
位置と商品ラインナップが変わりました。
以前はフロント裏にあった売店がカフェテラスに併設されています。
商品ラインナップはカップ麺やおつまみなどからホテルオリジナルグッズのみに変わりました。
人気のパウンドケーキやコーヒー、カフェ名物(アップルパイとロイヤルミルクティー)のクッキーなどお土産に便利なものばかりです。
客室で提供されている水は200円で販売されていますが、宿泊者はフロントに言えば無料で貰えます。
中庭
リニューアル前は背の高い木々に囲まれた日本庭園みたいでした。
リニューアル後は背の高い木々は無くなり、オシャレな椅子やテーブル、綺麗な花々が植えられた洋の庭園に変わりました。
ブライダル関連のテラス席「KEYAKI」も中庭に新設されています。
ブライダル関連
以前は愛宕館へ続く連絡通路だった場所近辺がブライダル関連の設備に変わっていました。
披露宴会場として利用可能な部屋「KAEDE」やバンケット「桜」、上述の「KEYAKI」などが新設されています。
リニューアル前後での1番大きな変化はブライダル関連の設備です。
その他
リニューアル前は史料室だった場所は喫煙所に変わり、その奥に続いていたファミリー向けの客室は無くなりました。
また、中国料理の萬山楼(中華)や熊魚菴 たん熊北店(京会席)など外部のレストランは無くなり、ホテル直営のレストランだけになりました。
風呂(大浴場)
愛宕館の客室には温泉が新設されましたが、大浴場はありません。
食事
上述の通り、万平ホテル内で食事できる場所は「カフェテラス」と「メインダイニングルーム」のみに変わりました。
価格
以前よりもかなり値上がりしています(2〜3倍)。
「愛宕館 プレミア(温泉・テラス付)」に2名朝食付きで124,084円でした(土日泊)。
今回は公式のLINE友達先行予約から早期に予約しました。何度も宿泊させて頂いた宿であり、リニューアル後は直ぐに泊まりたかったからです。
2024年10月以降は一般的な宿泊予約サイトから予約可能となっており、クーポンなどを利用すれば比較的安価に宿泊可能です。
一休やじゃらんなどのタイムセールやクーポンを利用すれば我々と同じ土日泊であっても2〜3万円/2名くらい安くなるタイミングがあると思います。
※なお当ブログで多用している「Relux」には宿泊予約可能な日付が無かったので提携を打ち切った可能性があります(30%オフクーポン使えればと思い調べました)。
主な宿泊料金の割引方法は以下の記事に纏めています。
何処から予約するのが最安値になるのかは、クーポンやポイントバックの有無によって変わります。
例えば、
などの可能性も考えられます。
以下に代表的な宿泊予約サイトのリンクを記載していますので、価格比較に利用してください。
アクセス
実質的に車かバスのどちらかです。
軽井沢駅から約2kmも北(緩やかな登り坂)にあり、送迎などはないため徒歩でのアクセスはおすすめしません。
自家用車やレンタカーを使用しない場合は、軽井沢駅からタクシー利用がオススメ。ワンメーターちょっとなので1千円もしません。
どうしてもタクシーを使いたくない場合は軽井沢駅から途中の旧軽井沢のバス停まで路線バスがあります。
まとめ
宿泊料金は高くなってしまいましたが、客室や設備が新しくなり、温泉が導入されるなどより良くなったと思います。
特に、温泉が付いている愛宕館の客室に宿泊すれば、かなり質の高い滞在を楽しめると思います。
以上「【宿泊記】愛宕館プレミア(温泉・テラス付)に宿泊|何度も泊まった館内をリニューアル前後で比較レビュー」でした。
長野のその他観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
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