この記事では「白川郷まで近く、綺麗で快適、温泉付きのコスパ宿をレビュー」します。
白川郷は岐阜県の高山から北西へ約50kmの位置にある世界文化遺産です。
「合掌造り」と呼ばれる特徴的な茅葺き屋根の家々で知られています。250年以上前の家屋もあり、1995年に世界文化遺産に登録されました。
郷内の散策や合掌造りの家の見学/宿泊が可能ですが、合掌造りの宿への宿泊は超人気のため非常に難しい。
今回は白川郷から約2kmの位置ですが白川郷までの送迎サービスがあり、無料の貸切温泉と軽食やドリンク等のサービスも付いている「結の庄」に宿泊します。
結の庄はドーミーインで有名な「共立リゾート」が経営しており、上記の通りサービスが良いです。
無料の駐車場にレンタカーを停めて館内へ。
2019年オープンのため、館内は綺麗ですが天井の梁や床の畳が、白川郷の合掌造りの家屋を模しており雰囲気が良い。
これまで100を超える高級宿に泊まってきた経験から、突っ込んだ目線で「結の庄」をレビューしていきます。
<レビューの観点は以下の順>
- 設備・サービス
- 客室
- 食事(近隣の美味い飲食店含む)
- 価格
- アクセス
動画で見たい方は以下。
⇒参考動画)【白川郷観光に便利】白川郷まで送迎車で5分!貸切温泉付で軽食やドリンク等のサービスもある宿「結の庄」
設備・サービス
3階建、客室数66の小型の宿です。
設備は売店、温泉、ダイニング、ラウンジとシンプルですが、様々なサービスがあります。
ラウンジ
ソフトドリンク(15~19時)、五平餅(18~19時)、夜鳴きそば(22~23時)、アイス(15〜24時)、コーヒー、乳酸菌飲料(5:30〜10時)の提供があります。
ソフトドリンク:ラウンジ奥のナイトバー(琴水)でドリンクサーバーがあります。
五平餅:串にお米をつぶしたものを巻きつけ、形を整えてタレをつけて焼いたもの。岐阜県なので醤油とナッツと砂糖を混ぜたタレです。
夜鳴きそば:ドーミーイン定番の鶏ガラの醤油ラーメン。提供時間が22~23時と短いですが、何杯でもお代わり可能です。
その他、アイス、コーヒー、乳酸菌飲料も提供されており、食が細い方なら無料提供の食事や飲み物だけで満腹になってしまうかもしれません。
ラウンジ奥には温泉があります。
温泉
貸切風呂(2種)と大浴場があります。
いずれの風呂も泉質は同じ(ナトリウム-塩化物温泉)で循環・加水・加温・消毒処理されています。
貸切風呂
2種の温泉(天雲の湯と星雲の湯)があり予約不要、先着順で利用できます。
ラウンジにある貸切風呂のランプが点灯している時は利用者あり、消灯していれば利用できます。
天雲の湯:木製の浴槽に温泉が供給されており、大人2人がゆったりと入れる大きさの浴槽です。
星雲の湯:陶器の浴槽が使用され、大人2人が何とかは入れる大きさの浴槽です。天雲の湯の方が浴槽が大きいです。
なお、貸切風呂には洗い場が無いので、大浴場か客室のシャワーで体を洗う必要があります。
大浴場
内風呂と露天風呂、打たせ湯、ドライサウナがあります。
66室の小さな宿のため浴槽は広くないですが貸切風呂利用者が多いため混雑していませんでした。
洗い場のシャンプー類は良い物を揃えています。ボタニカル成分豊富な「HAJIMARI」です。
朝 05:00~10:00
売店
カップラーメンのような軽食からさるぼぼの人形のような名産品まで幅広く商品を揃えています。
価格は定価よりも少し高いですが、宿の売店にしては安価な方だと思います。
推測ですが、結の庄の近くに定価販売する道の駅 白川郷(徒歩5分)、コンビニ(徒歩15分)があるので価格を上げにくいのだと思われます。
なお、コンビニ(デイリーヤマザキ)は白川郷の観光客が集まるせいか訪問時は欠品気味でした。
ダイニング(山ぼうし)
夕食は和会席、朝食は朴葉味噌を中心とした定食を提供しています。
全席、仕切りがついておりプライバシーを守って食事できます。
朝 07:00〜09:00(L.O.)
*結の庄の宿泊は素泊まりプランも選択できますが、徒歩圏内で周囲に食事できるところは少ないです。
朝食だと各種定食(道の駅 白川郷)、手打ちそば(あらい)、ハンバーガー(グランマ)くらいです。
夕食は飛騨牛の焼肉屋(てんから)のみです。
ロビー(送迎)
結の庄から白川郷まで約2kmあるため徒歩では時間がかかります。
またマイカー規制のため白川郷に車で乗り入れできず、近くの駐車場を利用する必要がありますが1,000円と高額で、かつ混雑しています。
白川郷内にはお酒を提供する飲食店もあるため、時間が許すのであれば送迎バスを利用したいです。
結の庄→白川郷BTの送迎バスは9:00〜11:10の間、20〜30分間隔。白川郷→結衣の庄は15:05〜17:25の間、30〜45分間隔で運行しています。
詳細は公式のアクセスのページから確認ください。
風くるま
ロビー近くの階段を上がると屋根裏のようなスペースがあります。
ここでは色んな柄やサイズの浴衣が展示されており、好きな物を借りられます。
その他、白川郷の歴史を伝えるDVDやけん玉、おはじきなど懐かしい遊びができます。
宿泊客が要求しそうなものは大体揃っています。
続いて客室です。
客室
4タイプの客室があります。
- コンフォートツイン(31平米:3名宿泊可)
- デラックスツイン(32平米:3名宿泊可)
- フォース(43平米:4名宿泊可)
- ツイン(31平米:2名宿泊可)
客室毎の違いは広さと宿泊可能な人数のみです。
どの客室も浴槽は付いておらず、シャワールームのみです(トイレは有り)。
今回は、たまたま日にち限定で安くなっていたコンフォートツインに宿泊しました。
*公式から予約したプラン:【お日にち限定】素泊まりプラン★通常料金の10%OFF!
コンフォートツイン
31平米の客室であり、ベッドルームと洗面所、シャワールーム、トイレがあります。
ベッドルーム
ベッド、ソファーベッド、テレビや冷蔵庫などがあります。
高さの低いベッドは布団のような感覚で和の雰囲気の宿と合っています。
ベッドサイドのコンセントはUSB給電も可能。
ソファーベッドは3名宿泊時にエクストラベッドとしても利用可能です。
窓からの景色は1階という立地のせいか良く無かったです。奥に庄川が見えますが、2〜3階であればもっとよく見えるはずです。
テレビは旧式のAQUOSでネット接続はできません。
冷蔵庫周りにはご当地の茶菓子とお茶、コーヒー、ミネラルウォーターがあります。
茶菓子は栗寄せと飛騨えごまのせんべいでした。
棚毎にお茶セットとコーヒーセットが分かれて入っています。
冷蔵庫には共立リゾートのロゴが入ったミネラルウォーター。
洗面所
洗面台とドライヤーのみのシンプルな洗面所です。
歯ブラシやシェーバーなどは備えられておらず、フロント近くのアメニティーバーで必要なものだけ取っていくスタイルです。
シャワールーム
浴槽が無くシャワーのみです。
シャンプー類は大浴場と同じく「HAJIMARI」を使用しています。
トイレ
非常用と書かれたタンク以外は普通のトイレでした。
食事
食事付プランなら朝食と夕食は山ぼうしで提供されます。食事無しプランでもチェックイン時に申し出れば朝食や夕食を追加できます。
*夕食の追加料金:8,800円/人
個人的には8,800円×人数分の料金を払うなら、飛騨牛焼肉「てんから」で夕食した方が現地の食材を使った料理を楽しめると思います。
価格
「コンフォートツイン(31平米)」に2名宿泊で37,800円でした(平日泊:素泊まり)。
今回は公式のからお日にち限定割(10%)で予約しました。直前の予約かつ割引率の高い宿泊予約サイトのクーポンが無く、高値での予約になりました。
早いタイミングで予約すれば【早期割30】なら4,000円/人割引、【早期割60】なら5,500円/人割引などもっと安く泊まれるプランもあります。
また、一休やじゃらんなどのタイムセールやクーポンを利用すれば我々と同じ土日泊であっても5千円〜1万円/2名くらい安くなるタイミングがあると思います。
主な宿泊料金の割引方法は以下の記事に纏めています。
何処から予約するのが最安値になるのかは、クーポンやポイントバックの有無によって変わります。
例えば、
などの可能性も考えられます。
以下に代表的な宿泊予約サイトのリンクを記載していますので、価格比較に利用してください。
アクセス
車かバスのどちらかになります。
車の場合は白川郷ICを降りて約5分。降りて直ぐの信号を右折すると結の庄の看板が見えるのでそこを左折すれば着きます。
駐車場は無料で夏は80台、冬季は60台停められます。
バスの場合は白川郷バスターミナルから結の庄までの送迎バスが出ています。
白川郷BTまでは高山駅や平湯温泉など各方面からバスが出ています。
まとめ
白川郷までのアクセスの良さ、買物の便利さ(コンビニ・道の駅)、快適さ(貸切温泉・多様な飲食サービス)の観点から良い宿だと思います。
世界文化遺産は見たいけど、近辺で快適に宿泊したい方には有力候補になる宿です。
以上「【白川郷観光に便利】白川郷まで送迎車で5分!貸切温泉付で軽食やドリンク等のサービスもある宿「結の庄」」でした。
岐阜のその他観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
⇒参考)岐阜の観光記事まとめ
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