この記事では「高知市内からアクセスの良い(車で約1時間)絶景スポット「仁淀川」の観光スポット・宿泊施設」を紹介します。
内容は
- 観光(川遊びスポット、沈下橋、池川茶園、にこ淵、安居渓谷)
- 宿泊施設(土佐和紙工芸村QRAUD、SNOW PEAKおち仁淀川)
です。
高知市内から比較的近い(車で約50分)が、全国でも稀な透明度を誇る仁淀川。
全国的にも有名になりつつありますが、川遊びの場所や、周囲の観光スポット、宿泊施設など具体的な観光情報は少ないです。
何度も仁淀川へ遊びに行っており、実体験を踏まえてレビューします(妻の実家が高知市内)。
奇跡の清流「仁淀川」で丸一日遊べるオススメの観光地・宿泊施設
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仁淀川周辺には、ほぼ山と川しかありません。コンビニやスーパーなどは少なく、かなり田舎です。
一方、観光地として知名度が上がってきたせいか、カフェ、道の駅、宿泊施設など、観光客向けの施設が徐々に増えてきています。
2018年あたりは半日で観光が終わる場所でしたが、現在では「丸一日観光できる場所」に変わっています。
仁淀川周辺の観光地
大きく3つのタイプがあります。
- アクティビティ(川遊び、ラフティング)
- 絶景(沈下橋、にこ淵、安居渓谷)
- グルメ(池川茶園、大正軒、高知アイス)
アクティビティ
基本的には「川」遊びです。
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川に浸かって透明度の高さに驚くのも良し、SNOWPEAKおち仁淀川でラフティングのツアーに申し込むのも良しです。
◆川に浸かる場合は、透明度が高く、流れが穏やかな場所が良いです。
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オススメはSNOWPEAKおち仁淀川と黒瀬キャンプ場の間です。車で直接河川敷に出られる場所がいくつかあります。
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下流過ぎないので水は綺麗、上流過ぎないので大きな岩も無く比較的流れが穏やかです。
個人的には片岡沈下橋の少し西に川遊びしやすいスポットがお気に入り。
◆ラフティングは、SNOWPEAKおち仁淀川で予約すればマリンシューズやライフジャケット、ウェットスーツなどの装備も付いてきます(公式ページ案内)。
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プロが半日がかりで全長4kmのラフティングをガイドしてくれます。ラフティング終了後はSNOWPEAKおち仁淀川の温水シャワーで身体を流せます。
料金は6,500円/人(子供料金の設定無し)と、少し高いですが、清流でのラフティング体験は価値があると思います。
⇒参考)「じゃらんの遊び・体験」から予約すると少し安く(6,050円)できます。
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✔︎じゃらん遊び・体験のクーポンでさらに安くなることもあります(20〜30%程)。クーポン獲得ページ(要ログイン)から手に入ります。
川に浸かるにせよ、ラフティングするにせよ、水着とタオル、ビーチサンダルは必須です。
絶景
綺麗な景色を見るなら、沈下橋、にこ淵、安居渓谷がオススメ。
川遊びや食事なども楽しむなら「沈下橋」。絶景をメインに楽しむなら「にこ淵」「安居渓谷」。
◆沈下橋は何ヶ所かあり、一つ一つ造りと景色が異なります。
- 名越屋沈下橋(オススメ)
- 片岡沈下橋
- 浅尾沈下橋
- 中仁淀沈下橋
- 長屋の沈下橋
- 久喜沈下橋
- 継合橋沈下橋
- 大森橋沈下橋
- 下名野川沈下橋
下流の沈下橋から順にリストにしましたが、見応えがあるのは名越屋沈下橋。
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下流の沈下橋ほど大きく、橋の造りが豪華です。
なお、下流の沈下橋は手摺りが無く、橋から落ちやすいので注意が必要。
◆にこ淵は、青く澄み切った滝壺が有名で「仁淀ブルー」として四国を代表する観光地になりました。
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以前は、にこ淵までの道は整備されておらず「秘境」でしたが、現在は、にこ淵までの道は整備されており、安全に降りられます。
場所は、仁淀川から北へ約10kmの位置にあり、高知市内からは約1時間でアクセスできます。
なお、高知では「神聖な場所」として認知されているため、滝壺で泳ぐのは禁止です。
◆安居渓谷は、高知で最も美しい紅葉が見られる渓谷。スノーピークおち仁淀川キャンプフィールドから車で40分程度、北上した場所にあります。
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主な見どころは以下2つ。
- 飛龍の滝:落差30mの2段の滝で龍が体をくねらせ飛び立つような姿に由来
- 水晶淵:季節や時間帯により青や緑に色を変える淵
その他、落差60mの昇竜の滝や道路からも見ることができる見返りの滝など「滝」関連の見どころが多いです。
✔︎安居渓谷だけでなく、中津渓谷や瀬戸川渓谷もオススメ。特に紅葉の時期が綺麗です。
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グルメ
仁淀川周辺の人気のグルメは、池川茶園、高知アイス、大正軒です。
◆池川茶園は仁淀川周辺の人気カフェです。
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茶農家の女性で立ち上げたカフェで、お茶とスイーツが人気です。
特にお茶は、江戸時代に殿様に茶を献上してきた歴史もあるほど、中四国では一番の生産量と高い品質を誇る隠れた名産地です。
店内は勿論、仁淀川に面したテラス席で、ほうじ茶パフェや煎茶パフェなどを食べられます。
✔パフェはほうじ茶と煎茶味の二つを食べ比べ:ほうじ茶味の方がさっぱりとしていて、個人的には好き。
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◆高知アイスは、高知の地鶏「土佐ジロー」のタマゴを使った濃厚なソフトクリームやスイーツが人気。
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✔︎看板メニューは、注文を受けてから焼き上げるフレンチトースト。
テラス席では仁淀川を眺めることができ、料理もオシャレなので写真映えします。
営業時間は11〜17時と短めかつ、24席しか無いので、カフェ利用の多い14〜16時ごろは混み合うことが多いです。
少し時間を外した13時ごろなどの利用がオススメ。
◆大正軒は、大正2年から続く、完全予約制の鰻屋。捌きたての鰻を、完全個室で食べられるのが特徴。
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メニューはシンプルで、うなぎ定食、うな重、うな丼定食、うなぎフルコース、うなぎ弁当、うなぎ一品料理、ビールのみ。
到着に合わせて料理を提供するため、事前の電話予約(tel:0889-22-0031)必須。
ランチとディナー営業を行なっており、営業時間は、ランチ11:50~14:00、ディナー17:00~21:00。
仁淀川周辺は飲食の名店が少ないので、グルメも楽しみたい場合は、大正軒がオススメ。
仁淀川周辺の宿泊施設
元々、宿泊施設が少なかったですが、最近は仁淀川の知名度向上に伴って、オシャレで綺麗な宿泊施設が増えてきました。
該当する宿泊施設は主に2つ。「土佐和紙工芸村QRAUD」と「SNOW PEAKおち仁淀川キャンプフィールド」です。
土佐和紙工芸村QRAUD
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仁淀川周辺では「一番しっかりとした旅館」。
全12室と小さな宿ですが、設備が多く快適に過ごせます。
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館内の設備は、以下の通り。
- 大浴場(内湯、露天風呂、サウナ、水風呂)
- レストラン(宴会場あり)
- 売店(JA産直市)
- 体験(うどん、そば、こんにゃく作り)
- アクティビティ(カヌー)など
特に、食事が美味しいです。高知県の方もよくランチだけ食べにくるそうです。
アクセスは、周囲の観光を考えると車がベスト。道の駅を兼ねているため、無料の駐車場が90台あります。
ホテルでゆっくり過ごすのであれば、電車でもアクセス可能。事前に連絡すればJR伊野から宿まで送迎してくれます。
参考)価格は約1〜2万円/人程度ですが、公式よりも宿泊予約サイト利用の方が、安い場合が多いです(ポイントバックや割引クーポンを適用)。
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⇒参考)【Relux】管理人がいつも利用している宿泊予約サイトでの予約(30%割引)
どの宿泊予約サイトが安いのかは、タイミングによって異なります。
以下に代表的な宿泊予約サイトのリンクを記載していますので、価格比較に利用してください。
SNOW PEAKおち仁淀川キャンプフィールド
仁淀川の知名度が上がってきた2018年に綺麗なキャンプ・グランピング施設ができました。
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有名アウトドアブランド「SNOW PEAK」が展開する施設です。宿泊施設や売店、アクティビティの設備があります。
宿泊施設は、以下2種類があります。
- テント(テントはレンタル可能)
- グランピング(モバイルハウス「住箱」)
テントはスノーピークからレンタル可能、タープなどの付帯品もあります。
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グランピングは隈研吾デザインのオシャレな外観・内装です。
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また、電源(コンセント)やエアコンがあるので快適性も高いです。アウトドアはしたいけど、テントは抵抗がある方にオススメ。
価格は1棟あたり17,600円(税込)です。大人2名、子供(小学生まで)の利用が可能です。
⇒参考)予約は公式サイトからのみ可能
共用の設備も充実しており「綺麗なトイレやシャワー、売店、ランドリーなど生活インフラ」も整っています。
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一方、食事は売店でカップ麺やお菓子などを購入できますが、バーベキューセットなどの販売は行っていません。
✔︎調理器具、テーブル、クーラーボックスなどの器具はレンタル有り。
バーベキューする場合は、持ち込み(無料)の具材が必要です。
高知市内の「道の駅とさ」やサニーマートなどで調達した具材をクーラーボックスに入れてキャンプ場へ運べば安上がり。
カットやクーラーボックスの用意がめんどくさいなら、SNOW PEAKおち仁淀川キャンプフィールドから車で7分の距離にある「観光物産館おち駅」でも購入可能。
3日前までに電話予約すれば、カットした肉や野菜を用意してくれます(2,500円/人)。
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アクティビティは上述のラフティングです。
✔︎仁淀川で一日中、遊ぶならレンタカーが必須。
⇒参考)レンタカーを予約するなら公式よりも「じゃらんレンタカー」の方がお得な場合が多い
以上が「奇跡の清流「仁淀川」で丸一日遊べるオススメの観光地・宿泊施設」です。
その他の高知の観光スポットやグルメは以下の記事に纏めています。
⇒参考)高知の観光スポットやグルメ記事
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