この記事では「エクシブ淡路島の設備とサービスを詳しく紹介」します。
主に「客室」「設備」「風呂」「食事」「価格」の観点で、良かった点と悪かった点をレビューします。
エクシブ淡路島は設備は若干足りない点はあるものの、かなり快適なホテルでした。立地とサービスが良く、不満は感じませんでした。
洲本の市街地まで約2kmとタクシーでワンメーター少しの距離であり、不足している設備(温泉・居酒屋・バーなど)は補えます。
価格も周辺の旅館・ホテルと比べてリーズナブルであり、宿泊権利があれば洲本観光にオススメのホテル。
「客室」「設備」「風呂」「食事」「価格」の概要は以下。
- 客室:スタンダードタイプでも和室とベッドルームがあり広々しています。古さはありますが、全室オーシャンビューであり眺望が良いです
- 設備:レストラン、プール(インドア・アウトドア)、ジュース無料のラウンジ、売店があります。温泉、バーなどが無いのが難点
- 風呂:大浴場無し
- 食事:夕食は鉄板焼きのブッフェ、朝食は和食御膳。味はそれなり
- 価格:2名スタンダードタイプ(夕・朝食付き)で約4万円
上記について以下で詳しく見ていきます。
これまで100を超える高級宿に泊まった経験から、突っ込んだ目線で「エクシブ淡路島」の良し悪しを紹介していきます。
⇒参考動画)【宿泊記】エクシブ淡路島はバブルの面影を残す豪華なホテル【客室・館内設備・食事・周辺の様子を徹底公開】
【宿泊記】エクシブ淡路島の客室と館内設備・食事を大公開|周辺の温泉や食事処は?
1992年開業とバブル期の面影を残す会員制の宿。9階建であり、地下1階と屋上も加えると全11のフロアがある、洲本では大型のホテルです。
特徴は「ラグジュアリー」「サービスの良さ」「眺望の良さ」。
ラグジュアリー:バブル期の建築だけあって、かなり豪華な造りです。特にロビーの柱や絨毯、椅子などは質が高い。
また、地下1階のインドアプールや屋上のプールは広く、ジャグジー風呂もあります。
所々に古さを感じながらもバブル期のお金をかけた豪華な作りです。
サービスの良さ:ロビーラウンジ(シーガル)でのソフトドリンク無料、駐車場無料、無料のマジックショーなどがあり、ホテルでの滞在を快適にするためのサービスが多い。
一方、オーナー限定のサービス(バー、インドアプールの無料利用など)があり、オーナー以外のユーザーにとっては、少し不便な点もあります。
眺望の良さ:全室から瀬戸内海を眺められます。目の前が海なので低層階でも、かなり景色が良かったです。
以下でエクシブ淡路島の客室内を紹介します。
客室(スタンダードタイプ)
客室はベッドルーム、和室、バスルーム、バルコニーから構成されており、スタンダードタイプであっても広い(45平米くらい)です。
ベッドやテーブル、ケトルなど、客室の設備は年季が入っていますが、質の高い物をしっかりメンテナンスしており使い心地が良いです。
窓から見える瀬戸内海(東向き)の景色を眺めながらコーヒーを飲んだりと落ち着いた雰囲気のある客室でした。
ベッドルーム
ベッド、照明制御、テーブルセット、ミニバー、テレビ、空気清浄機があります。
ベッドはツインでしたが、個人的にはかなり寝やすかったです(柔らかすぎず、硬すぎず)。
照明制御は和室以外の照明とフットライト、枕元の読書灯をON/OFFできますが、照度調整は不可。1992年の建物なので仕方ない。
ただ既存設備でなんとか便利にしようと努力しているようです。
例えば、照明制御装置に外付けのマルチタップを付けてスマホやパソコンなど、枕元で使うデバイスへ給電できるようにしています。
冷蔵庫・ミニバーにはお茶や水、給湯器、テーブルセットとデスク、空気清浄機があります。
ミニバー上の粉末のお茶と水(常温に限る)は無料です。
一方、冷蔵庫内の水は有料(189円)です。
冷蔵庫内にその他の飲み物は入っていませんが、ビール、酎ハイ、ハイボール、ペットボトルのお茶などの飲み物はフロント7番へ連絡すれば、お高いですが用意してもらえます。
粉末のお茶は給湯器で淹れられますが注意が必要です。
National製(旧Panasonic)とかなり古いタイプなので、今のケトルとは違ってお湯が沸くのに30分くらいかかります。
空気清浄機はシャープのプラズマクラスターです。
テーブルセットは小さな物で2人でお茶を飲めるくらいの大きさです。
デスクにはテレビ、ドライヤー、収納があります。テレビはPanasonic製、ドライヤーもPanasonic製とブランドを統一しているようです。
姿見と側面にコンセントが2つあり、浴室(ユニットバス)よりもドライヤーを使いやすい環境でした。
また、収納には室内着とランドリー袋が収納されています。ランドリー袋はプールから上がった後の水着の収納や前日の服などを入れるのに便利。
ベッドルームはコンパクトに纏まっており、必要な物が手の届く範囲にあるので使い勝手が良かったです。
和室
四畳半の小さな和室で真ん中にローテーブルと4つの座椅子があります。
我々は2人で宿泊したため利用しませんでしたが、3名以上で宿泊する際は布団を敷く場所になります。
和室の収納の中に布団がありました。
バスルーム
浴槽、洗面台、トイレがセットになったユニットバスです。
広さは一般的なビジネスホテルくらい。浴槽は174cmの成人男性が足を伸ばして浸かれる大きさです。
お湯は温泉では無く沸かし湯です。
温泉が有名な洲本なので、温泉に入りたい場合は近くのホテル(淡路インターナショナルホテル ザ・サンプラザ)などの日帰り温泉が利用できます。
洗面台は1つだけですが、ドライヤーはベッドルームのデスクで利用できるため使用時に場所の取り合いにはなりませんでした。
シャンプー、ボディーソープ、洗顔などはMUNOAGE製。年間1万人の臨床知見を基に、皮膚科医と共同開発し、2008年に誕生。
香料、防腐剤、着色料などを使っておらず肌に優しい成分で作られているそうです。
その他のアメニティーは歯ブラシ、ボディタオル、ヘアブラシ、髭剃りなど基本的な物は揃っています。
トイレはウォシュレット機能付きです。
バルコニー
全室オーシャンビューのバルコニーからは瀬戸内海を一望できます。低層階(2階)の客室でしたが、海を眺められました。
バルコニーは東向きなので、特に日の出のタイミングは太陽が海から登ってきて綺麗です。
一方、テーブルや椅子は無く、ゆっくりコーヒーを飲みながら朝日を眺めるようなことはできません。
クローゼット
キャリーケース1つと数着の衣服を掛けられるくらいの小型クローゼットです。
室内用のスリッパやセーフティボックスなどが収納されています。
設備
全11のフロアの内、3つのフロア(1階、屋上、地下1階)に設備があり、残りのフロアは全て客室です。
1階 → 地下1階 → 屋上の順に見ていきます。
1階
ラウンジ(シーガル)、オーナーラウンジ、ホテルショップ、フロント、トイレがあります。
ラウンジ(シーガル)は、宿泊者全員が利用可能です。
ロビーラウンジの位置付けとなっており、コーヒー、ジュース、紅茶などが無料で提供されています。
コーヒーはアイスの他、コーヒーマシーン(FRANKE製)で作る本格的なホットコーヒー、カプチーノ、エスプレッソもあります。
また、バブル期のホテルだけあってカーペットやソファの質が非常に高く、座り心地が良かったです。
続けて、オーナーラウンジとホテルショップ方面を見てみましょう。
オーナーラウンジは、エクシブのオーナーのみが利用可能なラウンジです。
ゲストや法人会員などの方はオーナーラウンジを使用できません。
15:00からはビールやスパークリングワインの提供あり
ホテルショップはオーナーラウンジの真横にあり、淡路島を中心として兵庫県の銘菓や地酒などが販売されています。
ホテルの近くにあるコンビニ(セブンイレブン、ファミリーマート)と比べると少し高いですが、ビールやジュースなども販売しています。
特にあわぢビールはコンビニでは販売しておらず、味も良かったので個人的にはオススメ。
※1階にレストラン(潮音)もありますが「食事」の箇所で記述します。
地下1階
インドアプール、喫煙室があります。
インドアプールは、20m×5m程度の年中利用可能な温水プールです。水深約1.1mと浅いプールでビート板などの貸出もあるため子供は安全に利用できます。
サウナやジャグジーなども備わっているため大人も快適に過ごせます。
宿泊客は誰でも利用可能ですが、オーナー以外は利用料が必要です。大人1,100円、子供(小学生まで)550円、幼児無料です。
有料ですが水着のレンタルもあります(男性用:660円、女性:880円)。
日、祝日:17:30~22:00(L.O.21:00)
インドアプールの入り口にはビリヤード台があり、インドアプールの利用者は無料で使用できます。
また、喫煙室はインドアプール外の真横にあります。
※1階にレストラン(アラゴスタ)もありますが「食事」の箇所で記述します。
屋上
プールとジャグジーがあります。
プールはインドアプールよりも大きく20m×10m程度の大きさです。
温水プールでは無いため、利用できる時期は夏季限定ですが、こちらは屋上にあるため景色が綺麗です。
海側に面しているため、瀬戸内海を一望できます。
また、屋上プールは宿泊者なら誰でも無料で利用できるため、オーナー以外でも利用しやすいです。
インドアプールと同じくビート板の貸出は無料、水着の貸出は女性用880円、男性用660円です。
9:00~17:00
食事
エクシブ淡路島のレストランは全部で2つあります(洋食と和食)。
レストラン(アラゴスタ)
淡路島産の牛肉や豚肉、鶏肉、野菜など地産地消に拘った鉄板焼きレストラン(ディナー限定)です。
ハーフブッフェスタイルのレストランで、テーブル席に座った状態でタブレットに記載のメニューを選び、スタッフに注文すると調理してテーブルまで料理を届けてくれます。
コースによって提供される料理に違いがあり、高いコースになれば鮨などのメニューも注文できるようになります。
コースの例は以下(内容詳細はこちら)。
- スタンダードオーダーブッフェ(8,800円)
- プレミアムディナーブッフェ(18,700円)
- 鮑・伊勢海老食べ放題(4,000円)※追加メニュー
- 和食おまかせ会席(12,980円)
- 寿司フェア(3,300円)※追加メニュー
今回は最も安価なスタンダードオーダーブッフェにしましたが、それでも淡路島産の料理を堪能できたため満足でした(注文できる料理の例は以下)。
料理の流れは、決められたメニュー(前菜3種とスープ、お造り盛り合わせ)の後、食べたいメニューを注文できるようになります。
淡路島産国産牛ロース、淡路鶏、淡路島えびすもち豚などのメインメニューから、おにぎりや赤だしなどの食事メニューまで、ほぼ全ての料理を頂きましたが、個人的には淡路鶏が一番美味しかったです。
飲み物はビールやワイン、日本酒、焼酎など様々なラインナップがあり、料金はホテルにしてはリーズナブルです(中瓶のビール:968円など)。
ドリンクメニューのリストはこちら。
レストラン(潮音)
淡路島産の食材をふんだんに使った和食・洋食を提供しています。
テーブル席と個室があり、アラゴスタのようなブッフェスタイルではなく、コース料理のみの提供です。
朝食と夕食の時間に営業しており、夕食時に利用した「アラゴスタ」よりも人気があるようです。
実際に、朝食を「潮音」で頂きましたが個人的には「潮音」の方が料理に工夫があり、美味しく感じました。
朝食メニュー(和朝食膳)は以下(その他の朝食メニューはこちら)。
- 淡路島なるとオレンジジュース
- 淡路島玉葱ドレッシングを使ったサラダ
- おばんざい3種
- 淡路島玉葱豆腐の茸餡掛け
- 淡路島釜揚げしらすと小松菜の利休和え
- 秋野菜揚げ浸し
- 北坂卵のとろろだし巻き玉子
- 本日の干物
- みりん干し・一夜干し
- 淡路島玉葱リング天
- ご飯
- 白米 / お粥(お代わり可)
- ご当地味噌の淡路鶏つみれ汁
- 水菓子
- 淡路島ヨーグルトの豆乳プリン
- 柿のコンフィチュール
とことん淡路島産の食材に拘ったメニューであり、料理の質も高かったです。
特に北坂卵のとろろだし巻き玉子が美味しかったです。
また、料理のボリュームもあり朝からガッツリ食べる方でも満足できると思います。足りなければご飯や飲み物はお代わり自由なので追加できます。
夕食:17:30~22:00(L.O.21:00)
風呂
大浴場や貸切風呂はありません。
参考)周辺の施設
エクシブ淡路島に不足している設備は「軽食を購入できる場所」「温泉」「バー」です。
それらを補う周辺の施設を以下に記載します。
軽食を購入できる場所
エクシブ淡路島には2つのレストラン(アラゴスタ、潮音)以外に食事できる設備がありません。
小腹が空いて、スナックやおにぎりなどを軽くつまみたい場合は徒歩圏内にセブンイレブンとファミリーマートがあります。
温泉
エクシブ淡路島には温泉が無いです。洲本は温泉が有名ですが温泉に入りたい場合は徒歩3分くらいの距離にある淡路インターナショナルホテル ザ・サンプラザの日帰り入浴プランが利用できます。
バー
エクシブ淡路島にはオーナー以外が利用可能なバーはありません。
近くの高級ホテル「島花」ではビジターでも利用可能なバーがあります(スタッフに確認済み)。
カクテルが800円〜と良心的な価格で飲めるためオススメ。
バー目的だけでなく宿泊目的でも、かなり良いホテルです。総客室51と中規模のホテルながら温泉やレストランなども充実しており知る人ぞ知るホテル。
価格
「スタンダードグレード」で約2万円/人程度でした(土日泊)。
会員制のホテルのため、誰でも宿泊できるホテルではありません。
一方、本人が会員でなくても、家族や知り合いが会員だったり、勤めている会社が法人契約していたりすると利用可能なので、宿泊するためのハードルは高くないです。
本人が会員権を取得する場合でも意外と中古の会員権なら安い場合が多いです(~十数万で獲得できる場合あり)。
予約はエクシブ専用のアプリから行う必要があります。
アプリ内では、宿泊料金の1%がポイントとして還元されたり、キャンペーンなどでの割引も掲載されています。
宿泊料金が高騰する淡路島の洲本において、宿泊料金は安いホテルだと思います。
もし、家族や知り合いが会員または、会社の福利厚生で利用可能であればコスパが良いのでオススメです。
参考)エクシブ淡路島へのアクセス
「バス」または「車」でアクセス可能です。
バスでのアクセス
大阪方面と神戸方面からのアクセス可能です。
大阪方面はJR大阪駅の高速バス乗り場から乗車して約2時間20分でエクシブ淡路島に到着する時刻表になっており、神戸方面は三宮BTや新神戸駅から乗車して約1時間30分で到着する時刻表になっています。
<大阪方面から>
・JR大阪駅 ⇔ 洲本BT (高速バス:かけはし号) ・洲本BT ⇔ エクシブ淡路島 (送迎バス) | ・バス乗場 大阪駅JR高速BT ・所要時間 約2時間20分 ・時刻表:こちら |
・JR大阪駅 ⇒ エクシブ淡路島 かけはし洲本温泉号 | ・バス乗場 大阪駅JR高速BT ・発着時刻 14:00⇒16:35 |
・エクシブ淡路島 ⇒ JR大阪駅 かけはし洲本温泉号 | ・バス乗場 エクシブ淡路島 ・発着時 9:54⇒12:33 |
<神戸方面から>
・三宮ターミナル ⇔ 洲本BT (神姫バス/淡路交通) ・洲本BT ⇔ エクシブ淡路島 (送迎バス) | ・バス乗場 神姫バス三宮BT ・所要時間 約1時間30分 ・時刻表/乗場↓ ・神姫バス ・神姫バス乗場 ・淡路交通 |
・JR新神戸駅 ⇔ 洲本BT 本四海峡バス/西日本JRバス | ・バス乗場 JR新神戸駅前 ・発着時刻 約1時間35分 時刻表:こちら |
・JR新神戸駅 ⇒ エクシブ淡路島(かけはし洲本温泉号) | ・バス乗場 JR新神戸駅前 ・発着時刻 14:00 ⇒ 15:58 |
・エクシブ淡路島 ⇒ JR新神戸駅(かけはし洲本温泉号) | ・バス乗場 エクシブ淡路島(マリーナ側) ・発着時刻 10:39 ⇒ 12:37 |
しかし、実際は渋滞することが多く+30分くらいの時間を見込んでおいた方が良いです。また、洲本バスセンター経由の場合は事前にエクシブ淡路島に送迎を依頼する必要があります。
14:10から17:10まで1時間間隔で送迎便がありますが、送迎依頼が無い場合は運休となる場合があるので注意が必要です。
洲本バスセンターからタクシーでエクシブ淡路島へ向かうと千円程度かかるので勿体ないです。
車でのアクセス
大阪方面からは約3時間、神戸方面からは約2時間でアクセス可能ですが、出発場所や道路の渋滞状況で大きく移動時間は変わります。
道路の渋滞に関して、阪神高速か中国自動車道を利用してアクセスする場合、移動時刻が朝・夕であれば中国自動車道を利用した方が「マシ」です。
何度も淡路島へ行っていますが、朝・夕に阪神高速を利用すると約1~1時間半遅れます。
距離的には遠回りでも阪神高速よりも中国自動車道の方が早く着きます。
レンタカーを利用する場合は敢えて途中まで電車で向かい渋滞を避けるという方法もあります。
具体的には「垂水駅」まで電車で向かい、タイムズレンタカーなど近くのレンタカーショップで車を借り、垂水ICから高速に乗れば渋滞を回避して淡路島へアクセスできます。
特に西ノ宮よりも東から淡路島へ向かう場合に、この方法は有効です。渋滞がある場合、到着が約1時間早くなり、料金的も殆ど変わりません(高速代+ガソリン代が電車代が相殺)。
事前にカーナビやGoogle mapで渋滞を確認してから「全てレンタカー」か「電車+レンタカー」にするか決めた方が良いと思います。
レンタカーは安定して安いじゃらんレンタカーから予約しました。
枚数限定の割引率が高いじゃらんレンタカーのクーポンを使えば、もっと移動費を抑えられる場合が多いです(タイミングが合えばですが。。。)
✔︎クーポン獲得にはログインが必要。
以上が「【宿泊記】エクシブ淡路島はバブルの面影を残す豪華なホテル【客室・館内設備・食事・周辺の様子を徹底公開】」でした。
兵庫のその他観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
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