この記事は「特別天然記念物に指定されている、日本最高の穴場な避暑地」を紹介します。
内容は
- 上高地の観光スポットとオススメの宿
- 観光スポット(明神、絶景カフェ、軽食)
- オススメの宿(上高地帝国ホテル、ルミエスタホテル、五千尺ホテル)
- 参考)アクセス(関西⇄上高地)
- 参考)上高地の観光スポット番外編(徳沢、横尾)
です。(徳沢と横尾は遠いため、参考に記載)
本ブログの管理人は、年に一度は必ず上高地へ行っています。
登山をしていない人には聞き慣れないと思いますが、上高地は「絶対に行った方がいい避暑地」の一つです。
特別名勝、特別天然記念物に指定されており、国賓御用達の帝国ホテルもあります。(帝国ホテルは日本に3カ所:東京、大阪、上高地)
軽井沢や北海道と違って、穴場な避暑地「上高地」の魅力を紹介します。
【穴場な避暑地】上高地の観光スポットとオススメのホテルを紹介!
![白樺荘のカフェテラスから撮影した穂高連峰](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2021/10/FF0CE8FA-0157-4297-8189-63EE7DB25047-1024x768.jpeg)
上高地は長野県、松本市から2時間ほど離れた場所にあります。特徴は、
- 他の有名な避暑地よりも涼しい(地上よりも約9℃気温が低い)
- 北アルプスの絶景が映える
- 知名度が低く混まない
- オシャレなカフェ、高級ホテルがある
です。
オシャレなカフェや高級ホテルが大自然の中にある上高地は、子供から大人まで楽しめる最高の避暑地です。
観光スポット(明神、絶景カフェ、軽食)
![子供を背中に乗せた上高地の猿](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2019/09/064A8EF8-87BE-41D2-8448-28DEB1FF91BF-scaled.jpeg)
楽しみ方は大きく3つあります。自然の名所散策、絶景カフェ巡り、高級ホテルで寛ぐです。
河童橋周辺に宿泊する場合、具体的なオススメ観光プランは、
- ホテルへ荷物を預ける
- 手ぶらで明神へ向かい、嘉門次小屋で採れたての岩魚定食を食べる
- 河童橋に戻り、白樺荘などのテラスカフェで、北アルプスの絶景を見ながらカフェをする
- 河童橋のお土産屋で買い物をして、ホテルで寛ぐ
です。
✔上高地は現金しか使えないお店も多く、ATMも無いため現金多め(2~3万円)に持って行った方がいいです。
以下で詳しく紹介します。
明神:自然の名所巡り
![明神行きは五千尺ホテル前からがオススメ](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2021/10/1249f2682be7181f6a6266c99ee5cae6-1-1024x768.jpg)
河童橋から徒歩で1時間の距離にある明神には、美しい池が人気の穂高神社と生け簀で飼われている岩魚を食べられる嘉門次小屋があります。
道中には、猿や鹿、リスなどの動物や、ケショウヤナギなどの天然記念物が見られます。
道は平坦な樹林帯のため、日焼けなどの心配はありませんが、自販機は無いため、河童橋で購入しておいた方がいいです。(用意した方がいい物リストは以下)
- 雨具(雨合羽推奨)
- 飲み物
- タオル
- 現金(明神ではクレジットカード使えない)
親の背中から落ちないように、必死にしがみ付いている小猿が可愛かったです。
![穂高神社の鳥居](http://yatsu-no-chie-labo.com/wp-content/uploads/2019/07/C6E7AA80-3A3D-4934-B350-5A018EBEA73C.jpeg)
明神に着いて、穂高神社の鳥居をくぐると、明神池を拝観するための受付があります。(拝観料300円)
受付から道なりに進むと明神池(一之池)があります。池の透明度が高く、底までばっちり見えます。
![明神池(一之池)](http://yatsu-no-chie-labo.com/wp-content/uploads/2019/07/BCD48308-8ADD-45CF-B033-D9C920D1D79A.jpeg)
![](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2021/10/8843A482-952C-4D25-80C6-743946A12DBF-1024x768.jpeg)
一之池から左手に二之池はあります。
![明神池(二之池)](http://yatsu-no-chie-labo.com/wp-content/uploads/2019/07/1722DB10-1F26-4F74-9201-B1B921726EB6.jpeg)
![](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2021/10/EA768AC5-9191-4AB7-944F-CDB3559AA914-1024x768.jpeg)
一之池、二之池ともに、実際に見て感動するのは勿論、インスタ映えします。明神に着いたら、明神池には行った方がいいです。
明神池から明神に戻る途中に、食事ができる嘉門次小屋があります。特徴は、生簀で飼っている岩魚を、その場で焼いて食べることができます。
![岩魚を焼いている様子(嘉門次小屋 )](http://yatsu-no-chie-labo.com/wp-content/uploads/2019/07/8E801D14-42EB-47A6-8B96-FF9F046F088E.jpeg)
明神まで歩いた疲れもあって、新鮮な岩魚の塩焼きが、どんな高級レストランの食事よりも美味しいです。
![岩魚の塩焼き定食(1,600円)](http://yatsu-no-chie-labo.com/wp-content/uploads/2019/07/5B0E2857-46CB-4E2A-9A3A-F51611256DAB.jpeg)
✔︎嘉門次小屋にはトイレがあります(無料)。しかし、ティッシュは付いていません。(50円で販売)
明神を観光した後は、①河童橋へ戻る、②徳沢や横尾へ行く、2つの選択肢があります。体力に自信があれば②でも良いと思いますが、観光であれば①河童橋へ戻るで良いと思います。
参考)徳沢には小説の舞台になった「氷壁の宿 徳沢園 」や売店、キャンプ場などがあります。横尾には、横尾山荘がありますが、涸沢のキャンプ場や槍ヶ岳に用事が無ければ行かなくて良いと思います。
徳沢と横尾は記事の最後で参考として紹介しています。
以下では①河童橋へ戻る場合の観光プランを紹介します。
絶景カフェ(白樺荘)
明神から帰ってくると少し疲れているはずです。まずは、ホテル白樺荘のテラスでカフェがオススメです。穂高連邦を見ながら飲むカフェは美味いです。
![](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2021/09/f96d9b4281f6d16b3c7589aed5a17be5-1.jpg)
軽食(五千尺ホテルと上高地帝国ホテル)
カフェでは無く、軽食したい場合は五千尺ホテルのカフェ「スイーツカフェ&バーラウンジ」や帝国ホテルの「アルペンローズ」がオススメ。
![](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2019/09/F70B4CB6-70A0-4F56-B941-5D9E37C2B5B9.jpeg)
![上高地帝国ホテル伝統のカレー](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2019/09/09592EEE-4FCB-4586-A611-DFD95D8A5B19-scaled.jpeg)
上高地の飲食店やホテルの軽食は、あらかた食べ尽くしましたが、この2つがダントツに美味しいです。
以下では河童橋近辺にある、おススメの宿を紹介します。
オススメの宿
上高地では宿の質を落とさず、価格は高くても良い宿に泊まった方がいいです。他の観光地と違って「価格が高い宿」と「価格が低い宿」の設備・サービス面での差が激しいからです。
おそらく、観光客用の宿と登山客用の宿で区分けしているんだと思います。今回は観光を目的として紹介しているので「価格が高くて質の高い宿」を2つ紹介します。
上高地帝国ホテル
![上高地帝国ホテルの外観](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2019/09/228C1551-6772-450C-8A2B-AF4E971A416B-scaled.jpeg)
一番のオススメは上高地帝国ホテルです。上高地でサービスが一番良いホテルだからです。
![上高地帝国ホテルの2階から撮影したマントルピース](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2019/09/4B7765EA-0E98-4564-8040-47D96FA644D0-scaled.jpeg)
上高地は立地が特殊(国立公園内)で、営業期間が限定的(5~11月)のため、都会のホテルと比べて設備・サービスが劣る所が多いです。
しかし、上高地帝国ホテルは国賓も泊まる帝国ホテルグループであり、設備・サービスともに都会のホテル以上でした。
例えば、
- 3つのレストランがある(フレンチ、和食、イタリアン)
- ラウンジとバーがある
- 部屋にバルコニーがあるなど自然を楽しめる設計になっている
- 河童橋から少し離れているためガヤガヤしていない(帝国ホテル専用のバス停があります)
などです。
河童橋付近には以下の有名な7つのホテルがありますが、それぞれ泊まってみて上高地帝国ホテルがナンバーワンでした。(個人の感想)
- 上高地帝国ホテル
- ルミエスタホテル
- ホテル白樺荘
- 五千尺ホテル
- 五千尺ロッジ
- 上高地西糸屋山荘
- 上高地アルペンホテル
上高地ルミエスタホテル
![上高地ルミエスタホテルの外観](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2021/09/image5-1024x768.jpeg)
二番目にオススメしたいのがルミエスタホテル。特徴は天然温泉があり、宿泊者は無料で利用できることです。(ロビーには無料のコーヒーサービスもある)
![ルミエスタホテルのロビーラウンジ](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2021/09/image6-1024x768.jpeg)
上高地帝国ホテルと比べて、少し劣ると感じる部分は、
- 食事がフレンチのフルコースのみで、和食やアラカルトの選択肢が無い
- 部屋の設備・内装が都会のビジネスホテル並み
- 河童橋までのアクセスが悪い
です。
![ルミエスタホテルのディナー(フレンチ)](http://yatsu-no-chie-labo.com/wp-content/uploads/2019/07/5D3DEF0A-7ABA-48AC-9487-7D204846069D.jpeg)
とはいえ、無料のコーヒーサービスや天然温泉は上高地帝国ホテルには無いサービスです。特に温泉に入りたい場合は、ルミエスタホテル一択です。
価格は5万円/人くらいしますが、宿泊予約サイトによってはセールなどで安くなっていることがあります。
代表的な宿泊予約サイトのルミエスタホテルの価格を、以下から閲覧できます。価格比較に利用できます。
ホテル白樺荘
![ホテル白樺荘の外観](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2021/10/11D8FB33-CF7B-4806-B612-89BADD4BEBA0-1024x768.jpeg)
便利で、そこそこ安価に宿泊したいならホテル白樺荘」がオススメ。
特徴は立地の良さ。上高地で一番栄えている河童橋の目の前に建っており、お菓子、お酒、薬まで販売しているショップも併設されています。
また、穂高連邦が一望できるカフェテラスがあり、宿泊者は朝食時などに独占して利用可能です(ランチやカフェタイムは外来も利用するため、混雑している)。
![白樺荘のテラスカフェから見た穂高連峰](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2021/10/D336908A-7DA9-4F71-A879-38912506077B-1024x768.jpeg)
食事は、ディナーがバイキングかコース料理、朝食はバイキングのみです。長野の素材をふんだんに使用した食事は、辺境の上高地にしてはレベル高いと思いました。
![朝食時にはエッグベネディクトなどのライブクッキングあり](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2021/10/3C227027-A7EC-4F50-8262-81F87BAD3A96-1024x768.jpeg)
⇒参考)ホテル白樺荘の設備やサービスを詳しく紹介する記事はこちら
価格は3万円/人くらいしますが、宿泊予約サイトによってはセールなどで安くなっていることがあります。
代表的な宿泊予約サイトのホテル白樺荘の価格を、以下から閲覧できます。価格比較に利用できます。
以下では参考として、関西から上高地へ「短時間」または「安く」アクセスする方法を紹介します。
参考)アクセス(関西⇄上高地)
短時間でアクセスする方法は「飛行機(4時間)」、安くアクセスする方法は「夜行バス(約1万円)」です。
飛行機
![飛行機から撮影した松本上空](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_3815-1024x768.jpg)
関西から上高地まで最短4時間で到着できます。神戸空港から富士ドリームエアラインズ(FDA)が松本行きの便を出しており、1時間で到着します。(夏場はJAL便もある)
松本空港から上高地まではバスと電車を乗り継いで約3時間です。(詳細は以下)
- 松本空港~松本駅:30分(バス)
- 松本駅~新島々駅:40分(電車)
- 新島々~上高地BT:1時間(バス)
※乗り継ぎの時間を含めて3時間
お金はかかりますが、早く到着します。
夜行バス
![](https://tabisupo.com/wp-content/uploads/2019/09/9A8F1DFA-88C6-4B47-9BBA-161E5EFD9454.jpeg)
関西から上高地まで約1万円でアクセスできます。飛行機で上高地までアクセスすると、どんなに安くても1万5千円するので、片道5千円安いです。
夜行バスを使うなら、特に「行き」がオススメ。仕事上がりにそのまま夜行バスに乗り込めば、翌朝5時半には上高地へ到着できるからです。
そのため、関西⇔上高地の夜行バスは人気で予約が埋まりがちです。予約が満席の場合はインターネットで「キャンセル待ち」ができる方法があります。(2社のみ)
⇒参考)インターネットでキャンセル待ち可能な裏技【夜行バス】
その他「電車とシャトルバス」「マイカー+シャトルバス」などの移動手段もありますが、コスパ悪いのでオススメしません。特にマイカーは規制もあって割に合わない。
お金をかけたくない、仕事上がりの時間を有効活用したい場合は夜行バスがオススメ。
参考)上高地の観光スポット番外編(徳沢と横尾)
明神から徳沢と横尾は、かなり遠いので番外編にしました。(コースタイムは以下)
- 河童橋→明神:50分(約3km)
- 明神→徳沢:60分(約4km)
- 徳沢→横尾:60分(約4km)
以下で、それぞれを簡単に紹介します。
徳沢
明神から1時間で徳沢に着きます。
![徳沢キャンプ場](http://yatsu-no-chie-labo.com/wp-content/uploads/2019/07/3998EFC5-1DFF-4DD7-9928-FBA94390486A.jpeg)
徳沢には、氷壁の宿 徳沢園などの宿泊施設や売店、トイレ、夏場は診療所などの設備もあります。
徳沢ではMICHIKUSA SHOKUDOという売店のソフトクリームがおススメです。
![MICHIKUSA SHOKUDOのソフトクリーム](http://yatsu-no-chie-labo.com/wp-content/uploads/2019/07/B6743EFF-CB6F-459B-A270-A09C55A61ACA.jpeg)
重くもなく、甘過ぎず運動している最中に食べると、とても美味しいです。
✔︎明神を出て直ぐ右手に至 徳本峠と書かれた看板がありますが、登山コースなので行かないように。
横尾
徳沢から1時間程度で横尾へ到着します。
![横尾山荘](http://yatsu-no-chie-labo.com/wp-content/uploads/2019/07/C943C8B1-1366-4AA8-B665-BDBB0A338731.jpeg)
横尾には見どころは無いです。登山やキャンプが目的で無ければ行く意味は無いと思います。
横尾山荘、横尾キャンプ場などの宿泊施設、売店、自販機、環境省設置のトイレなどがあります。
![横尾大橋](http://yatsu-no-chie-labo.com/wp-content/uploads/2019/07/140E47D3-31B2-4D90-9CAE-98DFB99C843F.jpeg)
唯一の見どころは涸沢、奥穂高へ向かう横尾大橋が写真スポットとなっています。
✔︎涸沢は秋の紅葉が日本一綺麗です。キャンプが好きなら一度は行っておくべき。
✔︎徳沢を出てすぐ右手に至 蝶ヶ岳と書かれた看板がありますが、登山コースです。入らないように。
参考)登山に興味がある方は登山記事も紹介しています。(上高地からアクセスできる山も入れてます、槍ヶ岳とか雲の平縦走など)
![槍ヶ岳山頂直下](http://yatsu-no-chie-labo.com/wp-content/uploads/2019/07/89BE32D0-7DB4-4353-85E1-59CD79BEE6B5.jpeg)
以上が「【穴場な避暑地】上高地の観光スポットとオススメのホテルを紹介!」でした。
長野の他の観光スポットやグルメ、宿を安く予約する方法なども本ブログで紹介しています。(軽井沢、松本など)
⇒参考)長野の観光スポットやグルメ記事
⇒参考)上高地の宿を安く予約する方法
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