この記事では「蒲郡クラシックホテルの設備とサービスを詳しく紹介」します。
「設備」「部屋」「食事」「風呂」「価格」の観点で、良かった点と悪かった点をレビューします。
本ブログの管理人は妻と月一くらいのペースで国内の高級宿へ安価に宿泊しています。
今回は、妻と蒲郡(愛知県)と岐阜市へ2泊3日で旅行してきました。
その内、愛知県の三河湾の岸辺にある「蒲郡クラシックホテル」から見た景色、設備とサービスが良かったので紹介します。
全国旅行割引と宿泊料金の割引がある宿泊予約サイトを使って、格安で「蒲郡クラシックホテル」に宿泊しました。
100近くの高級宿に泊まった経験から、突っ込んだ目線でホテルの良し悪しを紹介していきます。
【宿泊記】「蒲郡クラシックホテル」を楽しみ尽くした【設備・サービスを中心に紹介】
蒲郡クラシックホテルは、1912年に名古屋の織物商が建てた「料理旅館 常磐館」を前身とするクラシックホテルです。
1934年に国の補助を受けながら大林組が建設を行いました。
当時はリゾートホテルが少なかったせいか、鉄道省 国際観光局より 第1回 国際観光ホテルに指定されています。
2022年には国の登録有形文化財(建造物)として文化財登録されています。
歴史あるホテルのため、歴代天皇家の御用達クラシックホテルになっています。
ホテルの特徴は、歴史的建造物ならではのアンティークさと、竹島の目の前にある高台という立地です。
日本庭園や六角堂などの「和」の部分と、ロビーラウンジの暖炉やクラシカルなエレベーターなど「洋」の部分が混在しており美しいです。
立地は、かなり遠目から見ても蒲郡クラシックホテルが何処にあるのか分かるくらい高台にあります。
蒲郡市内と三河湾を一望できるため、景色が素晴らしいです。特に、2階のカフェ「アゼリア」のテラス席から見る竹島越しの三河湾が絶景です。
サンセットのタイミングで開催されるアゼリアのハッピーアワー(16:00〜18:00)ではアルコール飲料が半額で提供されるサービスの良さも特徴。
設備・サービスともに素晴らしい「蒲郡クラシックホテル」を詳しく紹介します。
設備
小さなホテルなので、設備は少なく大浴場やフィットネスジムなどは無いです。
庭園が広く、ホテルショップやカフェ、レストランが充実しています。
庭園
ホテルがある小高い丘自体が敷地のため、かなり広いです。
日本庭園と竹島に続く散策路があります。
日本庭園には鯉が泳ぐ池があり、蒲郡クラシックホテルとセットで撮ると綺麗です。
池を見ると水鏡のホテルが映り、インスタ映えします。
散策路は竹島へのショートカットコースになっており、2〜3分下ると竹島へ続く橋の前に出ます。
ホテルショップ
お土産屋やアルコールを販売しています。
最寄りのコンビニまでホテルから500mくらいあるので、重宝します。
缶ビールが400円、缶チューハイ300円と市販よりも少し高めの価格設定ですが、ホテル価格としては良心的な方だと思います。
お土産は、有名な蒲郡クラシックホテルのレトルトカレーや、愛知県産の山田錦と庭のツツジの酵母を使ったホテルオリジナルの日本酒「シャトーガマゴオリ」が人気です(オンラインでも購入可能)。
カフェ(アゼリア)
ビール、ワイン、シャンパン、オリジナルカクテルなどのアルコールの他、カフェやジュース、クロックムッシュなどの軽食も用意されています。
室内の席とテラス席がありますが、天気が良ければ断然「テラス席」がオススメ。
竹島から三河湾を望む景色が絶景です。
特にサンセットのタイミングは、一生の記憶に残るくらい美しいです。
16:00〜18:00限定のハッピーアワーではアルコール飲料が全て半額で提供されるため、お得。
ビール500円、シャトーガマゴオリ600円など居酒屋よりも安いです。
実際にシャトーガマゴオリを飲みましたが、甘口ながらすっきりとした味わいで美味しかったです。
三河湾を背景にボトルとグラスの写真を撮ると映えます。
レストラン(メインダイニングルーム、六角堂、会席料理(竹島))
カフェと同じフロアにメインダイニングルーム、館外に六角堂があります。
メインダイニングルームは、70年以上の歴史を持つダイニング。三河湾の新鮮な海の幸と特選牛をとり入れた本格的なフランス料理を提供しています。
特に、文豪達が愛した伝統の「ビーフカツレツ」や、海鮮類(帆立、ムール貝、アサリ、海老など)が乗ったライスとともに食べる「透明カレー」が人気。
その他、入口横にある色紙のアート「はばたき」の出来がすごい。色紙を切り貼りして作ったそうです。
六角堂は、六角形の外観を持つ和風建築で、落ち着いた雰囲気の中、食事が楽しめるのが特徴。
みかわ牛などの特選牛や赤座海老などの旬の魚介をシェフが目の前で焼き上げる方式です。
食事に合うワインも豊富に取り揃えられ、地元産の「みかんジュース」や「三河紅茶」なども料理と一緒に味わえます。
会席料理(竹島)は、竹島を眺めながら食事できる和食屋です。
地元の食材を活かした料理が人気。三河湾さんの鰻料理や豊川産の鮎の塩焼き、みかわ鶏の茶碗蒸しなどが提供されています。
後ほど少しだけ紹介しますが、ホテルの近くには、うどんの名店「やをよし」以外に飲食店がほぼ無いため、ホテルのレストランが充実しているのはポイント高いです。
部屋(山側ツインルーム)
以下6種類の部屋があります。
- 山側ツインルーム
- 三河湾と竹島を一望するツインルーム
- 海を眺めるスイートルーム
- 山側スイートルーム
- 山側ダブルルーム
- ロイヤルスイートルーム
全27室あり、広さはツインルームとダブルルームが25〜30平米、スイートルームが39〜48平米、ロイヤルスイートルームが71平米です。
実際に宿泊して感じましたが、部屋の広さよりも「海側」であることが重要です。
今回は予約時点で、ほぼ満室だったので、残念ながら3階の山側ツインルームに宿泊しました。
客室の構成は、寝室と浴室&トイレ、クローゼットです。
寝室
ベッド、テレビ、テーブル、冷蔵庫、空気清浄機などの設備があります。
ベッドはシモンズ製。マットレスの固さも程よく寝やすかったです。
ベッド横には、照明制御装置があり、就寝時にはベッドから動かずに消灯できます。
テレビはSONY製。テレビは東海TVや中京TVなど東海地区の番組が見られます。
なお、youtubeやnetflix、U-nextなどにも対応した新しいTVです。
テーブルにはお茶セットがありますが、特筆すべき点はありません。
ただ、ちよっとしたお得情報があります。テーブルの引き出しの中に宿泊のアンケートが入っており、フロントに提出すると粗品が貰えます(郵送はダメ)。
冷蔵庫内にはミネラルウォーターのみ用意されています。採水地は山梨県の山中湖です。
空気清浄機はシャープのプラズマクラスターでした。加湿機能がついているタイプなので、冬場の乾燥時にも対応しています。
浴室&トイレ
広めのユニットバスに浴槽とトイレ、洗面台があります。温泉ではなく沸かし湯です。
浴槽は約175cmの人間が浸かっても、ゆったり足を伸ばせるくらい広いです。
トイレは勿論ウォシュレット付き。
洗面台には高級アメニティーがあります。2009年に発売してから世界各国で展開しているフランスのフレグランスブランド「アトリエ・コロン」です。
バブルバスの入浴剤(コーセー)も人数分、用意されており、入浴時のテンションがあがります。
クローゼット
結構、狭いです。
1人分+αくらいの広さで、キャリーケースだと1つしか入りませんでした。
また、クローゼット内に照明が無いため、夜は少し中が見にくかったです。
大浴場
ありません、部屋風呂のみです。
食事
ホテルではカフェ以外、利用しませんでした。
晩御飯は、ホテルから徒歩3分の場所に1903年創業の老舗うどん屋「やをよし」へ行きました。
朝ごはんは、翌日の早い時間から三河安城に用事があったため、スキップです。
価格(山側ツインルーム)
「山側ツインルーム」で5,341円/人でした(金土泊)。
今回は、価格の安かった「Relux」から予約。
Reluxで貯まったポイントと、全国旅行割引(いいじゃん、あいち旅キャンペーン)を利用して、3,561円/人の割引と3,000円のクーポンをもらいました。
Reluxのポイントも320円/人(6%)貰えたため、かなりお得に宿泊できました。
公式だと正規料金は13,500円/人〜でした。
全国旅行割引(5,000円/人)を適用させても、8,500円/人〜です。
Reluxの正規料金よりは安いですが、10~30%割引クーポンかポイント利用するとReluxの方が安くなります。
他の宿泊予約サイトと比較しても、「蒲郡クラシックホテル」は宿泊予約サイト経由の方が安そうです。
予約するタイミングによって、価格が安い宿泊予約サイトは異なります。
以下に代表的な宿泊予約サイトのリンクを記載していますので、価格比較に利用してください。
主要な宿泊予約サイトごとに、得意とする価格帯や割引有無などの観点で纏めた記事は以下。
⇒参考記事)クーポンとポイントで宿泊費用が安くなる宿泊予約サイト【ランキング】
総合評価
今まで数々の宿に泊まった経験から、独断と偏見で蒲郡クラシックホテルを評価しました。
評価の観点は宿泊料金、食事、お風呂、客室、接客&サービス、アクセスです。
評価は5段階で、評価が悪い順に1,2,3,4,5点です。
宿泊料金は安価。
接客は良く、ハッピーアワーでお酒が半額になるなどサービスも良い。
一方、客室は古く、大浴場はなし。アクセスも駅からの送迎がないなど課題あり。
以上が「【宿泊記】三河湾の絶景が美しい「蒲郡クラシックホテル」を楽しみ尽くした|アゼリアのハッピーアワー最高」でした。
愛知県のその他観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
⇒参考)愛知の観光記事まとめ
参考情報)周辺の観光スポット
蒲郡クラシックホテルを満喫するのも良いですが、周辺には魅力的な観光スポットも多いです。
「ホテルの紹介」からはズレますが、周辺の観光スポットについて3箇所だけ簡単に紹介します。
竹島
蒲郡クラシックホテルから徒歩5分でアクセスできる観光地。
ホテル直下の海岸から387mもある橋を渡ると、そこには竹島の「八百富神社」があります。
江の島・竹生島・厳島とともに日本七弁天に数えられており、縁結びの神社として人気です。
早朝に散歩がてら観光しましたが、潮の薫りと森林浴ができてリフレッシュできました。
※竹島の神社へ続く石段は踏面が小さく、滑りやすいので注意。神社へ登る際に地元の方に伺いましたが、小学生の方が転落した事故があったようです。
ラグーナテンボス
蒲郡クラシックホテルから東へ4kmの位置にあるエンターテイメントパーク(ラグーナテンボス)です。
アウトレットモールとエンタメ施設が併設しており、エンタメ施設のみ有料。
ラグーンをテーマとしており、地中海風の建物や浅瀬(夏場はプール)があります。
夏場は、ナイトプールが人気で全国から人が集まってくる人気スポットですが、秋〜春はイベント時以外は閑散気味。
一方、夜のライトアップは非常にレベルが高く、プロジェクションマッピングを利用したエンタメも開催しています。
ライトアップのタイミングだけ遊びに行くのもあり。
竹島水族館
外観は古いですが中身が充実した竹島水族館。
館内はほのぼのとした雰囲気で、ゆっくり生き物たちを見ることができるアットホームな雰囲気です。
常時およそ500種類前後、約4500匹の生き物を展示公開されています。
ショー関係が充実しており、アシカショーやカピバラショーもあります。
また、深海生物の展示種類数ナンバー1です。
内容は充実しているが、入館料が破格なのが特徴です(なんと500円/人)。
観光の参考にしてください。
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