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【車を使わない北海道旅行記】道央を巡りながらグルメと観光を満喫する2泊3日|余市、札幌、登別

2泊3日の日程と短期かつ、車移動NGの制約の下、北海道に行きました。

短期ですが、何箇所か巡りたかったので、電車とバスで移動しやすい都市3つ(余市、札幌、登別)を選択。

余市は、札幌や小樽ほど観光地化が進んでいないため、食事(特に海鮮系)を安く食べられる穴場スポット。

余市の高コスパな海鮮丼
余市の高コスパな海鮮丼

ニッカウヰスキー蒸留所もあり、無料試飲付きの工場見学可能(要素事前予約)。

札幌は、道央旅行の中心地。

観光というよりも翌日の登別へ向かうための中継地として利用。札幌に行けば登別に限らず、道央の何処かしらへ移動する手段があります。

交通網が発達する札幌
交通網が発達する札幌

登別は、温泉のデパート。

硫黄泉、食塩泉、明ばん泉など、9種類もの源泉が湧出する世界的に見ても珍しい温泉地。

9種の温泉が楽しめる登別温泉
9種の温泉が楽しめる登別温泉

2泊3日で余市、札幌、登別を観光しながら巡りました。以下スケジュール。

  • 1日目(新千歳空港→余市→札幌)
    • 余市のうに専門店でランチ
    • ニッカウヰスキー工場見学
    • 札幌ビール園でジンギスカン
  • 2日目(札幌→登別)
    • テレビ塔前から登別へバスで移動
    • 登別温泉街を観光
    • 登別の地獄谷を観光
    • ホテルで夕食
  • 3日目(登別→新千歳空港)
    • ホテルで朝食
    • 登別の熊牧場を見学
    • バスと電車で新千歳空港へ移動

車なしでも十分楽しめました。

比較的交通網が発達している道央だからこそ、電車とバスで3都市を巡り、美味しいグルメと充実の観光となりました。

⇒参考動画)【北海道旅行】道央を巡りながらグルメと観光を満喫する2泊3日|余市、札幌、登別

作成中

【北海道旅行】道央を巡りながらグルメと観光を満喫する2泊3日|余市、札幌、登別

両親から車移動なしで北海道旅行したいとの要望があり、企画・実行しました。メンバーは両親と兄弟夫婦、子供の計7名です。

行き先は、電車とバスで上手いことやればアクセス可能な余市、札幌、登別にしました。

(概要)旅行企画書
(概要)旅行企画書

1日目(新千歳空港〜余市〜札幌)

初日は新千歳空港に着いた後、余市で昼食を摂り、ニッカウヰスキーの工場見学をします。

その後、札幌へ戻り晩御飯を食べて宿泊というスケジュールです。

7:30 まずは伊丹空港から飛行機で新千歳空港へ向かい、小樽まで電車(快速エアポート)で移動します。

伊丹空港から新千歳空港へ
伊丹空港から新千歳空港へ

約1時間半で新千歳空港に到着しましたが、ここから小樽への移動手段は、3つ(レンタカー、バス、電車)あります。

新千歳空港内にはレンタカーの営業所がありますが、今回は車を使わない前提のためレンタカーはNG。

バスは電車より50分余計に時間がかかるため、北海道を短期で旅行する場合には不適。値段も電車より120円高い。

小樽まではバスよりも電車の方が速くて安い
小樽まではバスよりも電車の方が速くて安い

結果、電車で移動することにしました。

新千歳空港の到着ゲート(1階)から、エスカレーターで地下へ潜り、快速エアポートへ乗車。

運賃は1,910円、約1時間半で小樽へ到着です。

小樽駅の様子
小樽駅の様子

小樽(立ち寄っただけ)

12:30 小樽はガラス細工と漁港の街。

駅から徒歩約5分のところにあるメインストリート(堺町本町通)には北一硝子などの店舗が並び、ここでしか買えない商品なども多いです。

三角市場では観光客向けの飲食店やお土産屋が並び、海鮮系の種類は小樽随一です。個人的には飲食店だと「市場食堂 味処たけだ」が好きです。

(以前の旅行)三角市場の食堂たけだでの食事
(以前の旅行)三角市場の食堂たけだでの食事

一方、三角市場の外の方がコスパ良く美味しい物が食べられます。お店に飾り気は無いですが、海鮮系の食事だと「みよ福」、食材は「南樽市場」がコスパ良いです。

南樽市場の外観
南樽市場の外観
海鮮は南樽市場が安い
海鮮は南樽市場が安い

今回は小樽を観光する時間が無いためスキップします。

ここから余市までバス移動のため、荷物を預けます。駅構内のコインロッカーは、いつも埋まっているので、穴場のロッカーを利用します。

小樽駅の改札を出て右手にあるコインロッカーです。ここは比較的空いています。

小樽駅の穴場なコインロッカー
小樽駅の穴場なコインロッカー

小樽駅から余市駅までの電車は本数が少なく使いづらいため、小樽駅前から出ている北海道中央バスに乗り換えて、余市へ向かいます。

小樽駅そばのバス乗り場
小樽駅そばのバス乗り場

13:44 小樽駅前からタイミング良く、高速便に乗車。小樽駅から約30分で余市駅前十字街へ到着しました。

余市

ちょっと遅い時間になりましたが「うに専門店世壱屋 余市実家店」でランチします。

塩水うに発祥の地である余市のうにを中心に、国内の美味しいうにを世壱屋専属のバイヤーが毎日仕入れて、提供する定食屋です。

午前10時の開店時しか予約を受け付けていないため、並ぶ可能性があります。スケジュールが詰まっている場合は利用が難しい。

事前に電話で空き具合を確認すると今は並びが無いとのことだったので向かいます。

場所が大川十字街の辺りだったので、バスで来た方向へ戻ることに。小樽で空き具合を確認して、バスの大川十字街駅で下車すれば良かった。。。

うに専門店世壱屋の外観
うに専門店世壱屋の外観

14:05 店前に到着。7名での利用でしたが何とか並ばずに店内へ入れました。

メニューは、うにを使用した丼定食がメイン。その他、蟹やエビ、サーモンなどを使用した丼も提供しています。

うに専門店世壱屋のうにとまぐろ丼
うに専門店世壱屋の海鮮丼
うに専門店世壱屋の海鮮丼

14:20 食事が始まると、みんな黙々と食べています。美味すぎて会話が無くなるパターンです。

札幌や小樽の三角市場で食べるよりも圧倒的に美味しく、安価です。ご飯と味噌汁のお代わりも無料と、まさに高コスパ。

あっという間に平らげて、ニッカウヰスキーの余市蒸留所の見学へ向かいます。

徒歩圏内ですが、見学の予約時間にギリギリだったのでタクシー移動しました。

15:00 ニッカウヰスキーの工場前に到着。

ニッカウヰスキー工場の外観
ニッカウヰスキー工場の外観

ここはニッカウヰスキー創業の地。創業者である竹鶴政孝によって1934年に設立されました。

余市はスコットランドの気候に似ていることから、ウイスキー造りに適していると判断され、選ばれました。

ここでは無料試飲付きでたっぷり1時間の工場見学ができます。

正門の受付で事前予約の名前を告げると、全員分のテイスティングチケットがもらえます。

事前予約の名前を告げて受付
事前予約の名前を告げて受付

テイスティングチケットを持っていると見学ツアー後に無料試飲ができます。子供がいる場合は子供の分のみソフトドリンクチケットに変えてくれます。

テイスティングチケットがもらえる
テイスティングチケットがもらえる

まず映写室に通されニッカウヰスキーの歴史の映画を鑑賞した後、ガイドが工場の見学ルートを案内してくれます。

ニッカウヰスキーの歴史の映画から見学が始まる
ニッカウヰスキーの歴史の映画から見学が始まる

創業当時の事務所からキルン、糖化、発酵、蒸溜、貯蔵まで細かなノウハウ部分以外は製造現場で説明してくれます。

(概要)ニッカウヰスキーの製造工程
(概要)ニッカウヰスキーの製造工程
キルン(麦芽にピートの香りを付ける)
キルン(麦芽にピートの香りを付ける)
糖化棟(麦を酵母の餌となる糖に変える)
糖化棟(麦を酵母の餌となる糖に変える)
発酵棟(麦芽糖を酵母が食べてアルコールに分解する)
発酵棟(麦芽糖を酵母が食べてアルコールに分解する)
蒸溜棟(沸点の差を利用してアルコール濃度を高める)
蒸溜棟(沸点の差を利用してアルコール濃度を高める)
貯蔵庫(樽の香りをお酒に移す)
貯蔵庫(樽の香りをお酒に移す)
時間経過とともに樽の成分がお酒に移る
時間経過とともに樽の成分がお酒に移る

歴史に沿って製造方法はそのままに、製造設備をどのように効率化していったかがよく分かる、とても良い見学ツアーでした。

ウイスキー好きで無くても、楽しめるように工夫されており一見の価値があります。

見学後は、参加者のみが入れる試飲会場でアップルワイン、スーパーニッカ、シングルモルト余市の3種を試飲できます。

豪華な試飲会場
豪華な試飲会場
アップルワイン、スーパーニッカ、シングルモルトを試飲可能
アップルワイン、スーパーニッカ、シングルモルトを試飲可能

氷や炭酸水などが用意されており、それぞれのオススメの飲み方で試飲できます。

オススメの飲み方を教えてくれる
オススメの飲み方を教えてくれる

試飲会場のすぐ横にある売店に立ち寄ると、余市蒸留所「限定」のウイスキーを購入可能

売店には他店に無い限定品が並ぶ
売店には他店に無い限定品が並ぶ

ネットで調べてみると売値の倍以上の価格で転売されており、ここで買わないと飲めなくなると思い、断腸の思いで購入しました。

希少な余市のお酒を自宅用に購入
希少な余市のお酒を自宅用に購入

16:30 山中牧場や余市ワイナリーなど、まだまだ余市観光したいですが、夕食の時間が迫ってきました。

これから往路と同様にバスと電車で札幌へ向かいます。

札幌

18:00 札幌駅に到着。

札幌に到着
札幌に到着

駅から徒歩10分の距離にある「ホテルモントレエーデルホフ札幌」へ向かいます。

ここは個人的に札幌でイチオシのホテル。

ホテルモントレエーデルホフ札幌の外観
ホテルモントレエーデルホフ札幌の外観

館内がアンティーク調でオシャレなことに加え、札幌のど真ん中で天然温泉の大浴場に入れるのが推しポイント。

アンティーク調でオシャレな館内
アンティーク調でオシャレな館内
温泉付き大浴場
温泉付き大浴場

チェックインを済ませ、宿泊部屋の19階スタンダードルームへ荷物を置きます。

以前、最上階(22階)のプレミアムフロアの客室に宿泊したことがありますが、大差ないと思いました。

19階スタンダードルーム
19階スタンダードルーム

プレミアムフロアは内装が綺麗で、上質なアメニティーを使用しているくらいです。

以前はシャワーがプレミアムフロアの客室のみミラブルだった記憶ですが、今は一般フロアの客室もミラブルを使っていますね。

シャワーヘッドはミラブル
シャワーヘッドはミラブル

⇒参考記事)【宿泊記】札幌駅からアクセスの良い「エーデルホフ札幌」のプレミアムフロアに宿泊【高級】

18:50 少し休憩して晩ご飯へ向かいます。行き先はサッポロビール園内にあるジンギスカンのレストランです。

ディナー@サッポロビール園
ディナー@サッポロビール園

園内には5つのレストラン(ジンギスカンを提供)があり、提供メニューやお酒の種類によってレストランが分かれています。

今回は、席数が少なく予約を取りにくいガーデングリルを運良く予約できました。ここは価格は高めですが、メニューとお酒が豪華です。

レストラン(ガーデングリル)の外観
レストラン(ガーデングリル)の外観

ガーデングリルに入るとすでに満席。1ヶ月前から公式サイトで予約を済ませていたため入れました。

満席のガーデングリル
満席のガーデングリル

ジンギスカンの繁忙期である夏場は2〜3ヶ月前から予約しないと席が取れないこともあるそうです。

7名と大所帯のため3つのテーブルをくっつけて貰いました。まずは飲み物を注文。

全国で見かけるサッポロ黒ラベル、北海道限定のサッポロクラシックや開拓史麦酒、サッポロビール園限定のファイブスタービールなど様々なビールがあるため、どれにするか悩みます。

ガーデングリルのビールのラインナップは多い
ガーデングリルのビールのラインナップは多い

今やここでしか飲めないプレミアムビール(ファイブスタービール)を頂きました。

ここでしか飲めないファイブスタービール
ここでしか飲めないファイブスタービール

サッポロビールから1967年にプレミアムビールとして販売されましたが1972年に終売となりました。

サッポロビール園40周年を記念して復刻され、今はサッポロビール園でのみ飲めるビールとなっています。

味わいはドイツのピルスナービールが一番近いと思いますが、それよりもコクがある感じで個人的には好みです。再販して欲しい。

食事は穀物で育った旨みたっぷりのグラインフェッド「ラム」や野菜などを注文。

グラインフェッドラム
グラインフェッドラム

ラムは、そのままのものと味付けされたもの何種類か注文しましたが個人的には味付けされたものの方が好み。

味付けのがラインフェッドラムもある
味付けのがラインフェッドラムもある

元々、マトンに比べて臭みの少ないラムですが、それでも多少の臭いは気になります。味付けされたラムだと臭みが消えて、美味いです。

個人的には味付けのラムが臭みが消えて美味しい
個人的には味付けのラムが臭みが消えて美味しい

ガーデングリルのジンギスカンは札幌では、かなり美味しい方だと思いますが、やはりニセコで食べたジンギスカンの方が好みです。

ニセコのジンギスカン
ニセコのジンギスカン

参考として、以下の記事でニセコの美味いジンギスカンを紹介しています。

⇒参考記事)【冬のニセコ3泊4日】ホテル巡りとスノボー、北海道グルメを楽しむのんびり旅|雪ニセコ、LOFT倶楽部など

21:00 食事を終えてホテルへ戻って、大浴場(温泉)で疲れを癒し、翌日に備えます。

2日目(札幌〜登別)

本日は、午後すぐに札幌からホテルの送迎バスで登別温泉へ向かい宿泊します。

9:00 ホテルの温泉で眠気を覚まして朝食へ。

ホテル近くで美味しそうなカフェを探したところ、北海道で人気のカフェMORIHICO.藝術劇場」を発見しました。

MORIHICO.藝術劇場の様子
MORIHICO.藝術劇場の様子

札幌・旭川で13店舗のカフェ・レストランを経営しており、取り扱うコーヒー豆は全て自家焙煎、自社製造です。

コーヒーと、フルーツサンドやフレンチトーストなどがセットになったモーニングにぴったりのメニューがあります。

モーニングにピッタリのセットメニューがある
モーニングにピッタリのセットメニューがある

妻はフルーツサンド、私はファットリアビオ北海道のチーズトーストを注文しましたが、チーズトーストが美味い。

ファットリアビオ北海道のチーズトースト
ファットリアビオ北海道のチーズトースト

美味しかったので、妻に半分持っていかれました。。。

ホテルをチェックアウトし、登別温泉へ向かいます。

13:00 さっぽろテレビ塔の前から本日宿泊の宿「ホテルまほろば」へ向かう送迎バス(有料)が出ています。

サッポロテレビ塔
サッポロテレビ塔

さっぽろテレビ塔の地下一階で予約確認を済ませ、送迎バスに乗車。

登別温泉への直通バスが出ている(要予約)
登別温泉への直通バスが出ている(要予約)

送迎バスは札幌と登別温泉を乗り換え無しで約1時間45分で結びます。JRよりも圧倒的に速いため、車を使わない前提なら最速の移動手段になります。

登別温泉

14:45 登別温泉のホテルまほろば前に到着。豊富な4種もの異なる泉質を持つ登別温泉のリゾートホテルです。

ホテルまほろばの外観
ホテルまほろばの外観

登別温泉には沢山の温泉宿がありますが「ホテルまほろば」は、第一滝本館と並び、特に人気の高い温泉宿です。

ホテルまほろばの館内(ロビー)
ホテルまほろばの館内(ロビー)

人気の理由は、お風呂と食事です。

お風呂は「4つの泉質と31もの湯殿を持つ大浴場」があり、子供が楽しめるように滑り台の設置など工夫もされています。

(全体像)ホテルまほろばの大浴場
(全体像)ホテルまほろばの大浴場

食事は「いくらや蟹などの高級な食材も食べ放題のビュッフェ」です。出来立てを注文可能なライブクッキングコーナーもあり、満足度が高いです。

個人的にはお気に入りの宿で登別に来るたびに「ホテルまほろば」に宿泊しています。今回で4回目の宿泊。

⇒参考記事)【宿泊記】登別温泉でコスパ良いオススメ宿「ホテルまほろば」【4つの源泉と31種のお風呂】

一旦、客室へ荷物を置いてから温泉街と地獄谷の観光へ向かいます。

15:30 1階のロビーに集合して、温泉街へ向かいますが、登別温泉の温泉街は良いですね。小さいですが色々なタイプのお店があって観光に困りません。

登別温泉の温泉街
登別温泉の温泉街

セブンイレブンやセイコーマートなどのコンビニから酒屋、お土産屋、飲食店などが充実しています。

地ビールが豊富な酒屋(平塚商店)
地ビールが豊富な酒屋(平塚商店)
ジンギスカンのある居酒屋(NOBOJIN)
ジンギスカンのある居酒屋(NOBOJIN)

特に特産品は要チェックです。

色んな特産品がありますが、お酒は登別温泉のシンボルである青鬼と赤鬼にあやかった地ビール(青鬼ピルスナーや赤鬼レッドエール)。

登別温泉の地ビール
登別温泉の地ビール

おつまみは、創業大正4年のわさび屋(藤崎わさび園)などが特にオススメ。

創業100年以上のわさび屋(藤崎わさび園)
創業100年以上のわさび屋(藤崎わさび園)
わさび商品のラインナップが豊富
わさび商品のラインナップが豊富

特に地ビールとわさびは晩酌に最適の組み合わせです。

16:30 温泉街を抜けて登別温泉最大の観光地(地獄谷)へ向かいます。

何度見ても、その広大さに圧倒されます。

登別地獄谷の入口
登別地獄谷の入口

日和山(活火山)の噴火活動によりできた直径約450m、面積約11haの広さの爆裂火口群であり、登別温泉の宿へ毎日1万リットルの源泉(9種)を届けています。

爆裂火口群からなる地獄谷
爆裂火口群からなる地獄谷

この豊富な湯量と泉質のため、多くの宿・旅館では複数の源泉を惜しみなく源泉掛け流しで利用しています。

9種の源泉を持ち宿へ豊富な温泉を供給
9種の源泉を持ち宿へ豊富な温泉を供給

泉質は食塩泉、みょうばん泉、芒硝泉、緑ばん泉、鉄泉、酸性鉄泉、重曹泉、ラジウム泉、硫黄泉

特に注目なのが「硫黄泉」です。硫黄成分には殺菌力があり、アトピーの改善やメラニン色素への働きかけによる美白効果に期待できます。

殺菌力だけで言えば草津温泉の方が強い(pHが低い)ですが、強過ぎて肌の弱い方だと逆に肌荒れを起こす人もいます。

登別温泉の硫黄泉はマイルドな殺菌力なので、肌が弱い方でも利用しやすいです。

たっぷり硫黄の香りを纏い、1時間ほど地獄谷を満喫してから客室へ戻りました。

18:00 ホテルまほろばの名物であるディナーブッフェの時間。

ホテルまほろばのブッフェディナー
ホテルまほろばのブッフェディナー

50種類以上のメニューが並び、いくらや蟹などの高級食材も食べ放題です。

食べ放題のいくら
食べ放題のいくら
海老などの海鮮も食べ放題
海老などの海鮮も食べ放題

お酒は有料ですがホテルにして良心的な価格で提供されています。久しく、いくらを食べていなかったのでサーモンと親子丼にするなどして大量摂取しました。

海鮮づくしのブッフェになりました
海鮮づくしのブッフェになりました

20:00 さて、ホテルまほろばが最高の宿になる瞬間「大浴場」へ向かいます。ここの大浴場は個人的には日本一素晴らしいと思っています。

大浴場の面積は3,000平方メートルと日本最大級。滑り台やジェットバス、打たせ湯などもあり、エンターテイメント型の温泉です。

登別温泉9つの泉質の内、4つの泉質(硫黄泉、単純硫黄泉、酸性鉄泉、食塩泉)が揃っており、31種の風呂があります。

滑り台のある温泉
滑り台のある温泉
大浴場は3,000平方メートル、31種のお風呂がある
大浴場は3,000平方メートル、31種のお風呂がある
温泉の種類が多く飽きない大浴場
温泉の種類が多く飽きない大浴場

たっぷり約2時間、温泉に浸かってから晩酌して就寝。

3日目(登別〜新千歳空港)

最終日は、登別温泉の熊牧場を見学した後、温泉街でランチして帰宅します。

7:00 本日も快晴と天候には恵まれましたが何故かクシャミが止まりません。

温泉街近辺の様子(朝)
温泉街近辺の様子(朝)

ふと、花粉情報を見ると北海道だけ花粉が「多い」になっていました。ゴールデンウィーク頃の北海道には花粉が飛んでいるようです。。。

北海道はゴールデンウィークに花粉が多い
北海道はゴールデンウィークに花粉が多い

北海道には花粉症の原因になる木が無いと思っていたので驚きました。花粉症の人が花粉から逃げるなら沖縄一択ですね。

7:30 朝食ブッフェの時間になりました。

朝食ブッフェ会場は満席
朝食ブッフェ会場は満席

夕食同様に数十種類の食事が並びますが、いくらや蟹などは無く、地野菜や魚を使ったメニューが多い。

朝はヘルシーな料理が多い
朝はヘルシーな料理が多い
北海道産の食材を使った健康的な料理が楽しめる
北海道産の食材を使った健康的な料理が楽しめる

特にライチやオレンジなどのフルーツ類や、おはぎなどのスイーツが充実していました。

ライチなど高価なフルーツも食べ放題
ライチなど高価なフルーツも食べ放題

昨晩は食べ過ぎたこともあり、あっさりしたものを中心に食べて、チェックアウトの準備をします。

9:30 次の目的地は熊牧場

熊牧場は、熊の生態や行動を間近で観察できる牧場として1958年に開園しました。

猿山ならぬ熊山での餌やりやベアショー、熊の資料館まであり、子供から大人まで楽しめる施設です。

ホテルに熊牧場へ行きたいと伝えると割引券と無料の送迎バスを手配してくれました。

クマ牧場は送迎バスを用意してくれる
クマ牧場は送迎バスを用意してくれる

チェックアウトを済ませ、ホテルに荷物を預けてから送迎バスで熊牧場の入口へと向かいます。

ホテルからドアtoドアで入口まで行けるのは良いですね。チケット売場で入場券(2,800円(割引済))を購入します。

ホテルなどにある割引券を使えば多少安く入園可能
ホテルなどにある割引券を使えば多少安く入園可能

熊牧場は標高560mの高台にあるため、チケット売場からロープウェイで向かいます。

ロープウェイを使ってクマ牧場へ
ロープウェイを使ってクマ牧場へ

ぐんぐん高度が上がっていき、登別温泉、そして登別の市街地まで見渡せるようになっていきます。

標高560mを目指すため景色が素晴らしい
標高560mを目指すため景色が素晴らしい

平野に沢山の森があって、北海道の自然豊かさを感じます。

10:00 熊牧場に到着。

クマ牧場のある山頂駅に到着
クマ牧場のある山頂駅に到着

園内は2つのエリアに分かれています。1つがアイヌの文化を伝える展示エリア、もう1つが牧場エリアです。

右側が展示エリア、左側が牧場エリア
右側が展示エリア、左側が牧場エリア

展示エリアには当時のアイヌの熊との関わり方、現在までの歴史が順路に沿って展示されていました。

アイヌや熊に関連するグッズを販売する店舗やクッタラ湖を一望できる展望台があるなど、見応えのあるエリアでした。

展示エリアからクッタラ湖がはっきり見える
展示エリアからクッタラ湖がはっきり見える

牧場エリアには、大きく4つに分かれています。

  • 第1牧場(オスのみ飼育)
  • 第2牧場(メスのみ飼育)
  • クマ山ステージ(クマのアスレチック)
  • アヒルの競争
  • リスの杜

第1牧場へ向かうと「ヒトのオリ」と書かれた不穏な看板がある建物があります。

ヒトのオリと書かれた不穏な看板
ヒトのオリと書かれた不穏な看板

中へ入るとガラス一枚隔てた先には大きな2頭のオス熊がいました。

人が建物の内側から外にいる熊を眺める形になっているので、ヒトのオリという表現は言い得て妙です。

ガラス一枚向こうにクマ
ガラス一枚向こうにクマ

熊はガラスの周りをうろうろしており、何をしているのか観察していると、どうやら餌をねだっているようです。

ヒトのオリの中にはところてん押出機のような筒状のピストンが設置されており、熊の餌を入れて押し出すことで熊に餌やりができるようになっています。

熊の餌は自動販売機で販売されており、大豆、とうもろこし、小麦粉を固めて団子状にしたものです。

クマのおやつの成分表
クマのおやつの成分表

お腹が減っているのか、押し出した餌をモグモグ食べています。

しばらく熊を観察していましたが、帰りの時間も気になるため、次のエリアへ向かいます。

第2牧場やクマ山ステージは開放的な空間で人が上から熊を見下ろし、餌を投げ入れられます。

クマ山ステージはアスレチックスタイプの牧場となっており、ジャングルジムやバルーンなど熊向けの遊具が設置されています。

クマのアスレチック
クマのアスレチック

遊んでいる熊もいましたが、個人的には遊具で背中を掻いている熊が可愛かったです。めっちゃ気持ちよさそうに掻いていました。

遊具で背中を掻くクマ
遊具で背中を掻くクマ

アヒルの競争エリアでは、競馬のアヒル版が行われています。

アヒルのレース
アヒルのレース

どのアヒルが勝つのかを予想して、そのアヒルが付けている首輪と同じカラーのチケットを購入し見事に勝ったら熊牧場オリジナルの景品がもらえるという方式です(賭博ではない)。

パドックで競争前のアヒルの様子を見て、グァグァと元気に鳴いていた赤の首輪を付けたアヒルにベットしました(200円)。

パドックでアヒルを見て勝敗を予想できる
パドックでアヒルを見て勝敗を予想できる
元気の良い赤色の首輪のアヒルにベット
元気の良い赤色の首輪のアヒルにベット

競争コースは前半は泳ぎ、後半は走りというトライアスロンチックな構成になっており、いよいよスタート。

元気があるように見えた赤のアヒルは水中に餌を見つけたのか寄り道しながら進んでいました。。。

敗因:食いしん坊
敗因:食いしん坊

元気だけど食いしん坊です。。。結果、3着でゴール。

残念ですが、アヒルの気持ちは分からないので仕方ない。

続いてリスの杜へ。北海道に生息しているエゾリスやシマリスが展示されています。

北海道に住むリスを鑑賞できるリスの杜
北海道に住むリスを鑑賞できるリスの杜

ガラス越しにリスが餌をモグモグしている姿が間近で観察できました。小さなエリアですがリスが可愛いので、かなりオススメ。

ヒト慣れしているリス
ヒト慣れしているリス

たっぷり1時間半も熊やアヒル、リス達に癒されました。ちょうど昼食時になったので、登別温泉街でランチします。

行き先は温泉市場。北海道の海の幸を生け簀で飼っており、鮮度抜群のまま提供しています。

11:40 温泉市場に到着しましたが、店内は満席近くなっていました。

温泉市場で昼食@登別温泉街
温泉市場で昼食@登別温泉街

7人グループでしたが、纏まった座席が空いていないとのことで4人と3人に分かれて着席。

オススメのメニューを見ると、北海道産のホタテと牡蠣のようです。

牡蠣とホタテが人気メニュー
牡蠣とホタテが人気メニュー

特に牡蠣は最高の品質と名高い厚岸産であり、それが生け簀で飼われています。

鮮度抜群の牡蠣やホタテが生け簀で飼われている
鮮度抜群の牡蠣やホタテが生け簀で飼われている

最高の牡蠣を最高の状態で食べられるとあっては注文せざるを得ません。ホタテと牡蠣、ビールを注文し、5分ほど待っていると注文の品々がきました。

濃厚ながらジューシーな牡蠣
濃厚ながらジューシーな牡蠣

ホタテも牡蠣もヤバいくらいに美味いです(語彙力)。

新鮮なホタテは肝も食べられる
新鮮なホタテは肝も食べられる

ホタテは貝柱はもちろん、新鮮でないと生で食べられない肝の部分が絶品。牡蠣はみずみずしさがありながら弾力があって何個でも食べられそうです。

(大したことないだろう)と思って、ビールと合わせて食べましたが、これは日本酒を頼めばよかったと後悔。。

今度、登別温泉に行く時は、素泊まりプランで宿を取って、温泉市場で思う存分ホタテと牡蠣を食べたいです。

12:30 帰宅の準備。登別温泉から新千歳空港へ向かいます。

ホテルに預けていた荷物を回収して、登別温泉のバスターミナルへ向かって3分ほど歩きます。

温泉街から徒歩3分の登別バスターミナル
温泉街から徒歩3分の登別バスターミナル

ここから登別温泉へ向かうバスが出ています。

温泉街から登別駅までバスで12分
温泉街から登別駅までバスで12分
登別温泉→JR登別駅のバス
登別温泉→JR登別駅のバス

13時発のバスに乗って揺られること15分、登別駅に到着。

JR登別駅の外観
JR登別駅の外観

外観こそ古いですが、中には在来線の切符をクレジットカードで払える券売機や最新のコインロッカーなど設備的には最先端です。

登別駅の券売機はクレジットカードが使える最新式
登別駅の券売機はクレジットカードが使える最新式

海外からの観光客も多く見られたので、インバウンド狙いで対応したのでしょうね。見た目と設備のギャップがスゴい。

登別駅舎内の様子
登別駅舎内の様子

13:44 電車が到着。約1時間半かけて新千歳空港へ向かいます。

新千歳空港(南千歳駅)行きの電車
新千歳空港(南千歳駅)行きの電車

南千歳で快速エアポートに乗り換えるとすぐに新千歳空港に着きました。

15:15 北海道限定のアップルパイを購入したり、一幻のラーメンを食べたり、ラウンジで最後のサッポロクラシックを飲んだりして出発までの時間を潰しました。

新千歳空港「限定」のアップルパイ
新千歳空港「限定」のアップルパイ
自宅で食べましたが「最高」
自宅で食べましたが「最高」

17:50 飛行機に乗って関西へ戻ります。

夕日と共に見えた雲海がとても綺麗でした。

新千歳→伊丹空港行きの飛行機から見た雲海
新千歳→伊丹空港行きの飛行機から見た雲海

まとめ

車を使わずに7名で2泊3日の北海道旅行の企画をしましたが、意外と楽しめる内容でした。

(概要)旅行企画書
(概要)旅行企画書

公共交通機関が便利な道央に絞りつつ、少し不便な余市や登別辺りにも立ち寄る匙加減が良かったのかもしれません。

(行き先が札幌、小樽という有りがちな観光ルートにはしたくなかった)

当初は新千歳→札幌→小樽→ニセコ→登別→新千歳という道央をぐるっと一周するプランも考えましたが、2泊3日+車無しの条件では難しいですね。

当初企画書(道央一周)
当初企画書(道央一周)

ニセコ周辺は公共交通機関が発達しておらず、電車だとニセコから登別へ向かう時に長万部を経由して遠回りする必要があったり、時間のロスが大きいです。

2泊3日だと移動だけで殆ど観光できなくなると思います。車を使って3泊4日の旅程なら道央一周は十分可能な観光ルートです。

過去に3泊4日で車を使って道央を一周したときの記事を参考として共有しておきます。

⇒参考記事)【旅行記】北海道3泊4日(新千歳〜登別〜ニセコ〜札幌の旅)

本題に戻ります。

旅行会社の企画の方とも話をしましたが、車抜きで冬以外に2泊3日で北海道旅行するなら今回の旅のルート(新千歳→余市→小樽→札幌→登別温泉→新千歳)はベストだと思います。

※冬場でニセコでスノボーできる期間なら小樽や札幌からニセコ行きのバスが出ているので可能。

旭川、美瑛、トマムなども考えましたが電車やバスの本数の少なさがネックになります。

十勝、釧路、知床、稚内なども同様の理由から難しいと思います。

時間が無くて、車にも乗らないけど2泊3日くらいで北海道旅行したい場合は、是非今回の旅行を参考にしてください。

以下は、宿泊費を削減する方法の詳細(記事)。

⇒参考記事)宿泊料金を安くする手段:年収が高くなくても、高級ホテルに安く宿泊する方法

⇒参考記事)クーポンとポイントで宿泊費用が安くなる宿泊予約サイト【ランキング】

北海道のその他観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。

⇒参考)北海道の観光記事まとめ



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