この記事は「静岡県(熱海、初島)のグルメと観光スポットを紹介する旅行記」です。
観光ルートは「新大阪⇒初島⇒熱海」の順です。
静岡在住の友人と旅行の話をしているときに「初島に行ってみたいけど、子供が小さいから未だ行けない」と聞きました。
初島のことを知らなかったので、島のことを調べると以下のようなことが分かり、初島に興味が湧きました。
- 熱海から25分でアクセス可能
- 徒歩1時間で一周できるくらい小さな島
- 江戸時代から41世帯しか住めない決まりがある
- 会員制のリゾートホテルがある
- 漁れたての海鮮が美味いらしい
初島観光を主な目的として、旅行してきました。
初島までのルートは以下の通り。
- 新大阪駅⇒熱海駅(約2時間):乗り換え無しで行ける新幹線(一部の「ひかり号」)
- 熱海駅⇒熱海港(約10分):7番のバス(熱海港 後楽園方面)。熱海駅を出て左手にあるバス乗り場にある
- 熱海港⇒初島(約25分):初島行きの定期船
初島の場所は熱海の南東に約12kmです。
初島では食堂街で漁れたての海鮮を食べたり、PICAのアジアンガーデンなどを観光し、熱海では熱海駅の近くにある商店街で食べ歩きしました。
⇒動画版)【静岡 旅行記】大阪から1泊2日で初島と熱海をコンパクトに観光【グランドエクシブ初島, PICA初島, 初島食堂街, 熱海駅周辺など】
1日目:新大阪~初島
新大阪駅から熱海駅へ乗り換え無し、かつ最速で行ける新幹線(8:48)に乗車。
✔︎その他、10:48、16:48なども同様の条件で熱海へ行ける(2時間ちょい)
早い時間のためか、意外と車内は空いていました。京都、名古屋、浜松、静岡と停車して、熱海へ到着(11:04)。
乗り換え無しだと到着が早く感じます。
12:00の初島行き定期船に乗りたかったので、熱海駅を素通りし、急いでバス乗り場へ向かいます。
熱海駅から熱海港までは約10分、料金は230円/人です(支払いは現金か交通系IC)。
なお、タクシーで熱海港へ向かった場合は約10分、料金は1,300円くらいでした。
参考)熱海「駅」⇔熱海「港」のダイヤ、熱海港⇔初島港のダイヤはこちら
熱海港へ到着(11:34)。
待合所でグランドエクシブ初島のチェックインの手続きと、熱海港⇔初島港の乗船券(往復2,640円/人)の購入を済ませます。
乗船まで10分ほど時間があったので、最寄のコンビニ(セブンイレブン熱海渚町店)で、現金を補充します。
小さな離島など人口が少なそうな場所へ行く場合、支払いにカードが使えない & 現金が下ろせない(ATMが無い)のコンボで詰む場合があり、事前の現金化が大事です。
イルドバカンス プレミア号へ乗船し、初島を目指します。
船内は4階建になっており、最上階以外に座席やスペースがあります。
天気が良かったので、最上階の展望デッキへ出て景色を楽しむことに。約25分の乗船中、遠方に見える初島を眺めたり、船に寄ってくるカモメと戯れます。
風も弱く、太平洋側ということもあり波は穏やかです。
初島が間近に見えてきました。島を見た第一印象は「昭和から時が止まった小さな島」です。
島に着いてからの飲食や移動について考えていると、到着の音声案内が聞こえてきます。
船と港に橋が渡され、乗客が続々と初島へ上陸していきます。他の乗客よりも少し遅れて上陸(12:30)。
上陸してみると、意外と新しい施設が建っていたり、道路の舗装状態が良かったりとリゾート感があります。
例えば、2020年に建てられた初島港の乗船待合所「Shima Terrace初島」には、お土産屋やATMなどの設備があり、島の観光を便利にしています。
港から徒歩1分の位置に「食堂街」と呼ばれる、観光客向けの食事処が並んでいるエリアがあります。
食堂街の店主は皆、漁師であり、当日の朝に漁れたばかりの海鮮を提供してくれます。
ネットの口コミと、お客さんの混み具合から判断して「みやした」か「めがね丸」で昼食を摂ることにします。
この日は、めがね丸は予約客で営業終了まで満席と言われたので「みやした」を選択。
前日の初島の宿泊客と、先に船から降りた人達で混んでおり約1時間並びます。なるべく早く船から降りて、食堂街へ行くのが正解だったようです。
並んでいる間、周囲の方と初島の観光について話をしましたが、どうやら初島で海水浴はできない模様。
ビーチが無く海岸は全て岩場なので遊泳には適さないとのこと。水着を持ってきましたが活躍の場は無さそうです。
ようやく自分達の順番が来て入店。中はクーラーが効いており、生き返る感じ。
初島名物の野菜(アシタバ)と磯海苔をフライした「海苔丼」と、漁れたてのアジの「なめろう」を注文。
「海苔丼」美味すぎ。ミシュラン風に言うなら、海苔丼を食べるために初島に来たくなるレベルです。
夕食が17時からのため、腹八分目に留め、本日宿泊のホテル(グランドエクシブ初島)へと向かいます。
港からホテル行きの送迎バスが出ているため利用、約5分で到着。
✔︎港⇔グランドエクシブ初島の移動は、荷物を持った状態の徒歩だと少ししんどいです。初島は道の勾配がきつい。
ホテルに近づくと敷地の広さに驚きます。なんと東京ドームの半分くらいの広さ(24446.8平米)あるそう。
バスから下車し、ロビーへ。
バブル崩壊後の1994年に建てられたホテルとは思えないほど豪華です。流石、会員制のホテル。
吹き抜けのロビーの天井はガラス張り、採光の仕組みが素晴らしい。
ホテルショップ、ロビーラウンジ、ゲームセンター、キッズルームなど設備が充実しており、子供から大人まで楽しめるホテルだと思います。
チェックインを済ませ、部屋へ。34平米のツインルーム(スタンダードルーム)と、少し広めのビジネスホテルのような印象。
ただ、テラスから見える中庭の景色が抜群に綺麗なので、残念な感じはしません。
一旦、部屋のシャワーで汗を流して、島内観光へ。
島内の観光スポットは、主に1箇所。富士急グループが経営する「PICA初島」です。
サルトビ、プールなどのアクティビティや海の温泉(島の湯)、アジアンガーデンなどのリラックスできる設備が充実しています。
それぞれ入場料が必要ですが、熱海港で乗船券とセットになった割引チケットを購入可能です。
熱海港⇔初島のフェリーは富士急が経営しているため、セット割があるようです。
どんなところか分からなかったため、セット割のチケットを購入しませんでしたが、後悔。。。
実際にPICA初島を外から見てみると楽しそうです。正規料金を払って入園しようとしましたが、アジアンガーデンが営業終了時間の間際だったため、翌日に出直すことにします。
✔︎アジアンガーデンの営業時間:9:00〜16:00
その他、灯台やイカトイレなど細々した観光スポットにも行こうと思いましたが、日差しが強すぎるため、翌日に行くことにします。
ということで、ホテルへ戻ってクールダウンし、送迎バスに乗って夕食へ。
夕食はエクシブ初島が経営しているイタリアンレストラン「ポルト」。ハーバーを眺めながらの夕食や子供連れの家族と、そうでない家族を分ける仕組みなど雰囲気面は良かったです。
一方、味は普通でお手本通りのイタリアンという印象を受けます。
夕食は、エクシブの他のレストラン:初海(日本料理)、翆陽(中華)や、食堂街で食べた方が料理の質は高いかもしれないと思います。
ポルトからエクシブ初島までの送迎バスを待つ間、近くのハーバーを散策。
エクシブが保有するクルーザーや縄で作られた「happy hatsushima」などリゾート感があります。
送迎バスが来たのでエクシブ初島へ。
日も落ちてきたので楽しみにしている最上階(8F)の展望温泉大浴場へ向かいました。
受付へ部屋番号を伝えてタオルをもらい入浴。
大浴場内は、内湯、サウナ、水風呂、露天風呂があります。
30名以上が入れそうな大きな内湯と、熱海方面を一望できる露天風呂が素晴らしい温泉です。
1時間くらい頭を空っぽにして入浴し、部屋へ戻りました。
部屋のテラスから中庭を見ると「ハウ○テンボス」並のライトアップがありました。ひかりすぎ。
気になって仕方がないので、蚊に刺されるリスクを背負いながら、中庭へ向かいました。
近くで見たらイマイチだろうなと思っていましたが、かなり綺麗です。
力を入れるポイントが笑いのツボにハマって、しばらく笑っていました。
楽しい気分になりながら、就寝です。
参考情報)エクシブ初島の宿泊条件について:自身が会員権を保有している場合は勿論、勤めている会社が法人契約している、家族や知り合いが会員権を持っている場合でも宿泊可能。
会員権は築年数が経てば中古で出回ることもあるそう。建てられた当初は、会員権が数千万円するが、数年経てば、十数万円で購入できることもあるそうなので、お金持ちで無くても購入可能。
なお、管理人は会員権を保有しておらず、他力本願で宿泊しています。
⇒参考記事)【会員制】グランドエクシブ「初島」の設備とサービスを徹底解明【熱海から船で25分】
⇒参考動画)グランドエクシブ初島「スタンダードルーム」(館内散策・部屋・食事)
2日目:初島~熱海〜新大阪
翌朝は6時起床。昨日に続き、快晴です。
朝食は7時半からですが、既にお腹が減っています。昨日、移動でカロリーを消費したからでしょうか。
展望温泉大浴場で、寝覚めのひとっ風呂を浴びて、時間を潰します。
朝食の時間になりました。館内のレストラン「オセアノ」でブッフェスタイルの朝食です。
品数が多く、ドリンクバーで自分の好きな飲み物を選択できるのは良いですが、味は普通。
ライブクッキングの「フォー」が美味しかったです。
朝食後、展望温泉大浴場で入浴し、11時にチェックアウト。
荷物をフロントへ預けて、15時の熱海行きの船の時間まで、PICA初島のアジアンガーデンを観光します。
エクシブ初島からアジアンガーデンまでは徒歩5分くらい。エクシブとは別系列の会社(富士急)が運営しているため、送迎バスはありません。
大きな看板(PICA初島)を目印に入場(950円/人)。
熱海⇔初島の往復乗船券とアジアンガーデンの入場料がセットになった割引チケット(3,000円/人)を購入すれば590円/人、安く入場できます。
行きの時点では、アジアンガーデンへ入場するか決めかねていたので、正規の入場料を支払いました。
アジアンガーデンは南国の雰囲気。手入れされた芝生、ヤシの木などがあります。
ガーデン自体は広くないですが、景色を見ながら寛ぐには良い場所です。
レストラン(ENAC)があり、ガーリックシュリンプ、フィッシュアンドチップスなどの軽食や、ドリンクをお供にハンモックやパラソルの下で、のんびりしていました。
その他、別料金ですが、
- 島の温泉(海そばの露天風呂)
- サルトビ(アドベンチャー)
- ボータン(アトラクション)
など子供から大人まで楽しめる設備が揃っています。
特にサルトビは人気です。わざわざ熱海からサルトビを体験するためだけに親子連れで初島へ来る観光客もいます。
定員になり次第、受付終了になりますが、予約はできません。初島に1泊して、翌朝サルトビの営業開始(10:00)と同時に体験する方も多い。
ですが、暑かったのと並びが多かったので、管理人は体験せず。。。
船の時間が近づいてきたので、一旦、ホテルへ戻って荷物を受け取り、初島港まで送迎してもらいます。
船を待っている間、食堂街の「めがね丸」でランチを食べます。海苔ラーメン、サザエの壺焼きなどを注文。
個人的には初島は「海苔」が素晴らしいと思います。微かな磯の香と弾力のある食感が食欲をそそりました。
食事を終えて、近くにある初島の密かな名所「イカトイレ」へ行きます。
食堂街を利用する人向けのトイレだそうですが、デザインも可愛らしくて、男女の区別がイカの色の違いで、遠目からでも分かるという優れものです。
まだ、船の時間まで30分程度あるので、気になっていた初島唯一のスーパーマーケットへ行きます。
なかなか年季が入っていますが、島に住んでいる方にとっては日用品を購入できる唯一の場所です。
島民と観光客で価格差が設定されているようですが、これは仕方ない。
中に入ると、生鮮食品からお酒、お菓子まで、何でも揃っています。価格は高め、離島は輸送費が高いので物価が高くなります。
これから熱海へ向かうので何も購入せず退店します。
最後に、2020年にできた「Shima Terrace初島」へ。船が来るまでの待合所として建てられました。トイレ、ATM、ロッカー、お土産など多機能です。
初島で採れたサザエが1,080円/5個で投げ売りされていましたが、保冷剤を持ってきてなかったので購入は見送り。
船が到着したので乗船。熱海から初島へ向かった時と違う船。
時間帯によって新しいタイプの船か、古いタイプの船か、違うようですが乗船時間が25分と短いので気にしない。
- 古いタイプの船:イルドバカンス3世号
- 新しいタイプの船:イルドバカンスプレミア
熱海へ向かって出発。熱海へ向かう時は古いタイプの船でしたが、椅子が少し古いくらいで、殆ど違いを感じません。
潮風に当たっていると、熱海が見えてきました。海から見ると、熱海港の周辺に温泉宿が密集しているのが分かります。
熱海港へ到着。バス乗り場が不明だったのでタクシーで熱海駅へ(1,300円)
✔︎後で調べたら、タクシー乗り場の道路を挟んだ反対側にバス乗り場があるようです(ピンク)。
熱海駅に到着。駅周辺は、商業施設が固まっています。特に、現地の名産品を食べ歩きできるお店や、お土産を販売している店舗が多いです。
名産品を食べ歩きながら、鯵の開きや静岡ビール、熱海で採れた海苔などのお土産を購入。
名産品は海産物もありますが、最近は熱海プリンや熱海ミルチーズなどインスタ映えする商品も多いようです。行列ができています。
徒歩圏内に行きたい観光地が無かったため、新幹線で帰宅することにします。
チケットを購入しようと券売機に並びましたが、券売機の台数が少なく激混みです。
「行き」の時に往復分のチケットを購入しておくのが正解ぽいです。
新幹線に揺られて2時間と少し、新大阪駅へ到着です。在来線に乗って帰宅。
以上「【旅行記】関西から静岡の初島まで新幹線と船で旅行1泊2日【オシャレ熱海駅とノスタルジックな初島】」でした。
その他の静岡県の観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
⇒参考)静岡の観光記事まとめ
コメントを残す