この記事は「中洲で人気グルメと、地元民が通うちょっと高級な穴場グルメを食べまくる旅行記」です。
中洲は2つの川(那珂川と博多川)に挟まれた細長いエリアで、西日本一の繁華街です。
また、歓楽街としても知られており、東京の歌舞伎町や札幌のすすきのと並ぶ、日本三大歓楽街に数えられる大人の街でもあります。
そのため、九州の「うまいもんが集まる場所」でもあります。
全国から腕に自慢のある料理人が集まり、海鮮、肉類、野菜類など、福岡の豊富な食材を調理するため福岡グルメはレベルが高いと評判です。
そんな中洲のグルメを中心に1泊2日の旅をしてきました。
具体的な旅程は以下の通りです。
- 1日目:自宅 → 福岡→ 中洲
- 2日目:中洲 → 太宰府 → 中洲 → 帰宅
【福岡1泊2日】中洲に宿泊して人気グルメと穴場の美食を楽しむ飯旅
中洲訪問のきっかけはサイコロ切符。
JR西日本が開催するキャンペーン「サイコロ切符」に当選し、博多行きの目が出ました。
これまで大阪発のサイコロ切符は計4回発売されてきましたが、第2回から全国的に有名になり第3回目からは抽選方式になりました。
第3回の抽選には漏れましたが、第4回の抽選に当選し博多行きが決定しました。
サイコロ切符のルールでは博多には1泊2日と短期でしか滞在できません。
糸島や門司港など福岡をぐるっと観光するのは無理なので、どうせなら中洲で食い倒れすることにしました。
食い倒れが目的だったので、宿泊先はカジュアルなホテルを選択。
妻と妻の母との3名での宿泊だったため、3名で宿泊でき、最上階に大浴場も備える三井ガーデンホテル福岡中洲に宿泊することにしました。
宿泊予約サイトのクーポンを使いまくって宿泊料金を20,520円(3名)に抑えることができました。
観光地と食事、宿泊先は以下。
1月の中洲を食い倒れして感じた、良かった点、悪かった点などを紹介します。
⇒参考動画)中洲旅行をコンパクトに纏めた動画
作成中1日目:大阪市〜博多~中洲(三井ガーデンホテル福岡中洲 泊)
8:24 新大阪駅から新幹線に乗って博多へ向かう時間ですが、米原での大雪により1時間程度、出発が遅れるとのこと。
新大阪が始発の新幹線にすれば良かったと少し後悔。冬場の東京⇆大阪は新幹線の場合、豪雪地帯の米原が鬼門です。。。
木曜日(平日)ですが、新大阪駅は観光客(特に海外からの観光客)で混雑しています。
海外の方からすると物価の上昇率が低く、円安になっている日本はコスパの良い旅行先です。
指定の新幹線に乗ると旅行には中途半端な時間(9:30)だったせいか空いていました。
特大荷物を置ける最後尾の席を予約していたので、キャリーケースも邪魔にならず、快適に移動できました。
11:57 新大阪駅から2時間30分ほどで博多駅に到着。
流石は九州最大の都市「博多」。平日にも関わらず、博多駅はかなりの人で混雑していました。
地下鉄で「中洲」へ向かいます。博多近辺は道路が混雑しておりバスやレンタカーは使いたくありません。
「中洲」は博多駅から地下鉄空港線に乗って2駅の場所「中洲川端駅」が最寄りです(乗車時間3分、運賃は210円)。
12:17 中洲川端駅に到着。
これから中洲で食い倒れしますが、キャリーケースを引きずって移動したくない。
時間が早くチェックインはできませんが、一旦、本日の宿泊先(三井ガーデンホテル福岡中洲)に立ち寄って荷物を預けます。
三井ガーデンホテル福岡中洲は、中洲川端駅から徒歩2分の距離にあり、3名が宿泊可能な客室や大浴場も備えるなど中洲を快適に観光するのにぴったりな宿でした。
✔️三井ガーデンホテル福岡中洲の詳細は以下。
⇒参考)【宿泊記】中洲の好立地な宿「三井ガーデンホテル福岡中洲」は3名泊まれる大浴場付の綺麗なホテル【カジュアル】
12:30 荷物を預かってもらい、これから昼食にします。
河太郎
以前から目を着けていた「透明な烏賊の刺身」を生簀から提供する料理屋「河太郎」を訪問。
ホテルから徒歩5分と直ぐに店の前まで着きましたが何やら看板が出ています。。。
店の前に看板が出ているのは、経験則的に大体悪いお知らせ。「営業はしているが、海が時化ていて烏賊の入荷が無い」と書かれています。。。
新鮮な海鮮を提供するお店あるあるなので仕方ない。
元祖博多めんたい重
13:04 ランチを何にしようか相談した結果「明太子を食べたい」ということで「元祖博多めんたい重」へ行きました。
2010年のオープン以来、人気が鰻登りの「明太子定食屋」です。
特徴は「カスタム明太子」。調味料だれに漬け込んだ昆布を明太子に巻いて旨味を足しています。
それを熱々のご飯に乗せて特製ピリ辛だれをかけた「めんたい重」や、明太子とアゴ出汁、昆布出汁、トマトなどを煮詰めた漬だれで食べる「つけ麺」が人気。
美食が集まる西中洲というエリアにあり、平日の昼間にも関わらず既に行列ができています。
定食がメインなので客の回転は速かったです。30分ほど並んで入店できました。
全80席の店内は2階建てになっており、1階は20席、2階は60席あります。1階はレジと、めんたい重の土産屋を兼ねています。
2階席に案内されましたがオシャレ空間です。個室の準備もあり、女子会などに使えそう。
単品メニューもありますが、セットメニューが人気。
「めんたい重」だけだと足りなさそうなので、「めんたい重」と「つけ麺」がセットになった飯麺セットを注文。
めんたい重のたれは辛さを選べます。基本~大旨辛の4段階ありますが、一番辛いの(大旨辛)を選択しました。
めんたい重は、白米の上に旨味に漬け込んだ明太子、紫蘇、針唐辛子、海苔が乗っており、好みでたれをかけて食べるスタイル。
始めは、たれをかけずに食べましたが明太子が美味い。。。鮨ネタのように手を加えた方がコクが増して味も出てくるようなやつです。
途中から徐々にたれをかけて食べましたが、一番辛いたれでもそんなに辛くなく(個人の感想)、美味しく頂けました。
つけ麺は、真っ赤で辛そうですが全然辛くなく素直に美味しいです。
粘度が高いつけだれなので麺とよく絡む。麺の下半分くらいを浸けて食べると丁度良い味の濃さになりました。
味変用として明太子の漬け込みだれをベースに唐辛子や柑橘を加えた特製辛味だれが用意されており、徐々に加えて食べると辛みが出てきていっそう美味しく頂けました。
余ったスープは、スープ割にして完飲しました。
デニッシュ専門店「DE-NI」
14:10 宮崎県で人気になったデニッシュ専門店「DE-NI」が2023年10月に中洲へ初出店したとの噂を聞いて行ってきました。
手作りに拘っており季節のスイーツや自家製のカスタードなどを使ったデニッシュが人気。
生地にも拘りがあり、発酵バターを使用し、何層にも重ねたザクザク食感を生み出しているのが特徴。
約2時間ごとに焼きたてを追加しており、常時40種類以上のラインナップがあるため、どれを購入しようか悩みました。
ティラミスデニッシュやメープルナッツデニッシュなど4種類のデニッシュを購入し、ホテルで食べることにします。
✔DE-NIにはデニッシュだけではく、コーヒースタンドも併設されています。パフェやコーヒーを飲む場合は、店内で頂くことができます。
客室へ入り早速頂きました。
生地が本当にザクザクで全部美味しかったですが、特に美味しかったのは冬場の福岡名物「あまおう」を使ったデニッシュ。。。
ザクザクの生地にあまおうの甘い果汁が混ざって忘れられない味でした。
あまおうの和菓子が食べたくなってきました。ちょうど中洲に和菓子の名店があるので行ってきました。
鈴懸(本店)
15:40 創業1923年の中洲の老舗和菓子屋に到着。
厳選された自然素材と、和菓子作りの技術に強みがあり、特に冬場限定のあまおうを使用したいちご大福は全国にファンも多いです。
ただし、消費期限は「当日」となっているため、店舗のある福岡か東京に行かないと食べられません。
本店は他店と違い、店内でランチや和菓子を頂くことができます。
せっかくなので頂こうとしましたが、既に満席で10名くらいの方が予約シートに名前を書いていたので諦めました。
大人しく人数分のいちご大福(335円×3個)を購入してホテルへ戻りました。
客室であまおうのいちご大福を頂きましたが、何これめっちゃ美味しいです!
一言で表すと素材(あまおう)を活かしきった逸品。「皮」の工夫を凄いです。まず皮の薄さ。
いちごが透けるほど皮が薄く包まれており大福を口に入れた瞬間にあまおうのジューシーで甘い味わいが広がります。
次に皮の味。あまおうの甘さを引き立たせるように、皮の甘みが抑えられています。
これは絶品。もう一度、買いに行こうかと思いましたが、晩ご飯が食べられなくなるので明日、買いに行きます。
16:30 晩ご飯まで少し時間があります。
妻が天神にある百貨店「岩田屋」のエルメスに用事があるとのことで天神をぶらぶらしました。
(私のお小遣い(3万円)の数ヶ月くらい買ってそう…)
天神の中心街は、それなりのお店が数多くありますが、特に目を惹くお店はなかったので晩ご飯は中洲で食べることにしました。
かゆう美酒美食
中洲の中でも知る人ぞ知るディープなグルメエリア「西中洲」。
中洲に詳しい旅行客や地元民が、ちょっと良い食事をしたいときに行くエリアです。
まるで京都の東山か、東京の神楽坂のような小道に全国でも評価の高いミシュラン3つ星の寿司屋(鮨さかい)やグランメゾン(レザンドール)などが並んでいます。
とはいえ、そんなお店は手が出ないし予約も混んでいて無理なので、隠れ家的に美味そうな居酒屋(かゆう美酒美食)を予約しました。
19:30 かゆう美酒美食に到着。
天ぷらを中心としたメニューが豊富ですが、新鮮な魚介の品質も専門店を凌駕する美味しさとのこと。
西中洲はグルメの激戦場ですが、かゆう美酒美食は数十年も営業を続けており美味さは折り紙付きです。
店内は、カウンター4席、テーブル席が3つとこぢんまりとしており、一見すると普通の居酒屋のようです。
まずは、さっぱりした物からということで刺身を注文。
こはだ、あじ、烏賊など全7種の刺身盛りが出てきましたが、隠し包丁の間隔、皮目の炙り加減など、刺身の見た目からして仕事が丁寧過ぎる。
実際に食べてみると、、、これ今まで食べた刺身の中でNo.1かもしれん。。。
素材の良さはもちろん、昆布締めの具合や柔らかさの具合などが絶妙過ぎて笑いが出ました。
このために博多に来たくなるレベルです。
その他、海老のかき揚げや、明太れんこん、さばのくんせい、パンの間に海老のすり身を挟んで揚げた長崎名物のハトシなどを頂きましたが全て美味い。
ちなみに長崎名物がメニューにあるのは、女将さんが長崎出身だからとのことです。
美味さレベルが高すぎて最高でした。
宝雲亭
昼間に中洲の歓楽街(中洲中央通り)を歩いているとき、錦小路マップなるものを発見していました。
錦小路を見ると飲食店が並んでおり、競合ひしめく中洲の地で長年生き残ってそうなお店が多く、気になっていました。
かゆう美酒美食で腹八分目まで食べたので、軽食とビールをつまみたいところ。
21:20 錦小路を歩いていると、赤い店構えが目立つ餃子店を発見。
1949年に創業した中洲の老舗餃子店(宝雲亭)です。
特徴はにんにくを使わずに玉ねぎの甘味とお肉の旨味を引き出した優しい味わいの餃子とのこと。
店内に入り、ビールと餃子を注文。雑な盛り付けで餃子がやってきましたが、あっさりしていて美味い。。。
1軒目としては、あっさり過ぎるかもしれませんが、2軒目としては丁度良い味付け。
あと1軒、バーに寄りたかったので腹九分目で退店しました。
昼間、中洲中央通りにある大きなバーが目に入って気になっていました。
ハイボールバー中洲1923
22:10 サントリーが運営するハイボール専門のバー(中洲1923)です。
全国に10店あるそうですが、いずれも高品質なハイボールを飲めるとのことで、店内には多数のお客さんが入っていました。
ハイボールは、かなりの拘りを持って作っているようで「ハイボール専門店」の約束と書かれた3箇条がありました。
大手飲料メーカーのサントリーが運営しているから、ここまで拘ったハイボール用の設備を入れられるのだと思いました。個人のバーだと難しそう。
かゆう美酒美食と宝雲亭で既にかなりお酒を飲んでいたので、美味いハイボールを一杯だけ飲んでホテルへ戻ろうと思っていました。
そこで、比較的安価なラインナップの多い中洲1923の中ではお高めのオリジナルハイボール「リッチ中洲ハイボール」を注文(980円)。
ちょっと変わったグレンフィディック12年とオレンジ、特製ソーダなどをブレンドしたハイボールで「めっちゃ美味い!」。
美味すぎて酔いが醒めました。1杯だけのつもりが、ついついお代わりしてしまいました。
ちなみに「中洲1923」はハイボール専門店と謳っていますが、ビールやカクテルなどハイボール以外の飲み物も充実しています。
またカツサンドやナポリタンスパゲティ、唐揚げ、カレーなどのフードメニューも揃っており、良い意味でハイボール専門店では無いと思います。
テーブルチャージは550円かかりますが、テーブル上に有るおつまみが無料になるというサービス付き。
普通のバーだったら、ちょっとおつまみを頼むと直ぐに2千円くらいかかるので、このサービスは有難かったです。
えびわさびと、カマンベールチーズのおかきが美味しすぎて集中的に食べてしまいました。。。
参考)中洲の屋台
「中洲と言えば屋台」というほど有名ですが昔から地元民は、あまり行かない場所。
チローリアン♪のCMを生で聞いていたくらい昔から福岡には縁があり色々なお話を伺っています。
現在の中洲の屋台がどうなっているのか、気になったので見学してきました。
第一印象は人が多い。。。昔は日本人の観光客がメインだった記憶ですが、今は海外の観光客がメインのようです。
言語を聞き取っていると韓国の方が多そう。福岡空港からソウルまで1時間半で着きますからね。下手すると国内線よりも近い。
23:00 そろそろホテルへ戻ります。
三井ガーデンホテル福岡中洲の大浴場は25:00までなので急いで戻らないと大浴場に入れなくなる。
なんとか大浴場を満喫して就寝。
2日目:中洲~太宰府天満宮~中洲~大阪市
本日は快晴。帰りの新幹線の時刻は21:09(変更不可)なので、時間はたっぷりあります。
午前中、中洲で朝ごはんとランチをしてから、太宰府天満宮を観光した後、中洲へ戻りディナー予定。
朝ごはんは、朝ラーしたいなぁ。。。
元祖ラーメン長浜家
10:07 朝ラーメンに行きます。
中洲には長浜ラーメンの人気点として知られているラーメン屋(元祖ラーメン長浜家)があります。
ややこしいのが大濠公園近くにある元祖ラーメン長浜「屋」とは別店であること(長浜「屋」のスタッフが独立して紆余曲折ありながら開店したのが長浜「家」)。
長浜ラーメンの発祥店として有名なのは「屋」の方です。
元祖ラーメン長浜「家」は、三井ガーデンホテルから徒歩3分の場所にあるため、散歩がてら向かいました。
2016年に長浜から川端に移転したそうですが、外観は老舗感があります。
入店すると老舗感のある店内とは異なり、食券機で注文するシステムでした。
長浜ラーメンはパッと食べてサッと帰る、回転の速いラーメンなので注文は食券機の方が合っているのでしょう。
テーブルの上には紅生姜、胡麻、胡椒、ラーメンタレ(やかん)が置かれています。
ラーメンを2つ注文しましたが、1〜2分で出てきました。博多漁港で働く忙しい漁師がパッと食べられる朝食が長浜ラーメンのルーツであり流石の提供スピード。
見た目は「ザ・長浜ラーメン」。
具材は薄切りチャーシューとネギのみとシンプルで硬めに茹でられた細麺が入っています。
あっさりとした豚骨スープに細麺がよく絡んでちょうど良い塩味に仕上がっています。
食べ進めると、少し塩味が薄く感じてきました。ラーメンタレを慎重に加えて味変すると、丁度良い濃さになりました。
やかんにたっぷり入った濃い目のタレなので、慎重に加えないと入れすぎて味が濃くなりすぎるので注意。
替え玉もありましたが、ランチが食べられなくなるので我慢。
一旦、ホテルへ戻ってチェックアウト。荷物を預けてランチへ向かいました。
食事と酒処 真
12:00 アクロス福岡の向かい側にある「うまかもん通り」でひっそりと営業している「鯖」の専門店へ伺いました。
実は福岡は長崎と並び鯖が有名であり、ごまさば等の鯖料理が名物になっています。また、九州の鯖は他の地域と違い、生で食べてもアニサキス症になりにくいという特徴があります。
そのため、市場などでは鯖の刺身が販売されています。関東や関西では、まず見られない光景です。
「食事と酒処 真」は夜は居酒屋ですが、昼もランチ営業を行っており、これが大変人気。平日の昼間に伺いましたが、既に約10名の方が並んでいました。
人気の理由は鯖の美味さ。鯖の旬である秋頃、大量に仕入れて急速冷凍することでいつでも最高の状態の鯖を提供しています。
創業が昭和48年とかなりの老舗であり、店内は昭和を感じるレトロな雰囲気でした。
鯖を焼く技術も一級品。そのため、ランチは「鯖の一枚焼き定食(1,000円)」のみで勝負しています。
お店に入ると注文を聞かれず、自動的に鯖の一枚焼き定食が出てきます。
定食は、ご飯、味噌汁、漬物、冷や奴がセットになっており、ご飯は2回までお代わり無料というサービスの良さ。
実食しましたが、鯖の焼き加減が完璧すぎて驚嘆。皮目はパリパリで、少し箸を入れると中から鯖の脂がジュワっと出てきました。
味付けは薄めですが、鯖自体の旨味が強いのでご飯を何杯でも食べられます。
味が薄く感じる方は、大根おろしに醤油を付けて食べていましたが、鯖の旨味をダイレクトに感じるなら、個人的にはそのままがオススメ。
ご飯をお代わりしてしまったので、腹十二分目。。。腹ごなしに太宰府天満宮で観光します。
太宰府天満宮
14:00 福岡県太宰府市にある神社で、学問、文化芸術、厄除けの神様である菅原道真氏が祭られている神社です。
実は中洲から30分でアクセスできるという立地の良さ(西鉄天神駅 ⇒ 二日市 ⇒ 太宰府駅)のため、軽い観光気分で行ってきました。
太宰府駅に到着すると、一帯が太宰府天満宮色に染まっています。
駅自体も神社風、駅を出ると目の前が参道になっています(京都の嵐電の嵐山駅みたい)。
太宰府駅から本殿へ続く参道は賑やかで様々な出店が並んでいます。
例えば、隈研吾がデザインした特徴的な外観のスタバ、すみっこぐらしのショップ(九州在住の友人に教えてもらった)などは有名。
参道から神社内に入ると、美しい庭園、格式のある本殿など、12km2もある境内は、かなり見応えがあるため参拝だけでなく観光としてもぴったりな場所。
また、2023年から3年間の間、本殿を改修するにあたり、仮殿が期間限定で建てられています。
日本を代表する建築家の1人である「藤本壮介」氏が設計を手がけ、仮殿の屋根の上に木々を植えるなど現代アートが取り入れられています。
実際に見ると、屋根のインパクトがスゴい。仮殿の屋根の上が木が森!新たな生態系ができてそう。
広すぎて全てを回りきれなかった。。。たっぷり2時間くらい観光してから、中洲へ戻りました。
中洲で昨日に続いて鈴懸のいちご大福を購入(帰りの新幹線の中で食べる)し、晩ご飯へ向かいました。
iL-CHANTI博多店(イルキャンティ博多店)
18:00 イルキャンティは全国に53店舗を構えるイタリアンレストランです。関東に42店舗と大多数の店舗がありますが、九州には福岡の中洲に1店舗のみです。
オリジナリティ溢れる料理と圧倒的なコストパフォーマンスのワインが人気で、魔法の雫と言われるドレッシングやイタリア人にも認められた料理が特徴。
博多店は直営店ではないため、九州黒毛和牛の生ハム、糸島雷山ポークステーキなど九州産の食材を使用した独自メニューも多いです。
店内は照明を少し落とした大人な雰囲気。
外から見ると、少し暗くて入りにくいかもしれませんが中に入ると凄く良い雰囲気。
まずは飲み物。とりあえずビールですが、イルキャンティのビールは一味違う。
プレミアムイタリアンビール(ペローニ)の「生」は珍しい。瓶ビールがごく稀にスーパーで販売されていますが高い(300〜500円/330ml)。
おトクなセットメニューと共に頼みました。
セットメニューの食事(タコのイタリア揚げ バルサミコ酢と、南伊風ナスのチーズ焼き)がやってきました。
あっ、このお店美味い!
ビールの付け合わせとは思えないほど美味い。。。
タコのイタリア揚げは薄い衣がカリッと揚がっており、酸味の効いたコク深いソースと良く合う。
ナスのチーズ焼きはチーズの下に隠れているトマトソースが堪らない。
マルゲリータは、お店の看板メニューだそうで注文。モッツァレラ、フレッシュバジル、トマトソースのみのシンプルなピザなので、ごまかしの効かない料理です。
よほど調理技術に自信が無いと看板メニューとして出せません。
フレッシュバジルの香りが立ち、トマトの甘みが出て、モッツァレラはとろっとろになる完璧な焼き上がりです。
ピザ釜で焼かれているため、生地も表面はカリッと中はフワッと仕上がっていました。
ちょっと、こってりしたメニュー(ゴルゴンゾーラのクリームソース)も注文。具材としてニョッキが入っています。
もっちもちのニョッキに濃厚なゴルゴンゾーラと胡椒が絡み、パンチのある逸品。
最後にペスカトーレを注文。ムール貝、アサリ、海老などの魚介とアンチョビ入りトマトソースを使用したパスタ。
何品から食べていて気づきましたが、イルキャンティは「ソース」が美味すぎる。。。
お店に入った時にチェーン店と気づき、美味いのか不安になりましたが、ここは最高に美味しかったです。
しかもお会計は3名で1万円ちょっとと、非常にリーズナブル!
20:00 新幹線の時間が近づいてきました。
三井ガーデンホテル福岡中洲で預けていた荷物をピックアップし、博多駅21:09の新幹線「みずほ」に乗って大阪へ帰宅しました。
初めて「みずほの指定席」に乗車しましたが、良いですね。指定席の座席が2列×2シートのグリーンカー仕様だったので、かなり快適でした。
料金はのぞみと変わらないので「のぞみ」か「みずほ」のどちらかで悩んだら「みずほ」への乗車をオススメします(本数が少ないのがネック)。
満腹になるまで食べて、18:54発の新幹線に乗車し、帰宅しました。
参考)移動手段と宿泊先の確保について
数多くの旅行をして気づいたことがあります。それは「事前準備」をちゃんとすればするほど、旅行が楽しくなるということです。
旅行が楽しいかどうかは「楽しく感じること」も重要ですが「意味のない時間を作らない」「快適に過ごせる」ことが特に重要です。
観光場所の下調べに力を入れがちですが、実は移動手段と宿泊先の選定がポイントです。
移動手段が決まらない、または分からずに迷っている時間ほど意味のない時間はありません。ワクワクもリラックスもできずに、ただストレスが溜まるばかりです。
あらかじめ、どうやって移動するのかを現地の交通状況も踏まえて決めておくことが大事です。
宿泊先についても同様です。
せっかく楽しく観光できても、お風呂の排水溝が臭ったり、エレベーターが無くて館内の階段を何度も昇り降りする宿には戻りたくないと思います。
移動手段と宿泊先だけはしっかりと事前準備することをオススメします。
ちなみに今回の移動手段は新幹線と在来線でした。
- 新大阪⇄博多(新幹線:5,000円)
- 博多⇆中洲(地下鉄空港線:520円)
- 天神⇆太宰府天満宮(西鉄:840円)
行き先と、行き先への移動手段だけ決めておけばスムーズに移動できて効率的に時間を使えます。
宿泊は、宿泊予約サイトの割引とクーポンを併用して予約したため、かなり安く宿泊できました。
三井ガーデンホテル系列の宿泊料金がキャンペーン割引になって25,650円でしたが、追加の割引(Reluxの20%オフクーポン)を適用させて20,520円になりました。
⇒参考記事)auスマートパスプレミアムの活用事例を纏めた記事
3人で20,520円(6,840円/人)です。
今回の宿の見つけ方と選び方を記載した記事は以下(三井ガーデンホテル福岡中洲の宿泊記事内)。
⇒参考)【宿泊記】中洲の好立地な宿「三井ガーデンホテル福岡中洲」は3名泊まれる大浴場付の綺麗なホテル【カジュアル】
予約するタイミングにより、どの宿泊予約サイトが最安値かは異なります。
三井ガーデンホテル福岡中洲が掲載されている代表的な宿泊予約サイトを以下に記載するので、価格比較の参考にしてください。
以下は、宿泊費を削減する方法の詳細(記事)。
⇒参考記事)宿泊料金を安くする手段:年収が高くなくても、高級ホテルに安く宿泊する方法!
主要な宿泊予約サイトごとに、得意とする価格帯や割引有無などの観点で纏めた記事は以下。
⇒参考記事)クーポンとポイントで宿泊費用が安くなる宿泊予約サイト【ランキング】
以上が「【福岡1泊2日】中洲に宿泊して人気グルメと穴場の美食を楽しむ飯旅|めんたい重、かゆう美食美食、宝雲亭など」でした。
福岡のその他観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
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