この記事では「ANAインターコンチネンタル安比高原リゾートの設備とサービスを詳しく」紹介します。
「設備」「部屋」「食事」「風呂」「価格」について、良かった点と悪かった点をレビューします。
本ブログの管理人は妻と月一くらいのペースで国内の高級宿へ安価に宿泊しています。
今回は、妻と2人で青森、岩手、秋田へ3泊4日で旅行してきました。
その内、岩手の安比高原で宿泊した「ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート」の設備とサービスが良かったので紹介します。
宿泊予約サイトの10%割引クーポンと宿泊ポイント21%バックがあったので、超高級ホテルですが宿泊することにしました。
100近くの高級宿に泊まった経験から、突っ込んだ目線でホテルの良し悪しを紹介していきます。
「ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート」の設備とサービスを徹底解明
ANAインターコンチネンタル安比高原は2022年3月にオープンしたホテルです。
岩手の山奥に建てた理由をスタッフに伺ったところ、以下2つだそうです。
- 元々、安比高原はANA系列のホテルが多い(ANAクラウンプラザ、ANAホリデイイン)
- 学費約1,000万円のインターナショナルスクール(HARROW INTERNATIONAL SCHOOL APPI)が2022年8月に建つ
✔︎ANAクラウンプラザとホテル内の連絡通路で繋がっています。
両方の設備を見ましたが、ANAインターコンチネンタル安比高原は、ANAクラウンプラザの別邸という印象です。
例えば、
- 客室数は全38室と小規模
- バレーパーキングあり
- 全室がクラブインターコンチネンタル
などの特徴があります。
まずは、設備から紹介していきます。
設備
ANAインターコンチネンタル安比高原には、ロビーラウンジ、テラス、フィットネスジム、スパなどがあります。
ロビーラウンジ
「第2の部屋」です。部屋以外で最も長時間、滞在した場所という意味です。
クラブインターコンチネンタルの特典(ドリンクが無料など)をフル活用すると勝手に滞在時間が長くなります。
吹き抜けの開放的な空間にソファとテーブルや、岩手の名産品も並んでいます。
窓際の席に座って、テラスの景色を見ながら、軽食やお酒などを楽しむのが最高の時間でした。
✔︎ウェルカムドリンクでシャンパンを頼んだら、英国王室御用達の「ローラン・ペリエ」でした(ラ キュベ)。
テラス(1階)
オシャレな場所です。池と、池の上にプライベートに利用可能なスペースがあります。
ANAインターコンチネンタル安比高原で唯一の喫煙場所もあるため愛煙家の利用が多かったです。
また、プライベートスペースで読書を楽しむ方もチラホラ見かけました。
✔︎ちなみに屋上テラス(4階)を作る計画があるそうです。訪問時(2022年7月)は未だできていませんでしたが8月ごろ出来上がるとのこと。屋上ビアガーデンなどのイベントを計画中。
フィットネスジム
3〜4人ほどで満員になりそうな小さなジムです。
一方で、有酸素、ウエイトトレーニングの器具や機械は充実しています。
規模は小さいが、器具や機械は素晴らしい印象です。
大浴場(温泉)のすぐ隣にジムがあるという立地面も良い。ジムで汗を流してすぐにお風呂へ行けます。
スパ(LAVILLA SPA APPI)
イギリスNo.1のスキンケアブランド「ELEMIS」を使用しています。
「自然に限りなく近い」をコンセプトに1990年にロンドンで生まれたそうです。
日本では知名度が低く東京(伊勢丹新宿)と大阪(阪急うめだ本店)の2箇所しか店舗がありません。
インターコンチネンタルホテルズグループの本社はイギリスのため、イギリスブランドを優遇している感はあります。
ホテルショップ@ANAクラウンプラザ
ジュース、ビールなどの飲料からカップ麺、おつまみなどの食料、土産、薬、南部鉄器まで何でも揃っています。
✔︎南部鉄器は、ANAインターコンチネンタル安比高原に展示されているのと同タイプのものが販売されています。
徒歩圏内にコンビニなどが無いため、ホテルショップは重宝します。
ANAインターコンチネンタル安比高原の1階にある連絡通路を通って、館内経由でANAクラウンプラザへアクセスできます。
注意点は、カードキーが無いと連絡通路を通ってANAクラウンプラザ側からANAインターコンチネンタル安比高原側へ戻れなくなること。
必ずカードキーを携帯した状態で向かう必要があります。
✔︎ホテルショップはありませんが、ANAクラウンプラザのホテルショップを利用できます。ANAインターコンチネンタルの館内利用券を持っていればANAクラウンプラザでも使用可能。
部屋(プレミアムツインルーム テラス付き)
ANAインターコンチネンタル安比高原は大きく4つの客室タイプがあります。クラシック、プレミアム、アクセシブル、スイートです。
それぞれ部屋の広さが違います。
- クラシック:38平米
- プレミアムとアクセシブル:68平米
- スイート:最大で306平米
元々はクラシックルームを予約していましたが、ご厚意で「プレミアムツイン テラスルーム」にグレードアップしていただきました。
客室の構成は、2台のクイーンベッドがある寝室&リビングとWIC、テラス、浴室、トイレです。
寝室&リビングとWIC
50平米くらいありそうな大きなリビングです。
ミニバー、テーブルセット、ソファテーブル、テレビ、ベッド、WICがあります。
ミニバーにはネスプレッソやウイスキー、冷蔵庫の中にはジュースやビールなどが入っています。
水とネスプレッソなどは無料ですが、その他は基本的に有料です。
ANAインターコンチネンタル安比高原にはホテルショップが無いですが、ANAクラウンプラザのホテルショップを利用すれば、安上がりです。
テレビはインターネット接続されており、Amazon PrimeやNetflixも視聴できます。
一方、ホテルが、それらと契約しているわけでは無いので個人アカウントでログインする必要があります。少し手間です。
また、テレビに館内案内やアクティビティの紹介などの機能が無いため、テレビは使い勝手がイマイチ。
WICは、1ヶ月の荷物を収納できるくらい広いです。プレミアムツインルームは定員2名ですが、4名分くらい荷物を想定した広さ。
ベッドはシモンズ製で羽毛布団。個人的には寝心地最高。
また、ダイキン製の加湿機能付き空気清浄機があるため、朝起きた時に、喉が乾燥せず快適でした。
枕元から照明のコントロールができる他、テラスへ続くカーテンの自動開閉ができます。
テラスには、テーブルと2脚の椅子があり、晴れた日はカフェできます。
テラスから「森」しか見えないので、景観は良くないです。
浴室(洗面所、部屋風呂)
リビングと隣接しています。
洗面所は、広々としており、シンクが2つあります。
アメニティーは、バイレード(BYREDO)。スウェーデンのラグジュアリーフレグランスブランドです。
世界40ヵ国で販売されていますが、日本では専門店としては、東京(渋谷パルコ)と大阪(阪急うめだ)のみの取り扱いです。
その他、髭剃りや歯ブラシ、コームなどの基本的なアメニティーから、女優ミラー(ライト付き鏡)まで揃っています。
ドライヤーもありますが、パナソニックのnanoe。長髪で乾燥に時間がかかる場合は、自前のドライヤーを持っていった方が良いかもしれません。
総じて、洗面や歯磨きの時に、シンクの取り合いならず快適かつ、アメニティーも豊富で使い勝手の良い洗面所という印象です。
部屋風呂には、一面ガラス張り「檜のビューバス」があります。景色は良いですが、温泉ではありません(沸かし湯)。
檜のビューバスでは身体を洗えません。洗い場は、洗面所を挟んだシャワールームにあります(少し不便)。
シャンプー、トリートメントなどもBYREDO製。
沸かし湯であること、洗い場が別の場所にあることから、一度も部屋風呂を利用しませんでした。
代わりに泉質の良い温泉がある大浴場を何度も利用しました(後述)。
風呂(大浴場)
ANAインターコンチネンタル安比高原の3階にある天然温泉です。
全38室の小さなホテルのため広くは無いですが、内風呂、サウナ(水風呂付き)、露天風呂、寝湯がある温泉です。
泉質は、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉で、無色透明のさらりとした手触り。
朝夕で、男女入れ替え制ですが、基本的にはどちらも同じ造り。内風呂が岩風呂か檜風呂かの違い程度です。
風呂について、個人的な感想ですが「寝湯が最高」。ヘッドレストにタオルを乗せて1時間くらい寝ていました。
ただし、寝やすくするために寝湯の底が傾斜しているので転倒注意です。一度滑って転倒しかけました。
風呂のアメニティーについて、
✔︎シャンプー、トリートメントなどのブランドは、バイレード(BYREDO)。
✔︎タオルは脱衣所にあります。部屋から持っていく必要は無し。
✔︎湯上がりにはペットボトルの水が用意されています。
食事
どのプランでも、アフタヌーンティー、イブニングカクテル、朝食が無料で付いてきます。
アフタヌーンティー(13:00〜15:00)
三段のティースタンドでセイボリー、スイーツやスコーンなどの軽食が提供されます。
飲み物は数種のコーヒー、ソフトドリンク、紅茶、ハーブティーを選択できます。
苔が埋まった壁、天井オシャレ照明がオシャレだったりと雰囲気の良いレストラン「白露」でアフタヌーンティーを楽しめます。
もちろん、雰囲気だけでなく軽食の味も最高でした。
✔︎アフタヌーンティーの利用について「注意」があります。
チェックインの時間通り、15時(以降)に到着するとアフタヌーンティーを利用できない可能性があります。
チェックインの時間が15時、アフタヌーンティーのラストオーダーが15時だからです。14時にはホテルへ到着しておいた方が良いです。
イブニングカクテル(17:00〜19:00)
一口サイズのカナッペやフルーツ、野菜などの軽食と、ワイン、ビール、カクテル、シャンパンなどが飲み放題です。
軽食は量こそ少ないですが、素材や味付けの質が高く、満足度が高いです。
飲み物について、シャンパンはローランペリエ・キュベ、ワインはロバート・モンダヴィ、ベリンジャー・ファウンダース・エステートでしたが、仕入れにより銘柄は変わるそうです。
ほぼ、全種類のお酒を飲みましたが、個人的には岩手の地ビール「遠野麦酒 ZUMONA」と、ジントニックが好みでした。
ディナー
食べていません。
昼食を食べ過ぎて、アフタヌーンティーとイブニングカクテルで、お腹いっぱいでした。
ANAインターコンチネンタルなのでディナーは美味しいと思います。
- アフタヌーンティー、イブニングカクテル、朝食が美味しかった
- ANAインターコンチネンタル大阪や別府など、他のホテルでも食べたが美味しかった
個人的には、同ランクのホテルより食事への美味しさへの拘りが強い印象。
朝食(6:30〜10:30 L.O.10:00)
5種類の朝食メニューとブッフェがあります。
朝食メニューは、卵料理(付け合わせも選択可)、スイーツセレクション、和食膳、お粥膳、お子様メニューのラインナップがあります。
ブッフェはパン、サラダ、ヨーグルト、シリアル、フルーツなど様々あります。
飲み物はコーヒー、紅茶、ソフトドリンク、ミルクから選べます。
卵料理、お粥膳、和食膳を注文しましたが、どれも上質な味わいでした(妻とシェア)。
個人的には、特に和食膳の質が高く当たりメニューと感じました。
量は多くないので平均的な背格好の成人女性でも、2種類くらいは食べられると思います。
価格
予約は「クラシックルーム」で23,850円/人でした(土日泊)。
✔︎実際は、ご厚意で「プレミアムツインルーム テラス付き」の部屋に無料アップグレードしてもらっています。
7月の宿泊費を他の宿泊予約サイトと比較すると7,975円/人程度安く宿泊できました。
今回は「Relux」の10%オフクーポンが利用できたので、公式や他の宿泊予約サイトと比較して、少し節約できました。
加えて、Reluxのポイントバックが増量キャンペーンで5,009円分(21%)と、Pontaポイントが239円分(1%)還元あるので実質18,602円/人で宿泊できました(結果、かなり安価になりました)
上記の割引方法は以下の参考記事に記載しています。
公式からの予約だと7月の宿泊料金は33,500円/人でした(土日で同プランの空きが無かったので金曜日の宿泊料金で代用)。
「ANAインターコンチネンタル安比高原」は宿泊予約サイト経由で予約した方が安かったです。
予約するタイミングによって、価格が安い宿泊予約サイトは異なります。
以下に代表的な宿泊予約サイトのリンクを記載していますので、価格比較に利用してください。
以上が「【宿泊記】岩手「ANAインターコンチネンタル安比高原」は温泉と全室クラブラウンジ付きの大人宿【超高級】」の設備とサービスを徹底解明」でした。
その他の岩手県の観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
⇒参考)【旅行記】大阪から青森、岩手、秋田をレンタカーで旅する3泊4日【食事が美味い旅】
⇒参考)岩手の観光記事まとめ
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