この記事では「奈良の超高級レストラン(アコルドゥ)を「おトク」に予約する方法を紹介」します。
2016年に奈良の東大寺旧境内にできた超高級レストラン(アコルドゥ)で2021年にディナーしてきました。
サービス・料理の質・コストともに優れたコスパの良いレストランでした。
超高級レストランにも関わらず「おトク」に予約する方法が2つあったので利用し、トータルで定価よりも5,529円安くディナーできました。
安く予約する方法とディナーのレビューを紹介します。
安く予約する方法
安くする方法は2つあり、組み合わせて利用可能。
- 一休レストランから予約するだけの方法。
- VISA(クレジットカード)の特典を使って一休レストランを割引する方法。
それぞれについて、以下で紹介します。
一休レストランから予約するだけの方法
一休レストランは予約時に通常2%のポイントバックがあり、そのポイントは予約時に利用できます。
つまり食事(ランチ・ディナー)の料金が予約段階で2%割引になります。
食べログやぐるなびからの予約でもポイントは貯まりますが、還元率は低いです。
- 食べログ:ランチ利用で20ポイント/2名、ディナー利用で100ポイント/2名
- ぐるなび:ランチ・ディナー利用で100ポイント×人数分
一休レストランは、2%還元なので5,000円/人以上の予約で、食べログや、ぐるなびよりも還元率が高くなります(5,000円の2%は100円)。
アコルドゥはランチは7,000円以上、ディナーは10,000円以上するので、一休レストランから予約した方が得です(一休レストラン アコルドゥを予約)。
2名ディナー利用で529円分のポイントが貯まりました。
✔︎ポイントを予約時に利用するか、貯めるかは任意です。貯めた場合、ポイントは宿泊予約サイト「一休」から予約した宿泊費にも使えます。
もう1つの方法は、VISA(クレジットカード)特典を利用する方法です。以下で紹介します。
VISAの特典を使って一休レストランを割引する方法
VISAのプラチナまたはinfiniteカードがあると、月に一度だけ、一休レストランに掲載のレストランが3,000円割引(ホテルダイニング)と5,000円割引(ラグジュアリーダイニング)になります。
3,000円割引と5,000円割引は、それぞれ利用可能です。割引サービスの期間は2022年3月までとなっていますが、延長される可能性もあります。
元々、2021年までの割引特典でしたが、2021年は丸1年延長になり、2022年まで利用可能になったからです。
それぞれの割引は、毎月合計100名までなので、毎月1日の12時になった瞬間に予約を入れています。そうして、アコルドゥも5,000円割引しました。
家族カードでも割引が利用可能なため、例えば夫が本会員、妻が家族会員の場合、3,000円割引と5,000円割引を、それぞれ月2回利用できます。
個人カード(三井住友VISAプラチナカード)でも、法人カード(VISAプラチナカードfor owners)でも上記割引を利用できます。
高級なレストランに毎月行くなら、余裕で年会費をペイできます。
本会員だけでも、(3,000円+5,000円)クーポン×12ヶ月 = 96,000円分使えます。家族カードも作れば、96,000円×2=192,000円分使えるので、おトク。
我が家は旅行用のマイルを貯めるため、家族会員も年会費が必要なANA VISA プラチナプレミアムカードにしていますが、 三井住友VISAプラチナカード は家族会員の年会費無料です。
⇒参考記事)ANA VISAプラチナプレミアムカードの特典詳細(管理人の別ブログ:日常のおトク情報系)
「一休レストランからの予約」と「VISAの特典を使った一休レストランの割引」によりアコルドゥの料金を2名で5,529円割引しました (一休レストラン アコルドゥを予約)。
以下ではディナーのレビューを紹介します。
ディナーのレビュー(ディナー)
大阪から御堂筋線と近鉄を乗り継いで、近鉄奈良駅に到着。アコルドゥは近鉄奈良駅から徒歩で5分くらいの場所にあります。
一見すると豪邸のような外観でレストランとは分かりにくかったですが、なんとか発見。玄関からお邪魔して、予約の名前を伝えると、待合室に通されました。
高級レストランあるあるですが、ここまでは旅館にするときの宿泊の流れと全く同じです。
待合室ではヤマトタチバナ(日本固有の野生のみかん)の葉から煮出した水を出され、飲み終えると席に案内されました。
席に向かう途中、キッチンが見えますが、全面ガラス張り。高級レストランでは珍しいことなので驚きました(高級レストランのキッチンは戦場なので客には見せないという認識でした)。
いくつかの部屋があり、それぞれにテーブル席があるようです。一番広い部屋のテーブル席に通されました(確か6テーブルくらいあった)。
まず、飲み物を聞かれたので、リストをお願いすると、敢えて用意していないとのこと。ビールはハートランド、ワインは料理に合った物を出してくれるそうです。
喉が渇いていたので、ビールを注文しました。アコルドゥの利用回数について尋ねられたので初めてだと伝えると、料理の紹介の仕方について説明が始まりました。
一般的な「お品書き」ではなく、カード型になっています。何枚かのカードが入った箱があり、それぞれのカードには料理名が書かれています。
1皿の料理を食べ終える毎にカードがめくられていき、次の料理名が分かるようになる紹介方法です。
ホールスタッフがめくるので、勝手にめくらないように言われましたが、そう言われると、めくりたくなります(めくりませんでしたが)。
早速、料理が運ばれてきました。本日は「奈良の季節とローカリズムを感じるスペシャルコース」です。
1皿目
柑橘系の香りと酸味の効いたスープがアジに良く合っていた。
2皿目
冷たいスープ。本来はアーモンドミルクを使うがさっぱりした味わいにするため豆乳(大鉄砲)を使用。半生の海老とグラニテ、メロンが良く合っていた。
3皿目
冷たいにんじんのソースとコリコリの貝の組み合わせが美味い。
4皿目
奈良県産の栗(宇陀)とホタテ、オリーブを添えて。半生のホタテと、ほのかに甘い栗、オリーブの香りが絶妙にマッチ。
5皿目
大和肉鶏と大和ポークを組み合わせたテリーヌと野菜に山葵ソース。テリーヌを中心に野菜、ソースを組み合わせて食べると美味かった。
6皿目
つるっとした食感の全粒粉そうめんに生ハムとイチジクの天ぷら。イチジクと生ハムの組み合わせは良く見るが、それにそうめんを加えても良く合っていた。生ハム出汁のソースが接点になっていると思った。
7皿目
和歌山のクチビ鯛、塩鱈とピーマンにジャガイモとタマネギのコンフィ。絡めて食べると美味かった。
8皿目
大和合鴨のローストと大和丸なす、小粒な雲丹の組み合わせ。奈良の赤味噌とハイビスカス、胡椒のソースがトロトロのお肉と良く合う。
9皿目
固めのチーズと柑橘系のソースが合っていた。
10皿目
ピスタチオと緑茶を組み合わせたスープ系のデザート。
11皿目
柿をベースに構成されたデザート。夏が終わって、秋を感じる一皿。
12皿目
味は総じて、美味しかったです。奈良の食材をベースにスペイン風に仕立てる技術が凄いと思いました。
寛ぎながら食べるというよりは、料理に向き合って真剣に食べなくては、という気持ちになりました。
量は、デザートまで含めると12皿と多めです。カリッカリのパンも3種あったので、お腹いっぱいになりました。
小食な方がディナーする場合は、昼食を抜くなど、お腹を完全に空かせてから食べに行った方が良いかもしれません。
飲み物の価格が分からず、支払いが戦々恐々としていましたが、案外リーズナブルで助かりました。ちゃんと5,000円割引されていました。
味、量、価格を総じて振り返ると、コスパの良いレストランだと思いました。料理の手間暇と、サービスを行き渡らせるためのスタッフの数なども考慮すると、この価格で経営大丈夫?と思ってしまいました。
料理の雰囲気、価格設定から、お金儲けではなく、料理の「求道」のためのレストランのように感じました。リピート確定です。
なお、帰り際にスタッフにアコルドゥの大阪の姉妹店を紹介されました。2021年10月8日にリニューアルされた阪神百貨店の地下二階にある「Donostia」です。
調べて見ると、スペイン料理バルで、予算は3,000円/人くらいでした。
2021/11/10追記:ふらっと行ってみました。
アコルドゥと似たような品が多く、結構美味しかったです。そこそこ飲んでも3,000円くらいとコスパは抜群です。
一方、ペースト状のソースのきめ細やかさなど、小さな違いが積み重なってアコルドゥの方が美味しく感じました。
普段使いにオススメです。
本ブログでは関西の予約困難な飲食店へ実際へ訪問したレビューも紹介しています。
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