この記事では「旅行の質を落とさず、格安に国内旅行する方法」を紹介します。
旅行でお金のかかる3要素「宿泊、移動、食事」に絞って、価格だけを下げる方法です。
上記要素の中で特に節約すべきは「移動費」と「宿泊費」です。
2017年度の1回あたり(大人1人あたり)の宿泊旅行費用(個人旅行)は4万9200円。内訳は現地小遣いが1万6200円、移動費1万6000円、宿泊費1万7000円(じゃらん宿泊旅行調査2018)。
「移動費」と「宿泊費」は旅行一回だけで3万3000円/人も使ってます。
旅費の約7割を占める「移動費」と「宿泊費」を削減することが重要です。
「移動費」と「宿泊費」は予約サイトのクーポン、キャンペーン(自治体、予約サイト)などを多用すれば、圧倒的に安価にできます。
✔記事内での豪華な旅とは「新幹線や飛行機を使って移動し、豪華な宿に泊まって、豪華な食事を食べる」レベルの旅行です。
旅行先での「宿泊費」「移動費」「食費」を下げる方法として、例えば以下の方法が良く見受けられます。
- 「宿泊費」:安価な宿(ビジネスホテルなど)に泊まる、など。
- 「移動費」:遠方まで車(レンタカーなど)で移動する、など。
- 「食事」:安価な食事処(全国チェーンの居酒屋など)で食事する、スーパーやコンビニなどで食事を買って宿泊先で食べる、など。
本当に他に手段が無ければ、仕方無いですが、これらは最悪だと思います。なぜなら質を落として旅行すると、旅行の満足度が下がるからです。
例えば、車での長時間の移動は、運転者への負担が大きいです。現地に着いたころに運転者はヘトヘトだが、同乗者は元気で、テンションに差があり楽しめない、など。
本記事では、前提として価格は下げるが、旅行の質を保って、コスパ良く旅行する方法を紹介します。
- 宿は一流、最大50%程度、安く
- 車を使わず、安く(定価の半額目処)
- 高級な食事をコスパ良く(定価の20%オフ目処)
宿泊、移動、食事の順で紹介していきます。
宿泊
結論から書くと、割引率が高いクーポンがある宿泊予約サイトを利用するのが、オススメです。
宿泊予約サイトを利用する理由は、予約の手間(予約、キャンセル、日程変更など)がかからないからです。
その中で、割引率が高いクーポンがある宿泊予約サイトは「ここが必ず1番安い」というのは、ありません。
理由はタイミングによって、割引率の高いクーポンを発行する宿泊予約サイトが異なるからです。
しかし、安定して割引率の高いクーポンを発行している宿泊予約サイトはあります(2021/11時点)。
例えば、管理人はReluxという宿泊予約サイトをメイン(8割くらい)に使って、高級宿に泊まっています。割引クーポンは以下の条件を満たすものが多いです。
- 自分が旅行に行きたいタイミング使えるクーポン(使い勝手が良い)
- クーポンは宿泊費が最大57%安くなる(割引率が高い)
✔︎①+②は組み合わせ可能で最大57%の割引
Reluxは携帯電話の会社KDDIの子会社です(参考:KDDIによるLoco Partnersの子会社化について)。
元々は、auの携帯電話を使っている人しか入れない「auスマートパスプレミアム」というサービスの中で、Reluxの割引率が高いクーポンを配布していましたが、2019年頃にauの携帯電話を使用していなくても、加入できるようになりました。
「auスマートパスプレミアム」 の中では通常、割引プランが無い超高級な宿でも、10〜50%オフで宿泊できるクーポンを配布しています。
割引率の大きなクーポンは以下の2種類です。
- 毎月3のつく日(三太郎の日)に配布される10〜30%オフのクーポン(安定して配布)
- 三太郎の日とは別で50%オフなどのクーポンを配布(ゲリラ的に配布)
30%オフと50%オフクーポンを、それぞれ利用した例は以下。
⇒参考記事)上高地「ホテル白樺荘」の設備とサービスを徹底解明!
⇒参考記事)ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパのジュニアスイートに宿泊
一方「auスマートパスプレミアム」は有料サービス(会費:548円/月)という問題があります。
管理人は月に1度以上、旅行するので会費を払っていますが、旅行に行く頻度が低い場合は考えものです。
その場合は、auスマートパスプレミアムを1ヶ月、無料で利用できるキャンペーンがあるので、試してみるのがオススメ。
✔超高級宿に1回でもクーポン使えば、数十ヶ月分の会費はペイ可能。
以下参考)
- 【ブログ記事】クーポンとポイントで宿泊費用が安くなる宿泊予約サイト【ランキング】
- 【ブログ記事】実際に宿泊した超高級宿まとめ
- 【動画】超高級宿に激安で宿泊している方法を大公開!
移動手段
主に飛行機、電車、「条件付き」で夜行バスを使います。
飛行機
基本的にANAとJALを使用します。
LCCだと席が狭い、飲み物が有料でフライト中に財布を触らないといけないなどストレスが溜まるからです。
LCCは、マイルを持っておらず、かつ旅行直前の予約しかできないときのみ使います。
意外とANAやJALでもLCCよりも安くなります(航空券の取り方次第)。
割引方法は主に3種類(現金のみ使用、現金とマイル併用、マイルのみ使用)あります。
現金のみ使用
75日前までに予約すると、最大90%オフになる割引方法があります。
マイルを持っていない場合は上記が最安値になります。その他、28日、45日、55日前まで、などの割引もありますが正直割高です。
直前の予約しかできない場合は、LCCを使った方が安いです。
また、75日前の予約で割引されると言っても、マイルを使う方法と比べて割高感は否めません。
マイルを使用する割引方法は以下で紹介します。
現金とマイル併用
マイルが不足している場合は、現金と併用することでマイルの消費を抑えることができます。
どちらも10,000マイルを使用することで予約者本人は無料、同行者は最大80%の割引を受けられます。
●参考)ANA:一緒にマイル割を使って、2名で大阪⇄宮古島に行ったときの注文書
2人で往復31000円なので、1人片道7750円。
⇒参考記事)ANA一緒にマイル割の仕組みと予約方法
LCCよりも安価に利用できるマイル割ですが、利用するためには現金が必要なのが、利用のボトルネックです。
マイルのみ使用
元々、現金よりもマイルを利用した方がコスパが良いですが、更にマイルの使用を抑える方法があります。
「ANA:今週のトクたびマイル」は毎週、特定の行き先が安くなるサービスです。毎週火曜日に行き先が発表されて水曜日から購入(マイルで)できるようになります。
「JAL:どこかにマイル」は予約時に行き先の候補が4箇所表示され、その中からランダムで行き先が決定されるサービスです。再検索すると行き先の候補地が毎回変わります。
どちらも、通常運賃(マイル)の50%程度、割引になります。
管理人は行き先がランダムな「JAL:どこかにマイル」は不安なので、行き先が確定できる「ANA:今週のトクたびマイル」のみを利用しています。
参考)マイルを効率的に貯める方法
マイルは買い物や飛行機に乗ることで貯められるポイントです。ポイントはマイル登録した航空会社の航空券などに変えられます。
マイルの貯め方は主に2通りあります。飛行機に乗ってマイルを獲得する方法と、買い物で貯まったクレジットカードのポイントなどをマイルへ変換する方法です。
飛行機に乗ってマイルを貯める方法は、出張などで頻繁に飛行機に乗る人以外は難しいです。
それ以外の人は、買い物でマイルを貯めるのが現実的です。買い物でマイルを貯めるためには、ANAカードやJALカードをクレジットカードと紐付ける必要があります。
ポイントのマイル変換に対応している三井住友カードやアメックス、セゾンカードなどのクレジットカードとANA、JALカードを紐付けします。
紐付けしたカードで買い物をすると、クレジットカード会社のポイントが貯まって、それをマイルに変えます。
つまり、
- 買い物でクレジットカードのポイントを貯める
- クレジットカードのポイントをマイルへ変える
- 貯まったマイルを航空券へ変える
この3ステップでマイルが航空券に変わります。マイルの積算率はクレジットカード会社のマイル還元率で変わります。
年会費が安く、そこそこマイルも貯まりやすい(=コスパが良い)という意味では、個人的にはANA VISA ワイドゴールドカードがオススメ。
大体100万円の利用で1万マイル貰えます。公共料金やスマホ代もクレジットカード引き落としにすれば簡単に貯まります。
⇒参考)ANAマイルを貯めるならANA VISA ワイドゴールドカードがコスパ良い
新幹線
色々な割引がありますが、そもそも新幹線の割引には問題があります。
JR九州、西日本、東海道、東日本、北海道といった別会社に分かれており、各々が独自の割引を作っていることです(割引システムが分かりにくい)。
そこで、JR九州、西日本、東海道、東北、北海道それぞれで最も安くなる区間、割引の代表例を以下に纏めました。
JR九州
九州新幹線は、博多~熊本間で強烈な格安チケットがあります。特に「九州ネット早特7」が安く、博多~熊本間の割引率が約50%になります。
JR西日本
・区間:新大阪〜博多 ・割引率1:こだま限定;49% →割引後の料金1:8500円 ・割引率2:乗車限定無し;33% →割引後の料金2:10290円
JR西日本は「スーパー早特きっぷ」が1番おコスパが良いです。新大阪~博多間の割引率は約33%ですのぞみ」への乗車も可能。
✔︎インターネット予約限定で、14日前までに購入する必要があります。
速さを犠牲にするなら、新大阪~博多間で「こだま早特往復きっぷ」が価格的には、お得。割引率は、約49%です。
JR東海道
・区間:新大阪〜東京 ・割引率1:こだま限定;27% →割引後の料金1:10500円 ・割引率2:乗車限定無し「早特21」;20% *21日前までの予約が必要 →割引後の料金2:11000円
JR東海道は割引率の高いチケットは有りません。
「EX早特21」を利用すると正規料金よりも20%安く東京〜新大阪間を移動することができます。(「のぞみ」への乗車も可能)
✔︎インターネット予約限定で、21日前までに購入する必要があります。
JR東日本
JR東日本が運営するエリアの新幹線で販売されているインターネット専用チケット「お先にトクだ値」の割引率が1番高いです。
とにかく早く!という場合は「はやぶさ」で最大約25%割引です。
多少、到着に時間がかかっても良いなら「やまびこ」や「とき」「あさま」で最大約35%割引です。
JR北海道
JR北海道の「お先にトクだ値」の割引率が最も高いです。北海道新幹線の新青森~新函館北斗間で、最大40%の割引。
夜行バス
お金の問題では無く、時間に余裕が無い場合に有効です。
例えば休みが土日なら、金曜の晩に夜行バスを使って旅行先に前のりすると、旅行先での滞在時間を伸ばせます。
休みが取れないけど、旅行先での滞在時間を伸ばしたい場合に便利。
食事
現地の居酒屋やレストランには、主に2つの割引方法があります。
1つは「食べログ」や「ぐるなび」などのグルメ予約サイトからネット経由で予約する方法。
ポイントが貰えますが、割引率が低く、知名度も高いので敢えて紹介しません。
もう1つは利用条件付きですが、破格で食事できる方法があるので、紹介します。
一休レストラン+ANA VISAプラチナプレミアムカード
ANA VISAプラチナプレミアムカードの特典で一休レストランに掲載されているレストラン限定で以下の割引を受けることができます。
2019年9月1日以降
- 10000円以上の食事⇒3000円オフ
- 20000円以上の食事⇒5000円オフ
✔︎2019年8月31日までは
- 5000円以上の食事⇒3000円オフ
- 10000円以上の食事⇒5000円オフ
だったので改悪されましたが、それでもお得です。
毎月1日の深夜12時に、割引クーポンがvpass内で配布されていますが、取り合い状態になっています(翌朝には無くなってる)。
⇒参考記事)VISAのプラチナカード限定!一休レストランが半額以下で利用可能になる裏技
✔︎割引率が高い2019年当時の記事です。(修正中ですが、仕組み自体は変わっていません)
まとめ
宿泊費
割引率の高いクーポンを使って宿泊予約サイトから予約するのがコスパ良い。
いつも、必ず最安値になる宿泊予約サイトは無いが、安定して高い割引率のクーポンを発行している宿泊予約サイト(Relux)がオススメ。
その他の宿泊予約サイト(一休、じゃらんなど)との価格比較をした上で予約。
移動費
飛行機、新幹線、夜行バスのそれぞれで割引方法が異なる。
飛行機はANAとJALでも割引を使えばLCC並みに安くなる。現金のみ、現金とマイルの併用、マイルのみの3種類の支払い方法それぞれで、割引方法がある。
割引を使っても、現金のみで支払うより、現金とマイルの併用またはマイルのみで支払った方がお得。
新幹線は九州、西日本、東海など別々の会社が運営しており、割引が一本化されていないのが問題。
乗車する地域の新幹線が実施している割引を活用するしか無い。
夜行バスは旅行先に前泊入りするなら時間的メリットがある。
日本旅行やWILLERなどから予約すると、安くなる。
食費
主に2つ割引手段がある。食べログや、ぐるなびなどのネット予約により貯まるポイントと、クレジットカードなどの特典割引。
特にVISAプラチナプレミアムカードが行なっている一休レストランの特典割引が、割引率高くてオススメ。
以上が、国内旅行を費用節約しながら、豪華に楽しむ方法でした。
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