この記事では「ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ(以下ノーザンリゾート)の設備とサービスを詳しく紹介」します。
「設備」「部屋」「食事」「風呂」「価格」の観点で、良かった点と悪かった点をレビューします。
本ブログの管理人は妻と月一くらいのペースでコスパよく国内の高級宿へ宿泊しています。
今回は、妻とニセコ(北海道)へ3泊4日で旅行してきました。
その中で、オシャレでコスパ(価格・快適性)に優れるノーザンリゾートに宿泊しました。
安い宿泊タイミングと全国旅行割引と宿泊予約サイトの割引クーポンを使って、ウィンターシーズンで、公式の半額近くの料金で宿泊してきました。
100近くの高級宿に泊まった経験から、突っ込んだ目線でホテルの良し悪しを紹介していきます。
⇒参考動画)ニセコノーザンリゾート・アンヌプリはコスパ良ホテル|連泊オススメ
【宿泊記】ニセコノーザンリゾート・アンヌプリは天然温泉付きのコスパが良いホテル
ノーザンリゾートは1985年にオープンしたニセコでは老舗のリゾートホテルです。
ニセコアンヌプリ国際スキー場の麓、JRニセコ駅から車で10分の距離という素晴らしいロケーションです。
ホテルの設備も多く、スキーなどで長期滞在できるようになっています。
客室も綺麗で、充実した設備、天然温泉がありながら、宿泊料金は「17,400円/2人(素泊まり)」と、ちょっと良いビジネスホテル並と良コスパ。
まずは、客室から見ていきます。
客室(デラックスハリウッドツインルーム)
ノーザンリゾートは高台にあるため、客室からの眺めが良いのが特徴。
全客室数151と中規模のホテルで、客室の種類は10種類あります(以下)。
- スタンダードツインルーム
- デラックスツインルーム
- コネクトツインルーム
- スタンダードハリウッドツインルーム
- デラックスハリウッドツインルーム(今回宿泊)
- コネクトハリウッドツインルーム
- スタンダードダブルルーム
- ジュニアスイートルーム
- デラックススイートルーム
- ハートフルルーム
客室は1〜3階にありますが、階層が上がるほど客室のランクが上がっていくようです(一部例外あり)。
- 1階が「スタンダード」
- 2階が「スタンダードハリウッド」
- 3階が「デラックスハリウッド」
また、部屋の向きは羊蹄山側とアンヌプリ側がありますが、部屋の価格には影響しません。
羊蹄山側の方が眺めが良いので、予約時に「羊蹄山側」が良いと伝えておけば、対応してくれると思います(空きがあれば)。
今回は3階のデラックスハリウッドツインルームに宿泊しました。予約はスタンダードツインルームでしたがご厚意でランクアップしてもらいました。
デラックスハリウッドの客室の広さは30平米と、スタンダード(25平米)に比べやや広め。
部屋の構成は、寝室、バスルーム、クローゼットです(広さは30平米)。リノベーションされており、綺麗な客室でした。
寝室
ベッド、テレビ、テーブル、冷蔵庫があります。
ベッドはシモンズ製で、寝心地は良好。
ベットサイドには読書灯と時計、コンセントがありシンプルな造りながら意外と機能的です。
テレビは旧型のシャープ製で、ネット接続機能は付いていません。テレビ台の棚には寝巻きが入っています。
テーブルと椅子が窓際にあり、間接照明に照らされて綺麗です。また日中は大きな窓から見えるニセコの景色が美しい。
椅子に座って、景色を眺めながらお茶を楽しむ時間が贅沢でした。
冷蔵庫は空ですが、棚の中にお茶、コーヒーセットがあります。ケトルでお湯を沸かして淹れられます。
バスルーム
洗面所、浴槽、トイレが一体となったユニットバスです。
洗面所は、1人用(洗面台1つ)ですが十分な広さがあります。2人で宿泊した時に1人がドライヤー、もう1人が歯磨きできるくらいの広さです。
洗面所のハンドソープの他、浴槽にあるシャンプー、ボディーソープなどのアメニティーはPOLAで統一されています。
ドライヤーのメーカーはTESCOM。国内企業のホテルでTESCOMを使っている所は珍しい。
浴槽、トイレに特徴は無いです。ビジネスホテルよりも少し広めのバス、ウォシュレットつきのトイレです。
浴槽は天然温泉の大浴場(後述)があるため、利用しませんでした。
クローゼット
大きめのキャリーケース2つがギリギリ入るくらいの広さです。
スリッパとセキュリティーボックスが収納されています。
設備
全151室と中型のホテルにしては、設備はかなり充実しています。コインランドリーや食料品が充実したホテルショップ、日替わりメニューのレストランなど長期滞在を意識した設備が多いです(設備は以下)。
- 2つのレストランと1つのバー
- 大浴場(天然温泉)
- ホテルショップ(お土産屋)
- スキーショップ&スキーロッカー
- エステティックサロン
- コインランドリー&自販機
- ライブラリー
レストランとバー
レストランは2つあり、メインダイニングであるフュージョンレストラン「エクラ」と、四季彩ダイニング「あんのん」です。
メインダイニングのエクラは、和洋のレストランです。特徴は、メニューが日替わりであること。
料理の提供方式は、朝食と夕食はビュッフェ、ランチはアラカルトとカジュアルです。
北海道の旬の素材を取り入れ、前菜からデザートまで30種類以上の料理が常に用意されています。
一方、価格はリーズナブルで利用しやすいです(以下)。
- 夕食:5,300円/人(税込)
- 朝食:3,000円/人(税込)
✔︎小学生までは30%引きの料金です。また上記は2022年末時点の料金です。
四季彩ダイニング「あんのん」は、ちょっと良い居酒屋です(長期休業中:2022年末時点)。
特徴はコスパ良く北海道の海の幸が提供されていること。
小樽産ほっけのフライ(780円)、知床鶏手羽先塩焼き3本(680円)、北海道産の蟹(時価)などホテルのレストランにしては、かなり良心的な価格設定です(「あんのん」のグランドメニュー)。
2022年12月の訪問時は休業していました。スタッフに尋ねると、かなりの長期休業になるとのことです。
訪問予定なら、ホテルへ問い合わせた方が良いと思います。
✔︎後述しますが今回はホテル内のレストランでは無く、外のレストランを利用しました(該当箇所へジャンプ)。
バーは1階のロビーラウンジにあります(フォレスターラウンジ)。
特徴は北海道産のメニューが多いこと。例えば、ワインは函館年輪、ウイスキーは余市、日本酒はニセコ上撰などがあります。
北海道産以外のメニューもありますが、北海道産のメニューの方が、価格設定が低めです(メニューはこちら)。
なお、2022年12月の訪問時は休業していました。スタッフに尋ねると、かなりの長期休業になるとのことです。
✔︎ノーザンリゾートの館内図にはアウトサイドバー「ピナクルカフェ」が載っていますが、2022年末にスタッフに確認したところ閉業したようです。
ノーザンリゾート近辺には食事できるところが少ないです。2〜3km離れたところにいくつか居酒屋がありますが、タクシーを呼ぶと高くなります。
ノーザンリゾートのレストランは地元の人もランチするくらい評価が良いそうなので、利用価値ありだと思います(タクシーの運転手に聞きました)。
大浴場(源泉掛け流しの天然温泉)
宿泊棟の1階に内湯、露天風呂、サウナ付きの大浴場があります。
天然温泉で泉質はナトリウムー塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉です。とろりとした茶褐色のお湯が気持ち良い(美肌の湯)。
内湯は、庭を見渡せるガラス張りの窓があります。
冬場の夜は気温が-10℃以下になることも珍しくないです。寒いのが苦手な方は暖かい環境でお湯に浸かれる内湯がオススメ。
露天風呂は、ライトアップされておりラグジュアリーな雰囲気です。好みですが、極寒の中の露天風呂は最高でした。
✔︎2022年末時点では露天風呂が改修中でした。
サウナは、9人掛けくらいの大きさで、木の良い香りがしました。
3段掛けになっており、1番上の段はかなり暑かったです。
ホテルショップ
お菓子やカップ麺などの食料品、ジュースやお酒などの飲料から雑誌、防寒着、お土産まで揃っています。
長期宿泊者を見込んで、かなり商品の種類が充実しています。ホテルの近くにコンビニや飲食店が少ないため、助かります。
スキーショップ&スキーロッカー
ウインタースポーツ(スキー、スノボー)用具のレンタルショップと、無料のスキーロッカーがあります。
フルセットのレンタルだけでなく、スキー3点セット&ボード2点セットや、スキー&ポール、ボード単体、スキー単体のレンタルもあり、お財布に優しいです(レンタル料金はこちら)。
エステティックサロン
オールハンドのトリートメントを使用していることが特徴。
3つのタイプのケア(フェイシャル、ボディー、スペシャル)があり、それぞれ異なる効果のコースがあります。
価格は比較的安価で、大体のコースで1時間あたり、1万円くらいです(エステの価格はこちら)。
コインランドリー&自販機
大浴場の横にコインランドリー、客室棟の各階に自販機があります。
また、ロビーラウンジの近くにタバコの自販機と喫煙所もあります。喫煙者には便利。
ライブラリー
1階にあるバー「フォレスターラウンジ」の横にライブラリーがあります。
特徴はフォレスターラウンジで頼んだお酒を、ライブラリーで飲めること。和洋書や無料のインターネット設備を楽しみながら、お酒を飲めます。
食事
ホテルから約3kmの距離にある「こびと」という居酒屋で夕食を摂りました。
ニセコの食材を中心に北海道の新鮮な食材を提供していることが特徴。
ぱっと見は良くあるチェーンの居酒屋っぽい外観ですが、ニセコ産のじゃがいもや地酒、礼文産ホッケなどがある美味しい居酒屋です。
お酒を飲む場合は、ニセコノーザンアンヌプリまでの無料送迎があります。予約の電話時に送迎してほしい旨を伝えて送迎してもらいました。
その他、近くの食事処として「唐火七」「LOFT倶楽部」がオススメ。地元の方からの評価も高く、実際に食べに行って美味しかったです。
完全予約制の蕎麦屋「楽一」も予約さえできれば是非。
⇒参考)唐火七に訪問した時の北海道旅行記(過去)
⇒参考)東山ニセコビレッジ・リッツ・カールトン・リザーブに宿泊して、LOFT倶楽部で夕食を食べた記事
価格 (スタンダードツインルーム)
宿泊予約サイトのクーポンと全国旅行割を使って、2人利用で17,720円/室でした。
✔︎宿泊した部屋はデラックスハリウッドツインルームです。スタンダードルームからグレードアップしてもらっています。
今回は、価格の安かった「Relux」から予約。
Reluxのポイントも1人あたり708円(4%)貰えたため、かなりお得に宿泊できました。
Reluxの定価と公式料金は、同額(2人利用で30,800円/室)でした。
一方、Reluxの場合はauスマートパスプレミアムの特典のクーポン(10~30%割引)を利用できるので、公式よりも安く予約できました
⇒参考記事)auスマートパスプレミアムの活用事例を纏めた記事
他の宿泊予約サイトと別日でも公式との価格比較をしましたが、ほぼ公式より安いです。
ニセコノーザンリゾート・アンヌプリは公式よりも宿泊予約サイト経由で予約した方が安い場合が多いと思います。
価格が安い宿泊予約サイトは、予約タイミングによって異なります。
以下に代表的な宿泊予約サイトのリンクを記載していますので、価格比較に利用してください。
ニセコに宿泊するなら、以下のホテルもオススメ。価格は同程度で、ホテルの質はニセコノーザンリゾートアンヌプリに勝ると思いました。
⇒参考ホテル)ニセコでリーズナブルにミシュランを味わえるコスパの良いホテルに宿泊した記事
参考)冬のニセコに安く宿泊する方法
なお、スキーやスノーボードシーズンに、これだけ安く、ちゃんとしたホテルに泊まるのは難しいです。
パウダースノーを求めて世界のお金持ちが集まってくるので相場がおかしくなります。
✔︎実際、街中で見かけた人は殆どがお金持ちそうな海外の方でした。
言語も誰が日本語を話せるか分からないので、ほぼ英語で会話していました(ホテルスタッフも日本語が話せない人がいる)。
冬のニセコは異国です。冬場は夏場の3倍程度の宿泊料になるホテルも多いです(大げさでは無くて事実です)。
冬場のニセコで安く宿泊するコツですが、最重要なのは「宿泊するタイミング」です。
冬場はウインタースポーツ目的で世界から人が集まって来ますが、彼らはシーズンど真ん中(12月中旬〜3月中旬あたり)を狙ってきます。
シーズンど真ん中を外すと宿泊料が安くなるところが多いです。そしてスキー場がオープンしたてか、クローズ間近の場合ではオープンしたての方が良いです。
なぜならクローズ間近と異なり、雪質が良いからです。また12月上旬から中旬にかけては連休も無いため、人が少なく快適に過ごせます(※ニセコのスキー場の営業期間)。
主要な宿泊予約サイトごとに、得意とする価格帯や割引有無などの観点で纏めた記事は以下です。
⇒参考記事)クーポンとポイントで宿泊費用が安くなる宿泊予約サイト【ランキング】
以上が「【宿泊記】ニセコノーザンリゾート・アンヌプリは天然温泉付きのコスパに優れるホテル|レストランも多く飽きない」でした。
北海道のその他観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
⇒参考)北海道の観光記事まとめ
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