この記事では「内子の宿「久」の設備とサービスを詳しく紹介」します。
「部屋」「設備」「風呂」「食事」「価格」の観点で、良かった点と悪かった点をレビューします。
今回、妻と妻の母の3人で3泊4日の愛媛旅行をしました。
その内、内子町にある「一棟貸しの古民家「久」」は、
- リノベーションされた機能的でオシャレなので快適に過ごせる
- 大きな掘り炬燵のリビングと3つの寝室があり、親子3世代で団欒できる
- 内子町(景観保護地区)のど真ん中に位置しており、観光に便利な立地
大人数での宿泊時に、みんなで団欒しながらもプライベートも確保できる、快適なヴィラのような宿でした。
宿泊予約サイトの割引の対象(全国旅行割引などのキャンペーンなど)となっており、格安で利用できるのも良い点です。
3人以上で宿泊するなら、個人的にはホテルや旅館よりも快適性に優れるため、オススメの宿泊先です。
100を超える高級宿に泊まった経験から、突っ込んだ目線で「久」の良し悪しを紹介していきます。
⇒参考動画)江戸時代の面影を残す内子町にある一棟貸しの古民家「久」は親子三世代で団欒できる郷愁の宿
一棟貸しの古民家「内子の宿 久」は親子三世代で団欒できる郷愁の宿
内子の宿「久」は2017年10月にオープンした一棟貸しの宿です。
特徴は「オシャレさ」「宿の広さ」「立地の良さ」。
2階建の古民家を現代風にリノベーションしており、古民家の落ち着いた雰囲気と、和モダンなオシャレさを兼ね備えています。
広さは100平米もあり、4つの部屋(3つの寝室と大きなリビング)があるため、プライベートを確保しながらも大きな掘り炬燵のリビングに集まり団欒できます。
立地も内子町では珍しく、観光地である景観計画地区内の宿であり内子町の観光にも適しています。
これから一棟貸し古民家の宿「久」の室内を見ていきます。
古民家の宿「久」は、リビング、主寝室、離れ和寝室、和寝室、バスルーム、中庭、キッチンなど、11のパーツから構成されています。
1階(リビング、離れ和寝室、バスルームなど)
リビング、寝室と団欒のための設備があります。
- 部屋:リビングと廊下を挟んだ場所に離れの和室(寝室)
- 設備:中庭、バスルーム(浴室、脱衣所、トイレ)、キッチン
リビング
10畳以上の広さがあり、中央の大きな掘り炬燵で6人がゆったりと過ごせます。
3人での宿泊だったので、ソファーに寝っ転がりながら晩酌する贅沢な使い方ができました。
主な設備は、オーディオ、中庭、テレビ、館内と周辺の案内板です。
オーディオは、かつて日本を代表するオーディオメーカーであったPioneer製。プラズマテレビ事業で経営状態が悪化してオーディオ事業は撤退したが、音質は非常に良い。
夕食後に音楽を聞きながら、掘り炬燵で晩酌する時間は最高でした。
オーディオ用のCDとして、image5などのミュージックCDが用意されていますが、お好みのCDがあれば自宅から持ってくるのもアリ。
中庭には木が植えられており見栄え良く、周囲は目隠しの柵で囲われているため、プライベート感があります。
バルコニーでお茶をしながら中庭を眺めて、ほっと一息つく時間が最高でした。
館内と周辺の案内板がリビング左手前のテーブルにあり、かなり有用です。
案内板の中にある「久の間取り」「内子町の町並みマップ」も有用ですが、最も有用なのは「近くの美味しいお食事処リスト」です。
「久」のオーナーが通う内子町のグルメが掲載されています。内子町は田舎のため、食べログなどのグルメサイトでのレビューが少なく美味しいグルメを見つけにくいです。
実は内子町はミシュランに掲載されている和食や、絶品のドイツ家庭料理屋などがあり、グルメの宝庫です。
実際に、ドイツ家庭料理屋でディナーしましたが、今まで食べた中で一番美味しいドイツ料理でした(後述)。
続けて1階にある他の客室「離れ和寝室」へ向かいます。
離れ和寝室
「離れ」と記載していますが、実際には母屋と廊下で繋がっている6畳の和室。
テレビ、エアコン、布団(収納の中)、洗面所(廊下)などがあり、寝室として快適に利用できます。
我々の宿泊時は、荷物置き兼、更衣室として利用していました。夫婦と妻の親での宿泊だったので、2階の寝室2つで足りたからです。
久のオーナーさん曰く「1人になりたい時に使ってね♪」とのことだったので、読書や仕事など集中する部屋としても使えると思います。
1階の客室は上記(リビング、離れ和寝室)です。設備としてバスルーム、キッチンがあります。
バスルーム(浴室、脱衣所、トイレ)
浴室は一般的な家庭よりもやや大きい程度の広さ。
お湯は、温泉ではなく沸かし湯ですが、浴槽には檜が使われており良い香りがします。
自動給湯器が付いているので、お湯の温度やお湯張りの調整が楽です。
シャンプー類はイタリア「Farmavita社」製のback.barというブランド。アルガンオイルとハチミツを使っており、ヨーロッパでも評価が高い。
脱衣所は、洗面台1つと収納、ドライヤー、アメニティー、タオル類があります。
洗面台は1つですが、離れ和室や2階にも洗面台があるので不便さは感じませんでした。
ドライヤーはPanasonic製の高風量タイプ。
アメニティーボックスには、ボディータオル、コットン、髭剃り、歯ブラシが入っていました。
収納には作務衣が入っており、室内着として便利。
トイレはウォシュレット機能付きです。2階にもあります。
キッチン
調理場、冷蔵庫、オーブン、レンジなど調理や保存に必要な設備が充実しています。
調理場にはシンク、据付コンロがあり、本格的な調理ができます。
包丁、お皿、炊飯器、フライパン、鍋、調味料、サランラップ、キッチンペーパー、アルミホイル、カセットコンロ、ケトルなど自宅と変わらない調理環境が整っています。
冷蔵庫にはミネラルウォーターと、オーナーのご厚意で日本酒(輝乃吟:吟醸)が入っていました。
八幡浜のじゃこ天など、愛媛名物を事前に買っていたので、調理して日本酒とセットで晩酌しました。
その他、コーヒーやお茶なども用意されており、近くにコンビニの無い内子町では大変重宝しました。
続いて2階を見ていきます。
2階(主寝室、和寝室など)
2つの寝室とトイレがあります。
- 部屋:洋室の寝室、和室の寝室
- 設備:洗面所&トイレ
洋の寝室
ベッド2つ、テーブル、テレビがあるオシャレな寝室です。
ベッドは国内メーカー(大地コーポレーション)が手がける「ASLEEP」。
元々、アイシン精機が作っていたそうですが、2020年に大地コーポレーションに事業を譲渡したそうです。
水の上で眠るような寝心地というキャッチコピー通り、かなり寝やすかったです。
個人的な感想ですが、柔らかいのですが腰が痛くなるまで沈み込まず、ちょうど良い感じ。
ベッドの枕側には窓がついており、日光や空気の入れ替えができます。
窓を開けておくと、朝方の鳥の鳴き声で目が覚めるので、寝る前には閉めておいた方が良いと思います。
ベッドサイドには充電用のコンセントと照明、照明制御装置があります。
オーナーのご好意で、テレビが置いてあるテーブルの上に、今治タオルのプレゼントがありました。感謝です。
私と妻は洋室の寝室で就寝し、妻の母は和室の寝室で就寝しました。
和の寝室
8畳ほどの大きな寝室で、座敷と布団スペースに分かれています。
テレビはありませんが、洋室の寝室同様にエアコン、床暖房などの設備は充実しています。
洗面所&トイレ
2階にも設置されています。
就寝前に歯磨きやトイレでいちいち1階に降りなくて良いので便利。
設備と大浴場
一棟貸しなのでありません。
食事
朝食のみ用意があります。
基本的に和食です。季節の野菜や果物を使用した朝食を指定の時間に配達・配膳してくれます。
✔️朝食はオプション(税込2,750円/人)です。
ただ個人的には朝食と夕食は内子町で外食するのがオススメ。
内子町は飲食店が多く、朝食は内子名物の「おからの丸寿司」や、でんじろうカフェでの軽食など様々なラインナップがあります。
食べ歩きが楽しめます。
夕食もミシュラン掲載の和食や、古民家でジャズを聞きながら楽しめるイタリアン、ドイツの家庭料理など、食事関係は充実しています。
実際にドイツの家庭料理屋に訪問しましたが絶品でした。このドイツ料理を食べるために内子町で宿泊する方が居ると聞きましたが納得です。
店名は 「ツム・シュバルツェン・カイラー」です。
口コミが少ないため、グルメサイトの評価に反映されていないですが、ドイツ料理にしては、あっさりしていて日本人好みの味でした。
本題では無いので詳しく語りませんが、本当に美味しかったです(旅行記に書きます)。
⇒参考)【旅行記】初夏の愛媛2泊3日の旅(執筆中)
価格
1室42,300円でした(3名:日曜⇒月曜)。
内子の宿「久」は定員6名(最大)であり、公式の宿泊料金は、一棟の宿泊費(55,000円(税込))+1,100円/人(税込)です。
✔️朝食ありの場合は、別途2,750円/人(税込)の料金が発生します。
つまり、宿泊人数が多い方が1人あたりの宿泊費は安くなります。
今回は「一休.com」から予約。登録者の中から選ばれる期間限定のダイヤモンド会員に当選したからです。
ダイヤモンド会員にはポイント還元率アップと、宿泊時の特典があります。一休.comに登録している人からランダムに選ばれるそう。
一休.comの定価は54,000円(3名合計)でしたが、まずはダイヤモンド会員の特典5%割引を利用して、51,300円にできました。
その後、一休.comだけに残っていた全国旅行割引のクーポンを適用して9,000円の割引を加えました。
結果、42,300円(3名)になりました。
3名で宿泊する場合の公式価格は、58,300円でした。内子の宿「久」の宿泊料金(55,000円)+人数あたりのチャージ(3,300円)です。
他の宿泊予約サイト(Booking.com、じゃらん、Yahoo!トラベルなど)と公式の料金を比較しましたが、内子の宿「久」は公式よりも宿泊予約サイトの方が安かったです。
今回は一休.comが安かったですが、予約タイミングによって安価な宿泊予約サイトは異なります。
宿泊予約サイトによって異なる、タイムセールやポイントアップキャンペーン、地域割など様々な割引があるからです。
以下に代表的な宿泊予約サイトのリンクを記載していますので、価格比較に利用してください。
参考情報ですが、内子の宿「久」以外にも、系列の一棟貸しの宿があります(以下)。
- 内子の宿「こころ」:定員3名
- 内子の宿「くら」:定員3名
- 内子の宿「織」:定員6名
「久」や「織」は部屋が広いため定員が多く、「こころ」「くら」は部屋が狭く定員が少ないです。
価格の観点では、宿泊人数が2〜3人の場合は「こころ」「くら」に宿泊した方が安価です。
主要な宿泊予約サイトごとに、得意とする価格帯や割引有無などの観点で纏めた記事は以下です。
⇒参考記事)クーポンとポイントで宿泊費用が安くなる宿泊予約サイト【ランキング】
アクセス
松山空港や松山駅から、内子町の宿「久」へアクセスする方法は主に3つ(バス、電車、レンタカー)です。
松山空港からの同行者数にもよりますが、コスト的には3名以上ならレンタカーを借りた方が安いと思います。
道中の観光と言う点でもレンタカーが便利です。
車を使わない場合は、バスまたは、バスと電車を乗り継ぎ、宿(TEL:0893-44-5735)へJR内子駅まで送迎手配することになります。
レンタカーは公式よりもレンタカー予約サイトから借りた方が安い場合が多いです。特に「じゃらんレンタカー」は割引率の高いクーポンがあれば、かなり安くなります。
割引率が高いクーポンが無い場合でも、公式から借りるよりは安い場合が多いです。
✔️念のため、トヨタレンタカーなど公式も見て価格比較した方が良いです。たまにキャンペーンで安くなっている場合があります。
⇒参考)レンタカーは「じゃらんレンタカー」が激安!予約や使い方を紹介
以上が「【宿泊記】江戸時代の面影を残す内子町にある一棟貸しの古民家「久」は親子三世代で団欒できる郷愁の宿」でした。
愛媛のその他観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
⇒参考)愛媛の観光記事まとめ
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