この記事では「都ホテル 岐阜長良川の設備とサービスを詳しく紹介」します。
「設備」「部屋」「食事」「風呂」「価格」の観点で、良かった点と悪かった点をレビューします。
本ブログの管理人は妻と月一くらいのペースで国内の高級宿へ安価に宿泊しています。
今回は、妻と蒲郡(愛知県)と岐阜市へ2泊3日で旅行してきました。
その内、岐阜市の長良川が目の前に位置する「都ホテル 岐阜長良川」の設備とサービスが良かったので紹介します。
全国旅行割引と宿泊料金の割引がある宿泊予約サイトを使って、格安で「プレミアムフロア・リバービューツイン」に宿泊しました。
100近くの高級宿に泊まった経験から、突っ込んだ目線でホテルの良し悪しを紹介していきます。
【宿泊記】長良川の絶景が楽しめる「都ホテル 岐阜長良川」プレミアムフロア・リバービューツイン
都ホテル 岐阜長良川は、1995年にマリオット・インターナショナルが近鉄と名鉄と共同運営する形で始まったホテル(2006年以降は、近鉄が単独運営)。
特徴は岐阜市内からのアクセスが良く、長良川を一望できるロケーションの良さ。
名古屋のミッドランドスクエアまで見渡せる岐阜城へも無料貸出のレンタサイクルで麓まで10分で行けます。
プレミアムフロアに宿泊すると、コーヒーや紅茶、お菓子などを食べながら、長良川の絶景を堪能できるため、満足度アップでした。
設備・サービスともに素晴らしい「都ホテル 岐阜長良川」を詳しく紹介します。
設備
大型のホテルなので、設備は多いです。
ロビーラウンジ、フィットネスクラブ、ホテルショップ、4つのレストラン、ビューティーサロンがあります。
観光のためのホテルとして立地に優れていますが、丸一日ホテル内で快適に過ごせるほど、設備も優れています。
ロビーラウンジ(フローラ)
窓から金華山と、その上に建つ岐阜城を見渡せるラウンジ。
メニューは、軽食、アルコール、コーヒー、ロンネフェルト社の紅茶、パティシエが作るスイーツなどのラインナップがあります。
軽食は、サンドイッチのような軽いものからカツ丼、カレーなどのガッツリしたメニューまで幅広く揃っています。
おやつという位置付けではなく、ランチや軽めのディナー使いできます。
一方、料理の提供は遅め。注文してから料理の提供まで30分くらいかかりました。
多分、ちゃんとキッチンで作ったものを提供しているからだと思います。
実際にあんかけカツ丼を食べましたが、パリッと仕上げた衣と、ふわっとした食感のカツ、あっさりした餡掛けが最高に美味しかったです。
フィットネスクラブ
プール、ジャグジー風呂、サウナ、トレーニングジムがあります(有料:2,200円/人)。
プールは20m × 3本のコースがあり街中のホテルとしては、かなり大規模です(営業時間は10〜22時)。
泳ぎたい場合は便利ですが、走りたい場合はフィットネスジムのトレーニングマシンよりも、目の前にある長良川の河川敷の方が楽しいと思います。
かなり整備されていて、走りやすい環境でした。
ホテルショップ
関の刃物や白川茶(白川郷付近のお茶)など岐阜の名産品からカップ麺、ジュース、酒まで販売している大型のショップです。
部屋飲み用のお酒やおつまみの購入、街中でお土産を買いそびれた場合に便利。
都ホテルのアプリを入れれば、フローラや下述のレストランで使った金額の10%がポイントとして貯められ、それをショップで使うこともできます。
4つのレストラン(洋食、和食、中華)
フィレンツェ、ひだ、かいらん亭、四川があります。
フィレンツェはコンチネンタルレストランで、主にフレンチのメニューを提供しているビュッフェ形式のレストラン。
席数は142席で朝食、ランチ、ディナーをカジュアルに楽しめます。
それぞれの料金は以下。
- 朝食:2,540円/人
- ランチ:3,900円/人(平日)、土日は4,200円/人
- ディナー:6,000円/人
ひだはライブ感のあるカウンター席で視覚でも料理を楽しめる鉄板焼き屋です。
全8席の小さなお店ですが、ディナーだけでなく、ランチ営業もしています。
ランチは5,500円〜、ディナーは14,500円〜と高いですが、ホテルから移動せずにグレードの高い料理を食べたい場合は便利。
✔︎参考)ホテル外で美味しい肉料理が美味しいお店は後述(洋食「つばき」)。
かいらん亭は会席料理屋でテーブル席(48席)の他、個室もあります。
ランチとディナー営業をしており、ランチは4,000円/人〜、ディナーは6,800円/人〜です。
個室があるので、小さな子供と旅行する場合や、親子旅行で、ひっそりと食事したい場合に便利。
四川は中華料理屋でテーブル席(86席)の他、5つの個室があります。
ランチとディナー営業をしており、特徴はランチがオーダービュッフェであること。
食べ放題ながら、自分の席から動かず、出来立ての料理を食べられます。
ディナーは7,000円/人〜しますが、ランチは平日3,900円/人(土日は4,200円/人)と良心的な価格設定です。
日本8県、米国にもロサンゼルスなどに展開している大手のホテルなので、安定した味の食事を提供するレストランです。
ホテルで食事をする場合ならオススメです。
なお、どのレストランも、支払い時に都ホテルのアプリを見せればポイントが10%貯まります。
ビューティーサロンとエステティックサロン
ビューティーサロンではヘアセット、メイク、着付けなど、結婚式や七五三用などのサービス。
エステティックサロンではフェイシャルエステなどのサービスがあります。
ラウンジ(プレミアムフロア)
挽きたてのコーヒーやロンネフェルト社の紅茶、ジュース、お菓子が無料で楽しめるラウンジです。
プレミアムフロア宿泊者のみ利用可能ですが、9階から眺める長良川の景色は絶景。
岐阜の観光雑誌も置いてあり、飲食しながら翌日の観光について調べることができて便利。
7時〜21時と早朝から夜遅くまでオープンしているので、寝る前に冷えたドリンクを飲みたい時や、早朝に挽きたてのコーヒーを飲みたい時に重宝しました。
サービス(レンタサイクル)
ホテルのエントランスに無料利用できる自転車が3台あります。
駐輪場がある観光地(金華山、川原町の古い街並みなど)へ訪問する時に利用しました。
利用したい場合は、ホテルのフロントにレンタサイクルしたい旨を伝えれば自転車の鍵を貸してくれます。
なお、たまたまかもしれませんが、チェックアウト後に利用できました。
フロントに荷物を預けた後、手ぶらで自転車に乗っての岐阜観光は新鮮味もあり楽しかったです。
長良川を橋の上から見ると、とても綺麗でした。
客室(プレミアムフロア・リバービュー)
以下8種類の客室があります。
- スタンダードダブル
- ダブルルーム
- スタンダードツイン
- リバービューツイン
- パノラマスイート
- プレミアムフロア・スタンダードツイン
- プレミアムフロア・リバービューツイン
- プレミアムフロア・パノラマスイート
全192室あり、広さは24〜64平米と一般的なホテル並みです。
実際に宿泊して感じましたが、部屋の広さよりも景観が重要です。長良川に面しているリバービューの部屋がオススメ。
スタンダードフロアとプレミアムフロアの価格差は約8千円あるため、観光メインで部屋では寝るだけならプレミアムフロア利用は勿体ないと思います。
一方、プレミアムフロアは高層階(9F)に位置しているため景色が良いです。
ラウンジでお茶やコーヒー、軽食を楽しみながら岐阜の街並みや長良川の景色を堪能したいなら、プレミアムフロアがオススメです。
今回、スタンダードフロアのリバービューツインを予約しましたが、ホテルのご好意でプレミアムフロアのリバービューツインへ宿泊させていただきました。
客室の設備(寝室、浴室など)をレビューします。
寝室
ベッドスペースとテーブルスペースがあります。
ベッドはフランスベッド社最高級の「ロイヤルベッド」を採用しています。
寝心地は人によって分かれると思います。反発力のある硬めのベッドで、私は寝やすかったですが、妻は反発力がありすぎて寝にくいと言っていました。
一方、寝た瞬間に「あっ、これええやつや」と分かるくらい高級感のあるマットレスと掛け布団です。
ベッド周りには、照明制御装置と電話、充電用のコンセントがあります。
照明制御装置のボタンを押せば部屋の電気を消灯できます。
電話は古さを隠せませんが、他の家具と調和しており、嫌な感じはしませんでした。
充電用コンセントは後付けですが、穴が4つあるため、電源として優秀です。
テーブルスペースには、冷蔵庫、ミニバー、テレビ、テーブルがあります。
テーブルには照明があり、高山で採水されたミネラルウォーターが置かれていました。
寒さが厳しくなり始めた冬なので、水が冷蔵庫に入っていないのは配慮だと思いました。
ミニバーには高級ホテル御用達のロンネフェルト社の紅茶やドリップコーヒー、ほうじ茶が用意されています。
とはいえ、プレミアムフロアの場合、飲み物が充実しているのはラウンジなので、喉が渇いたらラウンジへ行ってました。
なお、空気清浄機とテレビはシャープ製です。
浴室
ユニットバスですが広々としており、快適に利用できました。
広い洗面台と浴槽がトイレと間隔を空けて配置されていたので、狭苦しさを感じませんでした。
アメニティーも充実しており、シャンプー、コンディショナー、シャワージェルの他、ボディクリームまであります。
フランスの高級コスメブランド「アルゴテルム」を使用しています(高級SPAやエステで使われている)。
歯ブラシの他、コーム、綿棒、カミソリ、バニティキット、シャワーキャップなども用意されています。
なお、ドライヤーはパナソニック製でした。
✔︎浴室について、一点注意があります。浴槽の栓が球形なので、しっかり閉めないと漏れます。
クローゼット
かなり広めで、備品も充実しています。
広さはキャリーケース2つは余裕で収納できます。
備品は、室内用のスリッパや、バスローブ、靴べら、ブラシ、アイロン(台もある)まであります。
扉を開けると自動的に照明が点灯するため、夜でも見やすいクローゼットでした。
大浴場
ありません、部屋風呂のみです。
食事
ホテルではランチしました。
ディナーは、どうしても行きたい洋食屋(洋食 つばき)があったので利用しませんでした。
ランチはロビーラウンジ(フローラ)を利用。
特典でフローラで使えるドリンクチケットを頂けたので、ランチで利用しました。
美味しそうなメニューが多く、悩みましたが「あんかけカツ丼」を注文。
出来立てで、熱々の餡が絡んだカツ丼は、味付け薄めながらも出汁の香りが効いて、最高に美味しかったです。
✔︎参考)ディナーは全国的にかなり評価の高い「洋食 つばき」へ行ってきましたので簡単にレビューします。
都ホテル岐阜長良川から3.5kmの距離にある洋食屋で、店内の雰囲気と料理が最高でした。
築150年の古民家をリノベーションした店内では、クラシカルな音楽が流れ、落ち着いた照明と合わさって寛いで食事できました。
料理は全て美味しかったですが、特に「牡蠣グラタン」がお代わりするくらい美味しかったです。
✔︎美味しい物をお代わりしたかったので、アラカルトでの食事です。
✓詳細は別記事「旅行記(蒲郡と岐阜市を満喫する2泊3日)」をご覧ください(後ほどアップします)。
価格( リバービューツイン )
「リバービューツイン」で6,660円/人でした(土日泊)。
✓宿泊した部屋は「プレミアムフロア・リバービューツイン」ですが、ホテルのご厚意でリバービューツインからアップグレードしてもらいました。そのため、宿泊料金はリバービューツインのままです。
今回は、価格の安かった「Relux」から予約。
全国旅行割引(ぎふ旅コイン)を利用して、4,420円/人の割引と1,000円のクーポンをもらいました。
Reluxのポイントも398円/人(6%)貰えたため、かなりお得に宿泊できました。
宿泊したタイミングと、同じタイミングでの公式の料金は11,700円/人〜でした。
全国旅行割引を適用させると、7,020円/人〜です。
価格だけ見ると、宿泊予約サイトのクーポンを利用できれば宿泊予約サイトから予約した方が、多少安くなりそうです。
ただ都ホテルは、アプリから会員登録(無料)をすると宿泊料金や飲食代金の支払いに対して10%のポイントが貯まります。
都ホテル系列を利用する機会がありそうなら、敢えて公式から予約した方が得するかもしれません。
会員登録がめんどくさい、都ホテルを利用する機会は今後なさそうな場合は、宿泊予約サイトから予約した方が得だと思います。
予約するタイミングによって、価格が安い宿泊予約サイトは異なります。
以下に代表的な宿泊予約サイトのリンクを記載していますので、価格比較に利用してください。
主要な宿泊予約サイトごとに、得意とする価格帯や割引有無などの観点で纏めた記事は以下。
⇒参考記事)クーポンとポイントで宿泊費用が安くなる宿泊予約サイト【ランキング】
以上が「【宿泊記】長良川の絶景が楽しめる「都ホテル 岐阜長良川」プレミアムフロア・リバービューツイン」でした。
岐阜県のその他観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
⇒参考)岐阜の観光記事まとめ
参考情報)周辺の観光スポット
都ホテル岐阜長良川自体も素晴らしいですが、周辺には魅力的な観光スポットが多いです。
「ホテルの紹介」からはズレますが、周辺の観光スポットについて2箇所だけ簡単に紹介します。
金華山(岐阜城)
都ホテル岐阜長良川から自転車(ホテルの無料レンタサイクル)で10分くらいの場所にあります。金華山の麓は公園になっており、駐輪場(無料)に停めることができます。
公園内にはロープウェイがあり、乗ると標高329mにある岐阜城に到着します。
元々は織田信長が建築した城でしたが、1601年に徳川家康によって廃城されています。現在の岐阜城は1956年に造られた模擬城です。
天守閣からは360°パノラマで、長良川は勿論、名古屋のミッドランドスクエアまで見渡せるため、絶景です。
川原町の古い街並み
斉藤道三、織田信長の時代に、長良川を使って物品を運搬していた頃に栄えた港町です。
2000年以降に、再整備され旅館や飲食店、伝統工芸品、お土産屋などが並んでいます。
特に伝統工芸品の美濃和紙の細工が美しかったです。
美濃和紙に地球儀を描いたぼんぼりなどが販売されており、和モダンな部屋には合いそうでした(欲しかったけど、高くて手が出ませんでした。。。)
お土産屋は岐阜の銘菓「登り鮎」発祥のお店「玉井屋本舗」が特に見所がありました。
ルイス・フロイスが織田信長に献上したカステラや、焼き鮎などのお菓子が販売されていました。
ネタ枠か分かりませんが「下剋上鮎」というお菓子が面白かったです。
「鵜飼いの鮎が、謀反を起こす」というキャッチコピーで、鮎が鵜を食べています(鵜の驚いた表情がまた良い)。
お土産として渡せばウケると思います。
金華山と同じくホテルから10分くらいでアクセスできます。
観光の参考にしてください。
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