この記事では日本に9つしか無いクラシックホテルの1つ「万平ホテルの設備とサービスを詳しく」紹介します。
万平ホテルの「設備」「部屋」「食事」「風呂」「価格」について、良かった点と悪かった点をレビューします。
本ブログの管理人は妻と月一くらいのペースで国内の高級宿へ安価に宿泊しています。
今回は、妻と妻の母と3人で、長野県へ3泊4日で旅行してきました。
クラシックホテルパスポートのスタンプを埋めるため、超高級宿の「万平ホテル」に宿泊することにしました。
100近くの高級宿に泊まった経験から、突っ込んだ目線で万平ホテルの良し悪しを紹介していきます。
⇒参考動画)万平ホテル(館内散策・部屋)
【超高級】軽井沢「万平ホテル」の設備とサービスを徹底解明!
1894年創業のクラシックホテルです。
かつては、ジョン・レノンやオノヨーコが気に入って毎年、長期滞在したホテルです。
政治的な会談の場としても利用されており、田中角栄元総理と米国のヘンリー・キッシンジャーが1972年に日中問題や日米経済関係などについて、打ち合わせしたこともあります。
ホテルとしての格も素晴らしく、カフェ、ダイニングなどの設備や部屋の調度品なども一流です。
一方、立地が悪いせいか比較的安価なので、価格的な意味で利用しやすいホテルです。
個人的には、軽井沢で遊ぶなら、一番オススメなホテルと思っています。
✔立地が悪い:アウトレットがある軽井沢駅から2km程度離れた旧軽井沢に位置しており、最寄りのバス停(旧軽井沢)からホテルまで924mある。
実際に宿泊してみて、感じた2つの特徴があります。
- 各国著名人を満足させてきたサービスと設備の良さ(派手さは無いが落ち着きます)
- 2万円/人以内で宿泊できるリーズナブルな価格
まずは、設備から紹介していきます。
設備
ライブラリー(史料室)、テラスカフェ、ホテルショップ、ダイニング、バーなどの設備があります。
特に、ライブラリー、テラスカフェ、ホテルショップは充実しています。以下でそれぞれ紹介します。
ライブラリー (史料室)
万平ホテルの創業時から現在までの歴史が詰まっています。
大正、昭和、平成とホテルの事務室で使用されていた金庫、本館、アルプス館、アタゴ館、ウスイ館の増築時の様子、昔のディナーメニューや価格など、様々な展示物があります。
万平ホテルに初めて宿泊する場合は、史料室で成り立ちを知っておくと、満足度アップします。
カフェ
万平ホテルといえば「カフェ」と言うくらい有名です。
ロイヤルミルクティーとアップルパイが名物で、それらを目当てに開店前から外来のお客さんで並ぶカフェです(開店は9時半)。
その他、レモンタルト、ミックスサンド、ナンとキーマカレーなどのフードメニューやコーヒー、生ビールなどのドリンクメニューもあります(詳しくは以下)
⇒参考)万平ホテルのテラスカフェのメニュー(PDFファイル)
席は、館内とテラスが選択できますが、景色の良さからテラス席がオススメ(テラス席は犬同伴OK)。
✔︎なお、カフェの席は、宿泊者だからといって予約できる訳ではなく、満席なら並ぶ必要があります。
ホテルショップ
お土産用のティーセットや、万平ホテルオリジナルのカレーなどの他、晩酌用のおつまみなどもある、何でも揃っている便利なショップです。
万平ホテル近辺にはコンビニなど、遅い時間まで軽食を販売している店が無いため重宝します。
がらがらのホテルショップが多い中、万平ホテルのショップは品揃えの良さから混んでいます。
また、メルカリやラクマなどで高額出品されているマルスウイスキー「駒ヶ岳」などが比較的安価に販売されています(7〜8万円しますが)。
ダイニング
4つのダイニングがあります。
- メインダイニングルーム(フレンチ)
- 中国料理 萬山楼(中華)
- 熊魚菴 たん熊北店(京会席)
- 割烹 熊魚菴(和食)
万平ホテル自慢の逸品を食べるならメインダイニングルームがオススメ。
明治11年からあるメインダイニングルームでは、当時より受け継いできた伝統のレシピを守ったオリジナルフレンチが人気。
なお、価格は朝食が約5千円、ランチ1万円、ディナー2万円くらいします(1人あたり)。
関西で有名な「たん熊」が何故か、万平ホテルに入っていますが、わざわざ万平ホテルで食べる必要はないと思います(個人的な感想)。
せっかくなら軽井沢の名物を食べるのがオススメ(和食なら「軽井沢 川上庵 本店」など)
予約しないと長蛇の列に並ぶことになります。
✔︎川上庵本店なら、朝採れ地野菜のサラダがイチオシ。
バー
信州ウイスキーの名ブランド(マルスウイスキー)とのコラボが特徴。落ち着いた店内。
マルスウイスキーが安価に提供されていたり、マルスウイスキーに合わせたオリジナルカクテルなどがあります。
万平ホテルの中で、のんびりとお酒を飲みたいならバー利用がオススメ。歩いて15分くらいのところにある旧軽井沢まで足を延ばせばワイワイとしたバーが沢山あります。
部屋(ウスイ館書斎タイプ)
特徴は、部屋の広さです。広い寝室とバスルームがあり、46m2あります。
ウスイ館自体2001年竣工の最も新しい館であり、内装も綺麗です(アタゴ館にも泊まったことあります)。
本館、アタゴ館、アルプス館、ウスイ館の順に価格が高くなっています。
以下では寝室とバスルームを簡単に紹介します。
寝室
ツインベッドとリビングに書斎がある部屋です。
万平ホテルの中では大きな部屋なので、3人宿泊も可能(エクストラベッドを置いても充分広い)。
書斎の椅子とリビングのソファを使って、3人で快適に部屋飲みできました。
マイナス点は、窓からの景色が良くないこと(森しか見えない)、ベッドの枕元にコンセントが無いことです。
バスルーム(部屋風呂)
トイレ、バスタブ、シャワーブースがある広いバスルームです。
個人的には、ウスイ館の部屋の良さはバスルームにあると思っています。
バスタブは190cmくらいの身長があっても、余裕で足を伸ばせるくらい広いです。シャワーブースがあるためバスタブ内で体を洗う必要もありません。
シャンプー、ボディーソープなどのアメニティーはタイの高級ナチュラルスキンケアブランド(THANN)です。
万平ホテルには大浴場が無いため、お風呂周りを充実させたいなら、ウスイ館の部屋がオススメ。
風呂(大浴場)
無し。
食事
朝食、ランチ、ディナーがありますが、殆ど利用していません。長野(軽井沢)の名物(野菜、蕎麦など)を食べたいので、行きたいお店が沢山あるからです。
朝食のみ、万平ホテルのカフェを利用しています。
朝食(設備 カフェテラスを参照)
万平ホテルのカフェを、朝食として利用すると2,000円/人くらいしますが、美味しいです。
アップルパイが名物ですが、レモンタルトやナンとキーマカレーもオススメ。
飲み物はロイヤルミルクティーが別格に美味しいです。毎回、注文しています。
価格
「ウスイ館書斎タイプ」で16,608円/人でした(土日泊、食事無し)。公式や他の宿泊予約サイトと比較しても、安く予約するのは難しかったです。
理由は、そもそもウスイ館の空き自体が無く、予約を取るのに必死だったからです。
本館、アタゴ館は比較的、空きがあるため宿泊予約サイトのタイムセールなどで安く予約しやすいです(アタゴ館は8,064円/人で宿泊できた)。
以下に代表的な宿泊予約サイトのリンクを記載していますので、価格比較に利用してください。
空きを見つけるのは難しいですが、ほぼ最安値で予約できる以下の予約方法もオススメ。
総合評価
今まで数々の宿に泊まった経験から、独断と偏見で万平ホテルを評価しました。
評価の観点は宿泊料金、食事、お風呂、客室、接客&サービス、アクセスです。
評価は5段階で、評価が悪い順に1,2,3,4,5点です。
宿泊料金は極めて安価。
食事はカフェのメニュー(アップルパイなど)が絶品。
風呂は温泉の多い軽井沢にも関わらず客室風呂しかない(沸かし湯)。
客室は少し古いが広くて快適(2024年の夏リニューアル予定)
接客&サービスはスタッフの対応が丁寧で歴史の展示室などもあって楽しめる。じ。
アクセスは駅から送迎なしだが何とか歩けるレベル。
以上が「【超高級】軽井沢「万平ホテル」の設備とサービスを徹底解明!」でした。
⇒参考)【前日宿泊】「ザ・プリンス軽井沢」の設備とサービスを紹介した記事はこちら
その他の長野県の観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
⇒参考)長野の観光記事まとめ
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