この記事では「京都の有名ホテル「アマン京都のランチの味・雰囲気・価格」をレビューします。
アマンリゾーツのホテルとして、アマン東京、アマネムに引き続き、アマン京都が2019年11月1日に、鷹峰エリアにオープンしました。
敷地は、約2万4千平方メートルと広大。客室は24室のみながら、天然温泉を備える超高級宿です。
京都の「和」のイメージとオシャレな「洋」を組み合わせた和モダンな建築は、落ち着いた気持ちにさせてくれました。
ランチ目的で訪問しましたが、以下で全体の雰囲気と食事をレビューします。
⇒動画版)【超高級】「アマン京都」で年末にランチしてきた!
食事の学問「ガストロノミー」を軸とした独創的な料理が特徴
要約すると、
- 「味」は食べたことの無い味付けが多かったですが美味いと感じました。フィッシュアンドチップスのような料理でも味も見た目も独創的でした。
- 「雰囲気」は和モダンでオシャレ。レストランのあるリビング・パビリオンは上高地帝国ホテルのロビーラウンジのような雰囲気。
- 「価格」は1万円/人程度。飲み物は大体1,000円オーバーと少し高め。
一休レストランで使える5,000円クーポンを持っていたことから、コスパ良くランチできました。
それぞれを以下で詳しくレビューします。
【味】多国籍料理ながら独創的な味付け
デザート含め、全5品のランチでした。
選択制の料理が多く、料理はプリフィクスできますが、今回は全てメニュー左側の料理を選択しました。
明らかにメニュー左側の方が料理の説明が詳細でオススメぽかったからです。実際、メイン料理は左側のメニューがシェフのスペシャリテでした。
ずわい蟹、長崎県産カラスミなどの高級食材の他、聖護院かぶら、京芹など京都の食材をふんだんに使っていました。
調理は丁寧。ポタージュはなめらか、野菜は食感をしっかり残しつつ茹で上がっている状態など。
また、ワクワクできる料理でした。例えば、揚げ麺に包まれたフィッシュアンドチップスなど、見たこと、食べたことの無い料理が多かったです。
料理を食べるために京都へ行く価値のあるレストランだと感じました。
聖護院蕪のポタージュ
京芹と揚げたての白子、すり下ろした海老芋が具材、丁寧に裏漉しした聖護院かぶらのスープ。
訪問時期は12月末の寒い時期だったので、冷えた身体が暖まる前菜でした。
アオリ烏賊
茹でた花豆とブロッコリー、カリフラワー、ロマネスクとアオリ烏賊を和えた冷製の料理。
塩味ベースの薄めの味付けで、食材の香と食感が強調された1品。
食べたことの無い料理だったが、個人的には野菜の香と食感が強く、あまり好みではなかった。妻は美味しいと言ってました。
タリオリーニ
茹でたズワイ蟹の身と菜の花を具材とした、薄めのトマトソーステイストのタリオリーニです。
長崎産カラスミがたっぷりと振りかけられ、塩味のアクセントになっていました。
ズワイ蟹も菜の花も、それぞれの下味がしっかりしており、薄味のアオリ烏賊で味に敏感になった舌に良い刺激でした。
自家製のバゲットも美味しかった。少し品がないですが、料理の余ったソースにつけて食べました。
アマン京都フィッシュアンドチップス
シェフのスペシャリテで、料理の中で1番、独創性を感じました。
マッシュしたポテトの上に、白身魚を包んだ揚げ麺が乗っています。付け合わせとして、蕪のピクルスと黄柚子が付いていました。
知っているフィッシュアンドチップスと見た目が全く異なったため、メニューと出てきた料理を見比べましたが、食べると意外にフィッシュアンドチップスでした。
見た目だけで無く、味付け・食感も最高。
薄い塩味を効かせた白身魚のふわふわした食感と揚げ麺のパリパリとした食感、滑らかなマッシュポテトが口の中で合わさり、極上の1品でした。
薄味なのに、これだけ口の中にインパクトを与える料理は珍しいと感じました。
苺のパヴロバ
オーガニックレモンをソースとして苺を、弓削牧場のフロマージュフレで包んだデザート。
白い花の様な外観に、金箔が散りばめられ、鮮やかな1品でした。
オーガニックレモンと苺の酸味と甘みが、さっぱりとしたチーズとマッチして美味しかったです。
最後に、オーガニックコーヒー。おまけの和菓子を出してくれたので、コーヒーはブラックで頂きました。
【雰囲気】森林の中にある神社仏閣
住宅や商業施設が殆ど無い、閑静な山際です。
京都市の盆地の北西角にある鷹峰エリアは、山がちな地形のため、住宅は比較的少なく、商業施設は殆どありません。
アマン京都の建物は、良く手入れされた神社仏閣の用な雰囲気で、周囲が閑静なこともあり、落ち着いた気持ちになりました。
アマン京都の入り口は控えめで、意識していないと見落としそうになります。
コンクリートで舗装された地面の入口から中に入ると、砂利を敷き詰めた道に変わり、和の感じが増してきます。
周囲には木材をふんだんに使用した和モダンな宿泊棟、温泉棟などがあり、さらに進むと食事棟のリビングパビリオンが見えてきます。
全28席のこぢんまりとしたレストランで、上高地帝国ホテルを彷彿とさせるマントルピースが特徴です。
レストランにはテラスがあり、中央部には火が灯されたスペースがあります。
テラスを見ながら食事したかったのでテラスの窓際席を選びました。
ギラギラした街中のレストランとは異なり、神社や寺で精進料理を食べているときのような落ち着いた雰囲気です。
【価格】10,000円/人程度
コース料理自体は、1万円/人くらい。飲み物が千円/杯前後です。
一般的な飲食店の価格からすると高い方ですが、使っている食材、調理技術の高さを考えるとコスパは良いと思いました。
周囲を見渡すと、利用者は夫婦と子供や、親子三世代など家族で利用している方が多かったです。
価格は高いですが、コストダウン方法はあります(例は以下)。
- 京都のキャンペーン「京都レストランスペシャル(冬と夏)」の利用
- 一休レストラン等のグルメサイトでの予約によるポイントバック
- クレジットカードなどの特典による割引
実際、管理人が利用したときの一人当たりの割引額を計算すると、
- 一休レストランのポイント割引1.5%(150円)
- クレジットカードの特典割引25%(2,500円)
で2,650円安くできました(1,0000円→7,350円/人)。
【アクセス】良くない
京都市出身の管理人の目線では、京都市の中では最悪の部類に入ります。
電車でのアクセスは不可、バスでのアクセスは可能ですが近くを通るバスの種類が少ないためです。
例えば、京都駅からアマン京都の最寄りのバス停(鷹峰源光庵前)まで、バス1本で行けますが、種類は6号系統のみです(37分)。
バス停での待ち時間が長くなること、市バスの中は混むことからあまりオススメできる移動手段では無いです。
オススメは、地下鉄の二条駅か北大路からバスで向かう、またはタクシーで向かう方法です。
タクシー代は二条駅と北大路駅のどちらからでも約2,000円くらいです。
〇本ブログでは関西の予約困難な飲食店へ実際へ訪問したレビューも紹介しています。
〇その他の京都の観光スポットやグルメは以下の記事に纏めています。
⇒参考)京都の観光記事まとめ
○アマン京都は公式の割引が少ないので、宿泊予約サイトからクーポンやキャンペーンを利用して予約した方がオトク(取り扱いのある宿泊予約サイトも少ない)
⇒参考)「一休からアマン京都を予約」ポイント2%バックとキャンペーンのタイミングがオススメ
⇒参考)「Yahoo!トラベルから予約」ヤフープレミアム会員ならオススメ
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