この記事では「お宿Onn湯田温泉の設備とサービスを詳しく紹介」します。
「設備」「部屋」「食事」「風呂」「価格」の観点で、良かった点と悪かった点をレビューします。
本ブログの管理人は国内旅行が好きで月一くらいで、様々な都道府県へ行っています。
今回は、JR西日本が企画した「サイコロ切符」で湯田温泉が当たったので、妻と妻の母の3人で旅行してきました。
今回は、温泉街で遊ぶことを主な目的として、安価なホテルを選びました。
その代わりに以下の条件が必須。
- 素泊まりか朝食付きのみの宿泊プランがある(温泉街で食べ歩きしたいため)
- 宿に温泉が付いている(気軽に温泉に入りたい)
- 3人で同室に宿泊できる(3人旅行のため)
上記の条件検索が可能な「一休.com」で探すと、湯田温泉では3件しかヒットしませんでした。
この内「松田屋ホテル」は3人が同室に泊まれる部屋が少なく、旅行当日は空いていなかったため除外(2人までしか泊まれない部屋が多い)。
「西の雅 常盤」と「お宿 Onn 湯田温泉」を比較して、宿の新しさで「お宿 Onn 湯田温泉」に決定しました。
全国旅行割引を活用して、格安で「お宿 Onn 湯田温泉」に宿泊しました。
100近くの高級宿に泊まった経験から、突っ込んだ目線でホテルの良し悪しを紹介していきます。
⇒参考動画)良コスパ宿「お宿Onn湯田温泉」は3名泊まれて天然温泉付きの綺麗なホテル【カジュアル宿泊記】
湯田温泉の良コスパ宿「お宿Onn湯田温泉」は3名泊まれて天然温泉付きの綺麗なホテル【カジュアル宿泊記】
お宿 Onn湯田温泉は2022年9月にオープンしたカジュアルなホテルです。
特徴は以下です。
東北、東海、中部、中国地方にいくつかのホテルを持つチェーンで「株式会社 女将塾」が運営しています。
「客室」「温泉」に特化しており、湯田温泉を満喫するための拠点として、申し分の無いホテルという印象でした。
湯田温泉駅から徒歩9分と、アクセス面でも優れていたため、快適に利用できました。
まずは客室から見ていきます。
客室(ツインAルーム)
部屋の数は115室と多いですが、分類は全7種の部屋タイプのみです。
- ツインAルーム(18平米:3名まで)
- ツインBルーム(18平米:2名まで、ソファあり)
- コンフォートツインルーム(26平米:3名まで)
- デラックスツインルーム(26平米:3名まで)
- ユニバーサルツインルーム(26平米:3名まで)
- ダブルルーム(13平米:2名まで)
- コンフォートダブルルーム(18平米:2名まで)
同じ広さの部屋の場合、洗面所が広い、小上がりがあるなど、多少の違いがあります。
3人が宿泊できる部屋で、空きが出たツインAルームに宿泊しました(元々、全客室が満室)。
部屋の構成は、寝室&リビング、バスルームです。
必要最低限の機能のみを導入し、クローゼットや広い座敷など、使わないかもしれない物は全て排除しています(詳細は以下)。
一方、和モダンの客室が間接照明に照らされたオシャレな部屋が、かなり安価に利用可能なので、コスパは良いという印象。
寝室&リビング
「和」を意識したモダンな雰囲気の部屋です。
ベッド、テーブル、テレビ、洗面台などの設備があります。
ベッドのブランドはフランスベッドです。マットレスは、硬く少し寝にくかったです。
妻と妻の母も同様の感想で、加えて枕の高さが女性には高すぎて寝にくいと言っていました。
一方、ベッド周りには照明制御、コンセント&USBなどがあり、機能的には快適でした。
テーブルにはエアコンやテレビのリモコン、アンケート用紙が置かれているのみです。
テーブル下の棚には冷蔵庫がありますが、中身は空です。
テレビは、TOSHIBA製。YoutubeやABEMA、NETFLIXなど、インターネットを使用する番組の視聴も可能です。初期画面には館内や提携施設案内のQRコードが貼ってあります。
洗面台にはハンドソープ、歯ブラシ、ハンドタオル、コップが置かれています。
シェービングやコットン、綿棒など、他に必要な物があれば、1階のアメニティーバーから持って行きます。
洗面台の下の棚には館内用のスリッパ、ドライヤー、コップ、ケトル、セーフティーボックスなどが収納されています。
ドライヤーのブランドはオシャレな「SALONIA」でした。風量が強く、乾燥力があるので、自宅からドライヤーを持ってこなくても十分だと思います。
その他、加湿機能付き空気清浄機(SHARP製)、エアコン(ダイキン製)があります。エアコンの風がベッドの頭側に流れる構造で、就寝時に乾燥しがちでした。
空気清浄機の加湿機能を使い、乾燥を緩和しました。
バスルーム
トイレとシャワースペースが独立して設置されています。
トイレはTOTO製で、洗浄機能付きです。
シャワースペースには、日本ではおなじみのシャワー(レインシャワーではない)と、アメニティー(POLA製:ひととき)があります。
ただ、提携施設の天然温泉の大浴場(後述)が無料かつ、快適だったのでバスルームは使わなかったです。
大浴場は宿から10mくらいの距離なので、ほぼ館内。
ベッドの上に置かれているタオル入りのバスケットと、館内着、スリッパで大浴場に向かっても大丈夫です(お宿Onnに確認済み)。
✔︎なお、大通り向きの部屋の場合、向かいにホテルがあるので、部屋で着替えをする時などはブラインドは下げた方が良いです。結構見えそうです。
設備
客室数は全115室と中型のホテルですが、館内の設備は少ないです。
一方、真横にある提携施設(かめ福オンプレイス)で温泉の無料利用やカフェ、レストラン利用できるため、トータルでは設備が充実しています。
- 大浴場の温泉(提携施設)
- レストラン(提携施設)
- セルフカフェ(提携施設)
- 貸切風呂
- アメニティーバー
- 無料コーヒーコーナー
- ショップ
- 製氷機、電子レンジ、自販機
大浴場の温泉(提携施設)
脱衣所と浴室、湯上がり休憩所があります。
外来利用の場合、1,400円/人(フェイスタオル付き)しますが、「お宿 Onn湯田温泉」の宿泊者は無料です。
大浴場のお湯は天然温泉で、泉質は、無色透明、アルカリ性単純泉(pH:9.01)のつるっとした肌触りです。個人的には美肌の湯「嬉野温泉」よりも良かったです。
⇒参考記事)嬉野温泉の老舗宿「大村屋」に宿泊した記事
大浴場の特徴は、男風呂、女風呂で少し設備が異なることです。
内風呂、露天風呂、壺湯は、それぞれの浴室にありますが、サウナ+水風呂は男風呂のみ、岩盤浴は女風呂のみ設置されています。
✔女風呂のみサウナ+岩盤浴、男風呂は無し、のようなパターンはよく見かけますが、男風呂にある設備が女風呂に無いのは珍しい。
案の定、妻が「何故、女風呂にサウナが無いのか」と言っていました。
脱衣所には、化粧台、ロッカー、脱衣籠があります。
化粧台には、ドライヤー(Mod’s hair製)とヘアケア、スキンケア用品、綿棒が置かれています。
ドライヤー、綿棒、化粧水は男女それぞれの風呂で置かれていますが、ヘアケア(トニック)は男風呂、スキンケア(乳液)は女風呂のみです。
ヘアケアは花王製(フィエスタ)、スキンケアはPOLA製(エステロワイエ)です。
ロッカーは着ている服が全部入るくらい大きいです。鍵付きなのでセキュリティーボックスとしても使えます。
財布やスマホなどを持ってきていない場合は脱衣籠を使っても良いかもしれません。
浴室には、内風呂、露天風呂、壺湯、サウナ+水風呂(男風呂のみ)、岩盤浴(女風呂のみ)があります。
サウナと岩盤浴以外の浴室の造りは、男女でほぼ同じです。
内風呂は10m×10mくらいの大きな正方形の浴槽です。浴槽内には肩こりなどに効能がある電気風呂があります。
温度は高めなので、始めに入浴する場合は比較的温度が低い、露天風呂や壺湯の方が良いかもしれません。
露天風呂は石壁、植物、木製の格子が入った天井など「和の雰囲気」を感じる造りになっています。
天井には透明な板があるため、雨が降っていても、雨に当たらず利用できます。5m×5mくらいの大きな浴槽と2つの壺湯があり、かなり心地良かったです。
✔清掃時間に撮影させて頂きましたが、内風呂、露天風呂ともにお湯を抜いて、しっかりと清掃されており清潔なお風呂でした。
サウナ(男風呂)は6人掛けくらいの大きさ、岩盤浴(女性用)も6人が利用できるくらいの大きさでした。
なお、お宿Onnの宿泊者は、利用時間の優遇を受けられます。
外来の場合、12:00~24:00が利用可能な時間ですが、お宿Onnの宿泊者は6:00~9:00の間も利用可能です。
宿泊者専用の時間は、ルームキーを大浴場の入口にかざすと入室できます。
外来客が不在なので、かなり快適に利用できました。
レストラン(提携施設)
朝・夕の営業をしているビュッフェレストランです。
朝は和洋のビュッフェ、夜はメイン料理を1品選ぶワンオーダー制バイキングのレストランです。
価格は朝食が1,650円、夕食が4,950円です(大人1名の料金)。
ホテル併設のレストランで食事を済ませるのも良いですが、湯田温泉には山口名物を提供する美味しい食事処が沢山あります。
温泉街に繰り出し、色々食べ歩くのが個人的にオススメです。
今回、湯田温泉でランチ2軒、ディナー3軒を利用しましたが、特に美味しかった3軒を簡単に下記します。
参考)湯田温泉でオススメ食事処3軒(▶︎ボタンを押すと詳細が展開されます)
1.炭火焼き・海鮮:磯くら
ディナー利用しましたが、全て美味しかったです。てっさ、萩産サバの一夜干し、里芋の揚げだしなどを頂きましたが、絶品の一言。
山口県産の食材を主に使用しており、調理技術もかなり高いと感じました。料理のレベルの高さの割に、価格は安価でコスパの良い居酒屋でした。
予約が取りにくいので、訪問日が決まっているなら早めの予約必須です。
2.餃子・中華料理:てっけん
ディナー3軒目で利用しましたが、〆にオススメな居酒屋。一口餃子が看板メニューですが、じゃこチャーハンや激辛担々麺など、その他メニューの質も高い。
ぱっと見、普通の居酒屋ですが、料理を食べるとレベルの高さに驚きます。
3.瓦そば・焼き鳥:長州屋
ランチ利用しました。山口の下関で有名な瓦そばの人気店です。ホテル・旅館が密集しているエリアにあるので、ランチタイムには長蛇の列ができます。
大阪で瓦そばを食べた経験から、あまり期待していなかったのですが、本場で食べると格別に美味しいです。人気No.1メニューの塩唐揚げも絶品でした。
✔行っていないけど気になるお店:らいが
2022年11月にオープンした活きイカを提供する居酒屋。
生簀で泳いでいるイカを自分で選んで捌いて貰うスタイルです。捌きたてのイカの刺身は一度食べたら病みつきになりますが、提供しているお店が少ない。
貸切風呂
お宿Onn湯田温泉内に、2つの貸し切り風呂「瑠璃の湯」「美狐の湯」があります。
特徴は「源泉掛け流し」であること。
利用料金は3,300円/時と安くないですが、循環式ではない贅沢なお湯が楽しめます。
予約はチェックイン時にフロントへ伝えれば良いですが、事前予約は無しです。早い者勝ち。
無料コーヒーコーナー
ロビーに豆から挽く本格的なコーヒーマシーンがあります。ホットコーヒーとアメリカンコーヒーから選択でき、砂糖やミルク、テイクアウト用の蓋も準備があります。
チェックイン後の時間(16:00)から利用できますが、準備さえできていれば、チェックイン前の時間でも利用可能だそうです(使わせて頂けました)。
アメニティーバー
フロント横に乳液、洗顔料、化粧水、メイク落とし、ボディタオル、ヘアブラシ、緑茶、紅茶など、様々なアメニティーが置いてあるコーナーがあります。
SDGsの観点から、部屋には歯ブラシしか置かれていませんが、足りなければアメニティーバーから足してくださいというスタイルです。
気になったのが、乳液や化粧水、メイク落としなどが欠品しがちなこと。
女性同士の宿泊者が多くて足りない、持って帰る人がいて足りなくなった、など色々な理由が考えられますが、不足していたそうです。
その場合はフロントに伝えれば頂けるようです。
製氷機、電子レンジ、自販機
製氷機と電子レンジが1階に、自販機が1、3、5階に設置されています。
ビジネスホテル寄りのホテルなので、基本的にお酒や食べ物の持ち込みは問題ありません。
ホテルの目の前にローソン、少し歩いたところに原田酒舗(山口の地酒店)があるので、製氷機や電子レンジは晩酌の準備に重宝します。
セルフカフェ(提携施設)
かめ福オンプレイスに、セルフ形式でコーヒー・紅茶等のお飲み物 シリアル・クッキー・スイーツ等の軽食が食べられるカフェがあります(大人600円)。
ショップ(提携施設)
かめ福オンプレイスの1階(レストラン横)に湯田温泉名物を取り扱っている売店があります。湯田温泉は意外と大きな土産物屋が無いので利用機会があると思います。
価格
「ツインAルーム(18平米)」に3名宿泊で22,826円でした(土日泊)。
元々は29,700円でしたが、全国旅行割引と一休の即時割引で少し安価に宿泊できました。
公式の宿泊料金は同条件で検索すると36,300円(全国旅行割引前)と、一休の方が少し安かったです。
他の宿泊予約サイトも確認しましたが、公式よりは安価な場合が多かったです。
宿泊予約サイト同士では、予約タイミングによって、価格が安い宿泊予約サイトは異なります。
以下に代表的な宿泊予約サイトのリンクを記載していますので、価格比較に利用してください。
主要な宿泊予約サイトごとに、得意とする価格帯や割引有無などの観点で纏めた記事は以下です。
⇒参考記事)クーポンとポイントで宿泊費用が安くなる宿泊予約サイト【ランキング】
以上が「湯田温泉の良コスパ宿「お宿Onn湯田温泉」は3名泊まれて天然温泉付きの綺麗なホテル【カジュアル宿泊記】」でした。
山口のその他観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
⇒参考)山口の観光記事まとめ
コメントを残す