「レンタカーで三重県を北から南まで縦断して三重県を味わい尽くした2泊3日の旅行記」です。
伊勢の大型商業施設(ヴィソン)や世界遺産の熊野、巨大アウトレットモール(ジャズドリーム長島)などを観光。
運良く予約が取れた超予約困難な桑名の蛤料理屋などでグルメも楽しみながらアクティブに三重を満喫しました。
宿は熊野市と四日市で、それぞれ世界遺産リゾート熊野倶楽部とビジネスホテルへ宿泊しました。
以下スケジュール。
- 1日目(伊勢→熊野)
- 伊勢のヴィソンを観光
- 熊野に宿泊(熊野倶楽部)
- 2日目(熊野→四日市)
- 熊野から四日市へ移動
- 四日市から桑名のアウトレットモール(ジャズドリーム長島)へ移動し、買い物
- 超予約困難な蛤料理屋「蛤一択」で晩御飯
- 四日市のビジネスホテルに宿泊
- 3日目(四日市→大阪)
- 桑名産の天然蛤を扱う店「貝増」で買い物
- 「寺町通り商店街」で地野菜を購入
- 桑名名物トンテキの名店「トマト赤茄子屋」でランチ
- 再度、ジャズドリーム長島で買い物
2泊3日で三重県をぐるっと観光するのに適したルートでした。
⇒参考動画)三重県をレンタカーで縦断しながら超予約困難グルメや最新観光スポットを巡る2泊3日
作成中【旅行記】三重県を縦断しながら超予約困難グルメや人気観光スポットを巡る2泊3日
ギリギリ近畿、日本一お酒を飲まない県、グルメが美味い県(蛤や牡蠣、松坂牛など)こと、三重県へ行ってきました。
国外からの観光客数は、都道府県の中で全国で31番目(2022年:約7,000万人)と少ないですが、長島スパーランドや伊勢神宮、おかげ横丁などの観光地も豊富。
また、名古屋から桑名まで電車で20分とアクセスも良いため国内では人気の旅行先になっています(日本の観光統計データ)。
1日目(伊勢〜熊野)
大阪から伊勢へレンタカーで移動し、ヴィソンを観光後、熊野で宿泊します。
10:30 吹田から名神高速に乗り、京都と滋賀を経由して伊勢へ向かいます。
距離的には奈良経由で伊勢へ向かった方が近いですが、山道のため同乗者(妻)が酔う可能性があります。
結局、奈良経由と京都経由の名神ルートでは時間的には変わらないということで急がば回れの名神高速ルートを選択。
滋賀県を走っていると、奥に目的地近辺の岐阜-三重に渡る鈴鹿山脈が見えています。
12:35 滋賀の人気SA(多賀SA)で一度休憩し、伊勢(勢和多気IC)に到着。
休憩を挟んでも大阪から伊勢まで2時間でアクセスできたのには驚きました。かなり近いです。
12:40 東京ドーム29個分の敷地を持つ超大型商業施設「ヴィソン」へ向かいます。勢和多気ICから約5分でヴィソンに着きました。
駐車料金はヴィソンで買い物をすれば無料になるようです。
- 2,000円以上の買い物で3時間無料
- 3,000円以上の買い物で6時間無料
ヴィソン
2021年7月にできたヴィソンには三重と和歌山の地野菜や土産などを購入できる他、食べ歩きもできます。
三重の蛤や牡蠣などの海産物を使ったイタリアンや和食を提供するレストランが並び、色々な食事も楽しめます。
ヴィソンにはホテルも併設されており、宿泊前提なら昼飲みも可能です。
広大な敷地のヴィソンですが、9つのエリアに大別できます(太字のエリアのみ訪問)。
- マルシェ
- 地元名産品の土産屋や飲食店が並ぶ
- スウィーツヴィレッジ
- 辻口シェフのお店など名店が幾つか
- アトリエ
- 三重のお酒やコーヒーショップが並ぶ
- サンセバスチャン
- 三重の食材を使用したイタリアンや和食など本格的な飲食店が並ぶ
- 和ヴィソン
- 昆布、味噌など調味料の専門店が並ぶ
- ホテル
- ヴィラと155室の客室のあるホテル
- 木育
- ウッドクラフトなどの体験施設
- 本草
- 三重大学とロート製薬が共同開発した薬草湯の大浴場や薬草を使ったカフェのあるエリア
- 農園
- キューピーの協力で運営しており農園で取れた野菜などを使用したレストランがある
今回はメインのエリア(マルシェ、スウィーツ、アトリエ、サンセバスチャン、和ヴィソン)に絞って観光しました。
まずはマルシェから。
三重の地野菜やとれたての牡蠣など販売するショップが並んでいて、道の駅のような雰囲気。
天井の梁に三重県産の杉を用いた木材が用いられており、デザインは伊勢神宮の式年遷宮をモデルとしています。
店舗のデザインはミシュランガイドパリ一つ星シェフの手島竜司氏が監修しています。
入り口には紀伊長島港で水揚げされた海鮮丼や刺身、那智そば、三重のお酒などを販売するショップが並びます。和っぽい物を食べたり買ったりできるエリアです。
鮪の専門店があり、生まれて初めて鮪の尻尾焼きを頂きましたが、美味い。
ゼラチンぽい食感の肉質で、まるで牛テールのような味わいでした。
奥にはベーカリーやカフェ、スウィーツなど洋っぽい物を食べたり買ったりできるエリアがあります。
ここでは三重県鳥羽産の殻付き生牡蠣を実食(店名:マーケテリア)。
特大サイズが3つ入って990円と観光地価格としてはお手頃価格。
レモンをキュッと絞って食べると幸せな気持ちになりました。
冬ということもあり、味わいはクリーミーで広島の牡蠣というよりも松島の牡蠣に近かったです。
奥へ進むと道の駅っぽいエリアがあり、主に地元で採れた野菜や卵・乳製品が並んでいます。
野菜は特にトマトが美味しかったです。平均糖度10以上のハレノヒトマト(三重県産)は甘く、果物を食べているかのようでした。
たくさん入って420円とかなり安かったです。ふるさと納税でも購入できるようですが現地で購入した方がオトク。
少し奥の店舗に三重の豊かな土壌で育まれた卵や牛乳などの畜産品も販売されていました。
卵は三重のコケコッコー共和国が手がける平飼いの有精卵。若鶏が初めて産む卵「ういだま」も販売されています。
牛乳は三重の自然で育った牛から取れた大内山牛乳など、ほぼ県外には出回らない名産品も購入できます。
続いてスウィーツヴィレッジ。
世界的に有名なパティシエ「辻口シェフ」のショップやベーカリーの世界大会第3位を受賞した「中西氏」のショップなどの名店が並びます。
これだけの名店のスウィーツを一箇所で購入できる場所は、ここしか無いと思います。
さらに奥へ向かうとアトリエヴィソン。
ここは三重のお酒やお酒を使ったお菓子などの他、東京恵比寿から有名になった猿田彦コーヒーもあります。
しっかりとしたお土産の購入やコーヒーブレイクしたいときには便利。こじんまりとしたエリアです。
ここまでは大きな道の駅といった感じでしたが、橋を渡ると様子が変わります。
橋を渡った先にはサンセバスチャン通りという飲食店の並ぶエリアに出ます。
サンセバスチャン通りの前には宿泊施設(ホテルヴィソン)もあり、宿泊前提なら昼飲みもできます。
ホテルヴィソンは一般的なホテルタイプの客室とヴィラタイプの客室があり、それぞれの宿泊料金の相場は4〜5万円/2人、10〜12万円/2人程度です。
もし、広大なヴィソンの全てを一度に観光するのであれば宿泊必須だと思います。
サンセバスチャン通りには飲食店、菓子店が並んでおり、その内訳は、カフェ4店、菓子屋4店、レストラン3店です(計11店)。
カフェや菓子屋はジャンルを問わず全国的な知名度の高い名店が並びますが、一方でレストランは「スペイン料理一色」です。
ヴィソンのある多気町は、世界一の美食の街として知られるスペイン・サンセバスチャン市と2017年1 月に「美食を通じた友好の証」を締結。
友好の証を記念して「サンセバスチャン通り」と名付けられた、という理由からレストランはスペイン料理一色になっています。
バルスタイルでピンチョスを頂きながら昼飲みするのにもってこいの場所です。
サンセバスチャン通りを抜けて和ヴィソンへ向かいます。名前の通り「和」のショップが集約されています。
ショップは主に「調味料の専門店」と「和食屋」から成っており、調味料の専門店は例えば以下のような感じ。
それぞれが独立した大きな建物に入っているため、ラインナップの多さは群を抜きます。
例えば、味噌と花糀の専門店だと味噌だけで30種類以上あり、一種類ずつ量り売りしていました。
その他、みりん、出汁、酒といった、和食を支える調味料のショップが多数ありました。
和食屋も愛知に本店を置くうなぎ四代目菊川、すきやきのスギモト、伊勢に本店を置く伊勢翁などの名店揃い。スペイン料理含めランチを何処にするか悩みどころ。
そろそろ、熊野へ向かいます。目星をつけておいたショップで帰り際にハレノヒトマトやお酒などを買い込んで無料駐車券を貰います。
精算機でレンタカーのナンバープレートを入力し、無料駐車券のQRコードをかざして出庫。
14:45 熊野へ向かいます。勢和多気ICから紀勢自動車道に乗って約90km南下します。
地図で見ると、ほぼ和歌山と三重の県境です。
片側1車線の細い高速道路を走り続け、熊野大泊ICで紀勢自動車道を降りると熊野市です。
直ぐに宿泊先の「世界遺産リリゾート 熊野倶楽部」に到着です。
16:10 駐車場に車を停めてチェックイン。
東京ドーム約4つ分の広大な敷地をのんびり散歩しながら、ゆっくりとした時間を過ごしました。
⇒参考記事)【宿泊記】世界遺産リゾート「熊野倶楽部」はミシュラン掲載の全40室オールインクルーシブな隠れ家スイート
2日目(熊野〜四日市・桑名)
熊野から桑名まで北上し、アウトレットモール(ジャズドリーム長島)で買い物。
その後、桑名の超予約困難な蛤料理屋(蛤一択)にてディナーし、四日市のビジネスホテルに宿泊します。
7:00 起床。熊野倶楽部で朝食し、チェックアウトの準備をします。
11:00 桑名へ向かいます。勢和多気ICから紀勢自動車道に乗って、四日市JCTで伊勢湾岸自動車道に乗り換えます。
湾岸長島ICで降りるとすぐにジャズドリーム長島へ到着です。
ジャズドリーム長島
13:30 ジャズドリーム長島の駐車場に車を停めます。
駐車場は13,000台も停められるほど広いので入口に近いところへ停めることが大事。
駐車場は4つの区域(C、D、E、F)に分けられており、D区域の一番奥(ジャズドリーム長島側)が入口に近いです。
とはいえ、そのことを知っている人は多く埋まっていることも多いです。
昼過ぎの到着だったため、すでに人気の区域は埋まっていたため、仕方なくF区域の奥側に駐車しジャズドリーム長島の入口へ向かいます。
ちなみに、駐車料金は普通車1,000円ですが、3,000円以上の買い物をすればキャッシュバックされます。
ジャズドリーム長島というか、アウトレットモール全体の傾向として、セール期間よりもセール期間外の方が掘り出し物が多い気がします。
セール期間は全体的に商品が3〜5割引になっていることが多いですが、一方でセール期間外は特定の商品に関しては5〜7割引になっていることが多いと感じます。
経験則ですが、特に6、9、12月は尖った割引率の商品があり、今回も7割引でいくつかの商品を購入しました(ポールスミス、ベアフットなど)。
これでしばらく服を買わずに済みそうです。
16:20 蛤料理屋の予約は18時。四日市のビジネスホテル(四日市シティホテルアネックス)へチェックインし、車を停めます。
このビジネスホテルは四日市を訪問するときの常宿です。
近鉄四日市駅まで徒歩3分、宿泊料金も3〜4千円/人と安価で近くに安い駐車場もあるので、寝るだけならコスパが良い。
※車の駐車料金について、ホテルのパーキングは1,000円ですが、ホテル近くのコインパーキングは700円と、コインパーキングを借りた方が安い。
17:15 荷物を客室に置いて蛤料理屋へ向かいます。近鉄四日市駅から電車に乗り、桑名駅で下車(約18分)。
17:40 桑名駅から超予約困難な蛤料理屋(蛤一択)へ徒歩で向かいます(約10分)。
道中、桑名のレトロな商店街(一番街)があり、昭和の飲屋街っぽい雰囲気を漂わせていました。
蛤一択で食べた後に、何処かのお店に入ってみよう。
18:00 片側2車線の国道1号線沿いにある蛤一択に到着。
蛤一択
インターホンを押すと、柔和な雰囲気の店主が迎え入れてくれました。
蛤一択は日本で2%しか水揚げされない桑名産の天然地蛤を扱う料理屋です(90%中国産、8%千葉産)。
水揚げされた桑名産の蛤は、ほぼ全て三重の料亭などで消費されるため県外には出回ることは稀なので、まさにご当地グルメになります。
三重の料亭の中でも良い天然地蛤は取り合いになるそうですが、蛤一択の店主の祖父がはまぐり漁師をしていた関係で、良質のはまぐりを入手できているとのこと。
そのため一人当たり約1kgもの蛤を使用した料理をコスパ良く提供してくれます。
もともと、半年先まで予約が埋まっている超予約困難店ですが、ダメ元で連絡すると定休日(土曜日)に店主がお店を開けてくれることになりました。
当日は我々の他にお客さんはおらず、我々と店主のみの貸切状態でした。特別対応頂いて感謝です。
料理は「三重県桑名産天然蛤フルコース会席13,200円(税込)」です。
桑名産天然蛤自体が末端価格で約6,000円/kgなので、調理して出してもらえると思えばかなりコスパ良い。
お品書きは以下(しじみ、天然蛤は全て桑名産)。
- 大和しじみのお吸い物
- 蛤の刺身
- 蛤焼き
- 蛤の磯辺揚げ
- 蛤のしぐれ釜飯
- 蛤のしゃぶしゃぶ
- 蛤の雑炊またはきしめん
- 三重県産大内山濃厚バニラアイス
※訪問時は蛤グラタンと蛤のしぐれ煮をサービスして頂きました。
桑名産の大和しじみを使ったお吸い物。
桑名産の天然地蛤の刺身です。
蛤の刺身を初めて食べましたが、コリコリした食感と噛めば噛むほど蛤の旨みが出てきて、とても美味。
続けて蛤焼き。塩水で煮込んだだけなので、素材が良くないと出せない一品。
蛤はプリプリとした歯応えに、蛤の出汁が中から溢れてきて何個でも食べたいです。器に残った出汁も貝殻で掬って飲むほど美味かったです。
蛤グラタン。もともとのメニューには無くサービスで提供頂きました。
蛤の周りが薄いグラタンで包まれており、口に含んだ瞬間に蛤の香りが弾けました。
蛤の磯辺揚げ。海苔巻きの中身に蛤を詰め込んで揚げたもの。
海苔のパリっとした食感・風味と蛤のプリっとした食感・旨味が組み合わさり最高。
さらに蛤のしぐれ釜飯。桑名土産はとして有名な蛤のしぐれ煮を使った釜飯です。
お酒の肴としても美味しい蛤のしぐれ煮ですが、ご飯に混ぜると塩味と旨味がご飯に流れて「釜飯全体が蛤になる」絶品料理でした。
しぐれ煮を購入して家で炊き込みご飯にするのもあり。
蛤のしゃぶしゃぶ。蛤の旨みが出汁に溶け込んで、蛤自体はあっさりした味わいに仕上がっています。
むしろ残った出汁が本命で、この後の蛤雑炊に使います。
〆の蛤雑炊が到着。これが信じられないくらい美味しい。
蛤の旨味がたっぷりと詰まっており口に入れるたびに幸せな気持ちになります。〆は雑炊かきしめんのどちらかを選択できますが、雑炊にして正解です。
デザートの三重県産大内山濃厚バニラアイス。
三重県以外では入手が難しい大内山牛乳を使用しています。大内山牛乳は搾乳から2日以内に製品化するので新鮮で美味しい。
三重県以外だと、愛知県、和歌山、奈良のごく一部でしか販売されていません。
20:00 ごちそうさまです。素材の良さを活かし、蛤の美味しさを引き出す料理ばかりで大変満足でした。
お会計は色々お酒も飲んで30,635円/2人でした。
めったに、この価格帯の料理屋には行かない(行けない)ですが美味すぎたのでリピートします。
2024年の5〜6月にかけて移転するとのこと。昼と夜に、それぞれ1組のみ入店可能なお店にするようです。
移転後の予約は2023年12月時点では受け付けていないとのことでしたが、特別に移転後の予約を受け付けて頂きました。
入店時は気づきませんでしたが、入口近辺に著名人のサイン色紙がズラり。
超予約困難店になるのも納得の料理とおもてなしでした。ご馳走様でした。
これから桑名の一番街のビアバー(TOBIRA)で一杯だけ飲んでからホテルへ戻ります。
TOBIRA
20:10 クラフトビール好きが高じて始められたビアバー。定期的に入れ替わる6種の生ビールと、数えきれないほどのボトルビールがあります。
店内はカウンター9席とテーブル2卓と小さめながら窓が大きく開放感があるため窮屈な感じはしません。
私は地酒が飲みたくて、伊勢角屋麦酒の「コーヒービーンズペールエール」を注文。
ロースト感が強く、スモーキーで柑橘感があります。和歌山県の「BEANS」オリジナルブレンドコーヒー豆を使ったペールエールです。
ちなみに伊勢角屋麦酒は1575年設立の三重のビールメーカー。戦国時代から名物餅で伊勢神宮の参拝客をもてなしてきた茶店「角屋」がルーツです。
大正時代には味噌・醤油づくりを始め、その醸造技術をコア技術としてクラフトビールの世界に参入しました。
たまに関西のスーパーでも角屋麦種の缶ビールを見かけますが、つい買ってしまいます。個人的にかなり好きなビールメーカーです。
妻はスワンレイクビール製のインペリアルスタウトを注文。
長期熟成による重厚なコーヒーやチョコレートなどロースト香が特徴のインペリアルスタウトスタイルのビールです。
長期熟成しているためビールとしてのアルコール度数は非常に高く10%もありますが、デザートのような香りがするのでぐいぐい飲める。危険な感じがします。。。
ちなみにスワンレイクビールは、新潟県・阿賀野市で1997年に創業した国産ブルワリーです。
上記の他にも当日は上昇気流(京都醸造)、BRAISE SAISON(Let’s BEER WORKS)、HAZY IPA YUZU(MARCA)などの生ビールがありました。
食事の前後に立ち寄って一杯ひっかけたいお店です。
20:40 飲んだくれて、ホテルに戻って就寝。
3日目(桑名〜大阪)
本日は桑名で天然地蛤と商店街で地野菜を購入し、ランチしてから帰宅予定。
8:00 起床。本日も快晴です。
ホテル近くのコインパーキングに停めていた車に乗車し桑名へ向かいます。
四日市から桑名まで電車では20分足らずで着きますが車だと30分以上かかりました。工業地帯かつ車文化なので道路は渋滞気味です。
貝増商店(赤須賀店)
桑名の赤須賀にある「貝増商店」で桑名の天然地蛤を購入します。貝増商店は、明治時代末期に創業した老舗で桑名産の貝を使ったしぐれ煮が有名です。
10:10 貝増商店の外観は昔ながらの商店といった感じで、周囲の住宅街に溶け込んでいます。
しぐれ煮だけでは無く、生きた状態の天然蛤も販売しており、我々の訪問目的はこちら。
軒先には水槽に浸かった状態でアサリやしじみ、蛤が販売されています。
しじみやアサリ、輸入物の蛤は1,000円/500g〜1,500円/500g程度の価格ですが、桑名産の天然地蛤は3,000円/500gと高価です。
前日に蛤一択で桑名産の天然地蛤を食べていなければ、輸入物の蛤を購入していたと思いますが、高くても桑名産の蛤を購入します。
ちなみに特大サイズの蛤を1kg購入したのですが、1つあたり250gもの重さがあったため、数としては4つでした。
購入する蛤同士を店主が叩いていましたが、貝が生きているのかを確かめるためとのこと。
名物の蛤のしぐれ煮にも興味があり、店内でしぐれ煮を物色しました。
しじみやアサリ、蛤のしぐれ煮がありましたが、桑名産の蛤を使ったしぐれ煮は別格に高価でした(2,500円/100g)。
高いですが、、、友人へのお土産なので購入しました。会社メンバーへのお土産はケチるが、友人へのお土産はケチらないのがポリシー。
10:30 貝増を出発して、桑名の寺町通り商店街へ向かいます。無料駐車場に車を停めて散策開始!
寺町通り商店街
寺町通り商店街という屋根付きのアーケード街で雨が降っても楽しめます。ここでは野菜や魚など桑名の地元食材が安価に手に入ります。
例えば、商店街の中にある「くわな まちの駅」では三重県産の青梗菜やネギが束売りで50円という安さ。
「青果 アサキ」では正月用の黒豆が大量に入って430円で販売されているほか、ほうれん草や小松菜も破格。
丁度、おせちを作ろうと思っていたので、即購入。
三重県とは何の関係も無いですがスーツ用の靴下も100円で投げ売りされていたので、ついでに購入。
また、品数は赤須賀店よりも少ないですが、貝増の支店もありました。
赤須賀店は車が無いとアクセスしにくいですが、寺町通り商店街は桑名駅から徒歩13分の距離です。
貝増に行きたいけど、車を使わない場合は寺町通り店がオススメ。
その他、蛤焼きや魚料理などを食べられる飲食店もちらほらありましたが、これから三重県の名物「とんてき」の名店に行くのでスキップしました。
✔️とんてきとは、三重県四日市市の名物料理として知られる豚肉のステーキ。
ウスターソースなどを使って作った黒みを帯びたソースを分厚く切った豚肉のソテーにからめたスタミナ料理。
とまと赤茄子屋
11:30 とんてきの名店「とまと赤茄子屋」に到着し、店舗の駐車場に車を停めます。
桑名市の地元民に人気の飲食店で、美味しい、料理のボリュームがある、リーズナブルと3拍子が揃っています。
ランチの時間と重ならないように、少し早めに来店しましたが既に待ちが発生しています。
50席もあるから並ばなくて済むだろうと勝手に思っていましたが、予測が甘かったです。
予約台帳に名前を書いて待つこと10分、席へ案内されました。
トンカツ、海老フライ、ハンバーグ等何種類かの定食のラインナップがありますが私は「とんてき膳(200g)」を注文します(1,900円)。
+180円で伊勢芋とろろを追加できるので、とんてき膳(伊勢芋付き)にしました。
✔️ちなみに伊勢芋は長芋の仲間で、水捌けの良い三重県の多気(ヴィソンのあるエリア)の名物です。
普通の長芋よりもタンパク質を多く含んでおり、可溶性無窒素物などの栄養価も高いため「畑のうなぎ」と言われています。
さて、とんてき膳を実食しましたが、めちゃ美味い!
酸味の効いた濃厚なソースが厚めの豚の角切りに絡んでパンチはあるが意外とサッパリした味わいになっています。
ソースに酸味があり、赤身の多い豚を使用していることから食べやすく、ご飯が進みます。
とんてきだけで、ご飯を丸々一杯食べてしまいましたが、とまと赤茄子屋はご飯・キャベツはおかわり自由(2回まで)。
伊勢芋とろろでご飯を食べるため、お代わりしました。伊勢芋は、何も味付けしていないのに長芋に卵と少量の旨味を加えたような味を感じます。
醤油では無く塩で味付けしても美味そう。良いおかずになってお代わりしたご飯も平らげてしまいました。
なお、妻は量が多くて完食が難しそうということで、ひれかつ2切れと海老フライが乗った伊勢芋とろろ膳にしました。
色々な種類のおかずを食べたい場合は、こちらかな。とんてきも食べたい場合は、同行者にとんてきを注文してもらって分けてもらえば良いと思います。
12:40 レンタカー返却のタイムリミットが迫ってきました。ジャズドリーム長島を再訪し、色々買い込んだ後、大阪へ帰宅。
帰宅後 桑名の貝増で調達した天然地蛤と、桑名の寺町商店街で調達した野菜を使って蛤鍋をしました。鍋の出汁はもちろん蛤。
昆布やカツオ、どんこなどの出汁を取らずとも、蛤だけで最高の出汁が取れました。
蛤自体も肉厚でプリプリの食感と確かな旨味が詰まっており、今度からスーパーで販売されている蛤が食べられなくなりそう。
野菜も新鮮で美味い!
さすが三重県は海の幸と山の幸が豊富で、古来より天皇に食料を献上していた「御食つ国」でした。
✔️旅行の最終日に旅行先の名物を購入、自宅で調理して食べると最高なのでオススメ。
まとめ
三重は山の幸、海の幸が素晴らしくグルメが美味しい県でした。
伊勢神宮や熊野古道など歴史的、文化的にも価値のある観光スポットが多く、特に中高年に適した旅行先だと感じました。
また、名古屋から電車で20分の距離のため、アクセスのしやすさは抜群。
三重県内の移動も近鉄とJRが通っているため、車を運転しない方でも交通の利便性は良いです。
もしレンタカーを借りる場合は、コスパの点でレンタカー予約サイトから借りるのがオススメ。
特に「じゃらんレンタカー」は割引率の高いクーポンがあれば、かなり安くなります。
今回も2,100円引きクーポンを使って旅程の3日間の免責付きで14,899円でレンタカーを借りられました(トヨタのヤリス)。
実績上、割引率が高いクーポンが無い場合でも、公式から借りるよりは安い場合が多いです。
✔️念のため、トヨタレンタカーなど公式も見て価格比較した方が良いです。たまにキャンペーンで安くなっている場合があります。
⇒参考)レンタカーは「じゃらんレンタカー」が激安!予約や使い方を紹介
三重県は個人的にはかなりオススメの旅行先です。
以上が「【旅行記】三重県をレンタカーで縦断しながら超予約困難グルメや最新観光スポットを巡る2泊3日」でした。
以下は、宿泊費を削減する方法の詳細(記事)。
⇒参考記事)宿泊料金を安くする手段:年収が高くなくても、高級ホテルに安く宿泊する方法!
⇒参考記事)クーポンとポイントで宿泊費用が安くなる宿泊予約サイト【ランキング】
三重県のその他観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
⇒参考)三重の観光記事まとめ
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