「妻の地元の高知へ4泊5日の帰省がてら、観光とグルメを楽しむ旅行記」です。
高知在住の妻の母や、妻の友人から高知の最新情報を仕入れ、ちょっとディープな観光地や地元の方しか知らないグルメを巡りました。
ゴールデンウィークに大阪から高知へ帰省し、4泊5日を過ごした長期旅行です。
以下スケジュールの概要。
- 1日目
- 三ノ宮から高知市へ高速バスで移動
- 高知市の居酒屋「三國志」で晩御飯
- 2日目
- 3日目
- 4日目
- 農園レストラン「トリトン」を観光
- 日本三大鍾乳洞の一つ「龍河洞」を観光
- TOSAワインの醸造所「井上ワイナリー」を観光
- 海の公園「ヤ・シィパーク」を観光
- 桂浜(2023年リニューアル)を観光
- 日本一のジェノベーゼ「バール・バッフォーネ」でディナー
- ひろめ市場をふらっと見学
- 5日目
- はりまや橋から大阪へ帰宅
今回の旅行では、何度かリピートしている観光地やグルメもありますが、基本的に初めて行くところが多いです。
初めて高知を旅行するというよりも、何度か高知を訪問したことがある方むけの観光地とグルメ記事です。
⇒参考記事)初めての高知訪問で行きたい観光地の記事
⇒参考動画)【旅行記】春の高知で仁淀川などのおしゃれな観光地を巡りながら穴場グルメを楽しむ4泊5日
【旅行記】春の高知で仁淀川などのおしゃれな観光地を巡りながら穴場グルメを楽しむ4泊5日
高知は2018年頃から観光地化が進み、市内では「高知駅の案内所とさてらす」、「オーテピア」や「道の駅とさのさと」など次々と新しい施設が建っています。
宿泊先では2022年に足摺パシフィックホテル花椿をリノベーションした「The Mana Villege」や星野リゾートの「OMO7高知」などのホテルも増え、観光地として注目が集まっています。
実際、繁華街の帯屋町や蓮池町で並ばずに入れたお店も予約なしでは入れなかったり、ひろめ市場で2時間席を探すときも増えてきました。
⇒参考記事)過去の高知旅行
今回は、上記のような有名な場所というよりも、高知の地元民がいくようなディープな観光地とグルメを楽しんできました。
1日目
仕事あがりに高知へ向かいます。
18:24 三ノ宮のミント神戸から高速バスに乗り、高知のはりまや橋へ向かいます。
約4時間半の長旅になるため、高速バスは3列独立シート+トイレ付きと快適に過ごせる環境が必須。
今回のバスはダブルデッカーで、見晴らしの良い2階席の窓際を確保しました。
Wi-Fi、USB、フットレストなど快適に過ごすための機能面も充実。
道中、高速バスは淡路SAと吉野川SAでそれぞれ約10分の休憩があります。
18:58 出発から30分くらいで淡路SAへ到着。観覧車や大型の土産屋などがある大型のSAです。
休憩時間が短く、お手洗いを済ませて、飲み物を補充したら直ぐに出発です。
20:03 徳島県に入りました。通っている場所が田舎なのか、周りに灯りが見えない。
板野ICで一旦、下道に降り藍住ICから高知を目指します。
ここまで順調に進み、1時間くらい早く着きそうと思いましたが、下道で信号に捕まったりで時間を消費します。
20:58 吉野川SAにて10分間の休憩。四国全域のお土産が揃っており、土産屋としての使い勝手が良い。
吉野川SAまで来ると後少しで高知に着きます。大体1時間くらいです。
22:14 高知中央ICへ到着。高知駅の東側にあり、何人かの乗客が降りて行きました。
高知中央ICは電車までの距離も遠いので、恐らくお迎え付きの実家帰省勢。
22:34 定刻通り「はりまや橋」へ到着。高知に着くと条件反射的にお腹が減ってきます。
これから近くにある繁華街「帯屋町」で夕食にします。
高知に着いた直後はやっぱり「カツオのタタキ!」。ところが、コロナ明けということもありどの店も混雑している、または遅い時間なので閉店していました。
入れるお店を探し回っていると、運良く入れるお店を発見。
「三國志」という高知ローカルの居酒屋で「カツオのタタキ(塩)」をいただきます。
カツオのタタキに塩、わさび、ニンニク、ネギをトッピングして食べるのが高知流。
鮮度の良いカツオのわら焼きは、ポン酢で食べるよりも高知流で食べた方が断然美味しいです。
春カツオなので脂身も少なくサッパリしていて無限に食べられます。
その他、のれそれ(アナゴ類の稚魚)、メヒカリの唐揚げ、青のりの天ぷらなどを堪能し満腹になりました。
23:50 これから妻の実家へ泊まりに向かいます。路面電車(とさでん)の終電時間を過ぎているため、タクシーで移動。
挨拶して就寝。
✔️移動のポイント:高知市内で夕食するなら22:30くらいまで到着した方が良いです。市内の美味しい飲食店は23:00〜24:00でラストオーダーになるところが多いからです。
参考情報)23時以降も営業している帯屋町周辺のオススメ飲食店は以下。
2日目
仁淀川周辺で食事と観光をした後、高知市内へ戻り夕食にする予定。
<仁淀川周辺で訪問した場所>
11:30 妻の実家の車で、仁淀川へ。
仁淀ブルーの名称で「にこ淵」や「安居渓谷」などの観光地が全国的な知名度を得たとはいえ、未だ未だ道路は空いています。
11:40 高知の銘菓「芋屋金次郎」へ。
芋屋金次郎は、高知県高岡郡日高村にある老舗芋菓子メーカー「澁谷食品株式会社」が母体(昭和27年創業)。
店名の「芋屋」のとおり、芋を使ったお菓子が高知県内で人気でした。
そして今や、大阪のグランフロントや東京の日本橋、福岡の中央区にも出店するなど伸び盛りの芋菓子屋です。
高知本店はリニューアルオープンしたてのオシャレな店内です。
店内に入ると、早速お目当て「当日揚げたての芋けんぴ」を発見。これが美味しいんです。
その他、芋チップや、芋を使ったスイーツなど色んな芋菓子があります。
すぐ食べる用の「揚げたて芋けんぴ」とお土産用の芋チップ、スイーツなどを買い込みました。
✔️揚げたて芋けんぴは賞味期限が当日なので、贈答用には適さない。
12:10 道の駅「ふれあい市」が芋屋金次郎の隣にありました。
店先から見ていくと、高知県産の生のカツオや刺身、方々、ゴマサバなどの海鮮が並んでいました。
続けて店内に入ると、土佐番茶、高知名物のお菓子(ミレー)、玉ねぎなどの食品が販売されていました。
何か安い物が無いか見ていると、文旦が6玉で350円という投げ売り価格で販売されており、即座に12玉購入しました。
その他、特売品の小豆島の大豆を使った醤油や、仁淀川地域の名産品のトマトも購入。安いとついつい買い過ぎてしまいます。。。
そろそろ次の目的地へ向かいます。高知の地元ネットワークで味は美味いし雰囲気もオシャレと噂の「うどん処わらし」です。
12:38 うどん処わらしの駐車場に到着。店舗までは少し歩きますが、道中に一風変わった建物がありました。
ネットで検索してみると、一日1組限定の隠れ宿「弥助」のようです。古民家に宿泊できるようなので、機会を伺って訪問しようと思います。
本題に戻って、うどん処わらしの店舗に到着。
A.cleverという高知の地元企業が古民家を買い上げて、うどん屋にしたそうです。
門をくぐり庭を通っていると、店内だけでなくテラス席でも、うどんを食べられるようです。
店内に入ると雰囲気は「和な感じ」です。1階と2階に客席がありますが、吹き抜けのような造りになっています。
店の雰囲気を味わいながら食事したいと思ったので、店内全体を2階席を選びました。
券売機でうどんを購入しようと思いましたが、種類が多くて、どれがオススメか分からない。。。
オススメを聞くと、鶏天うどんと、天ぷらうどん、他人うどんとのことだったので、それぞれ注文。
1階からどうやってうどんを運ぶのか気になっていると、手動の配膳用エレベーターで厨房から直接2階へ届けられました。
面白いギミックです(厨房が映り込むため写真撮影NG)。
妻の母は天ぷらうどん、妻は他人うどん、私は鶏天うどんでしたが、全員分が一緒に到着。
少しシェアしてそれぞれの味を確認しました。
全てのうどんが美味しかったですが、特に鶏天うどんと天ぷらうどんが美味しいという結果になりました。
カツオといりこの出汁をベースにしたうどんつゆは深いコクながら、さっぱりとした味わいで、鶏天や天ぷらとの相性がぴったりです。
オリジナルの七味がありましたが、市販のものよりも香り高く、かけて食べると、よりいっそう美味しかったです。
他人うどんも美味しかったのですが、とろみとパンチが効いたつゆだったため、あっさり好きの我々には少しこってり過ぎました。
うどんで身体が熱くなったので食後のデザートを注文。ふわふわの「雪氷」を使ったかき氷です。1日限定50食。
オリジナルかき氷「雪氷」に仁淀川周辺の特産品である苺を加えた贅沢な一品です(850円)。
練乳が練り込まれた口溶けの良いかき氷だけでも美味しいですが、別添えの苺をかけると、ほのかな酸味が加わり「デリシャス!」。
かき氷を食べ終わり、余韻に浸っていると、仁淀川のツーリング目的っぽい団体のお客さんが入ってきました。
店内は満席状態だったため、席を空け次の目的地へ向かうことにしました。
13:45 これから旧池川町の街並みを観光します。仁淀川に沿った商店街のことを指し、雰囲気がジブリぽいとSNSで噂。
道中の景色は田園広がるのどかな感じです。
14:21「うどん処わらし」から国道439に沿って走行し30分くらいで到着。過去に訪問した安居渓谷(池川茶園近辺)の近くですね。
⇒参考記事)安居渓谷へ訪問(池川茶園)
池川439交流館の近くにあるパーキングへ駐車し、周囲を散策。
池川439交流館から仁淀川を挟んだ対岸に、旧池川町の商店街がみえます。
綺麗な川と大きな橋、断崖にある建物の組み合わせが、なるほどジブリぽいかもしれません。
商店街へ向かって橋を渡りながら景色を見ると、なんだか泣きたくなるようなノスタルジーを感じました。
都会に住んでいると、こうした自然と融合した美しさに対する感度が高くなるような気がします。
続けて橋を渡ります。
橋を渡り切ると、川岸へ降りられる鉄製の階段がありました。
タンタンタンと音を立てながら降りていくと、1人が座れるくらいのスペースがありました。
そこから仁淀川を眺めましたが、ため息が出るくらい透明度が高いです。表現が難しいですが、やや青みがかった完璧な透明みたいな感じです。
5月上旬の訪問だったため、泳ぐには冷たい(泳いでる人はいました)が、河岸に降りて足を漬けました。
透明過ぎて、水の冷たさの感覚が無ければ、視覚的には足を漬けていることが分からないくらいでした。
一方、商店街は閑散としており、いわゆるシャッター街になっていました。
最近、密かに高知で人気に火が点き始めている段階なので、お店は少ないですが、まだまだ快適に観光できます。
インスタなどで人気になり、観光客の増加とともにカフェなどができ始めると、騒がしい感じになってしまうパターンが多いです。
余談ですが、個人的にお気に入りの上高地も、昔は登山客が大半でカフェも無く、少しだけある飲食店では現金しか使えない環境でした。
しかし、今や海外を含む観光客が押し寄せて、カフェや土産屋ができて、カード払いもOKな観光地になり、騒々しさが出てきました。
⇒参考)2021年に上高地訪問した記事
個人的には自然の中にある観光地は、多少不便でも良いので、ひっそりと静かな環境であって欲しいものです。
15:00 これからパフェやフレンチトーストなどのスイーツが楽しめる「高知アイス」へ向かいます。
15:30 高知アイスに到着。店舗自体は高知駅にもありますが、仁淀川の絶景を見ながら食べられるのは、こちらの店舗のみ。
苺パフェと抹茶パフェ、フレンチトーストを注文し、席を探します。
店内の窓際席を確保し、仁淀川を見ながらティータイムします。
パフェとコーヒーが到着。
普段はカフェに行かない人間ですが、贅沢な景色を見ながらのカフェには価値を感じます。心からリラックスできるからです。
16:00 そろそろ高知市へ戻り、晩御飯を食べにいく時間になりました。
帰り道の途中にあった「村の駅ひだか」で文旦などを物色し、帰路につきます。
18:00 妻の実家に到着。
一旦、仁淀川周辺で購入した物を家に置き、路面電車「とさでん」で菜園場町にある居酒屋「にこみちゃん」へ向かいます。
19:15 にこみちゃんに到着。
店名の通り、煮込み料理が人気なのですが、他の料理も美味しい。
特に焼き鳥のつくねを豚肉に変えた「タタキ」が最高に美味しくお代わりしようとしましたが、あいにく1人1本まででした。。。
店内の雰囲気も昭和の屋台みたいな感じがレトロおしゃれで好みでした。かなりの人気店らしく常に満席状態。
運良く入れましたが、再訪するときは早めに予約にします。
20:30 続いて酒蔵をリノベーションしたオシャレ居酒屋「堀川」で二次会。
生カツオのタタキや高知の銘酒「桂月」などラインナップが良かったため入店しました。
青のりの天ぷらなどを肴にお酒を飲んでいましたが、結構美味しいお店でした。
雰囲気も一軒目とは異なり、和モダン的なオシャレさがあり、女子ウケが良さそう。
21:40 流石に満腹になったので家に帰って就寝です。
3日目
日中は妻の実家でダラダラ。夕食は、高知市内の蓮池町通りにあるお店で食べた後、妻の友人達と合流して二次会。
16:30 「とさでん」に乗って蓮池町通りへ向かいます。
有名な屋台ラーメン「松ちゃん」などか並ぶ屋台通りです。
蓮池町通りを超えて、Google mapに従い、小道に入ると昭和な感じの住宅街がありました。
本当に目的の「満潮」があるのかと不安に思っていると、奥の方に満潮と書かれた看板が見えて一安心。
住宅街に違和感なく溶け込んでいたので近くまで行かないと気づけませんでした。
17:00 予約の時間になったので店内へ入り、店の雰囲気を観察します。
海鮮のお店でたまに見かける「生簀に伊勢海老」があってテンションが上がります。
座席は小上がりのテーブル席と、大人数でも利用可能な座敷席があります。
1983年創業と歴史ある人気店なので、プロ野球選手の工藤公康氏など有名人のサインがありました。
一方、完全に昔ながらの料理屋という雰囲気でも無く、海をイメージする舵輪などオシャレなオブジェも飾られており、モダンさもありました。
予約名を告げると明るい感じで小上がりのテーブル席へ案内されました。メニューは貝と海老などのコース料理の他、アラカルトも品揃え豊富で何にするか悩みます。
悩んだ末「当店のオススメ」と書かれたセットメニューを注文。
長太郎、あさり、ホンビノス、サザエ、牡蠣味噌焼き、イカ焼、海老焼串がセットになったメニューです。お値段も2,200円/人と良心的。
✔️長太郎:全国的には緋扇貝と呼ばれる帆立の仲間。高知県では長太郎の愛称で親しまれる。
ビールを飲みながら料理を待っていると店員さんが大きな舟盛りを持ってきました。舟の上には注文したセットメニューがてんこ盛りされていました(3名分)。
テンションが上がり、しばらく写真を撮っていましたが、お腹が減ったので焼いていきます。
テーブルの真ん中にある網焼きの上に、まずは牡蠣味噌焼きを乗せていきます。
牡蠣は中ると怖いのでしっかり焼きます。牡蠣の出汁が出た後、味噌が焦げてくると食べ頃とのこと。
良い仕上がりになったのを見計らい頂くと、これが最高に美味い。味噌と牡蠣って合うんですね。
貝の旨みが強いので、ご飯が欲しくなりました。メニューを見ると「当店の一番人気」と書かれた貝飯があったので注文。
後続のホンビノスやあさり、サザエなどと一緒に食べると旨みパラダイスで気絶しそうになるくらい美味しかったです。
最後に長太郎のネギ焼きを食べて完食。高知県の名物に貝というイメージは無かったのですが、本当に美味しくてリピートしようと心に決めました。
19:00 店を後にして、妻の友人達と合流します。内輪で話をしたかったので、個室のある帯屋町の高知料理屋「稲屋」に入りました。
✔️稲屋周辺には特に人気の飲食店が多いです。例えば「一釣」「ぼくさん」などありますが、個室が無いので今回は候補から除外。
2階の個室に通され、とりあえず桂月とカツオのタタキを注文。そこそこお値段しますが、結構美味しかったです。
その他メニューも食べながら、お酒が進んでくると、酒の肴が欲しくなり越知のきゅうりの漬物を注文。
これが格別に美味しく3回お代わりしました。
1:00 明日、妻の友人達と高知の観光地を巡る約束をして帰宅しました。
4日目
妻の友人達と高知の名所を巡り、夜は行きつけのイタリアンと、ひろめ市場の様子を見に行きます。
11:00 妻の友人達をピックアップするために、はりまや橋方面へ。
はりまや橋で1人を乗せ、もう1人を乗せるために東の方へ。
道中、農園レストラン「トリトン」へ立ち寄りました。
空いていればランチしようと思いましたが、激混みで諦めました。
「ごめん駅」という謝罪感のある駅の近辺でもう1人を乗せた後、まずは龍河洞へ向かいました。
12:30 龍河洞の駐車場へ到着。
龍河洞とは高知市から車で東へ40分くらいの距離にある「日本三大鍾乳洞」の一つです。
特徴は、観光地化されている鍾乳洞としては、かなり長い距離があり通常の観光ルートでも約1kmあります。
車を停めると、まず驚き。
めっちゃ観光地化されています。大型の公共トイレや、出店、レストランなど設備が充実しています。
とはいえ、まずは洞窟へ。観光客向けの店の間を通り抜けながら入口へ向かいます。
入口へ向かう時に長い階段があり、しんどいなと思いましたが、さすがの観光地。エスケープルートとして、エスカレーターが準備されていました。
長崎のグラバー園を思い出しました。
⇒参考記事)【グルメと絶景の旅】大阪から長崎市、嬉野温泉、五島を西九州新幹線とジェットフォイルで旅する3泊4日
エスカレーターに乗って、入口に到着。券売所で入洞料を聞くと1,200円/人とのこと。
少し高いなと思いましたが「龍馬パスポート」を持っていれば200円引きになるとのこと。運良く持ってきていたので提示し、割引価格で入洞券を購入できました。
⇒参考記事)高知旅行するなら龍馬パスポートは必須!申請だけで無料宿泊券が抽選で当たる
入口で入洞券を提示し、中へ入るとひんやり。
ちょうど少し暑かったので助かります。
早速、歩き出しますが、これが楽しい。観光ルートのため安全は確保されながらエンタメ性もあるので、テーマパークに居るようです。
危ない場所には柵や金属の歩道が設けられており、怪我対策がありました。
一方、しゃがまないと通れないほど高さの低い通路や、横幅の大きな人は通れないくらい狭い通路、洞窟内に流れる川の横を通る場所など冒険感もありました。
見所はライトアップされており「石花殿」「雲の掛け橋」「双葉山のへそすり石」などの名称が付けられていました。
全長1kmとはいえ、狭く曲がりくねった洞窟内をゆっくり歩きながら観光すると、たっぷり1時間くらいかかりました。
13:30 洞窟から出ると汗びしょでした。洞窟内はひんやりしていたものの、中はアスレチックみたいだったので運動量を稼げました。
狙ったかのようにアイスのショップがありましたが、せっかく消費したカロリーを蓄えては負け。我慢です。
しかしお腹が減りました。駐車場近くのカフェレストラン(Cafe Ayam)で軽食します。
Cafe ayamは高知の地鶏である「土佐ジロー」の卵を使った料理を提供することが特徴。コーヒーも「堀口珈琲」を使用しているなど拘りがあるようです。
カレーやガパオライス、ガレットなど洋食メインの食事と、かき氷などのスイーツもあります。
カロリーを気にしてかき氷で済まそうと思いましたが、誘惑に負けて、Ayamのキーマカレーを注文しました。
妻と妻の友人達は、かき氷を注文しており意思の強さで敗北しました。
龍河洞は僻地にあるので支払いは「現金のみか?」と思いましたが、電子マネーやクレカなど意外に何でも使えて驚きました。この点は観光地化は万歳です。
14:20 龍河洞を後にして、近くの井上ワイナリーへ。
近隣で採れる良質の石灰を使った除草剤が葡萄の栽培に適していたらしく、ワイナリーを立ち上げたそうです。
14:40 のいち動物園を通り過ぎて、ぐるぐる道に迷いながらも到着。
外観は黒を基調に白を混ぜたオシャレな和モダン風。
店内には土産用のワインの他、試飲可能(有料)なサービスもあり、店内もしくは外のテラス席で飲めます。
また、立ち入りはできませんがガラス越しにワインの醸造設備を見学することができ、観光でも楽しめるようになっています。
見学の後、運転手の私を除くメンバーで試飲することにしました。8種類のワインを30mlずつ注いでもらって品評会です。
本当は2,400円(300円×8杯)するのですが、ご厚意で1杯分無料にしてくださり2,100円で試飲できました。
天気も良いのでテラスに出て、見晴らしの良い場所を確保し、試飲スタート。
山北、梼原、美良など高知の冷涼な場所で栽培された葡萄、みかんを使ったワインは口当たりが良くサッパリした味わいだったそうです。
特に山北みかんを使ったワインが美味しかったらしく、妻の母へのお土産として購入しました。
15:40 妻の友人達は18:30から予定があったので、次の観光地(ヤ・シィパーク)へ向かいます。
16:00 ヤ・シィパークに到着。香南市にある道の駅「やす」に隣接されている海の公園で海水浴場として有名です。
電車でアクセス可能と立地もよく、シャワー(温水・冷水)、ロッカー、更衣室、車椅子の方用シャワー室が完備されているため夏場は賑わいます。
その他、遊具のある「こども広場」、530mの木の遊歩道「ボードウォーク」、「芝生広場」などレジャースポットもあります。
海開き前だったので、ボードウォークを散歩しながら海を眺めていると落ち着いた気持ちになります。
ショップに「やきなすのアイス」と書かれた旗が立っており、チャレンジしようとしましたが、怖気付いて断念しました。
ショップ巡りの後、次の観光地へ向かおうと駐車場に戻ると龍馬がプリントされたオシャレな列車が停まっていました。
みんなパシャパシャと写真を撮っていましたが有名なのだろうか?
16:40 最後の観光地「桂浜」へ向かいます。2023年3月に設備がリニューアルされたとのことで、気になっていました。
ゴールデンウィークということもあり、桂浜周辺は激混み。なかなか車が進みません。
時間の都合があったので、妻の友人達を桂浜の近くで降ろして、先に観光してもらいます。
私と妻は何度か来ているので、リニューアルされた場所さえ見られれば良い。
17:40 何とか渋滞を超えて、駐車場へ着きました。
リニューアルされた場所へ行くと、めっちゃオシャレに様変わりしていました。
「ここで写真を撮って!」と言わんばかりの「桂浜」のオブジェや、ひろめ市場を意識したのかオープンな食事スペースと飲食店などが並んでいました。
高知は2017年ごろから急激に観光地化が進んでいるような印象。どんどんオシャレなお店ができて、飲食店のレベルも高くなってきています。
それにつれて、昭和っぽいレトロ感も少なくなってきているので良かったり悪かったり。。。
そんなことを考えていると妻の友人達が見えました。十分に桂浜を観光できたとのことだったので、高知の市街地へ向かいます。
18:25 妻の友人達を降ろし、妻の実家へ車を置きに行きます。我々も晩御飯を食べに帯屋町へ繰り出します。
イタリアン(バールバッフォーネ)で夕食です。
いつもは2軒目として使っているため、チーズやハムなどの軽食メインでしたが今回は晩御飯としての利用。
⇒参考記事)【高知グルメ】高知市で日本一美味しいジェノベーゼを食べるならバールバッフォーネ
四万十鶏 骨付きもも肉コンフィ、アンティパストミスト、名物のジェノバ風リングイネなどガッツリと注文しました。
味は超一流と認識していたのですが、ガッツリ系のメニューも最高に美味しいです。スタッフと話しながら飲んでいると夜も更けてきたので、お暇します。
22:00 ちょっとだけひろめ市場の様子を見ようと思います。バールバッフォーネから歩いて5分のところなので、さっと見に行きます。
すると閉店間際(23:00)のためか、意外と空いていました。いつもは空席待ちでウロウロしている人でごった返している。
ビールと酢橘サワーを飲んだ後、歩いて妻の実家まで帰りました。
5日目
本日は高知帰省の最終日。美味しいと人気のラーメンを食べて、お土産を買い、大阪へ帰宅します。
13:00 ひろめ市場の近くにあるラーメン屋(鶏と魚)で昼ごはんを食べます。
コインパーキングに車を停め、向かうと並びが見えます。10席にも満たないラーメン屋に10人以上が並んでいました。
ちょっと変わったラーメン店で平日は魚介と鶏系ラーメン、土曜日のみ鴨系ラーメンになります。
本日は土曜日なので鴨の日。
メニューを見ながら大体2回転分(50分)並んで、入店。
店内には「響」と書かれたポスターがありました。伺うと、東京の人気ラーメン店「くろ喜」出身の店主が開いたお店だそう。
鴨の特製醤油ラーメンと鴨飯を注文。
ラーメン到着までの間、お盆の帰省の時に「よさこい」以外に何をするか話していると「柏島」に行こうかという案が出ました。
確かに長期の休みで無いと中々行けない場所なので、行くことに。お盆の予定が決まりました。
同時に鴨の特製醤油ラーメンが到着。鶏の香りと醤油の香ばしさが混ざって、匂いだけで美味しいです。
実際に食べてみると鶏の旨みがガツンとくるが、醤油の味付け自体はサッパリとしており、絶妙なバランスで至高の1杯が完成していました。
ちぢれ麺もスープによく絡んで、もちもちした食感が最高。
今まで高知のラーメンを何軒か訪問したことがありますが、正直そんなに好きではなかったです。
しかし、鶏と魚は別です。東京でも人気店になるだろうレベルの高さ。今後もリピートします。
14:45 ラーメンに舌鼓を打った後、近藤酒店へ。
ここでは高知で大好きな日本酒「桂月」を中心に自宅用とお土産用のお酒を購入します。
いつものCEL24.純米大吟醸50や、季節限定の原酒、亀泉などを購入し大変満足。
高知の栗焼酎で有名な「ダバダ火炙り」のプレミアムなダバダの本気が販売されていました。興味はありますが、22,000円は流石に手が出ない。
17:30 はりまや橋から高速バスに乗って大阪に帰宅しました。
まとめ
やっぱり高知は良いですね。食事は美味しいし、何より昭和っぽい明るさが楽しいです。
最近は観光地化が進み、2017年頃に比べると昭和レトロ感が薄くなってきましたが、それでも懐かしさを感じる場所がまだまだ残っています。
ちょっとアクセスが悪いのが難点ですが、一度訪問してみては如何でしょうか?
個人的にはアクセスの悪さがあっても訪れる価値がある場所だと思います。
本場で食べるカツオのタタキ(塩、ニンニク、わさび)、のれそれ、どろめなどの食事や仁淀川、高知市内などの観光は最高ですよ。
以上が「【旅行記】春の高知で仁淀川などのおしゃれな観光地を巡りながら穴場グルメを楽しむ4泊5日」でした。
以下は、宿泊費を削減する方法の詳細(記事)。
⇒参考記事)宿泊料金を安くする手段:年収が高くなくても、高級ホテルに安く宿泊する方法!
⇒参考記事)クーポンとポイントで宿泊費用が安くなる宿泊予約サイト【ランキング】
高知のその他観光スポットやグルメについても、本ブログで紹介しています。
⇒参考)高知の観光記事まとめ
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