この記事は「最近、日本の夏が暑いんだけど、穴場な避暑地ってないの?」という疑問を解決することを目的にしています。
内容は
- 上高地の魅力(過ごし方)
- アクセス(関西⇄上高地)
になります。
本ブログの管理人は、年に一度は上高地へ行っています。夏場は必ず行っています。
元々、登山が好きで北アルプスへの出発地として上高地に行っていました。
しかし、妻を連れて避暑地として上高地に行ったところ、ハマってしまい現地でのんびりした時間を過ごしています。(山には登っていません)
今回は、避暑地としての上高地の魅力を紹介します。
✔︎軽井沢や北海道などはメジャーな避暑地ですが、穴場として上高地を紹介します。
上高地で涼しい夏を満喫しよう!

避暑地として上高地をおススメする理由は
- 他の有名な避暑地よりも涼しい(地上よりも約9℃気温が低い)
- 北アルプスの絶景が映える
- 知っている人が少なく混まない
です。
国立公園として指定されているため、散策路には大自然がそのまま残っている一方で、オシャレなカフェやホテルもあります。
子供から大人まで楽しめる最高の避暑地です。
上高地での過ごし方

楽しみ方は大きく3つあります。
- 自然の名所散策(大正池や明神など)
- 絶景カフェ巡り(栄えている河童橋近辺)
- 独特のホテルへの宿泊
大正池や明神の奥社などを散策した後、河童橋近辺でカフェをして、ホテルで過ごすのがおススメです。
自然の名所巡り(河童橋⇄明神)
片道1時間程度の軽い散策ならば、上高地⇄明神がおススメです。
出発点となる河童橋から明神まで、1時間程度歩くため、河童橋で飲み物や行動食などを準備しておきます。
手ぶらで歩くために、以下の道具をリュックに入れて散策することをおススメします。
- 雨具(雨合羽推奨)
- 飲み物
- お菓子(行動食)
- タオル
- お金(明神ではクレジットカード使えない)
河童橋から散策路に入り、歩くこと50分で明神に到着します。
道中では猿や日本カモシカなどの天然記念物にも会えることがあります。
●人間に興味の無い猿に会いました
明神にはトイレ、売店、ホテル(明神館、嘉門次小屋、山のひだや)が揃っています。
また、美しい穂高神社があります。
穂高神社には御朱印や、パワースポットとしても有名な明神池があります。(拝観料300円)
- 明神池(一之池)
拝観の受付をして道なりに進むと一之池があります。池の透明度が高く、底までばっちり見えます。

- 明神池(二之池)
拝観受付から一之池を見て左手に二之池はあります。庭園のような池で、インスタ映えします。

拝観料が要りますが、明神に行くなら穂高神社は是非行くべきです。そこらの人工物だらけの神社よりも見応えがあります。
- 嘉門次小屋
生簀で飼っているイワナを、その場で焼いて食べることができます。
おススメのメニューは、ご飯、味噌汁、漬物、小鉢がセットになったイワナ定食です。(1600円)✔︎嘉門次小屋にはトイレがあります。(無料)しかし、ティッシュは付いていません。(50円で販売)
この後、疲れているなら河童橋へ戻る、もっと奥まで行ってみたいなら、さらに奥にある徳沢や横尾まで散策を続けると良いでしょう。
✔︎参考までにコースタイムを以下に記載しておきます。
- 河童橋→明神:50分(約3km)
- 明神→徳沢:60分(約4km)
- 徳沢→横尾:60分(約4km)
記事の最後に徳沢や横尾までの散策内容を簡単にまとめています。
絶景カフェ巡り
ホテル白樺荘のテラスカフェが一番おススメです。
梓川と穂高連峰の絶景を独り占めしながらお茶をすることができます。出典:https://www.shirakabaso.com/
当然、曇っていると景色は悪いです…
カフェ以外に少し食事もしたい場合は五千尺ホテルのカフェ「スイーツカフェ&バーラウンジ」もおススメです。
絶品のビーフシチューがあります。出典:https://www.gosenjaku.co.jp/2019/04/17/11163/
もっとガッツリ食べたい場合は帝国ホテルのカフェ「アルペンローズ」のカレーもおススメです。
以下では河童橋近辺にあるおススメのホテルを具体的に紹介します。
おススメのホテル

せっかく上高地に宿泊するなら、上高地帝国ホテルがおススメです。上高地の自然を楽しみながら最上級のサービスを受けられるからです。
上高地は5〜11月の間のみ入ることが許可されており、ホテルもその期間しか営業できないという事情があります。
大きな収益が見込めないことから、通年営業しているホテルと比べると設備やサービスの質が劣っているところが多いです。
しかし、上高地帝国ホテルは国賓も泊まる帝国ホテルグループの一部なので、東京や大阪の帝国ホテルと変わらないサービスを提供しています。
例えば、
- 3つのレストランがある(フレンチ、和食、イタリアン)
- ラウンジとバーがある
- 部屋にバルコニーがあるなど自然を楽しめる設計になっている
- 河童橋から少し離れているためガヤガヤしていない(帝国ホテル専用のバス停があります)
などです。
河童橋付近には以下のように有名な7つのホテルがありますが、それぞれ泊まってみて上高地帝国ホテルがナンバーワンでした。(個人の感想です)
- 上高地帝国ホテル
- ルミエスタホテル
- 五千尺ホテル
- ホテル白樺荘
- 五千尺ロッジ
- 上高地西糸屋山荘
- 上高地アルペンホテル
ルミエスタホテルも良かったですが、食事がフレンチのフルコースのみ、ラウンジが狭いなどサービスや設備面で帝国ホテルに一歩及ばないように感じました。
参考)ルミエスタホテルの写真晩御飯@ルミエスタホテル
ハイシーズンの上高地の宿は予約の難易度も高いことながら値段も高いです。
以下では主に関西から上高地へ効率よくアクセスする方法を紹介します。
アクセス(関西⇄上高地)

行きは夜行バス、帰りは電車が最もオススメ!
上高地では自然を守るため、通年マイカーでのアクセスを規制しています。
アクセス方法はバスとタクシーしかありませんが、タクシーは高額になるのでバスでのアクセスがおススメです。
全国各地から上高地行きの高速バス、夜行バスが出ており、これらを使うのが主なアクセス手段となります。
特に、行きは夜行バスがオススメです。仕事上がりにそのまま夜行バスに乗り込めば、翌朝5時半には上高地へ到着できるからです。
上高地は知っている人には人気です。予約が満席の場合はインターネットで「キャンセル待ち」ができる方法があります。(2社のみ)
次点で電車とシャトルバスが便利
どうしても当日までに夜行バスの席を確保できない、そもそも夜行バスには乗りたくない場合は電車とシャトルバスを組み合わせるのが便利です。
早朝6時に新大阪を出発すれば、夜行バスよりは遅いですが、11時過ぎに上高地へ到着することができます。
マイカー規制で車は不便
マイカー規制のため、自家用車で直接アクセスすることができません。近くの駐車場に車を停めて、シャトルバスや路線バスでアクセスする必要があります。
最寄りのあかんだな駐車場の駐車料金は600円/日、上高地までのシャトルバス料金(2000円/人(往復))かかる上、道中のガソリン代や高速代を加味すると、金銭的なメリットは少ないです。
参考)関西から上高地へ車で行く場合の費用概算
- 時間:10時間34分(9時間24分+70分)
- 費用:25840円(高速料金13040円+ガソリン代7000円+駐車場代1800円+あかんだな駐車場から上高地までのシャトルバス代4000円)
参考)上高地へ出発するまでに知っておきたいこと

上高地は陸の孤島です。事前に必要な物を準備してから出発しないと現地調達が難しいので困ります。
上高地に何があって、無いのかを詳しく説明します。
郵便物のみ取り扱っている郵便局があります。上高地には現金を下ろす設備はありません、クレジットカードが使えないお店もあるので、事前に現金を持っておきましょう。
- 売店(アルピコショップ、お土産処ピッケル)
信州わさび、野沢菜や上高地限定のお菓子などのお土産や、飲み物などを販売しています。
- トイレ
上高地では基本的に有料です。(100円〜200円程度)
トイレ付きのバスで行く場合はバスの中で済ませるか、ホテルへ荷物を預けるときに、ついでに済ませてしまいましょう。
- バス切符売り場
帰りのバスを確保していない場合、購入することができます。バスの席を確保するには、乗車券の他に整理券も必要になります。レシートみたいにペラペラの紙なので、間違えて捨てないようにしましょう。
- 食事処
上高地食堂という、ちゃんとしたご飯を食べれる施設があります。早朝5時半から営業しているため、夜行バスで到着して直ぐに腹ごしらえができます。
- 荷物預かり
有料の手荷物預かり所があります。なお、チェックイン前でもホテルが預かってくれるので、日帰り以外で利用する機会は無いです。
参考)上高地散策の続き:徳沢と横尾
徳沢
明神を出発し、1時間歩けば徳沢に着きます。
✔︎明神を出て直ぐ右手に至 徳本峠と書かれた看板がありますが、登山コースなので行かないように。
●徳沢キャンプ場
徳沢には、氷壁の宿 徳沢園などの宿泊施設や売店、トイレ、夏場は診療所などの設備もあります。
徳沢ではMICHIKUSA SHOKUDOという売店のソフトクリームがおススメです。
重くもなく、甘過ぎず運動している最中に食べると、とても美味しいです。
横尾
徳沢を出発し、1時間程度歩けば横尾へ到着します。
✔︎徳沢を出てすぐ右手に至 蝶ヶ岳と書かれた看板がありますが、登山コースです。入らないように。
●横尾山荘
横尾には見どころは無いです。登山やキャンプが目的で無ければ行く意味は無いと思います。
横尾山荘、横尾キャンプ場などの宿泊施設、売店、自販機、環境省設置のトイレなどがあります。
唯一の見どころは涸沢、奥穂高へ向かう横尾大橋が写真スポットとなっています。✔︎涸沢は秋の紅葉が日本一綺麗です。キャンプが好きなら一度は行っておくべき。
以上が徳沢、横尾のダイジェスト紹介になります。
*登山に興味がある方は登山記事を見てください。上高地からアクセスできる山も入れてます、槍ヶ岳とか雲の平縦走とか)
別日に行った槍ヶ岳のてっぺん付近です。(散策では無い)
●長野の観光スポットやグルメを紹介⇒長野の観光記事まとめ
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